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2020年7月

2020/07/31

サラウンド5.1チャンネルのWAVファイルとWMAファイルを作成

20200731a_longlongrain5_1ch

昨日の記事で「Long Long Rain」というシンセソロの、ステレオのセンターに定位させたバージョンと、左右に振ったバージョンを公開した。その後、サラウンド5.1チャンネル化しようと作業をしていた。

Mac上のLogicでSH-101 Plug-out(プラグインとして使っているが)を6個並べ、それらのパンを、Left、Right、Surround Left、Surround Right、Center、LFEに振り、音をはめ込んだ。LFEは通常のメロディだと音量が小さくなってしまうので、ベース音を録音して、それが出てくるところに関しては2声にした。

Logicでまあまあちゃんと鳴るな、というところまで作って保存した。バウンスしてWAVファイルを作成した。「プロジェクトまたは選択範囲」を選び、「用途」を「PCM」、「ファイルフォーマット」を「Wave」、ファイルタイプを「インターリーブ」にし、「サラウンドバウンス」のチェックを入れると、5.1チャンネルのWAVファイルができる。

上の画像は、そのWAVファイルをWindows上のSound Forgeで開いた様子だ。上から、Left、Right、Center、LFE、Surround Left、Surround Rightの順番で音が見える。最初の1小節はLeft、次の1小節がRight、次の1小節がSurround Right、次の1小節がSurround Left、次の1小節がCenterという風に音を配置している。その後はもう少し細かく音を回している。LFEは、5小節目からベース音が入っている。

仕事のメイン機として使っているWindowsパソコンは現在、S/PDIFオプティカルでパイオニアのAVアンプ「VSA-919AH」へ音を出すことができ、USB接続したローランド「UA-S10」にも音を出すことができる。

20200731b_windowscontrolpanelsound

Realtek Digital Output(Optical)に接続したVSA-919AHはけっこういろいろなデータを受けてくれる。

20200731c_realtekdigitaloutputencodingsa

「DTS Audio」「Dolby Digital」「Microsoft WMA Pro Audio」のどれも動く。エンコード形式をクリックして「テスト」ボタンを押すと、LFE、Left、Center、Right、Surround Right、Surround Leftの順で音が鳴る。

ただ、5.1チャンネルのWAVファイルは、エンコードされていないので、それをRealtek Digital Outputに送ることはできない(私の知る限りでは)。UA-S10は6チャンネルの出力ができるようだが、今のところ2チャンネルしかスピーカーに接続していないので、5.1チャンネルを送ることはできない。

Sound Forgeでは、5.1チャンネルWAVファイルから、5.1チャンネルWMA(Windows Media Audio)ファイルを作成できる。

ダウンロード - 20200731a_longlongrain5_1ch48khz24bit256kbps.wma

Windows Media Playerで5.1チャンネルWMAファイルを開き、Realtek Digital Outputを介してVSA-919AHに送ると5.1チャンネルの再生ができる。

20200731d_windowsmediaplayerplaying5_1ch

ただ、リピート再生を指定しても2回しか再生せず、2回目が終わると挙動がおかしなものになる。私が作ったファイルに問題があるのかもしれない。先日の記事で紹介した「WavPlayer」でも同様である。

Windows Media PlayerとWavPlayerで5.1チャンネルWAVファイルをRealtek Digital Outputに送ってみたら、2チャンネルにダウンミックスされ、音量がかなり小さくなってしまった。

今回作った5.1チャンネルWAVファイルと5.1チャンネルWMAファイルをUSBメモリーにコピーし、Oppo Digitalのユニバーサルプレーヤー「BDP-103」で再生してみた。どちらも再生できた。BDP-103からVSA-919AHへの接続は、HDMI、アナログ5.1チャンネルのどちらでも大丈夫だった。

「コントロールパネル」の「サウンド」でUA-S10を「既定のデバイス」に設定し、Windows Media Playerで5.1チャンネルWAVファイルと5.1チャンネルWMAファイルを再生してみた。2チャンネルにダウンミックスして再生してくれた。LFEのレベルが小さいが、それを除けば問題はないようだった。リピート時の挙動がおかしくなることもなかった。

Windowsパソコンにはfoobar2000を入れていて、これはASIOでUA-S10に接続している。5.1チャンネルWAVファイルを再生したところ、LeftとRightは発音されるが、他は音が出なかった。5.1チャンネルWMAファイルでも同様だった。

