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2020/07/28

サラウンド(5.1チャンネル)制作環境を整える

20200728a_surroundfront

7月頭に風邪をひいてそれがなかなか抜けず、元気のない日々を過ごしてきた。シンセを弾く気になれず、配置や配線を変える元気もない。DVDで映画を観たり、本を読んだり、音楽を聴いたりして、シンセにあまり触らない日々が続いていた。

このところ、サラウンドのDVD-Audioをいくつか購入して聴き、サラウンドの制作も、一生に一度はやってみるべきだろうか、と考えた。

ここで問題になるのは、サラウンドの制作環境をいかに用意すべきか、である。

我が家で初めてサラウンドの再生環境を作ったのは、パイオニアのAVアンプ「VSA-919AH」を買った時である。DVD/SACDプレーヤーのアナログマルチ出力をAVアンプのアナログマルチ入力につないで、5.1チャンネル再生ができるようにした。Fireface 800の出力をAVアンプのアナログマルチ入力に接続すれば、それで何とか制作環境になるのだが、どうもそれは気が進まなかった。

気が進まない理由の第1は、Fireface 800からVSA-919AHへと配線してしまったら、リスニングはどうすればいいのか、と考えたからだ。DVD/SACDプレーヤーからFireface 800に接続すればいいのだが、そこで6チャンネルを消費したら、Fireface 800のアナログ入力は4個だけになってしまう。それってどうなのよ、と思った。また、リスニングをするためにFireface 800を操作しなければいけない、というのも、気軽なリスニングを阻害する。

理由の第2は、VSA-919AHの出力が小さいことだ。VSA-919AHは、音楽を聴く際にも、音量を上げると冷却ファンが回ってうるさい。かなり非力である。音楽を聴くならなんとか我慢できるが、一つのシンセの音を鳴らす際には、非力過ぎて耐えられない。

音楽を聴くのと、楽器音を単独で聴くのとでは、必要な出力が違う。後者の場合、相当に出力が大きくないと、しょぼく聞こえてやる気が削がれる。

そんなわけで、マルチチャンネルの制作環境は、いつかはパワードモニターで作りたいと思っていた。

そこで問題になったのは、リスニングのサラウンド環境と、制作用のサラウンド環境の両方を置くスペースがあるのか、ということであった。最大の問題はセンタースピーカーである。メインディスプレイが43型と大きく(記事はこちら)、その手前に置くセンタースピーカーは、高さ105mmのヤマハNS-M125がぎりぎりである。まともなパワードモニターを置くのは難しい。

で、考えて考えて、思いついたのは、机右側の作業スペースをサラウンド化することだった。

上の写真がその様子で、フロントLRがEve AudioのSC307、センターがBehringerのB3031A、サブウーハーがEve AudioのTS112である(テーブルの下に少しだけ写っている)。

リアは下の写真のように、Genelec 1029Aだ。

20200728b_surroundrear

これまで机左側では、Nord Stage 3 HP76を中心にしたセットで、1029Aを使っていた。1029Aを机右側システムのリアとして使えば、机正面のシステム(VSA-9191AHの5.1チャンネル、Genelec 1031A+Dynaudio BM14Sの2.1チャンネル)をそのままに、サラウンドの制作環境を別途作れるだろうと考えた。

机左側のモニターをどうするんだ、という問題は生じる。1029Aを差し出してしまったため、机左側は現在、音が出ない状況になっている。まあ、これはおいおい考えていくこととしたい。

blofeldの出力をFireface 800に入れ、各スピーカーが鳴ることを確かめ、スピーカーのセッティングをなるべくフラットなものに戻した。Logicに音楽のWAVファイルをインポートして5.1チャンネル再生ができることを確かめた。VSA-919AHとは比べ物にならない出力があり、余裕がある。

続いて、Logicで何かを作った時に、それをどのような形式でリリースすればよいか、を考え始めた。他の人に聴いてもらうには何らかのファイル形式、エンコード形式を選ばなければならないからだ。

作成したファイルは、VSA-919AHのリスニングシステムで聴きたい。なぜなら、サラウンドの音なんてこれまで作ったことがないわけで、その参考になるのは、先人たちが作ったサラウンドディスクしかない。サラウンドディスクを普段聴いている環境で自分の音も出してみて、比べてみる必要がある。

また、VSA-919AHは自動補正機能があるが、パワードモニターを6台適当に並べて作った環境は、音量バランスがうまく取れているかどうかさえ疑わしい。VSA-919AHで再生して、試行錯誤するのは不可欠だ。

Logic Pro X: サラウンド機能の概要」によれば、エンコードには「Compressor App」が必要らしい。6100円という価格を見てびびったが、買ってみないと何もわからないと判断して買った。動かしてみてもよくわからない。短時間でわかるものではなさそうだ。

いろいろ検索していたら、「Logic Pro X: サラウンド・オーディオ・ファイルをバウンスする」という記事があった。なんと、DVD-Audioディスクを焼けるらしい。MacにUSB接続のDVDドライブを接続してやってみた。Oppo BDP-103にそのディスクを入れたら再生できた。

20200728c_oppobdp103playingdvdaudiomulti

「DVD-A」と出ているからDVD-Audioで、「PCM M.CH」と出ているから、PCMマルチチャンネルである。

BDP-103からVSA-919AHへの接続は、アナログマルチチャンネルとHDMIの2系統を配線している。HDMIで接続すると、VSA-919AHの表示は下の写真のようになった。

20200728d_pioneervsa919ahreceivingpcmmul

HDMI経由で、PCM5.1チャンネルを受けている。

おお、すごいぜ、と感動したが、この方法には難点がいくつかある。データを持っていくのに、DVD-Rディスクが1枚必要になる(DVD-RWを使うという手も考えられるがまだ試していない)。書き込みにけっこう時間がかかる。サンプリング周波数を48kHzまでしか上げられない。パソコン上のファイルをクリックして再生するのに比べて操作が煩雑である。

次に試したのは、1チャンネルごとにWAVファイルを用意し、Windows上のSonar 8.5 Producerでエンコードする方法だ。WMA(Windows Media Audio)のファイル(拡張子wma)を作れる。ただし、こちらも、サンプリング周波数48kHzはうまくいったが、96kHzはうまくいかなかった。

そのWMAファイルは、Windows Media Playerに関連付けておく。WMAファイルをダブルクリックすると、Windows Media Playerが再生を始める。コントロールパネルの「サウンド」で、「Realtek Digital Output(Optical)」を「既定のデバイス」に設定し、その先につながったVSA-919AHに送る。これで再生に成功した。VSA-919AHの画面は下の写真のようになる。

20200728e_pioneervsa919ahreceivingwmamul

以上の二つの方法は、制作環境からリスニング環境に音を運ぶ、という用途であれば、まあまあ合格点と言える。

ただ、他の人に音を公開する、という用途では、上の二つの方法はまずいだろう。DVD-Audio対応、サラウンド対応のプレーヤーは消滅しつつある。WMAのサラウンドも、それを再生して喜んでいる人が、私以外にいるとは、あまり思えない。

サラウンドの配信って、どんな形式が使われてるんだろう。FLACかなぁ。うーむ。

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