VX90を何につなぐか
ラックマウントした機材をとっかえひっかえしてセッティングを探すのが趣味である。つなぎかえには1円もかからない。で、あれを弾いたりこれを弾いたりして、少しずつ、使い方に習熟していこうというわけ。
ラックにも特等席があって、使いたいものを近いところに配置する。今回はNord Electro Rack 2、E5000 Ultra、VX90が特等席に来た。NER2は、Rhodesに関しては一番使いやすいように思う。特にいい音というわけではないが、エフェクトをいろいろかけられるのがいい。Rhodesのサンプルを4つ入れてあるが、それらのキャラもはっきりしている。あとはエレクトリックグランドとアコピを入れてあって、それらも悪くない。
E5000 Ultraは、データによっては、すごいと思わせるものがある。ちょっと遠くに置くと使わなくなってしまうので、位置が重要。今回はYDP2006も復活させた。
VX90はアナログポリ6音が魅力。JD-XAは4音ポリで足りないと思うことがあり、6音はうれしい。ビブラートのかかりがきれいなのも好き。ノイズフロアが高いこと、音のバリエーションがあまりないことが難点。
VX90を何につなぐかはけっこう試行錯誤していて、前回はSD-90に入れて、今回は、最初はノイズゲートに入れて、今はSPX2000に直結している。これがいけてる。ノイズフロアは、ボリュームペダルを踏み込んだ状態でマイナス63dB程度、戻した状態でマイナス80dB程度を確保できた。これならまあ使えると思う。
SPX2000のディストーションなどにはノイズゲートがあって、それを使おうとしたが、ディストーションなどを完全に切ることができず、どうもプチプチいうのであきらめた。
MIDIのプログラムチェンジを使い、VX90のプログラムを切り替えた場合に、SPXも切り替えられるようにしてみた。これはナイス。VX90は音を揺らすシカケが少なくバリエーションに欠けるのだが、SPXを併用することで、面白くなりそうである。VX90ではストリングスが作れないなー、と思っていたのだが、エフェクトを用意すればできるのだった。
何を何につなぐか、というのは、ギタリストはすごくがんばっているように思う。見習わねば。
H2
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