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2019年3月

2019/03/31

Yamaha TG500を購入

20190331h_yamahatg500

ヤマハの音源モジュール「TG500」を買った。8500円+送料1419円。TG500は、ヤマハのSY85相当の音源モジュールである。1990年発売のTG77(20万円)に続いて、1992年に15万円で発売された、音源モジュールの高級機である。この後しばらく高級機は出ず、1998年のEX5Rを待つことになる。TG77は新品で買った。今ではディスプレイが見にくく、換装を検討するほどである。TG77は、当時メインにしていたKORG T2の欠点を少しでもカバーできれば、ということで購入した。T2は16音ポリだということになっているが、オシレータ2個を使うだけで8ボイスになってしまう。ポルタメントはない。音色を変えれば音量設定はリセットされる。もう、私にとっては、かなり使いにくい問題児であった。TG77は、1AWM+1FMの設定なら16音ポリで使えた。FM音源はポルタメントができた。大変にありがたい存在であった。TG77は、T2と一緒にライブに出かけたこともあるし、KX5のお供としてライブに行ったこともある。

TG500は、気になる存在であった。SY85もそうである。しかし、鍵盤を買い足すのは気が進まないので、ここはやはり、音源モジュールでお茶をにごそうということになった。8500円はちと高い気もするが、割引チケットやたまったポイントなどを使ったので、それほどは払わずに済んだ。

さて、届いたTG500だ。音色変更時にリセットをするかどうかは選択できる。音量の制御はCC#7が標準設定だが、CC#11にもできる。バンクセレクトの機能はあるが、EX5とはマップが異なり、EX5のボイスモードで音色を選択した場合は、プログラムチェンジ部分だけが変わり。バンクは変わらない。それなりに都合がよい。また、SC-33やTG77にあったプログラムチェンジテーブルがTG500にもある。これを使えば、プログラムチェンジしか送れない場合でも、好きなバンクの音色にマップできる。

SY99、EX5にはAphexのAural Exciterが搭載されている。TG500にも入っている。TG500の前面にはデータカードのスロットが2個、波形カードのスロットが2個ある。TG77用に購入した手持ちのカード「W7705」を挿入したところ、認識した。これは嬉しかった。得した気分になる。

20190331i_yamahaw7705stringsection 20190331j_cardwavedisplayed

いつか、カード中の波形を使った音を作りたいものだ。波形は、サスティンが1個、ピチカートが1個だけなので、大した手間ではないだろう。では、音を数点。

Preset1 #01 AP Grand

20190331d_Tg500P101ApGrand.mp3をダウンロード

TG77よりはリアルだし、EX5よりしっかり感がある。期待していなかったのだが、意外と良い。

Preset1 #06 BA Wood

20190331e_Tg500P106BaWood.mp3をダウンロード

ピアノの次にベースが配されているのにはちょっとびっくり。低い方に音域外の音から弾き始めてしまったのは、私のミスである。

Preset1 #26 BR Trump

20190331f_Tg500P126BrTrump.mp3をダウンロード

アフタータッチでビブラートがかかるトランペット。とはいうものの、そうなっていない音色も多く、中途半端な気がした。

Preset1 #41 BR Saw

20190331g_Tg500P141BrSaw.mp3をダウンロード

鋸歯状波のブラスなんでしょうなぁ。1989年ごろから登場した一般向けPCMシンセは、容量不足で音色がこもりがちだったんだけれど、1990年代半ばには、それなりの高域を備えるようになってきたんだなぁ、と感じる。

User2 #32 SL GInt

20190331c_Tg500I232SlGint.mp3をダウンロード

後ろの方からも一つ。この明るさが懐かしい。

ファクトリー音色を弾いていて、リバーブが控えめなのが珍しいと感じた。この音源モジュールはつらがまえからしてプロ向けである。15万円でこの顔じゃ、お得感はまったくないからだ。そんな理由で、リバーブを深くして入門者にアピールする必要はなかったのだろう。

我が家では、たぶんこの音源は押し入れに行くことになるだろう。でも、なんかいいよね、これ。

H2

(2019/04/26追記)画像の設定を変更しました。

KORG TRITON STUDIO EXB-MOSSの「オフセット」パラメータが曲者なり

20190331d_mosstri1

前々回、前回の記事でコルグTRITON STUDIOに内蔵したEXB-MOSSの音をデジタル出力するとオフセットがひどい、という話を書いた。その時は、プリセットから2音色ほど試して、音色にかかわらずオフセットが出ると思ったのだが、自分が以前作った基本音色「mossTri1」を弾いてみたところ、この音色ではオフセットが出なかった。上の図がその波形である。下に、その録音を示す。

KORG TRITON STUDIO EXB-MOSS "mossTri1"

20190331a_mossTri1.mp3をダウンロード

作ったのがかなり前なので、どうやって作ったかよくわからない。オシレータ1を「Standard」に設定して、三角波のみを出し、フィルターを少し絞り、アンプEGのアタックとリリースを少し増やし、リバーブを少しかけた。あとはアフタータッチのビブラートくらいである。毎度の基本音色だが、悪くない。

録音は、TRITON STUDIOのオプティカル出力→DP-8→ADI-8 DD→Fireface 800→Sound Forgeというルーティングで行った。Sound Forgeで録音するのは久しぶりで、操作に手間取った。モニター出力のドライバーを更新したせいでセッティングが今ひとつで、なかなかうまくいかないでいる。

インターネットで「EXB-MOSS offset」などと検索したところ、EXB-MOSSのマニュアルに「Offset」パラメータの説明があるのを見付けた。上のmossTri1の三角波で試したのが下の写真だ。

20190331f_tritonstudioexbmosswaveshape

「Wave Shape」で、「Input」を99、「Balance」を99にして基本波形がWave Shapeを通るように設定する。その上で「Offset」パラメータを99に設定すると、下の波形になり、見事にオフセットが現れた。

20190331e_mosstri1waveshapeoffset99

音はこんな具合である。

KORG TRITON STUDIO EXB-MOSS "mossTri1" with Wave Shape Offset Max

20190331b_mossTri1_WaveShapeOffset99.mp3をダウンロード

波形が変形し、台形のパルスに近付いている。カツンカツンとつぶれる音がする。

波形をオフセットするパラメータがあるというのは極悪だと思うが、アナログ段でそれが直されることがある、というのも、いいような悪いような、である。デジタル出力の方が正確なのかもしれない。よくわからんが。

既存の音色のオフセットパラメータを切ればオフセットがなくなるか、というと、それはうまくいかなかった。他にも、オフセットを左右するパラメータがあるのかもしれない。ただ、自分で音を作る分には、オフセットを出さずに済むかもしれない。

H2

(2019/04/26追記)画像の設定を変更しました。

KORG EXB-MOSS、EXB-RADIASのDCオフセット

20190331a_tritonstudiospdifoutmossandpcm

昨日、コルグTRITON STUDIO 61でEXB-MOSSの音を録音し、DCオフセットがひどくてうまくいかず、アナログ接続で回避した、という話を書いた。気になるので、今日も再現するかやってみたら、再現した。上の図だと、左側がMOSSの音で、発音時はずれていないのだが、途中で上にずれ、音がなくなってからゼロ点に戻っている。その右は通常のPCM音で、こちらはずれていない。TRITONのクロックを96kHz、96kHz(ハイエンハンスド)にしたり、クロックを内部にしたり外部にしたり、ADAT出力から出したりしてみたが、やはりずれる。

TRITON STUDIOからFireface 800へアナログ接続して録音したのが下の図。こちらはずれていない。

20190331b_tritonstudioanalogoutmoss

M3のEXB-RADIASでも、EXB-MOSSほどではないが、ずれが見られた(下図)。PCM音では生じない。アナログ接続では生じない。

20190331c_m3spdifoutradias

DCオフセットのずれが原因かどうかはわからないが、0dBにノーマライズすると音が歪む傾向があることもわかった。どの程度までならノーマライズできるのかは、音による。面倒だなぁ。うーむ。

H2

(2019/04/26追記)画像の設定を変更しました。

2019/03/30

KORG TRITON STUDIOのMOSSを試す

20190330d_mdiquesttritonstudiomossbank

コルグのTRITON STUDIO 61を机左手に置いたわけだが、SW1、Decrease、MENU、0、といったボタンの反応が鈍く、使っていてイライラすることがある。押し入れにしまって別のものを出してこようか、と考えたが、いやもう少し、ということで、MOSS音源を弾いてみている。

TRITON STUDIOでMOSSの音色を格納できるバンクは「INT-F」だけである。そのため、インターネットでいくつかMOSSバンクのファイルをダウンロードしてきたのだが、それらのうち一つしか読み込むことができず、隔靴掻痒の感があった。そのため、手持ちのMOSSバンクファイルをINT-Fに読み込み、Midi Questに転送して、Midi Questのファイルにすることから始めた。上の写真は「ExbMoss」という、EXB-MOSSのファクトリーセット(たぶん)の音色一覧である。20個ほどを変換できた。

次に、Midi QuestからTRITONのINT-Fに転送し、TRITONでPCGファイルにする、という作業を行った。Midi Questを操作しながらオーディションするのはつらいと考えたからだ。20個のPCGファイルができた。下の写真はその様子である。

20190330c_mosspcgfiles

できあがったPCGファイルはMOディスクに保存して、パソコンにバックアップした。パソコン側では、PCG Toolsというソフトをインストールしたので、PCGファイルをダブルクリックすると中身が見える。中身が見える、並べ替えやリネームができる、程度のソフトではあるが、中身が見えるだけでもずいぶんとありがたい。PCGファイルがどの機種のもので、どのバンクのデータが入っているか、ということがわかるのが助かるのだ。

作ったデータは、内蔵HDDにデータを保存するのではなく、MOに保存しようということになった。パソコンへのバックアップが重要であるからだ。内蔵HDDには、昔やった作業の痕跡がいろいろとあったのだが、わけがわからんな、ということで、フォーマットして全部消した。MOにあるフォルダーをHDDにコピーできることもわかった。あと、ロングファイルネームをTRITON STUDIOで見ることはできないので、PCGファイル等は、ファイル名を8文字までにする方がよいこともわかった。

では、EXB-MOSSの音をお一つ。

TRITON STUDIO EXB-MOSS "009: Square Hollow"

20190330a_SquareHollow.mp3をダウンロード

EXB-MOSSファクトリープリセット9番に入っている音。私はこういう音にやられてしまう。ただ、録音で問題が生じた。デジタルで録音したら極端にオフセットが出て、なんとも処理しきれないレベルであったのだ。仕方ないので、机左手のADI-8 DDから机右手のSPX2000にAES/EBUケーブルを配し、机右手のSPX2000→FM-186→Urei 546→MDX2000→MR-2000Sをアナログで回して録音した。どうしてこんなことになったのかは、考え中である。

TRITON STUDIOを使う際は、エクスプレッションペダルは「Main Volume」に設定しないとどうもしっくりこない、ということがわかった。音色を変えるごとに音量がリセットされるのが嫌なのだ。TRITON STUDIOにはエクスプレッションペダルが1個しか接続できず、この設定ではCC#7もCC#11も送れない。このあたりは、ヤマハのMONTAGEやEX5の方が使いやすい。一方で、M3は「Main Volume」の信号を受けてくれる。また、ジョイスティックやリボンコントローラーなども、TRITONと合致している(たぶん)。M3を弾くには、TRITON STUDIOを使うメリットもある。

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(2019/04/26追記)画像の設定を変更しました。

KORG TRITON STUDIOのボタン電池を交換

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コルグのTRITON STUDIO 61を引き出してきて弾いてみているが、起動時に「Battery voltage for calender IC is low」というエラーメッセージが出るのが気になっていた。「OK」をタップすれば使えるが、それが面倒である。また、ファイルに年月日時刻を正しく入れてくれるのであれば、その方が望ましいので、電池を交換することにした。

ケーブル類をすべて抜き、布団を敷いて、その上にTRITON STUDIOを裏返して置く。ネジを2本外して底面の蓋を開けると下の写真のようになっている。左上に、電池ホルダーが見える。

20190330b_tritonstudiobottomgateopen

 中央に見える基板はEXB-MOSS。下に見えるオレンジ色のケーブルは、ADATインタフェースEXB-DIのものである。EXB-DIは、今はADAT出力を使ってはいないが、ワードクロック入力端子は使っている。

電池を外してCR2032であることを確認し、買いに行った。コンビニで257円。電器店や100円ショップに行った方が安いが、コンビニの方が近いので、ガソリン代を考えるとどうだろうか。

TRITON STUDIOのボタン電池交換は、以前もやった記憶がある。ということは、10年程度しかもたなかったか。一概に短いとも言えないが。

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(2019/04/26追記)画像の設定を変更しました。

 

2019/03/29

KORG M3-M Expandedの起動時間を測る

20190329e_korgm3exusbpcm

コルグM3(正確には我が家にあるのはM3-M Expandedである)の起動時間がどのくらいか気になったので、ストップウォッチを持ってきて測ってみた。結果は以下の通りである。

20190329d_m3startuptime

M3は標準で256MBの波形RAMを持ち、増設すると512MBになる。RAM1のうち、おおむね192MBは標準波形で消費される。この標準波形は多分、フラッシュメモリーにあるものが、起動時にRAMに読み込まれるのであろう。KRONOSもそんな感じである。RAMが標準256MBの場合は、拡張波形である「EX-USB-PCM」の一つを読み込むことができる。EX-USB-PCMには、「EXPCM01 - Brass and Woodwinds 1」「EXPCM02 - Brass and Woodwinds 2」「EXPCM03 - Stereo Grand Piano」「EXPCM04 - V1 Stereo Piano」の4つがある。すべてを読み込もうと思ったら、RAMを512MBにする必要がある。最初の写真は、4つのEX-USB-PCMを読み込んだ時の表示で、空き領域は104MBと表示されている。ここには、録音したものを入れたり、ユーザーサンプルをロードしたりできる。

