E-mu Systems E5000 Ultraを出してきた
E-mu Systemsのサンプラー「E5000 Ultra」をカワイMP9500の上にセットした。こんなスペースにラックを置けるとはこれまで考えていなかったのだが、やったら置けたので、L字コネクターのシールドなどを発掘してがんばって配線した。L字の電源コードは見つからなかった。
当初はMP9500とE5000 UltraのMIDIを直接相互接続していたのだが、将来を考えてMTP AVを追加した。他の音源をつなぐ、ノートパソコンをつなぐ、という想定である。まあ、当面しないと思うけれども。
とりあえず1音。
GRND.PIANO 1
アカイCD3000に付属してきた「STRATUS SOUND SAMPLER for AKAI CD3000」の「CONCERT GRAND PIANO ONE」をE5000 Ultraで読み込み、なぜかモノフォニックになっていたのでそれをポリフォニックに設定し直したもの。容量は2MB。指が転んでいるのはご容赦願いたい。
そのCD-ROMの袋の表面はこれだ。
で、キーボード関連の音の説明がこれ。
スタインウェイのDをffで弾いたという。確かにキンキンした音だ。ものすごく古い音で、今のPCMピアノの音とは比べるべくもないが、でもなんというか、飽きさせないものがある。
ディスクの著作権表記は1993年になっている。その年には、私はまだサンプラーを持っていなかった。CD3000を譲ってもらったのはだいぶ後のことだ。
E5000 Ultraを置いたのは、以前から、MP9500に何らかのハードウェアシーケンサーをつなぎたいと思っていたからだ。現代のシーケンサーソフトというかDAW(Digital Audio Workstation)ソフトは、私にとっては機能が多過ぎ、気が重い。コルグのPa1000やM3などを使っているとそちらの方がなじみやすい。以前はMP9500の上にM3を置いていたのだが、今はM3は他の場所で使っている。
シーケンサーを買おうかとも考えたが、昔のシーケンサーはFDに保存するものが多く、今さらFD機器を増やすのもどんなもんだろうと躊躇している。音源ユニットでシーケンサーを内蔵しているものはないかと考え、E-muのE5000 Ultraに思い至った。で、いつかは使ってみようと考えていたのだった。
今回の録音は、E5000 Ultraのシーケンサーにメトロノームなしで手弾きし、無修正である。録音は、E5000 Ultra→Mackie 1202VLZ→dbx QUANTUM→MR-2000Sという経路で行った。昨日は1202初代を使っていて、音の良さ(機能の少なさ)では初代の方が、と思っているのだが、信号をモニター出力とメイン出力に分けられるという点で、1202VLZを選んだ。
E5000 Ultraのシーケンサーは、イベントリストがないし、メトロノームを発音させるためにサンプルとプリセット(音色プログラム)を用意しなければならない。カウベルのサンプルを用意して、それで何とかなるかなー、と思っているが、今後どうなるかわからない。しばらく使ってみたいと思っている。
以前E5000 Ultra用に自分で作ったMOディスクも、まだほとんど聞いていない。のんびりいきまっしょい。
H2
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