20200731e_windowsfoobar2000playing5_1chw

画面下部のステータスバーを見ると、ファイルは認識しているので、何らかの方法で5.1チャンネル再生ができるかもしれない。

VSA-919AHで5.1チャンネルの再生がうまくいった時であっても、その音は、Logicでパワードモニターの5.1チャンネルを鳴らした時とは、かなり違うものであった。

その理由の最大のものはサブウーハーの鳴りの違いだ。Logicで使っているサブウーハーTS112のローパスフィルター(ハイカットフィルター)の設定は、最高値のたぶん300Hz程度にしている。VSA-919AHに接続しているYST-SW800の方は、VSA-919AHの自動補正機能によってローパスフィルターの設定がかなり低くなっていると思われる。そんなわけで、TS112から出てくるベースははっきりしているのだが、YST-SW800から出てくるベースは大変に控え目になってしまったのだ。

また、VSA-919AHに接続しているセンタースピーカーNS-M125の音は、単体で聴くと、NS-10Mと比較してさえ、頼りないものであった。

ここまで得られた知見としては、我が家のWindowsパソコンで5.1チャンネル音声を再生するには、WMAファイルが一番簡単であること、その音質が物足りない場合は、WAVファイルを作ってBDP-103で再生する方法があること、くらいだろうか。

次は、Macで再生するにはどうするか、の実験をするつもりだ。しかしまあ、くたびれるなぁ。

H2

2020/07/30

Roland SH-101 Plug-outで「Long Long Rain」

20200730-102734

Roland SH-101 Plug-outを、プラグアウトしないで、Mac上のLogicで発音させて録音した。

Long Long Rain (Center Only)

こうした演奏をする際は、左手でモジュレーションホイールなどを動かしてビブラートをかけることが多いのだが、今回は、後で分割するつもりであったため、それをしなかった。その代わり、固定で少しビブラートをかけている。ディレイビブラートにしようと思ったが、SH-101にはその機能がないようだ。SH-2に切り替えようかと思ったが、面倒になってやめた。

演奏内容は下のようなものである。

20200730a_longlongrainmemo

で、Logicで、トラックを1個追加し、そこに演奏内容をコピーして、2個のトラックを左右に振り、演奏内容のノート情報を、消し過ぎないように注意しながら、左右で同時に鳴らないように消していった。

Long Long Rain (Left and Right Panned)

一つの演奏を、左右に振ったもの。ただ、最後の1音だけは、左右チャンネルの両方を鳴らした。

エフェクトは、SH-101 Plug-outの内蔵ディレイをかけている(最初の画像参照)。

左右に振ったバージョンは、録音と編集が難しかった。モニタースピーカーの左右のバランスが悪いと、フレーズごとにノートの音量が変わり、聞くに堪えないものになってしまうからだ。

Genelec 1031Aは、以前に自分で合わせたのが全く合っていなかったことがわかった。通常の音楽を聴きながら左右のレベルを合わせたのだが、それがまずかったのかもしれない。VSA-919AHで駆動するヤマハNS-10MとAuratone 5Cは左右のバランスが取れているようだった。やれやれ。

この曲は、サラウンド5.1チャンネルの実験をするためのものだ。疲れたので、それは後日になるかもしれない。

H2

 

2020/07/29

機材配置変更続く

昨晩は、どうも寝付けず、家族が寝静まった夜中に機材配置変更の続きをしていた。朝起きて朝食を食べ、再度開始。昼食を食べて続き。もうじき14時かというところで、とりあえず一段落した。

机右側はこんな感じ。

20200729a_rightside

Waldorf Blofeld Keyboardが中心で、昨日と大きな違いはない。ただ、左奥のラックの音源を一つ増やした。

20200729b_3modulesdigitallyconnected

従来はヤマハMOTIF-RACK XSとE-mu Proteus 2000だったが、机左側からローランドINTEGRA-7を移動してきた。この3台はすべて、ADI-8 DDにデジタル接続し、Mac上の遠隔操作ソフトで操作できる。PCMベースの万能音源で、これらが控えていれば、机の上のキーボードに何を出してきても、オーソドックスな音色のバリエーションが不足することはないだろう。

机左側はこうなった。

20200729c_leftside

液晶ディスプレイは、机右側のMacbookにHDMIで接続している。上段中央のPFU Happy Hacking Keyboard LiteもMacbookに接続している。無線接続のマウスを運んでくれば、机右側でも机左側でもMacを扱えるというわけだ。

Nord Stage 3、Nord Rack初代、アカイS6000は、写真右手のラックに入れた、フォステクスAC2496に接続している。そこからAES/EBUでADI-8 DDに信号を送る。音源3種のうち、一つを選択利用する形だ。AC2496にある「ANALOG INPUT MODE」つまみを回すことで選択できる。