で、先の表の読み方であるが、EX-USB-PCMの自動ロードを設定しなかった場合は、M3の起動時間は53秒である。標準波形192MBをフラッシュメモリーからRAMのコピーするのに時間を要しているのであろう。さらにEXPCM03を読み込ませた場合は1分9秒になり、さらにEXPCM04を読み込ませると1分19秒に、さらにEXPCM01とEXPCM02を読み込ませると、1分55秒になる。

KRONOSは起動が遅いと言われているが、その前のM3も遅い。M3に比べてKRONOSはフラッシュメモリーからRAMへ転送しなければならない波形の量が多いため、M3より遅くなっているが、遅い理由としては、M3もKRONOSも同じである。M3は標準波形だけにして起動が短時間で終了するようにもっていこうかと思うが、EXPCM3と4のピアノも嫌いではないので、悩ましい。

現在並べている他のシンセとエフェクターも測ってみた。

Studio Electronics SE-1(SE-1X相当)2秒
KORG TR-Rack 4秒
Yamaha SPX2000 4秒
TC Reverb 4000 4秒
Yamaha EX5 5秒
Yamaha MOTIF-RACK ES(PLG150-DXとAPを装着、プラグインバルクデータのオートロードなし)12秒
Yamaha MOTIF-RACK ES(PLG150-DXとAPを装着、DXのプラグインバルクデータをオートロード)16秒
KORG TRITON STUDIO 16秒
Eventide Eclipse 22秒

おおむね、5秒くらいまでならさほど気にならない。それを超えると、待たされる感がある。

H2

(2019/04/26追記)画像の設定を変更しました。

KORG Triton StudioとM3-MでAKAI CD-ROMを読む

20190329a_tritonstudiocddrive

コルグのTRITON STUDIO 61とM3-Mのセッティングの続きで、AKAI CD-ROMを読みたいと考えた。我が家にはAKAI CD-ROMを直接読み込めるシンセ(サンプラー含む)が11台あり、直接は読み込めないものの、WAV等に変換して読み込むことができるシンセが4台ある。そんなわけでAKAIのCD-ROMは、目に付くと買ってきたため、あまり書きたくない枚数がある。現行機種でAKAI CD-ROMの読み込みができるものはおそらくKRONOSだけで、私がKRONOSに未練を持っているのはその一点があるからである。とはいうものの、TRITON STUDIOでもM3-Mでも読めるはずだから、やってみよう。

上で示した写真のように、TRITON STUDIOはCDドライブを内蔵している。そこにAKAIのCDを入れれば読める。TRITON STUDIOは2.5型のATAPI HDDを内蔵しているのが本来の姿だが、我が家のTRITON STUDIOはSDDに換装してある。そこにデータを保存できる。ただ問題は、データをパソコンに持っていく方法で、FDやCD-Rを使うのは避けたいので、MOドライブを接続した。SCSIケーブルの太さが印象的だ。

20190329b_modrivefortritonstudio

MOは、640MBのものを入れ、TRITON側でフォーマットしてデータを保存し、それをパソコン側で読み取れた。Kurzweilなど、2048バイト/セクターの640MB MOを受け入れず、512バイト/セクターの540MBでないとダメ、という機械もあるが、TRITON STUDIOは640MBでも受容してくれるようだ。助かる。

TRITON STUDIOでAKAI CD-ROMを読み込む正しい方法を知っているわけではないが、「Translation」にチェックを入れ、「Advanced Conversion Load」にチェックを入れて、フォルダー単位で読み込むのが良いようだ。プログラム単位で読み込むこともできるが、その方法だと、複数のプログラムで同じサンプルにアクセスしている場合に、同じサンプルが何度も読み込まれて容量を消費する。ただ、フォルダー単位で読み込んだ場合に、プログラムの取りこぼしをすることがある。

では、音をお一つ。

KORG TRITON STUDIO BRIGHT STR1h

20190329a_TritonStudioBrightStr1h.mp3をダウンロード

写真のCD-ROMの最初にある「SH1101 Synth Strings」の最初の音「BRIGHT STR1」に若干編集を加えたもの。アフタータッチとジョイスティックY+でビブラートがかかるようにし、LFO1の波形をサインにし、レイトを少し変えている。また、リバーブを少しかけた。このサンプルは、いろんなシンセに入れて試しているが、同じと言えば同じだし、微妙に味わいが異なるとも言える。フィルターやエフェクトが違うのだから、微妙に異なるのは当然である。

次はM3-Mだ。AKAI CD-ROMを読み込むために、USB接続のDVDドライブを出してきた。USBバスパワーで一応電源が入るが、ディスクを読み込むには電力が足りないらしく、ACアダプターが必要である。

20190329c_dvddriveforkorgm3

M3-Mはディスクを内蔵しているわけではないが、USBメモリーが使えるので、そこに作業結果を保存できる。また、USBメモリーを抜いてパソコンに挿せば認識するので、パソコンのディスクにバックアップできる。TRITONで作ったファイルをM3で読めるか試してみたところ、波形等が入ったKSCファイルは読み込めたが、プログラム等が入ったPCGファイルは読み込めなかった。同じ拡張子でも、PCGファイルは機種が違えば読み込めないということだろう。だとすると、M3の方でCD-ROMを読み込む方が、プログラムを作ってくれるので楽だろう。

以前TRITON STUDIOやM3を操作した何年か前には、いろいろなことがわからなくて困惑したものだが、今回触ってみて、一度覚えたことはまあまあ覚えているもんだな、と思った。

H2

(2019/04/26追記)画像の設定を変更しました。

2019/03/28

KORG TRITON STUDIO 61、M3-M、TR-Rackを出してきた

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机左手を再編し、コルグのTRITON STUDIO 61、M3-M、TR-Rackを弾けるようにした。その3台とAKAI S6000をデジタル接続しようとしたらけっこう大がかりな変更になってしまった。下の図はオーディオ用のクロック分配。シンセには48kHz、オーディオインタフェース類には96kHzを供給している。ADI-8 DDのSRC(Sampling Rate Converter)を使うので、Fireface 800の内蔵クロックを少し分配するだけでいけるかと思ったが、どうも安定しないので、クロックジェネレータGENx192を使った。

20190328b_audioclock

下の図はデジタルオーディオの結線。TRITON STUDIOとM3-Mの出力はオプティカルS/PDIFで、そのままだとADI8-DDにつながらないので、DP-8でコアキシャルに変換した。TR-Rackの出力はADATで、これはReverb 4000で変換することにした。Reverb 4000の入力を切り替えると、ADI-8 DDからの信号も受けられる。そうすれば、センドリターンのエフェクトとして使える。それに備え、TR-Rackは、図にはないが、アナログでもFireface 800につないでいる。

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 下の図はMIDI。USB-MIDIインタフェースとしてローランドのUM-2Gを出してきた。

20190328d_midi

M3-Mの接続はUSBで行ったのだが、KORGのMIDIドライバーは、MIDIデバイスが10を超えるとうまく動かないというびっくりな仕様で、下の「KORG MIDI Driver Uninstall Utility」でクリーンナップをする必要があった。このソフトはC:\Program Files\KORG\KORG USB-MIDI Driverフォルダーにあり、名前は32ビット版が「UnInstDrv.exe」、64ビット版が「UnInstDrv64.exe」である。

20190328e_korgmididriveruninstallutility

それでは、TR-Rackの音を一つ。

KORG TR-Rack A00 Tsunami Warning

20190328a_TrRackTsunamiWarning.mp3をダウンロード

TR-Rackのプログラムの先頭「A00」に入っている音。カテゴリーは「Motion Synth」となっている。このカテゴリー名はコルグが最初じゃないかなぁ、と思う。懐かしの1990年代である。

TRITON STUDIOはボタンがけっこう渋くなっている。特に、データを減らすボタンは、相当強く押さないと反応しない。まあ、ロータリーエンコーダーやテンキーを使えば回避できるので、致命的ではないが、気分のよいものではない。昔、TRITON STUDIOにAKAIのCD-ROMを読ませていて、それは、あまり音が良くないなぁ、と思った。一方で、MOSSは大変に気持ちがよい。M3-Mは、ピアノもRADIASもなかなかよい。TR-Rackは、MIDI Questが動いてくれそうなので、それでリモコンができるのではないかと期待している。

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2019/03/25

Yamaha EX5でYamaha MONTAGEを弾く

20190325a_leftside

机左サイドの機材配置を変更した。机右手奥のラックに収納されていたFireface 800を机左手に移したのがキモである。Fireface 800は、とにかく歩いて電源を入れに行くのが面倒であった。数歩であっても、机右手のテーブルを迂回してケーブルの山を踏み越えて電源のオンオフをしにいかなければならないというのが嫌であったのだ。それで、机右手の機材を使う時にはFireface 800を使わないでも済むようにしたのだが、いざ余ったらもったいなくて、何かしら使えないかと考えた。

机左手のラックはやはりこれも鍵盤の陰になって手を伸ばしにくいのだが、右端の電源スイッチをいじる程度であれば、席を立たずにできる。こちらに置けば、Fireface 800も気軽に使えるかもしれない。どうせなら、デジタルで音源をミックスさせたいよね、ということで、しばらく使っていなかったADI-8 DDも置いた。とりあえず、MONTAGE 6をアナログバランスでFirefaceに入れて、V-Synth XT、Proteus 2000、Integra-7、S6000をデジタルでADI-8 DDに入れた。ADI-8 DDのサンプリングレート変換はけっこう優秀で、わりと安心して使える。

Fireface 800からは、3方へ出力している。一つは机左手のプリメインアンプへアナログで。MONTAGE 6を弾く時に使う。音の悪いスピーカーであっても、正面で聞きたいと思うからだ。2つ目はdbx QUANTUMへデジタルで。正面のモニター(B3031A+BM14S)で聞きたい時、MR-2000Sにデジタルで録音したい時に使う。3つ目は机右側に移したReverb 4000へデジタルで。机右手のミキサー、モニターに送り込みたい時に使う。机右手はメインの作業場になる予定なので、そちらから机左手の音源を使うこともできるように考えた。

机右手のEX5で机左手のMONTAGE 6を弾けるかな、と試して驚いた。弾き味が大きく違う。楽に音が出る。あれ?という感じであった。ではその音を。

MONTAGE CFXSingleGrand1H with Reverb 4000 BackThere

20190325a_CFXSingleGrand1H_BackThere.mp3をダウンロード

CFXSingleGrand1Hは、Montage Expandedに入っていた1パートのグランドピアノをモディファイしたもの。以前のことなのではっきり覚えていないが、リバーブやダンパーレゾナンスを切ったと思う。今回は、Reverb 4000を通過させる時にプリセット#4「Back There」をかけた。MONTAGEのリバーブは決して悪くないが、Reverb 4000はやはり上かも。</p>

ヤマハは、SY77/99、W5/7、EX5/7の時は、76鍵シンセ鍵盤をシンセの最上位機種としていた。MOTIF、MOTIF ES、MOTIF XS、MOTIF XF、MONTAGEは、61鍵シンセ鍵盤、76鍵シンセ鍵盤、88鍵ピアノ鍵盤というラインナップで、最上位は88鍵盤である。88鍵盤をメインに据えたために、シンセ鍵盤は、徐々に手が抜かれた気がする。私にとって最高の鍵盤は、EX5かも、と思った。

H2

(2019/04/26追記)画像の設定を変更しました。

2019/03/24

ようこそBoomStar 4075

20190324f_boomstar4075

4075 Comes!

ヤマハEX5の内蔵シーケンサーでStudio Electronics BOOMSTAR 4075を鳴らせるかな、と実験を始めた。パターンをステップ入力して鳴らしているのが4075で、パルス波とポルタメントという4075らしさを前面に出している。ソングモードに切り替えてEX5のピアノ「Bosen14MB」を追加。どうせならSE-1も鳴らすか、ということで「BANK 5 #68 REPEAT RINGS」を加える。最後にMOTIF-RACK ESのドラムプリセット#1「Hyper Std」を加えた。鳴らしているのはバスドラ、オープンハイハット、クラッシュシンバルくらいである(正確な名前ではない)。

短いクリップではあるが、EX5の内蔵シーケンサーで一つ仕上げたのは、新しい経験であった。楽しい。

H2

(2019/04/26追記)画像の設定を変更しました。

Cakewalkをオーディオなしで使う

20190324a_cakewalk

昨日くらいからCakewalk(今はSonarとは呼ばないようで…)の練習をしている。このブログで公開しているMP3のほとんどは、コルグのレコーダーMR-2000Sを録音状態にして、シンセを弾いたものである。それはそれで良い練習になるし、短時間で作業が終了するのも好都合だ。ただ一方で、(1)弾く時には弾くことに集中するので他の点がおろそかになる、(2)修正できないのでどうしてもミスが含まれる、という問題点がある。やっぱり、ミュージック・シーケンス・ソフト(シーケンサー)を使うことを面倒くさがらないように改善しなければならないのではないか、という問題意識があった。

シーケンサーを起動して問題になるのは、「前回使ったオーディオインタフェースがない」と叱られることが多いことであった。シーケンサーを起動するためにFireface 800の電源を入れに行き(座った状態ではスイッチに手が届かない)、Fireface 800のドライバーが無事にロードされるのを待たなければならない。これだけでも、シーケンサーを使おうという気がそがれる。そんなわけで、まずは、「ドライバモード」を「MME(32-Bit)」にした。

20190324b_drivermodemme

そんでもって、再生タイミングのマスターを、いつでも存在する「Realtek Digital Output」にした。

20190324c_timingmaster

これで、「Fireface 800がないぞ」と言ってくることはなくなる。MIDIのクロックソースは「インターナル」にした。ティック数も、標準の480TPQNから、240TPQNに落とした。イベントリストを使う時は、やたら細かくてもかえって操作しづらい。

