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2020/05/23

Clavia Nord Stage 3 HP76を購入

20200523a_clavianordstage3hp76

スウェーデンClaviaの「Nord Stage HP(Hammer Action Portable)76」を買った。25万1000円+送料4985円。Nord Single Pedalと純正ケース付き。

2016年のMONTAGE 6以来の、20万円超である(記事はこちら ) 。買うまい買うまいと思っていても、つい買ってしまう。

先日、オークションにVOX CONTINENTAL 73が安く出ていて、入札したのだが、あきらめてやめてしまった。コルグの48kHzサンプルを10GB超搭載し、軽くて扱いやすく、ピッチベンドもある。平らな部分に他の機材を置けそうでもある。いいなぁ、と思ったのだが、あきらめてしまった。

その理由の一部は、アフタータッチがない、モジュレーションホイールがない、であった。アフタータッチがない鍵盤ってどうなのよ、メインとして使うわけ?と自分に問うた。

モジュール型のシンセを弾いていると、この音色を作った人はモジュレーションホイールを想定しているな、とわかることがあり、その時にすっと操作できるので、モジュレーションホイールはやはり便利なのだ。コルグのジョイスティックも悪くはないが、Y+に押してロックボタンを押して、っていうのは、できることはわかっていても、あまりやりたい操作ではない。

だったら手持ちのものを出してくるか、ということで、Nord Stage EX HA(Hammer Action)76を出してきた。久々に弾いたら、これがよかった。このところ鍵盤数の少ないシンセを出していることが多かったせいか、76鍵盤が大変に嬉しく感じられた。

76鍵盤は、そんなに多く持っているわけではない。最初に買ったコルグT2EXは、アフタータッチが動作しない。画面が暗く、FDDも動かない(多分)。次に買ったEX5はスイッチが渋いことを除けばまあまあ動くが、でかく重い。1268×129×407mm、20kgである。3番目に買ったNord Stage EX76は1132×121×334mm、16.5kgだ。今の置き場所の状態だと、奥行きがEX5より6cm程度短いというのはけっこう助かるポイントである。

で、Nord Stage EX HA76がなかなかいいなぁ、と思っていたところに、Nord Stage 3 HP76が現れたというわけだ。

今回のオークションは20万円スタートだった。Nord Stage 3が20万円で買えるというのは、今後もなかなかないだろうと思った。

Nord Stage 3 HP76が届いて少し触ってみた感想は、うまくまとめてるよなぁ、正常進化だなぁ、である。

Nord Stage初代は2005年から2008年にかけて製造・販売された。そのマイナーチェンジ版である「EX」は2008年から2011年に製造・販売された。Nord Stage 3は、2017年に登場した。初代とEXはピアノ用メモリー容量が違う程度で、基本設計は同じだ。初代と3の間には12年の時が流れている。

それでも、EXと3を弾き比べて、印象が酷似しているのが感動的だった。基本的には、弾き味が同じである。

フォームファクター、機能のラインナップ、操作性が、ほぼ継承されている。成功した製品ってのは、これができるんだなぁ、と感じた。

もちろん、違うところはある。Nord Stage 3 HP76は1122×127×347mm、12.5kg。HAからHPにして4kgの軽量化を果たした。HP76の鍵盤は、HA76よりも少しバネが強く、パタパタ音が少し少ない。弾き味としてはけっこう似ている。

EX HA76はピアノ用波形メモリーが256MBだったが、3 HP76は2GBと8倍に増えた。EX HA76の同時発音数は40~60音だったが、3 HP76は120音である。EX HA76はシンセセクションに波形メモリーを持たなかったが、3 HP76は480MBを持っている。アルペジエーターも付いた。

「おお」と思ったのは、オルガンのスウェルペダルだ。EXのスウェルは音量が変わるだけだと思うが、3のスウェルはもっと複雑な変化をする。これは使いたいなぁ、と思ったので、スウェルペダルをボリュームに設定して全パートの音量を制御できるようにし、コントロールペダルをスウェル兼用とした。

過去を踏襲しつつ、微妙によくなっている。見事である。

もちろん、EXにあって3にない機能もある。その一つは、シンセセクションの「UNISON」つまみだ。クラビアの製品で、UNISONがつまみになっているのは、たぶん、Nord Lead3/Rack3とNord Stage初代/EXだけだろうと思う。これ、好きなんですよ。

Nord Stage初代/EXのシンセセクションには「BASS」「TREBLE」つまみがあって、これもよかった。あと、3のシンセパネルを見ると、オートグライドのインジケーターがない。MONOだとかかりっぱなしで、LEGATOだとオートになるらしい。ちょっと残念かも。EXTERNセクションのオクターブボタンが1個にされてしまったのも、ちょっと残念かな。

きっちり測ったわけではないけれど、3のフロアノイズは、EXより低い気がする。

一つ音を。

Nord Stage 3 A:11 Royal Grand 3D

Nord Stage 3の一番最初にあるピアノ。元ネタはヤマハS6だそうな。S6ってちゃらちゃらした音だと思ってたけど、これはしっとりしてますなぁ。まあ、1台1台違うのは当然だから。ポリ数の多さ、リリースの長さ、ノイズの少なさが感じられる。

Nord Stage 3は他のいろんな機種と競合するのだろうけれど、アフタータッチを重視する私としては、アフタータッチ付きの73/76/88鍵盤で考えると、競合はさほど多くないように思える。ヤマハMONTAGE、コルグKRONOS、ローランドFANTOM、KurzweilのPC4とForte、電子ピアノ系も含めるとDexibellのVIVO S9、Studiologicのnuma compact 2/2Xとnuma stageくらいだろうか。

Nord Stage 3、これから20年くらいは使えるでしょう。

H2

 

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