Alesis FusionでThe Ultimate Piano Collection Volume 1
S6000のMOドライブの調子が悪いことが気になり、ラックから引き出してきて蓋を開けてみた。
そうしたら、症状が出ない。ディスクを入れていないのに動き続けたり、致命的エラーが出て止まったり、再起動がかかったりとさんざんだったのに、平気な顔で動いている。MOのフォーマットもできる。CD-ROMドライブをつないでも動く。動かす前にコネクターをぎゅっと押したからだろうか。それとも、蓋を開けると動いたり、蓋を閉めると動かなかったりする、いつものやつだろうか。うーむ。
テストを兼ねて、S6000のハードディスクに入っていた「The Ultimate Piano Collecition Volume 1」のakp(とサンプル)をMOにコピーして取り出した。それをパソコンにコピーし、そこからAlesis Fusionに送り込もうという計画だ。
いやあ、そっけないジャケットだなあ。East Westの「The Ultimate Piano Collecition」は、E-MU版がお気に入りである。128MBのプログラムもあり、なかなかの音である。今回使うのはAKAI版で、基本は1音色32MBで、それを2個使って64MBのベロシティスプリットにしたものもあるが、E-MU版に比べると、作り込みが甘いと思う。ただ、今回は、メモリー増設をしていないAlesis Fusionに持っていきたいわけで、それだと32MBがいいところかな、と思うのであった。
今日のAlesis Fusionはこんな感じ。
ラップトップスタンドの上にStudiologic Sledgeを置いている。Sledgeはそんなに重くなく、まあまあ弾ける程度には安定している。
それでは、本日Fusionにインポートした音色を紹介しよう。何を弾こうか迷う時間が惜しかったため、全部同じものを弾いている。演奏がうまくないのはご容赦。今回は、コンプレッサーの後処理で音量を上げるということはしていないので、音量は小さめである。ボリュームを上げて聴いていただければと思う。今回は、すべてノンリバーブである。ノンリバーブで、これだけ弾けるというのは、けっこう質がよいからではないだろうか。
Steinway C Loud
「20170920a_StwyCLoud.mp3」をダウンロード
Steinwayの、奥行き227cmのグランド「C」をサンプルした音色である。211cmのB、275cmのDの間にはさまって影が薄いピアノであり、私は見たことも弾いたこともない。でも、このサンプル音色は素敵だ。この音色だけは、Fusionでインサーションのコンプを入れていない。入れなくてもまあまあ音量があると判断したからだ。音が回る感じがよい(ダンパーペダルを踏むともっとわかる)。まあ、それはこの後の音色にも言えることだが。
Steinway D Loud
「20170920b_StwyDLoud.mp3」をダウンロード
Fusionに持ってきていじっているうちに、おとなしめの音になってしまった。フィルターを絞ったせいだろうか。Fusionでの編集は、ベロシティを音量とフィルターにかけて少しは表情が付くように、と意図しているのだが、あまりうまくいかない。あまり変化しないんだよな。ただ、それも良し悪しで、MOTIF-RACK XSやMONTAGEのピアノはダイナミックレンジが広いのだが、逆に、後でコンプしないと、と思うこともよくある。MOTIF-RACKの初代やESは、音量変化が少ないことが、弾きやすかったりする。そんなわけで、Fusionに移植したこれらの音も、変化を付けにくいことが、いい面もあり、悪い面もあると思う。
Steinway D Soft
「20170920c_StwyDSoft.mp3」をダウンロード
LoudとSoftは、ベロシティスプリットするために用意されたものだが、ここでは単体で弾いている。いい音だと思うんだけど、G3だけ飛び出てないか?とも思う。
Bösendorfer 225 Loud
「20170920d_BosenLoud.mp3」をダウンロード
このベーゼンは派手である。それでも、木の響きがしないわけでもない。
Fazioli F228 Loud
「20170920e_FaziLoud.mp3」をダウンロード
新興の超高級ピアノ、ファツィオリである。フルコンではないが。シンセやサンプリングCDに入っているのは、かなり珍しいと思う。
Fazioli F228 Soft
「20170920f_FaziSoft.mp3」をダウンロード
こちらはソフト。かなりいい。好きである。
The Ultimate Piano Collection Volume 1のブックレットを読んでいたら、MarcatoとPedalというのもあって、それも単体で使えそうである。それもサルベージしてみようか。しかし、手間と時間はかかるんだよなあ。
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