20190324d_clock

あと、これまではオーディオメトロノームを使っていて、そのためにFireface 800を起動しなければいけないという面もあったのだが、それをMIDIメトロノームにした。ポート1にはMOTIF-RACK ESの内蔵音源がマップされており、そのチャンネル11にドラムのプリセットの最初にあったものを呼び出しておいた。

20190324e_metronome

チャンネル11にしたのは、チャンネル10をオフにしているからで、その理由は、EX5の内蔵シーケンサーでメトロノームを動かす場合に、10チャンネルでMIDIを出力するので、それによってMOTIF-RACK ESが鳴ると具合が悪いからである。EX5の内蔵シーケンサーへの未練も、まだ残っているのであった。

それでは、音を二つ。一番上の画面のトラック1とトラック2には別のデータを録音していて、それらを、一つずつ再生して録音したものである。

MOTIF-RACK ES Full Grand Training 1

Sapperの「ワイルドでいこう」イントロ。Urei 546で180Hzくらいを少し落とし、70Hz程度でローカットしている。MDX2000でもコンプとリミッターをかけている。シーケンサーでリピートさせてエフェクターをいじるのも、練習のうちである。

MOTIF-RACK ES Full Grand Training 2

いつも弾くようなフレーズ。EX5のつまみを回して、カットオフを気持ち落とし、リバーブを少し増やした。弾いている時には「こうしたらどうだろう」と思いつかないことを、後でならできる。

EX5のシーケンサーを使う際は、EX5のローカルをオンにして、MOTIF-RACK ESのMIDIドライバーで、ポート1からポート1へのスルーをオンにし、ポート1からポート2へのスルーはオフにする、これで、EX5とMOTIF-RACK ESを使った録音はできる。EX5のMIDI A THRUにつながった他の音源を使うには、配線の変更が必要である。MIDI B OUTを使えばうまくいくかもしれないが、まだ試してはいない。

H2

(2019/04/26追記)画像の設定を変更しました。

2019/03/23

Studio Electronics BOOMSTAR 4075を購入

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Studio Electronicsの「BOOMSTAR 4075」を購入した。7万1500円。オークションで、ARP 2600のフィルターを模した「4075」とヤマハCS-80のフィルターを模した「SE80」が売られていて、どちらかと言えば4075が欲しいけれど、でも、安い方を買おうかな、と考えていた。幸いにして、4075には競合相手が現れず、購入できた。

 BOOMSTARがほしいなあ、と思ったのは、先日購入したSE-1(中身はほぼSE-1X相当)が思いのほか良く、その後継機だと同社が言っているBOOMSTARに興味が出てきたから。中古で出ることはあまりなく、この機会に、と思って買った。では、音を2点。

1 Saw Bass

20190323a_BoomStar4075_1SawBass.mp3をダウンロード

鋸歯状波を1つ出して作ったベース。EX5の内蔵シーケンサーにリアルタイム入力してクオンタイズをかけ、それをリピート再生しながらつまみを回して音を変化させた。録音時に、モジュレーションホイールをちょっと上げてビブラートをかけている。同社のSE-1に教えられたのだが、キモはグライド(ポルタメント)である。

1 Pulse Lead with Yamaha SPX2000 Mono Delay

20190323b_BoomStar4075_1PulseLeadWithSpx2000MonoDelay.mp3をダウンロード

方形波を1つ出して作ったリード。これをやりたくて買ったのであった。ここでもグライドが重要な役割を果たしている。ARP 2600気分に浸れる。堂々とした音である。

ARP 2600は、Joe Zawinulが愛用していたシンセである。ローズにエフェクターをかけて、という前期Weather Report時代があり、ARP 2600、Oberheim 8 voice、Prophet 5(中身は10ボイスだったという噂)を中心としたのが中期のセットアップだ。私が最初にキーボードマガジンでJoeのセッティングの写真を見た時は、ローズのマークIII EK-10の上に2600のキーボード、その上にProphet 5があり、右手のCP80の上にOberheimがあり、さらにその横にKORG TRIDENTがあった。昨日、似たセットアップでBlack Marketを演奏している動画を見た。驚くべきことに、Bbのメロディは2600の上下逆鍵盤で弾いており、転調してBになった部分は通常の鍵盤で弾いている。やれやれ。ちなみに、時々合いの手で入るオバーハイムのブラスが驚異的だと思っていたのだが、これは、コードメモリーで単音で弾いてるのね。さすがだ。

ARP 2600はそう簡単に買えるものではない。BOOMSTAR 4075でARP 2600気分を味わえるなら、それは買いたい!と思った。BOOMSTAR 4075はARP 2600の完全なクローンではなく、真似ているのはフィルターの特性だけである。2600を持っているわけではないので比較できないけれど、でも、かなり、2600気分を味わえる。白Odysseyを持っていた時は、そうは感じなかった。それを手離したかなり後、最近になってKORG ARP Odyssey-Mを買ったけれども、こちらでも、2600気分とは思わなかった。私がそういう気分でなかった、ということもあるが。以上のような理由で、4075は私にとっては宝物になりそうである。

4075はMIDI入力端子を持つ。CC#1(モジュレーション)でビブラートがかかる。かかり過ぎなので、EX5の設定で、標準では「+4」になっているところを「+2」にした。この設定は、EX5の「UTILITY」→「VOICE」→「CTRL」画面(下の写真)でできる。

20190323b_yamahaex5utilityvoicecontrol

ただし、MIDI出力にこの設定を効かすには、「UTILITY」→「VOICE」→「CONNECT」画面で「Kbd/TG Mode」を「M.KBD」に設定しておく必要がある。4075はMIDIのアフタータッチでフィルターが開く。これもかなり効きがよく、弾き方によってかなり音が変わってしまう。うまく使えればよいのであろうが、とりあえず、EX5の側でアフタータッチを切ることにした。先ほどのCC#1と同じ画面で設定できる。

4075を買う前は、KentonのPro Solo mkIIを使ってCV/GATEコントロールにすれば、アフタータッチでビブラートをかけられるだろう、と思っていた。一度目はうまくいかず、4075の音がひどく高くなり、設定で解消できなかった。でも、もう一度やったらうまくいった。CC#7をCVに変えて音量を制御することもできる。大きくペダルを動かすとノイズが出るが、まあそれは仕方あるまい。Pro Soloを使うことでいいこともあるが、悪いこともある。4075本体のポルタメントは無効になり、Pro Solo側のポルタメントに頼ることになる。CC#65への対応などPro Soloの方がいい面もあるが、味でいうと4075本体のポルタメントの方がいいかもしれない。4075の「DYNAMICS」つまみによるベロシティ対応も、Pro Solo経由だと無効になる。

次に、ノイズを出してスペアナを見てみた。下は、カットオフ周波数最大、キーボードトラック「フル」、レゾナンス最小。

20190323c_boomstar4075noisecutoffmaxtrac

下は、カットオフ周波数最大、キーボードトラック「フル」、レゾナンス最大。

20190323d_boomstar4075noisecutoffmaxtrac

カットオフ周波数のピークは20kHzから25.4kHzの近辺にあると考えてよさそうだ。レゾナンスを最小にした場合は、25.4kHzより上はなだらかに減衰しているが、これは、ローパスフィルターによるものだろう。アナログシンセなので当然と言えば当然だが、20kHzより上の信号がちゃんとある。

1オシレータの単純な音を作っていて少し不満だったのは、フィルターのキーボードトラックが「なし」「半分」「フル」の3段階であったことだ。でも、まあなんとかなるだろう。音程は今一つな気もする。前面の穴からドライバーを入れて調整すると直るかもしれないが、現時点でそこまでやろうとは思わない。

4075は、手が届きやすいところに置いて使いたいシンセである。場所をうまく捻出できないと、押し入れ行きの可能性もある。それでもいいんだ。宝物だから。

H2

(2019/04/26追記)画像の設定を変更しました。 

 

 

 

 

2019/03/22

ココログ動かず

ココログがリニューアルされ、不具合が生じている。以前書いた記事において、以下の問題がある。

・記事中の画像が表示されない。リンクをクリックすれば表示される
・記事中のダウンロードリンクが動作しない
・カテゴリーインデックスが動作しない

しばらく待てば直るかと待っているのだが、なかなか直らない。ブログ管理者が何もしていないのに、壊れる。直し方がわからない。直し方があるとしても、多くの記事にそれを適用できるかはまた別である。

いやあ、ひどい。

H2

(追記)

その後いろいろ試して、独自ドメイン名「synthblog.kamodamusic.com」を「h2.cocolog-nifty.com/blog」へマップする処理ができていないことが原因ではないかと考えるに至った。Kamoda Musicの方は、上記の置き換えで音声ファイルへのリンクが復活した。ブログ記事でそれをやるとなると、どうだろう、一括置換はできるんだろうか?

(2019/3/22 19:34追記)

文字列の一括置換は、昔はその機能はあったようだが、今回システムが更新され、現在は見当たらない。しばらく待っていたら、記事中の画像は表示されるようになった。ダウンロードリンクも動作するようになった。カテゴリーインデックスはまだ動作していない。

(2019/04/26追記)Windows Mobileで見たら記事一覧に画像が表示されていなかった。現在修正中。面倒だ…。

2019/03/21

Yamaha EX5等の結線を変更

20190321e_synthconnection

机右手のシンセの結線を上のようにした。ヤマハEX5のローカルをオフにし、MOTIF-RACK ESはUSBモードにする。そんでもって、パソコン側のヤマハUSB-MIDIドライバーの設定画面を下のように設定し、USBで入ってきたMIDIメッセージをUSBに戻す。


20190321f_yamahausbmididriverthru

ポート1にはMOTIF-RACK ESの内蔵音源がつながっており、MOTIF-RACK ESのThruPortを2に設定しているので、ポート2に送ったMIDIメッセージはMIDI OUTに出て、EX5に入る。EX5のMIDI THRUにSE-1とP-330をぶら下げているので、そちらにもメッセージが送られる。


MIDIチャンネルは、EX5が1、MOTIF-RACK ESが1、SE-1が2、P-330が3だ。MOTIF-RACK ESは、基本はマルチで運用する。マルチを編集して、チャンネル2と3には反応しないようにした。また、チャンネル15はPLG150-DXに、チャンネル16はPLG150-APに割り当てた。


以上のような結線で、EX5をパフォーマンスモードにすれば、音源の呼び分けができる。内蔵音源のみ、MOTIF-RACK EXのみ、SE-1のみ、内蔵音源+P-330、PLG150-DXのみ、PLG150-APのみ、MOTIF-RACK ESのアコピ+PLG150-DXのエレピ、PLG150-APのアコピ+PLG150-DXのエレピ、といった設定を作ってみた。


Pf:FullGd+DXEp



MOTIF-RACK ESのアコピ+PLG150-DXのエレピの例。CC#11に設定したエクスプレッションペダル1で両方の音量をコントロールし、CC#7に設定したエクスプレッションペダル2(フットコントローラー)でPLG150-DXの音量をコントロールしている。


このセッティングだと、MIDIドライバーのところでスルーをオフにすれば、パソコンのシーケンサーを使えると思う。MOTIF-RACK ESと他の音源を重ねるためには、MIDIドライバーのユーティリティの追加操作が必要になるけれども。パソコンの電源が入っていないと弾けないが、基本的には電源はいつも入っているので、とりあえずこれで。


この記事を書いて、画像とMP3ファイルの貼り付けが一応できることがわかった。しかし、これまで使ってきた、ブログ記事から必要な情報を抜き出すプログラムは改変が必要になるかもしれない。あーめんどくさい…。


H2

(2019/04/26追記)画像の設定を変更しました。

東北大学に行った

20190320a_tohokuuniversitymaingate

仕事で東北大学に行った。今回は約束の時間が16時だったのだが、早く行かないと落ち着かないので、12時にはもう着いていた。上の写真は正門。1925年(大正14年)に作られたものであるという。

東北大学は、1907年に日本で3番目の帝国大学として設置された(東京大学は1877年、京都大学は1897年)。この時に、1875年開校の札幌農学校は「東北帝国大学農科大学」となり、仙台に置かれたのは「理科大学」であった。北海道大学と東北大学に行って思ったのは、メインターミナルから歩いて行ける距離にあるのはすごいな、である。東京大学、京都大学はこれほど近くはない。大学が設置される意義の大きさを感じた。

東北大学資料館に入ってみた。

20190320b_tohokuuniversityarchives

中はこんな様子。昔は図書館であったという。ソファに座ると雰囲気を感じる。

20190320c_tohokuuniversityarchivs

おひなさまが飾られていた。看護学生の寮である「星寮」で寮生が親睦会費を積み立て、1934年(昭和9年)に1000円で購入したものであるという。人形によってかなり大きさが違う。現代はこれほどの差は付けないかも。段の大きさに比べて人形が小さい、とも思う。

20190320d_7dankazari

ブログのシステムが更新され、それがまた、完全には稼働しておらず、いろいろ工夫しながら今回の記事を書いた。新システムが順調に動く日が待ち遠しい。過去記事は画像が出ない状況になっている。直ってくれないかなぁ。

H2

(2019/04/26追記)画像の設定を変更しました。

2019/03/18

Roland V-Synth XTでWAVファイルをインポート

20190318c_vsynthxtsamplebrowser

ローランドV-SynthでWAVファイルをインポートして音を作る、というのをやってみた。上の写真は読み込んだ5ファイルの一覧で、「CHOIR」はデジタルシンセの人声っぽい音、「FAZLD」はFazioli Loudの略で、その後のC3、C4、C5、C6は音名である。現在は練習中ということで、4つの音で61鍵をカバーしてみた。