AC2496のAES/EBU出力4はADI-8 DDに行っているが、AES/EBU出力2はdbx Quantumに接続した。Nord Stage 3とS6000は、どちらか一方を選んで、dbx Quantumに直接送れる。他の音源と混ぜる必要がない場合は、そのままMR-2000Sに録音した方が音が良さそうに思えたからだ。Nord Rackはその接続ができないが、これはFirefaceでエフェクトを多少なりともかけたいことが多いだろうから、よしとする。

Nord Rack初代は、どうしてもこれを使い続けたい、というほどには思っていない。今はこれをお試し中で、この先は、他の音源を出してくることもあるだろう。実験スペースのようなものだ。

机左手の音出しをしていて面白かったのは、音が背面から聞こえるのは横から聞こえるのよりは許せる、と感じたことだ。ライブやる時はその向きだし、前後がひっくり返っても、ステレオ感はわかる。

スペースができたので、カセットデッキ(オンキヨーK-505FX)を出してきた。

20200729d_sonymdspc2_onkyok505fx

当初、カセットデッキをアナログで、MDデッキ(ソニーMDS-PC2)を光デジタルでVSA-919AHにつなごうとしたのだが、光デジタルがうまく動かず、どちらもアナログ接続となった。机の下に仰向けで侵入してVSA-919AHの背面に手を伸ばす動作を何度も繰り返し、大変だった。ま、音が出たからよしとしよう。

かなり汗をかいた。ふー。

カセットデッキから流れてくるグールドの演奏に、洗われる気がする。ワウフラッターが感じられることがあっても、だ。グールドが終わって、次のカセットはYMO「浮気なぼくら」である。

H2

2020/07/28

サラウンド(5.1チャンネル)制作環境を整える

20200728a_surroundfront

7月頭に風邪をひいてそれがなかなか抜けず、元気のない日々を過ごしてきた。シンセを弾く気になれず、配置や配線を変える元気もない。DVDで映画を観たり、本を読んだり、音楽を聴いたりして、シンセにあまり触らない日々が続いていた。

このところ、サラウンドのDVD-Audioをいくつか購入して聴き、サラウンドの制作も、一生に一度はやってみるべきだろうか、と考えた。

ここで問題になるのは、サラウンドの制作環境をいかに用意すべきか、である。

我が家で初めてサラウンドの再生環境を作ったのは、パイオニアのAVアンプ「VSA-919AH」を買った時である。DVD/SACDプレーヤーのアナログマルチ出力をAVアンプのアナログマルチ入力につないで、5.1チャンネル再生ができるようにした。Fireface 800の出力をAVアンプのアナログマルチ入力に接続すれば、それで何とか制作環境になるのだが、どうもそれは気が進まなかった。

気が進まない理由の第1は、Fireface 800からVSA-919AHへと配線してしまったら、リスニングはどうすればいいのか、と考えたからだ。DVD/SACDプレーヤーからFireface 800に接続すればいいのだが、そこで6チャンネルを消費したら、Fireface 800のアナログ入力は4個だけになってしまう。それってどうなのよ、と思った。また、リスニングをするためにFireface 800を操作しなければいけない、というのも、気軽なリスニングを阻害する。

理由の第2は、VSA-919AHの出力が小さいことだ。VSA-919AHは、音楽を聴く際にも、音量を上げると冷却ファンが回ってうるさい。かなり非力である。音楽を聴くならなんとか我慢できるが、一つのシンセの音を鳴らす際には、非力過ぎて耐えられない。

音楽を聴くのと、楽器音を単独で聴くのとでは、必要な出力が違う。後者の場合、相当に出力が大きくないと、しょぼく聞こえてやる気が削がれる。

そんなわけで、マルチチャンネルの制作環境は、いつかはパワードモニターで作りたいと思っていた。

そこで問題になったのは、リスニングのサラウンド環境と、制作用のサラウンド環境の両方を置くスペースがあるのか、ということであった。最大の問題はセンタースピーカーである。メインディスプレイが43型と大きく(記事はこちら)、その手前に置くセンタースピーカーは、高さ105mmのヤマハNS-M125がぎりぎりである。まともなパワードモニターを置くのは難しい。

で、考えて考えて、思いついたのは、机右側の作業スペースをサラウンド化することだった。

上の写真がその様子で、フロントLRがEve AudioのSC307、センターがBehringerのB3031A、サブウーハーがEve AudioのTS112である(テーブルの下に少しだけ写っている)。

