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2019/04/17

Pioneer TORAIZ AS-1を出してきた

20190417d_pioneertoraizas1

パイオニア「TORAIZ AS-1」を出してきた。TRITON STUDIOをしばらく使ってみようと思っていて、その上の左方に空きスペースがあった。Fireface 800の入力端子にも空きがある。ここは何か、アナログモノシンセでも出してこようかと考えたのだ。最初に出してきたのはWaldorfのRocketで、これはこれで楽しいのだが、CC#7やCC#11で音量をコントロールできないこと、アタックタイムが固定でスローアタックにできないことのが残念で、Waldorf Pulse2に変更した。これは前述のような不満はないのだが、Fireface 800に接続しているエフェクターが現在はReverb 4000のみで、ディレイをかけることができないのが難点となった。TRITON STUDIOに入れてそちらでかけるという手もあるが、面倒である。以上のような紆余曲折を経て、ディレイ内蔵のAS-1がよかろう、ということになったわけだ。

AS-1には以前作った「Saw1」が入っていたが、エディターの操作を誤って消してしまった。本体でボイスを初期化し、再度作った。それが下のファイルである。

Pioneer TORAIZ AS-1 Saw1

20190417a_ToraizAs1Saw1.mp3をダウンロード

鋸歯状波を1つ使ったリード。アフタータッチでビブラートがかかるように設定し、AS-1内蔵のディレイをかけている。CC#1でもビブラートがかかる。アフタータッチとTRITON STUDIOのジョイスティックY+でビブラートをかけており、かかり過ぎたところもある。

Sound Editorで見た様子が下の写真だ。

20190417c_toraizas1soundeditorsaw1

AS-1はProphet 6のボイスを基に作られている。そのため、ルーティングはシンプルで、マトリクスがない。本体でパラメータを呼び出して値を変更する、という作業も、ディスプレイが良いのとパラメータが少なめであることが相まって、さほど難しくない。「モジュレーション」はモジュレーションホイールのことかと思ったが、それはそうではなく、モジュレーションホイールはLFOのアマウント設定に固定されているようだ。アフタータッチでビブラートをかける作業が簡単なのは助かる。

AS-1はパイオニアの唯一のシンセである。今後、後継機が作られることはないだろう。

パイオニアは私にとって、幼いころから親しんできたブランドである。幼少期、家にあったステレオセットはパイオニアのものであった。真空管を搭載したレシーバーが壊れ、自転車の荷台に縛り付けてオーディオショップに運び、修理してもらった。「今度壊れたら無理かも」と言われた。チューナー部には「グリーンアイ」とでも呼ばれていたろうか、チューニングの状態を示す表示があり、それがとても美しかったのを覚えている。カムドライブのターンテーブルはワウフラッターがひどく、親に訴えてダイレクトドライブのプレーヤーを買ってもらった。

今使っているAVアンプはパイオニアのものだし、数年前に車を買った時はパイオニアのナビを付けた。パイオニアのDVDプレーヤーもある。DVDドライブやBDドライブもある。

そのパイオニアは、経営が傾いている。大きな原因は、カーナビの地図データのアップデートをけちったことだと思う。新品のカーナビを買っても、数年で地図の無料更新は終わり、その後は、数万円という驚くような金額を払わないと更新できない。これを知ると、更新が必要ないスマホのサービスに移ってしまうのはやむをえないところだろう(うちはそうしてはいないが)。アップデートを高額にすれば新しいカーナビを買ってくれるだろう、と考えたとしたら、どうしようもない浅知恵である。

AS-1は、いいシンセだと思う。アフタータッチ、CC#1、CC#7、CC#65などでうまく操れる。FXはボタン1発でオン/オフできる。たくさんのプリセットが学習に役立つ。シーケンサーやアルペジオも面白そうだ。これから徐々に使っていきたい。ただ、TRITON STUDIOからプログラムチェンジを送った際に、音が出るようになるまでに数秒かかるのはいただけない。SynCtrlやEX5だと大丈夫みたいなんだけど…。

H2

(2019/04/26追記)画像の設定を変更しました。

 

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