ではその音を。

Choir1


「20190319e_VSynthChoir1.mp3」をダウンロード

SampleCell IIの付属CD-ROMに入っていた「CHOIR.WAV」は、ヤマハEX5で読み込んで長く使ってきた。今回は、V-Synth XTのオシレータ1でその波形を選び、オシレータ2でノイズを選択。アルゴリズムは「TYPE3」にして、それぞれにフィルターをかけた。

4wavFazioli


「20190319f_VSynth4WavFazioli.mp3」をダウンロード

The Ultimate PianoにあったFazioliのサンプル。22kHzのステレオだったので、右チャンネルだけを取り出してモノにし、22kHzだったので44.1kHzにリサンプルして使った。とにかく、1個作らないと、できるかどうかわからないので、なるべく簡単にと思った。なんとか、ピアノとして使えるかも、というレベルにできた。

さて、V-Synth XTでWAVファイルをインポートして使うのに、いくつか困難があった。一つ目はWAVファイルにループの情報が書き込まれていても、V-Synth XTはそれを無視するということだ。後で自分で設定しないといけない。下の写真はその画面である。
20190318c_vsynthxtloopforward

スタートとエンドを、元のWAVファイルにあった値に設定する。Sound Forgeのループチューナーで確認できる。
20190318b_soundforgelooptunerchoir

V-Synth XTの画面に値を入力する際は、テンキーで打つ必要がある。つまみでは入らない。これに気付くのにだいぶ時間がかかった。

上の「4wavFazioli」は、4つのWAVファイルをインポートし、それらをゾーンで割り振っている。
20190318d_vsynthxtpatchzone

これが大変に潔い仕様で、オーバーラップはできない。そのため、スプリットはできてもレイヤーはできないのであった。ということで、V-Synth XTでは、苦労してピアノのサンプルを複数読み込んでピアノの音を作ったとしても、それを弾くことはできるが、それを他の音とレイヤーできない。単体で弾くしかない。オシレータ2に他の音を入れることは、できなくはないが、気が遠くなるほど面倒である。

V-Synth GTの場合は、アッパーとロワーがあるので、それを使ったレイヤーができると思う。そりゃあ、V-Synth GTの方が使いやすいですな。

ループの値を手入力しなければならない、と書いたが、それをするには、WAVファイルを44.1kHzにしてループポイントを確認する必要がある。V-Synthはインポート時にサンプリングレートの変換をしてくれるようだが、それに頼るとループポイントがわからなくなる。

EX5にサンプルを仕込んだ場合は、サンプルを複数組み合わせてウェーブを作り、一つのエレメントで一つのウェーブを選択できるので、インポートした波形と内部波形のミックスを自在にできる。それに比べると、V-Synth XTは扱いにくい。Nord Waveよりひどい。

ということで、どう使うかまた考えねば。

H2

Roland V-Synth XTで基本音色を作る2

20190318a_vsynthxtonmontage6

ローランドV-Synth XTの練習を続けている。左右隅の銀色の板は、回転防止金具がなく、手持ちの何かで代用できないか、とくっつけたものだ。

SuperSawStr


「20190318a_VSynthXtSuperSawStr.mp3」をダウンロード

JP-8000で導入され人気を博した「SuperSaw」を使ったストリングス。1オシレータでこの音が出るのだから便利である。この録音ではリバーブを使っていない。そのため少々荒っぽいが、この荒っぽさも特質と言えるかも。

PwmStrings


「20190318b_VSynthXtPwmStrings.mp3」をダウンロード

PWM(Pulse Width Modulation)を使ったストリングス。アナログシンセでストリングスを作るには、複数オシレータでデチューンする、PWMをかける、コーラスをかける、などの方法がある。PWMの場合、高音域に合わせて設定すると低音域が揺れ過ぎることがある。ここでは、CommonのMatrix Controlで、キーフォローから「OSC1-LFO-TM/PW」に「+26」して調整している。うまくいっているかどうかは自信がないが。

SawBrass1


「20190318c_VSynthXtSawBrass1.mp3」をダウンロード

カットオフをEGで動かして作るブラス。この音を作る時だけは、EGデプスがもっとあればいいのに、と思うことがある。ここでは「+58」で、最大値にしてはいない。

DetuneVib


「20190318d_VSynthXtDetuneVib.mp3」をダウンロード

「Saw」を2オシレータ用意し、オシレータ1にだけアフタータッチでビブラートをかけたもの。クリーミィなビブラートになる。もっとも、普通のビブラートでもディレイなどを加えれば同様になる。この録音では、前半はリバーブなしでそのビブラートを強調し、後半でリバーブを付加した。効果がわかるようにしているのでくどい。本来は、わかるかわからないかのレベルでかけるべきものだ。


V-Synth XTは、音を作るのが楽しいシンセだ。ただ、タッチパネルを使う時に自分が押そうとしたのと違う項目を選んでしまうことがたびたびあり、キャリブレーションをしてもなかなか改善しないの。我が家でタッチパネル操作のシンセは、TRITON STUDIO、M3、V-Synth XT、MONTAGEがある。MONTAGEは画面もきれいで、タッチパネルも、狙いを外すことが少ない。年々進歩しているのだろう。

H2

2019/03/17

Roland V-Synth XTで基本音色を作る

20190317a_vsynthxtsaw1

ローランドのV-Synth XTをどう使おうか迷ったのだが、とりあえずサンプル全部消すじゃん、ということで消して、サンプルを必要としない、アナログをシミュレートしたオシレータのみを使っているパッチだけにした。それらを前に寄せて、後ろのパッチをすべて消して、鋸歯状波1発の波形を作ってみたのが、上の写真の「Saw1」だ。

上の写真を見ると、赤い四角の中に白抜きの数字が入ったマークがある。これは、パネル上のノブ1~8に対応している。ここではオシレータ1個、COSM1個しか使っていない。COSM1は「TVF(Time Variant Filter)」に設定している。まあ、通常のフィルターである。で、ノブの1をオシレータ1のパルスワイズ、ノブ2をFATパラメータ、3をカットオフ、4をレゾナンス、そして5~8はアンプのADSRにした。ノブにリバーブセンドを割り当てるのはうまくいかなかったので、モジュレーションホイールでかけることにした。ビブラートはアフタータッチでかけている。

波形選択が「SAW」の場合も、パルスワイズはかかる。ただ、中央で鋸歯状波で、左右に回すと倍音がなくなる感じで、さほど面白いとは言えない。FATパラメータは「音の低域を強調する」らしいが、どうも、サブオシレータとデチューンがかかるようである。

波形選択画面を見ると、「HQ SAW」と「HQ SQUARE」がある。
20190317b_vsynthxtanalogoscwaveform

特にSQUAREは音域によってしわがれた音になってしまうのだが、HQだとそれが抑えられるということだろう。では音を4つ。

Saw1


「20190317a_VSynthXtSaw1.mp3」をダウンロード

鋸歯状波1発のリード。リバーブでディレイを選び、モノ設定にしている。ダンプしないようにもしている。何の苦労もなくアフタータッチでビブラートをかけられるのが嬉しい。ローランドのバーチャルアナログ機は、それができないものが多いのだ。

Pulse1


「20190317b_VSynthXtPulse1.mp3」をダウンロード

波形を「SQUARE」に変えて、フィルターを調整したもの。上の音域はいいが、下がってくるとしわがれた感じになる。

HQSaw1


「20190317c_VSynthXtHqSaw1.mp3」をダウンロード

波形を「HQ SAW」にしたもの。確かに、SAWよりは高品質である。

HQPulse1


「20190317d_VSynthXtHqPulse1.mp3」をダウンロード

波形を「HQ SQUARE」にしたもの。私としては、SQUAREよりも、こちらの方が使いやすそうである。

波形は14種あり、それらを試すだけでも時間がかかりそうだ。

H2

2019/03/16

Roland V-Synth XTの「VC-1 D-50」、「VC-2 Vocal Designer」を試す

20190316f_vsynthxtliveswitching

ローランドのV-Synth XTには、V-Synth初代の時には別売りだったプログラムカード「VC-1 D-50」と「VC-2 Vocal Designer」が内蔵されている。「V-CARD」ボタンを押すと「Live Switching」という上の画面が現れ、3つの選択肢のうちの一つを選んで起動できる。その3つを同時に使うことはできないが、1台の値段で3台買えたと考えると、お得感がある。

D-50は、強い憧れを持ちつつ、嫌な思い出もあり、というシンセである。大学のころ入っていたバンドで、ギターのS君が夏休みに郷里に帰省し、昔組んでいたキーボード奏者がD-50を買って、それがめっぽういい音だったという話をしてくれた。「だったらそいつと組めばいいだろうが」と、ちょっと不機嫌になった私であった。まあ、遠いところに住んでいる人と組むのは困難を伴うから、そんなことできないのだが。

私は1984年、発売の翌年にDX7を購入した。新品で、楽器店が用意したハードケースも買ったし、当時は値引きが少なかったから、それだけで25万円くらいしたと思う。電車と自転車でハードケースを持って帰り、4畳半で新品のつつみ紙を破いた時の感動はよく覚えている。

ローランドのD-50が出たのは1987年だ。ローランドは、Juno-106でMIDIを初搭載し、JX-8P、Super JX、MKSシリーズなどを次々と投入していたが、やっとDX7を超えられた、というのは、D-50であったと思う。D-50はローランド初のフルデジタルシンセで、スプリットとデュアルができ、デジタルのコーラスとリバーブを内蔵していた。DX7にないものばかりである。メインのシンセを買い直すお金はなかったので、買い足しでやりくりしていた。FB-01を買って、デュアルとスプリットができるようにした。シーケンサー「QX21」と組み合わせるとマルチティンバーの打ち込みもできた(当時やっていたバンドではイントロに使うのが限界だったが)。エフェクターは、1984年の段階でコルグのテープエコー(スプリングリバーブ内蔵)SE-300を質店で買っていて、これを使い続けていた。

そんな具合で、D-50は、即入手できなかった悔しさを抱えたシンセである。後にD-550を買って、それは今でも持っているのだが、さほど使ってはいない。

さて、V-Synth XTのVC-1 D-50である。
20190316a_vc1patchscreen

D-50/550より、いくつかの点で機能強化が図られている。まずは、パッチ(音色)メモリーが多い。D-50/550は、内蔵64音色、メモリーカード64音色である。DX7は内蔵32音色、カートリッジ32音色(ROMだと切り替えて64音色)であったからそれよりは多いが、D-50/550はプリセットに優れた音色が多いので、そのどれを残し、どこに自分の音色を入れるか、というやりくりは大変である。VC-1では、プリセットバンクが5個、インターナルバンク(ユーザーバンク)が8個がある。
20190316b_vc1patchlist
1バンクは64音色だ。プリセットバンクには、D-50/550のファクトリープリセット、新しいプリセット、別売りROMカード4種が収められている。インターナルバンクは、1~6はプリセットバンクと同じものが収められ、7と8には初期パッチが入っている。

VC-1では、28種の波形が追加されている。前述したプリセットにはそれらを使ったものもあるらしい。デジタル出力が可能で、サンプリング周波数は44.1kHz/48kHz/96kHzから選べる。
20190316c_vc1system
96kHzを選ぶと高域が出るかどうかはわからない。デジタル出力が96kHzで出ていることは確かめた。D-50のリバイバルとしてはD-05もあるが、D-05にはデジタル出力はない(USBを使えば可能かもしれないが)。

音をいくつか録音してみた。デジタル出力で、dbx QUANTUMでコンプレッサーとリミッターを軽くかけている。ただ、レベル合わせはしていないので、どの程度コンプされているかは不明。

I1-11 Fantasia


「20180316a_Vc1_I1_11_Fantasia.mp3」をダウンロード

D-550を買ってこの音を弾いた時は感動した。有名になったのもわかる。D-550を今回出してきておらず比較できないが、VC-1の音は十分にきれいだ。デジタル接続なのでフロアノイズがないし。ただし、DCオフセットは出てしまうので、波形編集は面倒である。

I1-17 D-50 Voices


「20180316b_Vc1_I1_17_D50Voices.mp3」をダウンロード

これも好きな音。SampleCellのCD-ROMに入っていた「CHOIR」というWAVファイルはこのパッチを録音したものではないか、と思っているのだが、証拠はない。

I1-18 Slow Rotor


「20180316c_Vc1_I1_18_SlowRotor.mp3」をダウンロード

リバーブががっつりかかったオルガン音。デジタルリバーブ、うらやましかったなぁ。モジュレーションホイールを上げるとレズリーをファストにしたような感じになる。今のシンセと比べるとリアルではないが、でも、がんばっているのがわかる。

I1-21 DgitalNativeDance


「20180316d_Vc1_I1_21_DgitalNativeDance.mp3」をダウンロード

弾き続けると大きく音色が変化する。後のモーション音色の先駆けと言えるかもしれない。

I1-23 Flute-Piano Duo


「20180316e_Vc1_I1_23_Flute-PianoDuo.mp3」をダウンロード

低音域に電子ピアノ、高音域にフルートを配したスプリットプログラム。スプリットも、うらやましかったなぁ。フルートにはディレイで揺れが入っているようだ。

I1-24 Combie Strings


「20180316f_Vc1_I1_24_CombieStrings.mp3」をダウンロード

デュアルでリバーブがかけられて、なんて素敵なんだろう。

I1-28 SyntheticElectric


「20180316g_Vc1_I1_28_SyntheticElectric.mp3」をダウンロード

D-50の音色名って、けっこう長く付けられるのね。これはエレピ音。ただ、エレピに関しては、DX7の方が良かったと思う。ベロシティへの反応が、フィルターとアンプで付けるのとは違うから。