リアは下の写真のように、Genelec 1029Aだ。

20200728b_surroundrear

これまで机左側では、Nord Stage 3 HP76を中心にしたセットで、1029Aを使っていた。1029Aを机右側システムのリアとして使えば、机正面のシステム(VSA-9191AHの5.1チャンネル、Genelec 1031A+Dynaudio BM14Sの2.1チャンネル)をそのままに、サラウンドの制作環境を別途作れるだろうと考えた。

机左側のモニターをどうするんだ、という問題は生じる。1029Aを差し出してしまったため、机左側は現在、音が出ない状況になっている。まあ、これはおいおい考えていくこととしたい。

blofeldの出力をFireface 800に入れ、各スピーカーが鳴ることを確かめ、スピーカーのセッティングをなるべくフラットなものに戻した。Logicに音楽のWAVファイルをインポートして5.1チャンネル再生ができることを確かめた。VSA-919AHとは比べ物にならない出力があり、余裕がある。

続いて、Logicで何かを作った時に、それをどのような形式でリリースすればよいか、を考え始めた。他の人に聴いてもらうには何らかのファイル形式、エンコード形式を選ばなければならないからだ。

作成したファイルは、VSA-919AHのリスニングシステムで聴きたい。なぜなら、サラウンドの音なんてこれまで作ったことがないわけで、その参考になるのは、先人たちが作ったサラウンドディスクしかない。サラウンドディスクを普段聴いている環境で自分の音も出してみて、比べてみる必要がある。

また、VSA-919AHは自動補正機能があるが、パワードモニターを6台適当に並べて作った環境は、音量バランスがうまく取れているかどうかさえ疑わしい。VSA-919AHで再生して、試行錯誤するのは不可欠だ。

Logic Pro X: サラウンド機能の概要」によれば、エンコードには「Compressor App」が必要らしい。6100円という価格を見てびびったが、買ってみないと何もわからないと判断して買った。動かしてみてもよくわからない。短時間でわかるものではなさそうだ。

いろいろ検索していたら、「Logic Pro X: サラウンド・オーディオ・ファイルをバウンスする」という記事があった。なんと、DVD-Audioディスクを焼けるらしい。MacにUSB接続のDVDドライブを接続してやってみた。Oppo BDP-103にそのディスクを入れたら再生できた。

20200728c_oppobdp103playingdvdaudiomulti

「DVD-A」と出ているからDVD-Audioで、「PCM M.CH」と出ているから、PCMマルチチャンネルである。

BDP-103からVSA-919AHへの接続は、アナログマルチチャンネルとHDMIの2系統を配線している。HDMIで接続すると、VSA-919AHの表示は下の写真のようになった。

20200728d_pioneervsa919ahreceivingpcmmul

HDMI経由で、PCM5.1チャンネルを受けている。

おお、すごいぜ、と感動したが、この方法には難点がいくつかある。データを持っていくのに、DVD-Rディスクが1枚必要になる(DVD-RWを使うという手も考えられるがまだ試していない)。書き込みにけっこう時間がかかる。サンプリング周波数を48kHzまでしか上げられない。パソコン上のファイルをクリックして再生するのに比べて操作が煩雑である。

次に試したのは、1チャンネルごとにWAVファイルを用意し、Windows上のSonar 8.5 Producerでエンコードする方法だ。WMA(Windows Media Audio)のファイル(拡張子wma)を作れる。ただし、こちらも、サンプリング周波数48kHzはうまくいったが、96kHzはうまくいかなかった。

そのWMAファイルは、Windows Media Playerに関連付けておく。WMAファイルをダブルクリックすると、Windows Media Playerが再生を始める。コントロールパネルの「サウンド」で、「Realtek Digital Output(Optical)」を「既定のデバイス」に設定し、その先につながったVSA-919AHに送る。これで再生に成功した。VSA-919AHの画面は下の写真のようになる。

20200728e_pioneervsa919ahreceivingwmamul

以上の二つの方法は、制作環境からリスニング環境に音を運ぶ、という用途であれば、まあまあ合格点と言える。

ただ、他の人に音を公開する、という用途では、上の二つの方法はまずいだろう。DVD-Audio対応、サラウンド対応のプレーヤーは消滅しつつある。WMAのサラウンドも、それを再生して喜んでいる人が、私以外にいるとは、あまり思えない。

サラウンドの配信って、どんな形式が使われてるんだろう。FLACかなぁ。うーむ。

H2

2020/07/16

Kawai F-30を購入

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河合楽器製作所のペダル「F-30」を買った。3500円+送料810円、そこからクーポンで100円引き。

