dbx Quantum接続
dbxのQuantumを机のラックに入れ、接続して音を通してみた。接続は、いつものことだが、やらねばわからんものである。
ADI-8 DDからQuantumへAES/EBUで入れてみたが、この方法だと、96kHzは動くのだが、44.1kHzでは動かないことが判明。ADI-8 DDの設定をいじれば動くのかもしれないが、面倒になり、Fireface 800のS/PDIFをQuantumに接続した。これだと、44.1kHzでもOK。Sound Forge Audio StudioでASIOドライバ経由で出力すると、異なるクロックのファイルを再生した時に自動追従してくれるので手軽だ。Fireface 800のS/PDIFはこれまでAVアンプに直結していたが、それはあきらめた。192kHzのデジタル送りができなくなるけれど、まあ、それを使うかというと疑問だ。
QuantumからFireface 800へクロックを送ってみたが、Quantumはデジタル入力を選ぶとインターナルクロックで動かなくなることが判明。Quantumをクロックマスターにできるのは、Fireface 800からQuantumへアナログで信号を送る場合のみだ。ん、まあ、これはこれでしょうがないかも。
音であるが、MDX2000を通した時の「いいじゃん」的なものはない。MDX2000は「通すと音が良くなる」的な名機かもしれん。コンプレッションかけた時に、うまく歪が入っているのかもしれない。
一方で、Quantumは、とにかく音がでかくなる。音量に差があるソースを代わる代わる再生して、音量差が感じられなかったりする。細かく追い込む機能も満載。問題は使いこなしなんだろうなあと思う。でも、通すと音が良くなる機械かというと、音に魅力がないというか、色付けがないというか、あっさりしたものだとも言える。
現在のセッティングでは、Fireface 800からAVアンプへの接続は、QuantumとMR-2000Sを通すもののみとなった。でもまあ、普段からこれで聴くのがいいのかなとも思う。Quantumにはバイパスボタンもあるわけだし。
通常のリスニングに使う経路としては、Realtekの光出力をAVアンプに直結してあって、これはこれで便利(5.1chも通る)。また、WAVファイルはAVアンプのUSBメモリーにコピーして聴くことが多いし、DSFファイルなどはMR-2000Sにコピーして聴くことが多い。
シンセを弾く時に、Fireface 800から直結していると、音が小さくて困ることがあった。AVアンプのボリュームを大きくせねばならず、冷却ファンが回ることもあった。Quantumで上げて鳴らす方がいいのかもしれない。また、シンセの音を即録音できる状況をキープするのも、意外といいかもしれない。
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