I1-33 Slap Brass


「20180316h_Vc1_I1_33_SlapBrass.mp3」をダウンロード

スラップベースとブラスのデュアル。名前はシャレで考えたんだろうけど、意外と実用的な組み合わせかも。

I1-35 Rich Brass


「20180316i_Vc1_I1_35_RichBrass.mp3」をダウンロード

アフタータッチをきかせると、ビブラートがかかると同時にフィルターが開く。私自身は、ビブラート一本でいくことがほとんどである。

I1-37 Soundtrack


「20180316j_Vc1_I1_37_Soundtrack.mp3」をダウンロード

Fantasiaとこの音色は、後に続くシンセがよく真似している。いい音。

次はVC-2 Vocal Designerだ。私はボコーダーの練習をしたことがなく、Vocal Designerは使わなくてもいいかと思ったのだが、パッチリストを見ると「Keyboard Choir」「Keyboard Analog」というアルゴリズムを使ったパッチがいくつかあり、これらはマイクを接続しなくても音が出るという。それらを弾いてみようと思い立った。

「P009: MakeAirChoir」のパッチ画面。
20190316d_vc2patchscreen
左上に「Keyboard Choir」と表示されている。

VC-2も、96kHzのデジタル出力ができる。
20190316e_vc2systemcomio
それで音がよくなるかというと謎だが。

では、録音したものを5点。

P009: MaleAirChoir


「20180316k_Vc2_P009_MaleAirChoir.mp3」をダウンロード

他のシンセと違う、独特な人声かも。「Wave」の波形は「Male Aah」。ただ、「Carrier」でも2個の波形を選択できるようで、全体としてどうなっているのかは、まだわかっていない。使える音域は狭そうだ。

P018: FemaleChoirs


「20180316l_Vc2_P018_FemaleChoirs.mp3」をダウンロード

上のMaleとはだいぶ違う。波形は「Female Aah」。

P033: Choir Laa


「20180316m_Vc2_P033_ChoirLaa.mp3」をダウンロード

波形は「Male Laa」。ほお。

P034: FemmeFatal M


「20180316n_Vc2_P034_FemmeFatalM.mp3」をダウンロード

いいなぁ。Waveの波形は「Female Aah」なんだけど、Carrierの波形は「Female 1」と「Breath Fem 3」で、上のFemaleChoirsとはずいぶんと違う。

P629: PhaseVocPerc


「20180316o_Vc2_P062_PhaseVocPerc.mp3」をダウンロード

「Keyboard Analog」というアルゴリズムを使っている。どこがアナログなんだろう、という気もするが、面白い。

こうして見てくると、一気に3台分、と感じる。

H2

2019/03/15

Roland V-Synth XTを購入

20190315b_rolandvsynthxt

ローランド「V-Synth XT」を購入した。7万5000円+送料1023円。V-Synthは一度も買ったことがなく、店頭でV-SynthとV-Synth GTをちょっぴり試したことはあったのだけれど、どうもピンとこなくて、その時はやめた。このところ、キーボードはヤマハのEX5とMONTAGE 6で不動にしようかと思っていて、だとすると、キーボード付きのシンセはなるべく買いたくないと思っていて、だとしたら、モジュールタイプのV-Synth XTしかなかろう、ということになった。このシンセはオープン価格で、19万円程度で販売されていたのではないかと思う。中古価格は9万円程度からなかなか下がらず、買うに買えなかったが、今回、一つ前に買ったSE-1がとても嬉しい買い物となり、もう1個買ってみるか、と思った。懐具合は心配であるが…。

MONTAGEの上、キーボードスタンドの上段に本棚の板を置いて待ち受けていた。届いて置いてみたところ、角度がピッタリである。STN液晶だから視野角が狭いのだが、これだけピッタリ置けると問題ない。とにかく、置き場所にうまくはまってくれたことがまず嬉しかった。ボタンの感触がしっかりしていて、とてもよい。「INC」を押しながら音色を聞いていったのだが、このボタンの感触がいいというだけで、好きになってしまう。テンキーがあり、そこで音色番号を打ってENTERを押すことができるのもいい。ENTERがVALUEノブのプッシュであるというのに気付かず困ったが、よく見たらパネルに書いてある。タッチパネルも今のところ問題ない。MIDI信号が入ると専用のLEDが光るのも嬉しい。

印象的だった音を、いくつか録音した。

001: Da 'V' Code


「20190315b_001_DaVCode.mp3」をダウンロード

おお、シンセが勝手にしゃべってる、という、V-Synthを代表するパッチ(音色)。

004: V-Screamer


「20190315c_004_VScreamer.mp3」をダウンロード

エレキギターのシミュレーションは他のシンセでも優秀なものがけっこうあるので、それほど特筆すべきものではないと思うが、でも、楽しい。

020: JUNO Bass


「20190315d_020_JunoBass.mp3」をダウンロード

アフタータッチで音が変わる。Juno 106までは、そんな機能はなかったが。

216: Hollow D-50


「20190315e_216_HollowD50.mp3」をダウンロード

V-Synth XTは「VC-2」というD-50エミュレーション機能を持っているが、まだそれは試していない。これは、通常のV-Synthのパッチである。

217: JP-8 Soft Pad


「20190315f_217_Jp8SoftPad.mp3」をダウンロード

JUPITER-8は、試奏したことさえないので、本物がどんな風であるかはわからない。後のシンセが真似した音は、概してこういう音である。

282: 5th Descend


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今回はデジタルでつないでいる。V-Synth XT→Reverb 4000→dbx QUANTUM→MR-2000Sという接続で、リバーブとQUANTUMはスルーに設定した。今考えれば、コンプかけてもよかったか。パソコン上でリミッターをかけた音色もある。

229: Jupitor


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アフタータッチでフィルターが開く。ローランドはそれが多い。私はビブラートの方が好きなのだが。

270: Touch The Pad


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V-Synth XTは、「CTRL」というボタンを押すと画面がX-Yパッドに変わり、指で音を変化させられる。この音は、弾いた時は面白かったのだが、録音したものを聞くと、どうってことないノイズである。

293: Like Piano


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V-Synth GTにはプリセットのアコースティックピアノがあるらしいが、V-Synth XTにはない。自分で仕込むべきかどうか、悩ましい。

320: Bell Vox


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ベロシティへの反応がよく、弾いて気持ちがよい。

321: ReversedGlck


「20190315l_321_ReversedGlck.mp3」をダウンロード

いい音だ。エフェクトが鳴っているが、それも持ち味である。

328: Nylon Guitar


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音量がつぶれてふわふわしているのでリアルではないが、パッドっぽくて好き。

364: Angle Flute


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画面を見る限りでは、オシレータ1と2はいずれもアナログ波形で、TBフィルターとCombフィルターを使っている。大したものだ。

407: Riddle Vox


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ベロシティへの反応がよい。これはPCM波形を2個使っている。COSMは「DTVF」と「SBF1」。サイドバンドフィルターかな。

408: Tuvan Lows


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弾くと迫力があるんだけど、録音すると、けっこうピークがあって音量が稼げないことがある。

409: VP Choir


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アフタータッチで声の質を変えられる。ただ、練習していないのでめちゃくちゃである。

423: DigiAaaah


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ローランドらしい人声である。コルグ、ヤマハと、一味違うなとは思う。どちらが上ということではないが。

432: V-Dulcimar


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アフタータッチでピッチが上がる。それをしたりしなかったりして録音してみたが、うまくできたとは言い難い。

438: Holy Oboe


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独特かつ素敵なオーボエ。好きである。

うん、買ってよかった、と思ってはいるが、どのように使うか悩むシンセである。中身を空っぽにして自分の好きなものを入れるか、それとも、ありものを生かす方向で自分の音を作るスペースを捻出するか。うーん。

H2


Yamaha EX5のシーケンサーでMOTIF-RACK ESを鳴らす

20190315a_motifrackesdrhyperstd

昨日はEX5内蔵のシーケンサーで、EX5の内蔵音源のドラムとSE-1を鳴らしてみた。今日は、MOTIF-RACK ESのドラム音を鳴らしてみた。ドラムモードへの切り替えの方法がわからず、パネルをよく見たら、SHIFT+VOICEであった。これまで一度もやってないんだね、きっと。

MOTIF-RACK ES DRUM PRE:001 Dr:Hyper Std

「20190315a_MotifRackEsDrHyperStd.mp3」をダウンロード

ドラムのプリセットバンクの#1に入っているドラム音。EX5のパターン機能を使って1小節のパターンを少しずつ変えたものを8種作り、ソングでそれらを呼び出した。使っている音は「C1 Dr BdHSonSt」「D1 Dr SdSonSt1-4」「F#1 Dr HHClFtSt」「A#1 Dr HHOp2St」「G2 Dr SplashSt」の5つ。シンセの内蔵シーケンサーでパターンを作るというのはこれまでやったことがほとんどなく、新鮮ではあった。ただ、できあがったものを聞いてみると、ここを直したい、あそこを直したいがやはりあり、パソコンのシーケンサーでベタで打つ方が楽か、と思わないでもない。

昨日から、MOTIF-RACK ESのメインチャンネルを1、SE-02を2、P-330を3にして、EX5のパフォーマンスモードを使ってみている。パフォーマンスを選ぶだけで音源を選べるし、レイヤーもできる。MOTIF-RACK ESのマルチも使い始めた。パート1から16にMIDIチャンネルが割り当てられているのはいいとして、PLGの1と2のチャンネルが重複しており、イニシャライズしてチャンネル1を普通に弾いたら音が重なって出てきて驚いた。しかも、パートをオフにする方法がわからない。うーむ。エディターを使うべきだろうか。

H2

2019/03/14

Yamaha EX5のシーケンサーを試す

20190314e_yamahaex5songplay

昨日机左手のMONTAGEを触っていて、MIDIの録音を試したりして、これも、ちょっとしたメモ程度には使えるかも、と思った。だったら机右手のEX5はどうなんだろう?と試してみた。

「パターン」モード、「ソング」モードがあったので、ボイスモードでプリセットのドラム音を選び、4小節のパターンを作った。ソングモードに切り替えて、ベースは、前述のパターンに合わせて、チャンネル2に設定したSE-1をリアルタイムで弾いて録音。EX5の「ジョブ」と呼ばれる操作はけっこう充実していて、クオンタイズはうまくかかる。ステップ入力では、テンキーが便利に使える。イベントリストで細かい編集もできる。一応、実用を目指したものであると言える。では、録音したものをお一つ。

DrumBass01

「20190314a_DrumBass01.mp3」をダウンロード

ドラムはヤマハEX5のプリセット「P2-124 Dr: Velocity Kit」。ベースはStudio Electronics SE-1の「BANK1 #01 ANALOG IS ON !」。ベースにリバーブなどのエフェクトはかけていない。MDX2000でコンプレッションしているが、これまでの録音と違うので、セッティングがうまくいかなかった。MR-2000Sで録音した後は、コンプを追加でかけてはいない。MDX2000でもっとつぶすべきであった。

1992年にIBM PC互換機を買い、英語版Windows 3.1上でCakewalk Professionalのバージョン3を使い始めた。私にとってそれは初のパソコン上で動くミュージック・シーケンサーであり、大きな感動があった。そんなわけで、1998年にEX5を買った時もCakewalkのその後のバージョンで打ち込んでいたため、EX5の内蔵シーケンサーで打ち込みをするというのは、今回が初めてである。

パソコンで打ち込むのが効率的であることはわかっている。でも、このところの私のセッティングは、パソコンなしで目の前のシンセを弾けるように、押さねばならない電源ボタンの数が少しでも少なくなるように、というものであるため、シーケンサーを動かすのはけっこう面倒である。クロックマスターになるオーディオインタフェースの電源を入れなければならなかったりする。EX5とMONTAGEの内蔵シーケンサー、これから徐々に使ってみようと思う。これを使えるようになれば、また、別のシンセの同様の機能に挑んでもいいし。

モニタースピーカーから雑音が出ているような気がして大変に気になったのだが、実はEX5のMOドライブの回転音であった。EX5のロータリーエンコーダーがこのところ調子が悪かったのだが、今日になってついに全く動かなくなって大いに焦った。ダイヤルを引っこ抜いて下のノブを回したら、ノブの付け根のワッシャーが緩んでいたので指で軽く締めた。動くようになった。ふぅ。

H2

パソコンに3台目のディスプレイを接続

20190314a_leftside

昨日、YouTube動画でシンセ部屋を見て笑った。どの動画だったのか、今探そうとして失敗したが、だだっ広い部屋に多くのシンセが鎮座し、それを順番に弾いていく様子が、さすがプロ、といった感じで楽しかった。それに影響を受けたのか、突如思い立って押し入れから使っていなかったパソコンのディスプレイとDVIケーブル、電源ケーブルを出してきて、メインのパソコンに接続した。それが、上の写真の、机左サイドである。

MONTAGE上のスペースは、もう1台シンセを置くか、または音源を置くスペースにしようと思ったのだが、そこにディスプレイを置いてみた。こうすると、シーケンサー、音色エディター、ソフトシンセの画面などに正対してMONTAGEを弾ける。画面を見るために身体をひねるのは負荷なので、こうすると楽になるのではないか、と思う。質が高いものとは言えないが、NS-M125というスピーカーをスタンド付きで配置しているので、MONTAGEに正対した状態でリスニングポイントに頭を置ける。

机の正面はこんな感じだ。
20190314b_center

43型の4Kディスプレイである。テキストエディタの横にWebブラウザを置けるし、PDFを2ページ表示させて読むにも都合が良い。接続はDisplayPort。

机の右サイトには、HDMIケーブルで接続した24型を置いている。
20190314c_rightside
このディスプレイは本来は4Kなのだが、4Kにすると内容が小さくなり過ぎて拡大設定をしなければならず、部分的にそれをするとウィンドウを移動した際に見え方が変わってしまうのでつらい。また、4Kでつなぐ場合はリフレッシュレートが30Hzに制限される。2K幅だと60Hzにできるので、とりあえずそうしている。