上の写真は、Nord Stage 3につながれたペダル類だ。左のNord Triple Pedalはグランドピアノと同様に、左からソフト、ソステヌート、ダンパー(サスティン)。中央のF-30は、左から、ロータースピードトグル、プログラムダウン、プログラムアップとして動作している。その右にあるヤマハFC7は、左がボリュームで右がコントロール兼スウェルだ。

F-30は、カワイMP9500に接続するつもりで買ったのだが、そちらではうまく動かなかった。右のダンパーはなんとか動いたが、ソフトとして動くはずの中央ペダルは、踏まないと弱音、踏むと通常の音、と動作が逆になってしまった。左ペダルも極性が逆だった。カワイはステージピアノ用のペダルを仕様変更したらしい。がっかりしたが、上の写真のように、Nord Stage 3ではまあまあ動いたので、あきらめる。

MP9500のペダルは元に戻した。下の写真がそれだ。

20200716b_kawaimp9500korgm3pedals

左がソフト、中央がダンパー。右のコルグEXP-2は、M3-Mにつないでマスターボリュームを制御している。MP9500の出力をM3-Mに入れて鳴らしているので、M3-MのマスターボリュームでMP9500の音量も変えられる。シーケンサーに音量制御を録音したい場合はペダルを増やすなどの工夫が必要になるが、今のところ、そこまでしたいという状況ではない。

ヤマハMONTAGE 6の下のペダルは下の写真のようになっている。

20200716c_yamahamontage6pedals

一番左は、まじめに設定していなくて、多分アルペジオのオン/オフだと思う。その右のFC3Aはダンパー。右のFC7は、左がエクスプレッション、右がスーパーノブ兼CC#7である。

なかなか、難しいなぁ。

H2

2020/07/13

Clavia Nord Stage 3で「Cool Your Lusts」

20200713a_coolyourlustsmemo

なんかよくわからないが1曲。

Cool Your Lusts

Nord Stage 3でプログラムをピアノでイニシャライズして、最初に出てきた「Royal Grand 3D」を弾いたもの。シーケンサーに録音しているが、メトロノームなしで手弾き無修正。t.c.electronic Reverb 4000の「Soft Hall」をかけているが、大量ではない。

Nord Stage 3を買って散財し、反省して買い物をなるべく控えようと思っている。あー、これいいなぁ、と思っても、買わない言い訳をがんばって考えている。ははは。

H2

2020/07/12

Clavia Nord Stage 3で「私が子供だったころに」

20200712a_wheiwasakidmemo

Nord Stage 3で、音色のイニシャライズをしてピアノを選び、内蔵されているピアノ音色を一つずつ弾いてみた。まあたくさん入っていること。グランドもすごいがアップライトもすごい。CPは1個しかないようだが、質はいいなぁ、と進み、ローズの最初の音「EP1 Deep Timbre Lrg」に着いた。

エフェクトをかけてみるか、と思い、Weather Reportの「Milky Way」みたいな音が作れないかなぁ、とワウをかけてコントロールペダルでレイトをモーフした。アンプシミュレーターで歪みを加えた。Milky Wayが弾けるわけではないので、何か作るか、ということで作ったのが上の譜面の曲だ。

譜面がほぼできたくらいで夕食の時間になった。用意して、食べて、戻ってきて、パソコンを起動し、シーケンサーを立ち上げ、フリーテンポで弾いた。

When I Was A Kid

Weather Reportのデビューアルバム「Weather Report」の最初に収録されていた曲「Milky Way」のザビヌルのエレピを想像して音を作り、独奏したもの。メトロノームなしで無修正。レコーダーMR-2000Sを録音状態にしてシーケンサーをスタートさせ、後で追加したフェイザーのレイトとアマウント、リバーブのドライ/ウェットをいじりながら録音した。

Weather Reportのデビューアルバム「Weather Report」のリリースは1971年である。私は幼稚園に通っていた。

Milky Wayを初めて聴いたのは、たぶん、高校の時に図書館に行ってジャズの全集の中にあったWeather Reportの抜粋版のレコードを聴いた時ではなかったかと思う。Weather Reportのレコードを買ったのは、たぶん、1988年に米国から日本へ帰る時だったろう。

昔だなぁ。

エクスプレッションペダルは音量調整に使うので、エクスプレッションペダルの端子が1個のシンセだと、ペダルワウは面倒でやらないと思う。Nord StageやヤマハのMONTAGEとかEX5とかは、ペダルの端子が2個あるので、その点は気に入っている。

