Urei model 537を購入
Urei(United Recording Electronics Industries)のグラフィックイコライザー「model 537」を購入した。ペアで3万9600円+送料1714円。
夜に帰宅して、受取連絡をせねばと思い、開梱してつなぐ。MONTAGE6→model 537→AC2496→dbx QUANTUM→モニタースピーカーという接続だ。音は出た。何か良くなったような気もする。ただ、イコライザーが効いているのかどうかわからない。いろいろやっているうちに、1台からノイズが出始めた。ゲインを上げると発振しているような様子もある。電源を切ったり入れたり、いろいろやっているうちに大丈夫になったりする。
あらためて翌朝。ある程度の音量で聴くと、イコライザーが一応動作していることがわかる。ただ、どう使っていいものか、まったくわからない。スライダーは固着気味で、折れないか不安だ。力を入れると行き過ぎて戻さなければならないこともある。ゲインつまみはガリがある。
1990年代にLexiconのディレイPrimeTimeを8万円ほどで購入し、すぐに調子が悪くなって、結局廃棄した。それ以来、古いエフェクターは買うまいと思っていたのだが、つい買ってしまった。
アナログのグラフィックイコライザーを買うのは初めてである。イコライザーというと、最初に買ったのはヤマハのYDP2006で、これはもう、操作した通り、ディスプレイ通りに音が変わる、大変にわかりやすい機械であった。サンプリング周波数が48kHzでなければ、今でもメインとして使っていただろうと思う。dbx QUANTUMや、interM MEQ-2000にもイコライザーが入っている。これらもデジタルで、そのまま効く。
TL AudioのO-2031にはLPFと3バンドEQがある。LPFは12dB/Octだそうで、シンセように効く。イコライザーは派手に効くわけではないが、でも、つまみを回せば、まあその通りになる。振り返ると、Alen&Heath GS3Vのチャンネルストリップのアナログイコライザーも使ってたっけ。今は押し入れで、動くかどうか謎だけれど。
537はそれらとは異なり、ちょっと驚かされた。これまで、イコライザーは基本とていはカットで使うものだと思っていたが、537に関しては、それにとらわれなくていいように思う。カットはあっさりしているので、効果を出そうと思うとブーストが必要な気がする。効果を出さなくてもいいのかもしれないけれど。
EQオフで、雰囲気付加装置として使うのもありかもしれない。
さて、どうしたもんか。メンテに出すべきなんだろうか。
音を2個。
CFX Concert 537 100Hz down
「20171228a_CfxConcertUrei537LowCut.mp3」をダウンロード
100Hzあたりを下げてすっきり感を出す、というのは、一番最初に覚えたことのように思う。
CFX Concert 537 100Hz up
「20171228c_CfxConcertUrei537LowBoost.mp3」をダウンロード
これは、100Hzあたりを上げてみたもの。汚れるというより、深みが増すというか、太くなるというか、温かくなるというか。うーむ。これまで使ってイコライザーで、こういう雰囲気になるものはなかったように思う。
さて、どうしたもんか。積極的に使うか、限定するか。
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