全体の配置は下の図である。
20190314d_3displays

まあ、いろいろ試してみるじゃん、である。

H2

2019/03/13

Roland P-330などのページを作成

20190130b_rolandp330

ローランドP-330と、Waldorf Rocketのページを作った。

P-330の日本語版英語版、Waldorf Rocketの日本語版英語版という具合である。

これで、20機種に達した。しかし、ブログに書いたもののページを作っていないシンセはまだまだたくさんある。たくさん買ったものだなぁ。フックアップがWaldorf製品の取り扱いを終了していたのはちょっと驚いた。どんなシンセも、手に入らなくなることがある。

私のコレクション、私が死んだら、売ってもらいたいなぁ。

H2


2019/03/12

Roland P-330にYamaha SPX2000のトレモロをかける

20190312a_yamahaspx2000classictremo

Studio ElectronicsのSE-1がきたこともあって、ローランドP-330のミキサーへの接続をモノラルに切り替えた。ここしばらくはP-330をステレオでミキサーにつないでいたのだが、SE-1がモノ出力で、それにミキサーの1チャンネルを譲ったので、P-330は1チャンネルを使うことになった。

P-330でステレオ化されているのはコーラスとトレモロなので、それを外部でかけることにすれば、モノ接続で十分である。P-330のパッチ11~18には基本プリセットが入っていて、E. Piano 1と2にはコーラスがかかっている。それをオフにしたパッチを保存しよう、としたら、警告が出たものの、上書きできた。では、音を3つ。

P-330 E. Piano 1 no effect


「20190312a_P330EPiano1NoEffect.mp3」をダウンロード

内部のコーラスとトレモロはオフにし、センドリターンで接続したSPX2000はバイパスボタンを押してエフェクト音が出ないようにしている。あまりノイズが感じられない。

P-330 E. Piano 1 with SPX2000 Classic Tremolo 1.9Hz


「20190312b_P330EPiano1ClassicTremolo.mp3」をダウンロード

SPX2000には、「クラシック」バンクがあり、そこには古いトレモロがある。MOD. FRQを1.9Hzに落としてユーザーバンクの#2に保存して使った。昔っぽい、安っぽい、とも言えるが、このかかりを欲することもある。

P-330 E. Piano 1 with SPX2000 Tremolo 1.95Hz


「20190312c_P330EPiano1NewTremolo.mp3」をダウンロード

SPX2000の「プリセット」バンクにある現行のトレモロ。FREQ.を1.95Hzに落とし、ユーザーバンクの#3に保存して使った。渋い、高級感のあるかかりである。ミキサーの側でリターン量を増やせば、はっきりかけることもできる。

今回録音したのはトレモロだけだが、他にもいろいろある。P-330はモノ出しにして外部でエフェクトをかけた方が、バリエーションが広がるし、ノイズも抑えられて、いいかもしれない。

H2


Studio Electronics SE-1とMidi Questの組み合わせは今ひとつ

20190312b_midiquestse1banklist

Studio ElectronicsのSE-1を、Midi Questで制御できるかやってみた。バンクの受信(Midi Quest側から見て)は、SE-1の側で手動でバンクを送る必要があるが、一応できるようだ。バンクの送信もできるようだ。ただ、パッチの編集や送信はしない方がよい。SE-1側のデータが変に上書きされることがある。うーむ。なかなかうまくいかんもんですな。

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2019/03/11

AKAI VX600のページを作成

20180423f_vx600onex5

アカイVX600のページを作った。日本語版英語版がある。

改めて聞くと、けっこうぐっと来る音だ。問題は、出してきて電源を入れた時に、動くかどうかである。動かないと、かなりショックを受けるんだよなぁ。

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Studio Electronics SE-1で基本音色を作る

20190311a_studioelectronicsse1
Studio ElectronicsのSE-1(ほぼSE-1X相当)を弾いてみている。うちのSE-1にはバンクA~Dに99×4=396のプリセット音がある。各バンクの前半にはこれでもかというほどのベース音が入っており、一つひとつの実用度も高い。スタジオに持ち込んで、アナログのベース音が欲しいという要望に応えて設置し、プリセットを聴かせて顧客が望むベース音のイメージを探り、プリセットでよければそれを使い、少しエディットが必要であれば施す、という使い方に、ぴったりマッチするシンセであったろうと思う。
SE-1の音はminimoogに似てはいない。Slim Phattyの方がmoogっぽい。でも、SE-1には別種の「堂々とした音」があり、堂々としているという点では、minimoogに通底するところがあるのかもしれない。初期SE-1のデザインがminimoogにちょっと似ていたのも、顧客に対するアピールという点では、大いに意味があったと思う。
シンセを「ビンテージ」と「モダン」に分ける年は、ヤマハDX7が出てMIDIが一気に普及した1983年だと私は思う。アナログ・モノフォニック・シンセサイザーはビンテージ期の主役であった。大手メーカーがリリースした最後のアナログ・モノ機は、Sequential CircuitsのPro-Oneだろう、と私は思っていたが、Vintage Synth ExplorerのPro-Oneの記事によれば、Pro-Oneが製造されたのは1981~1983年であるという。だとすると、ローランドSH-101は1982年なので、そちらの方が後なのかなぁ。まあ、日本にPro-Oneが来るのに時間がかかっていたのかもしれない。
その後、1980年代はアナログモノ機を開発しようという会社はなく、そこで出てきたのがStudio Electronicsだ。minimoogが大きく重く不安定であるのを何とかしようと、midimoog、midiminiを投入。その後に、自分たちのシンセを作ろう、と思い立って1993年に作ったのがSE-1である。それまでの経験を活かし、広い音域で安定して動作するように作ってある。音色メモリーがあり、音色に名前を付けられる。minimoogの3オシレータ構成は継承したが、それとは別に3LFOを備え、エンベロープは4基に倍増だ。オシレータの波形は鋸歯状波、方形波、三角波をオン/オフできるProphet風。フィルターは、24dB/Octに加えて、12dB/OctのLPFとBPFを選択できる。MIDIのモジュレーションホイール、ベロシティ、アフタータッチにしっかり対応している。
1990年代にアナログモノ機を作ろうという会社はほとんどなかった。そこをがんばったStudio Electronicsは、アナログモノの火を絶やさなかったという点で、シンセの歴史に名を残したと言える。
音に名前を付けられるアナログ・モノフォニックのモジュールは、そんなに多くない。うちにはSE-1のほか、moog SlimPhatty、Waldorf Pulse 2、Toraiz AS-1、Mutable Instruments Shruthi XTがある。うちにないものも、moogのVoyager RackとSequential(当時はDSI)のMophoくらいではないだろうか。嚆矢となったのは、SE-1である。
SE-1は、ビンテージとモダンの中間に位置するシンセである。面白い。
シンプルな音をいくつか作ったので、どうぞ。

SAW1

自分がこれから使う上で基本となる音を最初に作るようにしている。オシレータ1で鋸歯状波を出し、オシレータ2と3はオフ。アフタータッチでビブラートをかける。外部で少しリバーブをかけた。堂々とした気持ちのいい音で、いつまでも練習できる(苦笑)。録音の後半では、76鍵盤の下から上まで弾いてみた。76鍵盤の全域で使えるのはすごい。ビンテージものにコンバーターをつなぐ方法では、これほどの音域は得られない。「NOTE PRIORITY」パラメータは低音優先の「LOW」にしている。他に高音優先の「HIGH」、後着優先の「LAST」も選べる。低音優先と後着優先は、どちらでもあまり変わらないシンセもあるが、SE-1は違いがはっきりしている。選択をまじめにやれ、演奏もまじめにやれ、と諭されているような気がする。

PULSE1

50%程度のパルス波にし、フィルターは12dB/Octのローパスにした。12dBフィルターは「オバーハイム風」と評されることが多いが、オバーハイムのモノシンセを使ったことがない私にとっては、ヤマハとコルグの昔のモノシンセの雰囲気を出すのに便利な機能である。上の「SAW1」ではグライド(ポルタメント)をオフにしていたが、こちらはオンにしている。グライドをオンにしていると、グライドタイムのつまみを左に回し切っていても少しグライドがかかり、これがまたSE-1の味になっている。

TRI1

三角波、24dBフィルター、グライドオン。1970年代に国産各社のモノシンセのカタログを食い入るように眺めていた私は、三角波があるのは高級機だという先入観を持っている。三角波、いいっす。

TRI1AUTOGLIDE

SE-1には「AUTO GLIDE」というパラメータがある。通常は「0」にしておく。その状態では通常のグライド(ポルタメント)がかかる。「AUTO GLIDE」をマイナス方向に増やし、GLIDEつまみでタイムを設定すると、レガート演奏時にせり上がりを得ることができる。プラス方向にすればピッチが上から正しいピッチへ降りてくる。今回の録音では、20190311b_se1autoglideminus3のようにAUTO GLIDEをマイナス3に設定している。音を離して弾くとせり上がりがなく、レガートで弾くとせり上がりが付く。下降音階でもせり上がりになるところが通常のポルタメントと異なる。こういう実装は、とても珍しい。なんというか、いろいろ考えてやってみてたんですね。固定のオートベンドをやるには、やはりEG3またはEG4を使うしかないということだろうか。
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2019/03/10

Studio Electronics SE-1の出力をスペアナで見る

Studio Electronics SE-1の出力を192kHz動作のFireface 800に入れ、スペクトラムアナライザで周波数分布を見てみた。ノイズを出して、フィルターを調整した6点を下に示す。

24dBローパスフィルター、カットオフ最大、レゾナンス最小。12.5kHzからなだらかに減衰している。
20190310f_se1_24dbcutoffmaxresonanc

24dBローパスフィルター、カットオフ最大、レゾナンス最大。25.4kHzのバーにピークがある。このフィルターのカットオフの最大値は25kHz程度であろう。最初の図で上の方がなだらかに減衰しているのは、ローパスフィルターの正常な動作であろう。このフィルターはレゾナンスを最大にすると発振するが、カットオフが最大だと、発振音が高過ぎて聞こえない。この状態でもノイズは聞こえる。
20190310g_se1_24dbcutoffmaxresonanc

12dBローパスフィルター、カットオフ最大、レゾナンス最小。最初のグラフと似た形だが、高域の減衰がなだらかで、81kHzのバーがマイナス30dB程度と、けっこうな高さがある。
20190310h_se1_12dblpfcutoffmaxreson

12dBローパスフィルター、カットオフ最大、レゾナンス最大。こちらのピークは16kHzにあり、カットオフの最大値がそのあたりだと考えられる。
20190310i_se1_12dblpfcutoffmaxreson

12dBバンドパスフィルター、カットオフ最大、レゾナンス最小。下の方に漏れも見受けられるが、バンドパスになっている。他が抑えられているので、相対的に20kHz超の成分が多い。
20190310j_se1_12dbbpfcutoffmaxreson

12dBバンドパスフィルター、カットオフ最大、レゾナンス最大。こちらもピークは16kHzのバーなので、12dBフィルターのカットオフ周波数の最大値はLPFとBPFで変わらないようだ。
20190310k_se1_12dbbpfcutoffmaxreson

ノイズをVCAに入力してフィルターをバイパスするとこうなる。MS-20 Kitでノイズジェネレータを直接出力した時と同様に、上が豊富にある。SE-1ではノイズ出力のレベルにエンベロープをかけることができるので、フィルターをバイパスするのも有効なテクニックらしい。
20190314f_se1whitenoisetovca

さすがアナログ、ちゃんと高域を出している。

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Studio Electronics SE-1を購入

20190310a_studioelectronicsse1

Studio Electronicsのアナログ・モノフォニック・シンセサイザー「SE-1」を購入した。6万2000円+送料1714円。

Studio ElectronicsのSE-1は長い間気になっていたシンセであった。当時販売代理店の安田商店に勤めていた人の記事によれば、発売年は1993年、日本での価格は27万9000円(後に値下げ)であったという。1993年というと、私がボストンでminimoogを買った年である。それでアナログも捨てがたい、と考えるようになり、まあ、今日に至る。

SE-1は、店頭で購入を検討し、少し触ったことも何度かあるのだが、なんとも操作がわからなかった。エディットページの切り換え方がわからないのである。ネットにアップロードされているSE-1Xの英語のマニュアルPDFを読んでもわからない。そのマニュアルには、「各部の説明」みたいなものもない。なんともひどいものなのである。SE-1は、オシレータの音量調整がつまみになっておらず、エディットページにアクセスしなければいけない。そのやり方がわからないのでは、音作りができないのであった。今回の購入にあたっては、日本語の説明書が付くというのも魅力だった。それを読めばわかるだろうと思ったからだ。「SHIFTキーを押しながらQダイアルを回すとページをめくることができます」とちゃんと書いてある。もうちょい読むと、SHIFTボタンを押しながらカーソルボタンを押しても移動できることがわかる。片手で操作するには、SHIFT+右矢印が一番押しやすい。何にせよ、一つの懸案は無事に解決した。

もう一つ気になっていたのは、店頭で試奏させてもらった際に、フィルターつまみを回すと階段状に音が変化したことであった。あまりに荒い、と思った。今回購入したSE-1は、中身をSE-1Xに更新してあり、つまみがなめらかに変わる、という話なので、そこは期待した。

では、音を二つ。

BANK 1 #01 ANALOG IS ON !