Nord Stageでは、ワウをかけるとリングモジュレーターはかけられない。パネルBに用意するという手もなくはないが、ちょっと面倒である。MONTAGEだとインサーション2個とマスター2個を選べるが、それでもやはり足りないかも。インサーションを多く連結できるもの、というと、KRONOSとかM3とかTRITONとかになるだろうか。

ザビヌルのローズを真似するには、エクスプレッションペダル2個では不足だ。キーボードマガジンのライブセットアップの写真には、たくさんペダルが並んでいたっけなぁ。

H2

2020/07/10

Clavia Nord Stage 3で「ランダムに変調される音符たち」

20200710b_randomlymodulatednotesmemo

Nord Stage 3のシンセセクションのLFO(Low Frequency Oscillator)の波形には「S/H(Sample and Hold)」があり、MIDI同期も可能だ、というので音を作って弾いてみた。

Randomly Modulated Notes

ポリフォニックであっても、ボイスごとにLFOが用意されているということはないようで、和音に同じようにLFOがかかる。それが面白い。弾いているのは上の譜面であるが、少しずつ音数を増やしている。シーケンサーに録音してそれを再生しつつ、Nord Stage 3のつまみをいじって、最初はフィルターにLFOの変調をかけ、途中からオシレーターのピッチにもかけている。ピッチスティックを揺らしたりもしている。最後のあたりではテンポを落とし、LFOの変調をやめて、きれいな音で終わるようにした。本当にそうなっているかどうか、自信はないけれども。エフェクトは内蔵のピンポンディレイとリバーブ少し。

Nord Stage 3を録音する時はちょっと油断するとノイズレベルが高くなるので音量を目いっぱい上げるのだが、それをすると歪んだりする。今回は、m4aまで作った段階で歪みに耐えきれなくなり、MR-2000Sを回すところからやり直した。

Nord Stage 3は通常は、鍵盤楽器をうまく弾ける人が選ぶ「ステージ・キーボード」である。それを、高度な演奏ができない私のような人間が買うとこうなる。

ま、いっか。

H2

Clavia Nord Stage 3で基本音色を作る(10音色)

20200710a_clavianordstage3hp76

風邪が抜けなくてやる気がない状態が続いている。手なぐさみにNord Stage 3 HP76の電源を入れ、シンセセクションで基本波形を使った音色を10個作ってみた。

Saw01

クラシック波形の鋸歯状波を1個使ったリード音。4秒くらいのところに出てくるビブラートはアフタータッチによるもの。13秒くらいのところに出てくるビブラートはピッチスティックを揺らしたものだ。フィルターは「LP M」。ディレイを少しかけている。よくできたバーチャルアナログだと思う。太さと鋭さのバランスがいい。

Pulse1

先の「Saw01」の波形を「Square」に変え、モノレガートにしてポルタメントを少しかけ、ビブラートをホイールでかけたもの。カットオフとレゾナンスの調整もした。モジュレーションホイールでかければ十分なビブラートがかかるのに、アフタータッチだとかかりが弱い。もうちょいなんとかしてくれんかなぁ、と思う。サウンドメニューの中の設定を、アフタータッチ時にも有効にしてくれればいいのではなかろうか。Nord Stage 3のシンセは、モノにするとフルタイムでポルタメントがかかり、モノレガートにするとフィンガードのポルタメントがかかる。ヤマハDX7はポリでもポルタメントをかけることができたので、その後に買ったシンセではがっかりすることが多い。

ATMorphVib

通常のビブラート機能でアフタータッチビブラートをかけるのではない方法を試した音色。オシレーターのコンフィギュレーションを「1 Pitch」にし、アフタータッチでオシレーターセクションの「LFO」をモーフしてビブラートをかけた。少しはかかりがよくなるが、十分とは言えない。ヤマハのDX7とかEX5とかMONTAGEでは、発音時の揺れをアフタータッチビブラートで出せるのだが、Nord Stage(持っているのは初代EXと3)では難しい。

SawStrings

クラシックの鋸歯状波を選び、コンフィギュレーションを「4 Detune」にしてデチューンをかけて揺らしたもの。ユニゾンを「1」にしてステレオ感も付加した。ディレイはなし、リバーブを「ROOM 2」で少しかけている。バーチャルアナログの素性の良さはさすがだ。Nord Stageは、電子ピアノの中で最良のシンセを搭載した機種であると私は思う。

SawBrass

鋸歯状波を一つ出し、MOD ENVでカットオフを大きく揺らして作ったシンセブラス。バーチャルアナログの素性の良さは、この音でも感じる。エンベロープジェネレーターが3ポイントであるため、サスティンレベルをうまく調整できず、もどかしい。EGは4ポイントあった方が使いやすいがパネル面積が限られているので、まあ仕方ないかとは思う。揺らしたくなかったので、エフェクトはリバーブを少しかけただけ。

FmStrings

クラシックの正弦波を選び、コンフィギュレーションを「13 FM2」にして、モジュレータをキャリアと同じ周波数にしたままで(値でいうと「0 semi」)FMをかけて作ったストリングス。FMだけだと倍音をうまく制御できないので、カットオフとレゾナンスを使った。FMのコンフィギュレーションが2個しかない。Claviaのこれまでの機種に比べ、控え目である。ユニゾンは「3」にしている。ユニゾンを3にすると揺れ過ぎることが多いのだが、この音はこれでOKだった。Nord Stage EXはユニゾンがつまみで、あれは良かったなぁ。

PwmStrings

PWM(Pulse Width Modulation、パルス幅変調)を使ったストリングス。PWMは音が低いところが揺れ過ぎるので、上できつめにかかり、下で控え目にかかるように調整することが時々あるのだが、Nord Stage 3でそれはできないようだ。

SuperSawStrings

Nord Stage 3のオシレーターセクションには「SUPER」という波形カテゴリーがある。その最初にある「Super Wave Saw」でストリングスを作った。ローランドのSuperSawはデチューン量を変えられる機種が多いが、Nord Stage 3は、1と2で違う程度で、可変ではない。それでも、文句なくいい音だ。

WavEp1

Nord Stage 3のオシレーターセクションには「WAVE」という波形カテゴリーがあり、ピアノ系を含む多くの波形が入っている。ここでは「Wave EPiano 1」を選び、オシレーターコンフィギュレーションを「12 FM1」にしてFM変調をかけた。ユニゾンを「2」にしてステレオ感を付けた。クラシック波形でなくてもFMかけられるんだ!というのは感動した。NordのピアノライブラリにあるFMエレピは今一つなので(ないよりマシではある)、シンセ側で作る方がよさそうだ。

FormantLead

Nord Stage 3のオシレーターセクションには「FORMANT」という波形カテゴリーがある。その最初にある「Formant Wave Aaa」を使ってみた。オシレーターコンフィギュレーションを「1 Pitch」にしてMOD ENVでせり上がりを付けた。エンベロープを逆にすることはできないようで、ちょっと残念である。ビブラートをたっぷりかけたかったため、モジュレーションホイールでかけた。

Nord Stage 3、よくできているなぁ、と思う。音がよくて操作がしやすいピアノとオルガン、それに、けっこう強力なシンセが付いている。シンセ好きだと、これを選んでしまうだろうなぁ、と思う。

上記10音色のns3fファイルは以下でダウンロードできる。他の音色も入ってしまっているのは、ご容赦願いたい。

ダウンロード - clavianordstage3_20200710a.zip

H2

2020/07/07

WavPlayerを更新、ウィンドウ位置を覚えないバグを修正

20200707a_wavplayer20200707a

WavPlayerを使っていて、終了時のウィンドウ位置が、次回起動時に復元されないのが気になった。デバッグ用のラベルを付けて位置を表示したところ、無用にリセットされている。

起動時に下のAdjustLocationメソッドを呼ぶようにしていた。

20200707b_wavplayeradjustlocationmethod

その呼び出しをコメントアウトしたら無用なリセットはなくなった。

昔このコードを書いた時、マルチディスプレイだとうまく動かないかもしれないなぁ、と思っていた。今は2ディスプレイ環境なので、そのせいでうまく動かないのかもしれない。ビルドするVisual Studioが変わっている(新しくなっている)ので、そのせいで動かなくなったのかもしれない。

とりあえずこれで。

ダウンロード - wavplayer20200707a_x64.zip

ダウンロード - wavplayersource20200707a.zip

上記2つのファイルは現状有姿で提供されるものであり、不具合があっても責任を負いません。

H2

(2020/07/09追記)

上の画像のコード、おかしいですね。LeftとBottomが混在してる…。Visual Basicからの移植時に間違えたのかなぁ。

2020/07/06

WavPlayerを更新、ランダム再生を可能に

20200706a_wavplayer20200706

主に使っているWindowsパソコンで音声ファイルを再生する際、まじめに聞く場合はfoobar2000などを使うのだが、自作の「WavPlayer」というソフトも未だに使っている。

1997年の初期バージョンがこちらにある。これはVisual Basicのバージョン4か5で作ったものだろう。2012年ごろ、Visual BasicとC#で書き直した。