「20190310a_Se1AnalogIsOn.mp3」をダウンロード

最初にあるパッチはこれ。この後も、延々とベースが続く。今回の録音はDSFで録音してKORG AudioGateでノーマライズしただけで、音量が小さめである。音量を上げていただけると、なかなかソツのないベース音であることがわかっていただけるのではないかと思う。minimoogの音ではない、と私は思う。SE-1の方がなめらかで洗練されている。もちろん、minimoogの個体差はかなり大きいとは思う。

BANK 1 #01 ANALOG IS ON ! Filter Frequency Tweaked


「20190310b_Se1FilterTweaked.mp3」をダウンロード

先ほどの音を鳴らしながら、フィルターのカットオフをつまみで上下させた様子。厳密に言えば階段状だが、これなら使えるレベルと思う。SE-1X相当の品でよかったかもしれない。

今回のSE-1は、SE-1X相当(ただしオーディオ信号の入力端子はない)、バージョン0.75と聞いていた。インターネットには0.85のMIDIファイル「se1xos085.mid」があった。PDFには脅かすような言葉が並んでいる。さてどうしたものか。

まずは、バンクのMIDIファイルがあったので、それを送ってみた。RAMバンクに音色が入った。続いて、se1xos085.midを送ってみることにした。UpdSMFj.exeも、TMIDI Playerもうまく動かず、Cakewalk by BandLab(Sonarですな)で開いたら、Sysxが見えた。送ったら下の画面が出た。
20190310b_savetoupdatebios

これはもう、更新するしかないでしょう、ということで、ドキドキしながら「SAVE」ボタンを押す。うまくいきました!
20190310c_se1ver0_85

あーよかった。これで吹っ飛ばしたら、ほんと、悲しいもんなぁ。

ローランドがStudio Electronicsと協力して「SE-02」を出した件は以前の記事で書いた。その時からずっと、Studio Electronicsのシンセも、死ぬ前に1台は触ってみたいなー、と思っていて、このところオークションにSE-02が出てくることが何度かあり、取ろうとして失敗したりもしていた。

SE-02はコンパクトでディレイがあり、オシレータの音量調整をつまみでできる。一方で、音色名がないし、きょう体が小さいのでつまみが窮屈ではないかと懸念される。あと、現在のセッティングだと、デスクトップよりもラックマウントの方が操作しやすいかもしれない。

で、SE-1(ほぼSE-1X相当)が来たわけだが、これはなかなかいける。画面に音色名が出て、それがけっこう見やすい。オシレータの波形ボタンがしぶくなっているが、完全に動かないというわけではない。バンクチェンジとプログラムチェンジが効くこと、CC#7で音量調整ができ、音色を変えてもその値が保持されることも確かめた。広い音域でそつのない音を出し、リードも悪くない。とりあえず、買ったことはよかったと思っている。使い続けるか、しまい込むかは、ちょっとわからないが。

SE-02を欲しくなくなったかというと、そうでもない。SE-1がいいなら、SE-02もよかろう、と思ってしまうからだ。

H2

Elektron Analog Keysのページを作成

Elektron Analog Keys

Elektron Analog Keysのページを作った。日本語版英語版がある。

録音したMP3ファイルの数は4個と少ないが、時を経て聞いてみると、なんというか、離れのピアノの下からもう一度出してこようかな、と思わせるものがある。うーむ。

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2019/03/09

E-mu Proteus 2000のページを作成

20171101a_proteus2000

E-mu Systems Proteus 2000のページを作成した。日本語版英語版である。MP3ファイルが2個しかなくてちょっとさみしいが、それでも、ブログの中に埋もれてしまうよりはいいか、ということでやってみた。

Proteus 2000のエディター「prodatum」を紹介したくて、画面キャプチャーがなかったので、Proteus 2000を押し入れから出してきて電源とMIDIの接続をし、画面キャプチャーを作った。音源を認識しないと、prodatumはちゃんとした画面にならないのだ。

ぼちぼちと、まとめページの数を増やしていこう。自分自身の棚卸しの意味もある。

H2

2019/03/08

Gakken Pocket Mikuのページを作成

Pocket MIKU NSX-39

学研「ポケット・ミク」のページを作った。英語版日本語版がある。これで、Kamoda Musicのホームページに並んだシンセの数は15になった。MP3ファイルの合計は、足し合わせるのが面倒なほどだ。ブログには、まだまだ他のシンセがたまっている。作業は楽しいが、楽ではない。

H2

2019/03/07

Waldorf Microwave IIとPulse 2のページを作成

20180603a_waldorfpulse2

Waldorf Microwave IIとPulse 2のページを作った。

Microwave IIの日本語版がこちら
Microwave IIの英語版がこちら
Pulse 2の日本語版がこちら
Pulse 2の英語版がこちら

たくさんMP3ファイル作ってますなぁ。

H2

Yamaha CS-15のページを作成

20171117d_cs15montage6ms20kit

ヤマハCS-15のページを作った。
日本語版がこちら
英語版がこちら

作っていてすごいと思ったのは、1977年発売(おそらく)、42年前のシンセの製品情報ページがあり、取扱説明書のPDFがあることだ。さすが日本楽器である。今後もがんばってほしい。

H2

2019/03/06

Yamaha EX5、懐かしの16音色+新作1音色

20190306a_yamahaex5pfstereopianoh

ヤマハEX5は1998年ごろに新品で購入してバンド活動に使っていた。その前のメインキーボードはKORG T2EXだったので、それと比べると嬉しくて、けっこう長い時間弾いていたように思う。曲が固まってくると曲に合わせて音を作るのだが、曲がまだ固まっていなくてセッション的に弾くこともあり、音色を16個選んで(または作って)、ボタン16個に割り当てていた。これはもう私にとっては懐かしの音色群で、いつか録音しようと思っていた。ではどうぞ。

Pf:StereoPianoH


「20190306a_PfStereoPianoH.mp3」をダウンロード

ヤマハ渋谷店でプリセット2番「Pf:Stereo Piano」を弾いて、これは買わねば!と思った私だったので、1番ピアノはそのモディファイである。とてもパッド的なピアノだが、それが好き。最近になって、揺れを少しでも減らせないかと内部をみたら、デチューンとコーラスがかかっていたので、それは外した。

Pf:Gpf+Str


「20190306i_pfgpfstr.mp3」をダウンロード

1エレメントでピアノ、1エレメントでストリングスを作り、フットコントローラー(ペダル2)を引き切るとピアノだけ、踏み込むと徐々にストリングスが重なる、という風に作った音色。これはゼロから作った。アコピとストリングスは、私にとっては多用する音色であり、それを一つで出せるということで、セッションで役立った。

Pf:CP80 2H


「20190306b_PfCp80_2H.mp3」をダウンロード

EX5購入以前に持っていた音源に比べれば、とてもCPに近い音色であると思えた。今となってはもっと良いものもあるだろうが。

Pf:House PianoH


「20190306j_PfHousePianoH.mp3」をダウンロード

キンキン響くピアノを弾きたい時に使う音色。M1ピアノ的、とも言えるかもしれない。

Pf:GrusinSpliH


「20190306c_PfGrusinSpliH.mp3」をダウンロード

ここから2個はエレピ。こちらはデイブ・グルーシンのイメージで作られた音色だろう。アフタータッチでビブラートがかかるようにしているのが私らしい。こういうFMピアノっぽい音を鳴らすと、B3031Aの右チャンネルが歪むのが、このごろの悩みの種。NS-10Mで聞けばそんなことはないのだ。

Pf:Jazz Chorus


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プリセット1の13にあるFDSPエレピ。これは編集していないと思う。大変に伸びがよい、パッドのような、でもエレピに聞こえる音。

St:Swell StrH


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EX5を象徴する音の一つだと思う。ベロシティでアタックが速くなるのが心地よい。リアルではないんだけど、独特の良さがある。

En:Aah ChoirH


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コルグの暗い人声も好きだが、ヤマハらしいこういう人声も好き。4エレメントのうち2個はノイズである。

Br: Hi SectH


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懐かしいブラス音色。アフタータッチでビブラートをかけている。

Br:TrumpetH


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VL音源のトランペット。レコーディングだとなかなか使う勇気が出ないが、セッションだと使える。

Or:Early BirdH


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フットコントローラーでレズリーのスピードを制御している。この録音では速く動かしすぎてあまり感じが出ていないが、うまくやれば、スピードが徐々に高まる感じ、徐々に落ちる感じを表現できる。ペダルでこれをやるのは、MONTAGEではできない(私が試した限りでは)。エフェクトが高度になってしまったからである。

Or:Tube CrunchH


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フットコントローラーを踏み込むとディストーションがかかるようにしたオルガン。よく使った。

Gt:SteelH


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ギター音の鍵となるのは、やはりアフタータッチのビブラートだと思う。

Gt:KunimotoneH


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「クニモト」は誰の名前なのだろうか。SBSのアナウンサーかなあ。私はギターが弾けないので、シミュレーションをするのは好きである。

Ld:HSaw1


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「P5Saw」波形一つだけで作った鋸歯状波のリード。フットスイッチを踏むとポルタメントがかかるようにしてある。ヤマハはDX7の時からそうだけれど、ポリでもポルタメントがまあまあきれいにかかる。6個あるノブは左から、カットオフ、レゾナンス、アタック、リリース、コーラスセンド、リバーブセンドにしている。今回の録音ではリードの後に、カットオフをしぼり、アタックを長くし、コーラスをかけてストリングスに変えてみたが、急いでやっているので今一つな音である。ゆっくりやれば、かなりきれいなストリングスができる。

Ld:HPulse1


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「P50-1」を一つだけ使ったパルスリード。コーラスをディレイにしてあるのが、上のLd:HSaw1と違う。一時期モノモードにしていたが、今はポリになっている。モノにした方が、リードとしてはきれいに響く。ベロシティでカットオフを変化させている。

以上は、EX5の内蔵波形を使った音色である。で、1番ピアノの新作を作ったので、それも録音した。こちらは、外部から読み込んだピアノ波形を使っている。

Pf:BosenWarmer


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先日作って紹介した「Pf:Bosen14MB」は外部から読み込んだピアノ波形を1エレメントで出したものであったが、それに「Warmer」という音色の2エレメントをコピーして加え、フットコントローラーを踏み込むとそれが重なるようにしたのがこれ。元のピアノ音色にあまり伸びがないので、パッド音でカバーできるかも、という意図だ。聞く人にわからない程度に重ねるのが良いかもしれない。

H2

2019/03/05

Yamaha EX5のパフォーマンスモードで音色切り替えをMIDIに送る方法

20190305a_sendbankselectandprogramc

ヤマハEX5のパフォーマンスモードで、外部音源にバンクセレクトとプログラムチェンジを即座に送る方法がわからずに来た。設定をして、保存して、別のパフォーマンスにいったん切り替えて、もう一度パフォーマンスを呼び出す、という方法しかなく、激烈に面倒だなと思っていた。

EX5には「SHIFT」というボタンがあるが、これは何のためにあるんだろう?と思い、マニュアルを眺めていたら、シフトを押すことでプリセットデータを送れる、という。やってみたら、できた。というのが上の写真だ。

ボイスモードでは固定したバンクセレクトしか送れず、しかもそれを切ることができないので困るのだが、パフォーマンスモードでシフトボタンを使えば、バンクセレクトとプログラムチェンジを自由に送れることがわかった。これを使えば、MOTIF-RACK XSのマルチモードと組み合わせて使うこともできるかもしれない。ただ、一つ残る問題は、パフォーマンスを切り替えた際に、EX5の側の音量がリセットされてしまうことだ。MOTIF-RACK XSの側はホールドしてくれるのだが。

悩ましいところだが、とりあえず、EX5の相棒はMOTIF-RACK ESで行こうと思う。

H2

2019/03/04

Yamaha MOTIF-RACK ESを1.03に更新

20190304c_motifrackesver100

ヤマハの音源モジュール「MOTIF-RACK ES」のダウンロードページを見て、ファームウエアの更新があることに気付いた。自分が今使っているMOTIF-RACK ESのバージョンはどれだろう、と思い、EXIT+PAGE>+MUTE/SEL/ENTERを押しながら電源を入れて、見たら1.00であった(上の写真)。

手順書を読むと、まずは中身をバックアップしろ、と書いてある。SynCtrlを起動してそこへMIDIダンプした。オールだとかなり時間がかかる。その後、ボイスPLG、パフォーマンス、システムは個別にバックアップした。

先ほどと同様の手順でバージョン表示画面にし、「firm103.mid」を送信する。ソフトはとりあえず「UpdSMFJ」を使った。パーセンテージ表示がされるのがよい。かなり時間がかかるため、心の安定に役立つ。
20190304a_sendingmotifrackesfirmwar

MOTIF-RACK ESの画面にも進んでいることが表示される。「Current Packet」が目まぐるしく変わる。
20190304d_receivingfirm

送信が終わるとUpdSMFJは「Complete」とダイアログで表示する。
20190304b_motifrackesfirmwaresended

MOTIF-RACK ESの画面は「ERASING FLASH ROM.」に変わる。
20190304e_erasingflashrom

しばらく待つと「Completed. Reboot」となる。
20190304f_completedreboot

電源を切り、入れ直して、バージョンを見た様子。「Firm: 1.03」と表示された。
20190304g_motifrackes103

保存していた音色は消えなかった。ただ、弾いてみると、妙なディレイがかかっている。UTILITY→MEF(Master Effect)→Switchが「on」になっているのが原因だった。

先日書いた、PLG150-DXのモノボイスがパフォーマンスではポリになってしまう、ポルタメントもかからない、という私の苦情は、改善されていないようだった。

もう1台も確認せねば。また、MOTIF-RACK XSも確認せねば。ふぅ。

H2

2019/03/03

Yamaha MOTIF-RACK ESのボイスエディターを使う

20190303a_motifrackesvoiceeditor

ヤマハMOTIF-RACK ESのボイスエディターを使ってみている。以前試した限りではどうも使いにくいなー、であったのだが、鍵盤とスピーカーとディスプレイに正対した状態で使うと、悪くない。EX5の高さ(厚さ)がけっこうあってラック最下段のMOTIF-RACK ESの画面は顔を動かさないと見えず、手で操作するのも簡単ではないので、マウスとパソコンを使う方がマシということであろう。