ディレクトリツリーが左に表示され、ディレクトリを選ぶとその中にある音声ファイルがリストアップされ、その再生ができる。リストを作る手間がなく、ファイルを探す際などに役立つ。

m4aファイルを使うようになり、WavPlayerは対応していないから困るなぁ、と考え、ソースコードを探した。ところが、実は、メニューで「設定」→「拡張子」を選び、m4aを追加するだけでm4aの再生ができたので(ただし「長さ」は表示されない)、その点でソースコードを更新する必要はなかった。

それでも、C#のソースコードが見つかり、Visual Studioも使える状況なので、懸案であったランダム再生ができるようにしようと思い立った。

これまで使ってきたWavPlayerは、音声ファイルの再生が終了した時に、そこで停止するか、または次の曲へ行くことはできたのだが、ランダムができなかったのだ。

で、作ったのが、上の写真のバージョンである。右上端に「曲終了時」というドロップダウンリストボックスがあり、「停止」「次の曲」「前の曲」「ランダム」を選べる。「シャッフル」は、作ろうかと思ったが、面倒になってやめた。

WavPlayerの本日版を以下に公開する。現状有姿(現状のありのままの状態)で公開するものであり、不具合があっても、私は責任を負わない。

Windows x64対応のsetup.exeなどをダウンロード - wavplayerx64_20200706.zip

ソースコードをダウンロード - wavplayer20200706source.zip

ちなみに、「長さ」はあてにならない。Windows Media Playerの機能を呼び出しているのだが、Windows Media Playerの戻してくる長さが、VBRのMP3などで、間違っていることがあるように思う。

(2020/07/07追記)

上記バージョン(2020/07/06版)には不具合があります。ダウンロードしないでください。更新したこちらをご検討いただければと思います。

H2

 

2020/07/05

「ザヴィヌル ウェザー・リポートを作った男」を読んだ

20200705a_inasilentwayaportraitofjoezawi

ブライアン・グラサー(Brian Glasser)著・小野木博子訳「ザヴィヌル ウェザーリポートを作った男」(IN A SILENT WAY A PORTRAIT OF JOE ZAWINUL)を読んだ。以前、会社の後輩に「H2さんはこれを読まなきゃだめっしょ」と言われて購入し、長く本棚に置かれていた。今は風邪をひいて元気がなく、横になっていてすることもないので読んだ。老眼鏡の2.0か1.5が必要なのが悲しい。

労作である。ジョー本人だけでなく、可能な限り多くの人にインタビューし、ジョーの歩みを描き出している。英語をネイティブで話せる人ならではで、私だと、さすがにできないだろう。

翻訳と編集も悪くない。ただ、「訳者あとがき」の中で「2002年10月にはウェザー・リポートの未発表音源をまとめたアルバムが、ようやく日本でも2枚組CD『ライブ・アンド・リリースト』としてソニー・ミュージックから発表された」と書いているのは誤りである。正しくは「Live and Unreleased(ライブ・アンド・アンリリースド)」だ。どうしてこんなミスをしたんだろう?と思う。

この書籍の出版は英語版が2001年、日本語版が2003年であり、それ以降のジョーの歩みについては触れていない。2005年に録音された「Brown Street」や、2007年録音の「75」はカバーされていない。私はどの時期のザヴィヌルの音楽も好きだが、先ほどあげた2アルバムは円熟が感じられて高く評価している。まあ、生きているうちでないと聞けないこと、書けないこともあるので、全体をカバーしていないのは、まあ仕方がないことだろう。

幼少期の話はインパクトがあった。グルダとの交流は、Blu-ray Audioの評(記事はこちら)を書いた時に少し知ったが、けっこう長く、重要なものであったことがわかった。バークリー音楽院に入ったことは初めて知った。ニューヨークで多くのミュージシャンと住んだ様子は、日本の漫画界におけるトキワ荘みたいで、そういう中でジャズは育ったんだな、と知ることもできた。マイルスとの緊張感あるやりとりも興味深い。レイモンド・レヴェンサールに師事したことも初めて知った。

シンセサイザーについては、サポートをしていたエンジニアのコメントが面白い。ただ、出てくるシンセはARP 2600とオバーハイム8ボイス、ペペ程度で物足りない。これは、著者の限界だったかもしれない。

ジョーの言葉で、私にとって一番印象的だったのは次のものだ。

Q じゃあ、あなたはどんなものを聴きますか。

A 自分の曲を聴いてるよ。

見習おう、と思った。

H2

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