ちょっと困ったのは、サブディスプレイにエディター画面を持っていくと、ダイアログやポップアップウインドウがメインにとどまろうとすることだ。あれ、反応しない、と思うのだが、実はメインディスプレイに何かが出ていたりする。鍵盤側のディスプレイをメインにして使えば解消するが、一方で、通常のパソコンの操作をする時に不便だったりもする。メインディスプレイの切り替えをマメにして使うしかないようだ。あと、エディターがPLG150-APを認識しないのも残念である。本体はAP用のプリセットも持っているのに(MOTIF-RACK無印は持っていない)。

MOTIF-RACK ES本体も触らずに済ませられるわけではない。パソコンなしでEX5から弾く際には、UTILITY→MIDIで、「BankSelSw」を「off」にして、「MIDI IN/OUT」を「MIDI」にする。パソコン経由で弾く際には、それらを「on」と「USB」にする必要がある。ふぅ。

では音をお一つ。

MOTIF-RACK ES USR3:74 PdSilence


「20190303a_PdSilence.mp3」をダウンロード

ソフトに静かにスイープするパッド。こういうの、好きなんだよなあ。

MOTIF-RACK ESのプリセットを弾いていると、もう、手が出ないほど高度だなあ、と思う。アナログ回帰は、やはり揺り戻しだったのだろうか。

H2

2019/03/02

Yamaha MOTIF-RACK ESの録音やり直し

20190302a_yamahamotifrackesatbottom

テーブル上の4Uラック右の最下段にはMOTIF-RACK XSを入れていたのだが、今回、EX5のコンパニオン音源としてMOTIF-RACK ESを選んだので、それに入れ替えた。で、すべての接続をいったん外してつなぎ直し、接続確認のための音出しをしたのだが、その際に、Eventide Eclipseの入力が「Mono 1」になっていることに気付いた。通常、アナログでセンドリターンする際にはモノで使っているのでそれでいいのだが、昨日、EX5とMOTIF-RACK ESをデジタル接続して、そこからdbx QUANTUM→MR-2000Sとつないで録音した際は、Eclipseの入力を「Stereo」にしなければならないのだった。バイパスボタンを使ってバイパスさせていても、だ。

ということで、昨日の録音はすべて左チャンネルのモノになっていたはずで、音が悪いと思ったのはそのせいか、と合点がいった。仕方ないので、録音し直した。

最初の音はEX5で、それより後はMOTIF-RACK ES(PLG150-DXとPLG150-AP内蔵)。

Pf:Bosen14MB


「20190302a_PfBosen14Mb.mp3」をダウンロード

昨日はいろいろあって音が悪かったが、今回はだいぶすっきりした音になっている。

Ap:FullGrand


「20190302b_ApFullGrand.mp3」をダウンロード

MOTIF ESの1番ピアノ。ヤマハのピアノサンプルの中では、これは目立って木の音がすると思う。以前店頭でいくつか弾き比べをした中ではMOTIF ES8が一番しっくりくると思った。それはこの音である。

Ap:CF3Grand


「20190302c_ApCf3Grand.mp3」をダウンロード

PLG150-APの1番グランド。A4000に付属してきたCD-ROMのCFにちょっと似ていると思う。ディケイが短めで、でも、サスティンレベルはけっこう高い。

Kb:DXEPiano


「20190302d_KbDxEPiano.mp3」をダウンロード

PLG150-DXをMOTIF-RACK ESに入れた場合の「PLG1PRE1」バンクの1番に入っている「Kb:DX E.Piano」をパフォーマンスに入れたもの。エフェクトの設定はちゃんとコピーしてはいない。薄くノイズがかかっているが、これは、PLG150-DX内部が12ビットで、それに起因するノイズではないかと推測している。オリジナルのDX7もかなりノイジーで、それと同じものではないかと思う。

Kb:FullTine


「20190302e_KbFullTine.mp3」をダウンロード

「PLG1PRE1」バンクの2番に入っている「Kb:FullTine」をパフォーマンスにしたもの。これに関しては、MONTAGEに移植したものの方が好きかもしれない。そちらに慣れてしまったせいか。もともとFullTineはDX7IIの音で、初代にそっくりなPLG150-DXには合わないのかもしれない。

Kb:EPiano2


「20190302f_KbEPiano2.mp3」をダウンロード

パソコンのハードディスクにあったMidiQuestのファイルを開いて転送した音色の一つ。DX7で使っていた。上の「Kb:DXEPiano」に近いが、まったく同じものではないと思う。

Ap:DreamBlld


「20190302g_ApDreanBlld.mp3」をダウンロード

MOTIF-RACK ESのパフォーマンスに入っていた音色の一つ。アコピとエレピとストリングスのレイヤー。サスティンペダルを長い間踏むと音がにごり過ぎる。難しい。

Kb:LoveAffair


「20190302h_KbLoveAffair.mp3」をダウンロード

これはエレピとストリングス。上の音色とあまり変わらないので、消すかもしれない。

Ld:Silkroad (Performance)


「20190302i_LdSilkroadPerf.mp3」をダウンロード

昔DX7で作った音色。DX7は音色ごとにポリとモノの設定ができなかったので、ポリで使っていた。今回、モノにしてポルタメントをかけて、と細工したのだが、パフォーマンスに入れたらそれが再現されなかった。うーむ。バグではないかと疑っている。ビブラートはアフタータッチでかけている。

Ld:Silkroad (Voice)


「20190302j_LdSilkroadVoice.mp3」をダウンロード

こちらはボイス。ちゃんとモノになり、ポルタメントもかかっている。ディレイも大きい。

Co:Dynasty


「20190302k_CoDynasty.mp3」をダウンロード

MOTIF-RACK ESのパフォーマンスに入っていた音色の一つ。オーケストラのイメージだろう。正直いうと、音をたくさん重ねた音というのは、あまり好きではない。キャラクターがぼやけるように思うからだ。

Pd:LenaH


「20190302l_PdLenaH.mp3」をダウンロード

これもMOTIF-RACK ESのパフォーマンスに入っていた音色の一つ。ソリーナのストリングスアンサンブルをイメージしたものだろう。オクターブを変えたりしているので名前に「H」を付けた。

Pd:FatAnalog


「20190302m_PdFatAnalog.mp3」をダウンロード

これもMOTIF-RACK ESのパフォーマンスに入っていた音色の一つ。アナログシンセっぽくはない気がするが、好き。

以上13音色。昨日の録音よりは、マシであると思う。お聴きいただければ幸いである。

H2

2019/03/01

Yamaha EX5の相棒としてMOTIF-RACK ESを選ぶ

20190301a_motifrackesonex5

机右手のテーブルにヤマハEX5を置いた。これまでProphet '08を置いていたのだが、やっぱり使い慣れたEX5をメインの場所に置きたいよなあ、ということになった。机左手は下段がMONTAGE6で、その上にProphet '08を置いているが、Prophe '08は押し入れ行きになるかもしれない。

EX5でMOTIF-RACK XSを弾いて、おお、と思ったのは、EX5の中央部手前にある6個のノブにコントロールチェンジを割り当てるとMOTIF-RACK XSの音色を変えられることだ。つまみは6個あるが、左からカットオフ、レゾナンス、アタック、リリース、コーラスセンド、リバーブセンドということで、コントロールチェンジの74、71、73、72、93、91を割り当てるとそうなる。あと、モジュレーションホイール2に16を割り当ててアサイナブル1を変えられるようにし、ボリュームペダルを11に、フットコントローラーを7にした。こうすると、通常の音量を11で変えられる。MOTIF-RACKなどでコントーラーを「reset」から「hold」に変更しても、7で調整した音量はキープされないことがある。11いした方が都合がよい。

で、いろいろやっていたのだが、MOTIF-RACK XSはどうも具合が悪いということになった。

EX5はどうしてもボイスモードで使いたい。ボイスモードにして、「Controller Reset」を「hold」に設定すればボリュームペダルの値は音色変更時にキープされる。でも、パフォーマンスモードではリセットされてしまう。ボイスモードにすると音色は1個しか弾けないが、エレメントレベルでエディットすれば、スプリットとレイヤーはできる。エレメントが4個しかないので、その中でスプリットやレイヤーをするとなると凝ったことはできないが、EX5の波形は単体でもそれなりに鳴るものが多いので、難しくはない。

EX5は、ボイスモードで音色を切り替えると、バンクセレクトとプログラムチェンジを送る。これを切ることはできない。MOTIF-RACK XSがそれを受けると、バンクを切り替えてしまう。MOTIF-RACK XS側でバンクセレクトの受信をオフにすればバンク内で切り換えるようになる。それで使うか、と思ったのだが、MOTIF-RACK XSをボイスモードで使うと、音色は1個だけになるし、エレメントレベルで編集するのは困難である。本体だけではできないかもしれない。

ではMOTIF-RACK XSのマルチモードを使えばどうだろうか。これも試したのだが、プログラムチェンジでマルチの切り替えができないらしい。

で、MOTIF-RACK ESを引っ張り出してきて、パフォーマンスモードを試した。これはうまくいく。パフォーマンスは128個しかないのでバンク切り替えは必要ない。バンクセレクトをオフにしておけばOKだ。ボイスモードに切り替えれば、EX5のボタンでボイスを切り替えてオーディションできる。パフォーマンスモードでは、通常のボイスを4個と、プラグインボードのボイスを1個ずつセットできる。センドリターンのエフェクトの設定もできる。ボイスモードでもパフォーマンスモードでも、ボリュームペダル(cc#11)の値はキープされる。

で、いくつか音を録音してみた。

まずはEX5の1番ピアノとして使い始めた「Pf:Bosen14MB」だ。これはEX5の音である。

Pf:Bosen14MB


「20190301a_PfBosen14mb.mp3」をダウンロード

今回はいろいろあって、EX5のAES/EBU出力をEventide Eclipseに入れて、デジタルでdbx QUANTUMに送り、そこでコンプをかけてからKORG MR-2000Sに入れて録音している。音が今一つすっきりせず、QUANTUMでコンプをかけたのもよくないのか、今一つな音である。ピークが出て音量が小さくなり、それをSound Forgeでさらに上げて、汚くつぶれている。うーむ。

で、以下はMOTIF-RACK ESおよび、そこに内蔵したPLG150-DX、PLG150-APの音である。こちらも上記のデジタル接続で録音している。

Ap:FullGrand


「20190301b_ApFullGrand.mp3」をダウンロード

MOTIF ESの1番ピアノ。ヤマハのピアノサンプルの中では、これは目立って木の音がすると思う。ただ、今回の録音でそれをうまく録音できたかというと、そうでもない。

Ap:CF3Grand


「20190301c_ApCf3Grand.mp3」をダウンロード

PLG150-APの1番グランド。コンプのかけ方が悪く、音がひどく揺れている。元の音は、A4000に付属してきたCD-ROMのCFにちょっと似ていると思う。ディケイが短めで、でも、サスティンレベルはけっこう高い。

Kb:DXEPiano


「20190301d_KbDxEPiano.mp3」をダウンロード

PLG150-DXをMOTIF-RACK ESに入れた場合の「PLG1PRE1」バンクの1番に入っている「Kb:DX E.Piano」をパフォーマンスに入れたもの。エフェクトの設定はちゃんとコピーしてはいない。薄くノイズがかかっているが、これは、PLG150-DX内部が12ビットで、それに起因するノイズではないかと推測している。オリジナルのDX7もかなりノイジーで、それと同じものではないかと思う。

Kb:FullTine


「20190301e_KbFullTine.mp3」をダウンロード

「PLG1PRE1」バンクの2番に入っている「Kb:FullTine」をパフォーマンスにしたもの。これに関しては、MONTAGEに移植したものの方が好きかもしれない。そちらに慣れてしまったせいか。もともとFullTineはDX7マーク2の音だしね。

Kb:EPiano2


「20190301f_KbEPiano2.mp3」をダウンロード

パソコンのハードディスクにあったMidiQuestのファイルを開いて転送した音色の一つ。DX7で使っていた。

Ap:DreamBlld


「20190301g_ApDreamBlld.mp3」をダウンロード

MOTIF-RACK ESのパフォーマンスに入っていた音色の一つ。アコピとエレピとストリングスのレイヤー。

Kb:LoveAffair


「20190301h_KbLoveAffair.mp3」をダウンロード

これはエレピとストリングス。上の音色とあまり変わらないので、消すかもしれない。

Ld:Silkroad (Performance)


「20190301i_LdSilkroadPerformance.mp3」をダウンロード

昔DX7で作った音色。DX7は音色ごとにポリとモノの設定ができなかったので、ポリで使っていた。今回、モノにしてポルタメントをかけて、と細工したのだが、パフォーマンスに入れたらそれが再現されなかった。うーむ。バグではないかと疑っている。ビブラートはアフタータッチでかけている。

Ld:Silkroad (Voice)


「20190301j_LdSilkroadVoice.mp3」をダウンロード

こちらはボイス。ちゃんとモノになり、ポルタメントもかかっている。ディレイも大きい。

Co:Dynasty


「20190301k_CoDynasty.mp3」をダウンロード

MOTIF-RACK ESのパフォーマンスに入っていた音色の一つ。オーケストラのイメージだろう。

Pd:LenaH


「20190301l_PdLenaH.mp3」をダウンロード

これもMOTIF-RACK ESのパフォーマンスに入っていた音色の一つ。ソリーナのストリングスアンサンブルをイメージしたものだろう。オクターブを変えたりしているので名前に「H」を付けた。

Pd:FatAnalog


「20190301m_PdFatAnalog.mp3」をダウンロード

これもMOTIF-RACK ESのパフォーマンスに入っていた音色の一つ。アナログシンセっぽくはない気がするが、好き。

MOTIF-RACK XSのピアノがけっこう気に入っていたのでちょっと残念だが、しばらくはESをメインで使うことにしよう。FM音源があるのは嬉しいし。

H2

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