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2021年2月

2021/02/25

Yamaha MONTAGE 6をバージョン3.51.0に更新

20210225f_updatingyamahamontage

2020年2月21日に、ヤマハはMONTAGEの新ファームウエア「V3.51.0」を公開した、ようだ。とりあえず、自分のMONTAGE 6に適用した。

3.51の変更点は、ドキュメントによれば

  • ピッチベンドホイールによる各種パラメーターのコントロールができない不具合を修正しました。
  • MODXのユーザーファイルを読み込んだときに、Live Setの情報が一部正しく変換されず、各スロットのリンク先パフォーマンスが ”Init Normal (AWM2)” になる場合がある不具合を修正しました。

である。ピッチベンドホイールは通常ピッチベンドに使っているので、そういう不具合があるとは気付かなかった。MODXのファイルを読み込んだこともない。まあ、自分には関係がない。それでもまあ、更新できたようなのでよしとする。

H2

Cherry Audio「Voltage Modular」をインストール

20210225e_voltagemodular2_2_4

Cherry Audio Surrealistic MG-1 Plusの情報を検索していたら、Plugin Boutiqueになり、Cherry Audioの「Voltage Modular」が今なら無料であるという。インストールしてみた。

一つ録音。

Voltage Modular "80's Wonder"

Voltage Modularのプリセットの一つを手弾きした。インテンポで弾けていないのが恥ずかしい。

モジュラーのソフトシンセは他にもあるが、なんか、すごいなぁと思う。これで音を作ろうという根性は、私にはないかもしれない。

H2

Cherry Audio Surrealistic MG-1 Plusを1.0.17に更新

20210225b_surrealisticmg1plus1_0_12_b61

Alesis Q49でソフトシンセを弾いていて、Surrealistic MG-1 Plusを起動した。上の画面のように、右上に「UPDATE」と出て、左下ではダウンロードの進行状況が出た。自動で更新が始まるんだ、すごい。

ファイルのダウンロードが終わったところでウィンドウを閉じたら、インストーラーが起動した。

20210225c_surrealisticmg1plus1_0_17insta

インストールして再度起動したら、バージョンが上がっていた。

20210225d_surrealisticmg1plus1_0_17_b61

Cherry Audioのソフトシンセは、音のイキがよく、細かいところも練られていると思う。

H2

Alesis Q49を購入

20210225a_alesisq49

AlesisのUSB/MIDIキーボード「Q49」を買った。送料込みで2800円。

見た第一印象は、鍵盤がひどく黄ばんでいる、であった。でもまあ、それを気にしていたら日の当たる部屋には暮らせない。

Windowsに接続してみた。マイクロソフトのドライバーで動作する。MMEもUWPも大丈夫。コルグとローランドの製品は独自のドライバーを必要とするものが多く、それはそれで理由があってしていることだとは思う。でも、楽に使える、長く使えるという点では、OS内蔵のドライバーを使ってくれる方がいいなぁ、と思う。まあ、OSの仕様がいつ変わるかわからないのも事実ではあるが。

MacBookにも接続してみた。こちらもOSが持つドライバーで動く。特に問題はなさそうだ。

白鍵10個の幅は233mm~234mmくらいで、KORG K49と同じ。ピアノ鍵の一般的なサイズだ。白鍵の見えている部分の奥行きは132mmくらいと少々短いが、隠れている部分にもキーがあるのか、奥の方も押しやすい。

サスティンペダルは、ヤマハFC4では逆だった。コルグDS-1Hは大丈夫だった。Q49のマニュアルには「ノーマルオープンのタイプが使用できます」と記されている。製品によっては、電源投入時にチェックして極性を決めるものもあるが、電源を入れた後に挿してもよいという面では、極性固定の良さもある。

Q49の大きさは幅815×奥行き187×高さ60mmだ。これまで使っていたKORG K49は幅818×奥行き221×高さ69mmだ。微妙な差であるが、狭い机の上に置くので、Q49の方がコンパクトに感じられる。奥行きが34mm短く、高さが9mm小さいだけでも、奥に置いたパソコン用のキーボードを操作しやすい。

K49はホイールの径が小さく、ピッチベンドホイールはバネが強過ぎるし、モジュレーションホイールはねっとりと重い。Q49のホイールの方がまともである。

ホイールの上方には縦方向の「DATA ENTRY」スライダーがあり、ここにいくつかの機能を割り当てられる。ベロシティを割り当てると、スライダーを下端にした時に最もワイドなベロシティを出し、上端にした時に最大値(127)固定になる。気が利いている。ベロシティに設定する場合はMIDI/SELECTボタンを押して点灯させ、VELOCITYと書かれたF2キーを押して、ENTERと書かれた右端のC5キーを押せばよい。

刻印されていないし、マニュアルにも掲載されていないのだが、ネットの情報で、E2キーを押すとスライダーでアフタータッチを出力できると書いてあった。やってみたらできた。面白い。

一つ気を付けないといけないのが、何らかの設定を変えると、その後にバンクセレクトとプログラムチェンジを吐くことだ。それらを受信する音源だと、音色選択が変わってしまう。

Q49、なかなか良い製品であると思う。

H2

2021/02/24

Roland JD-XAとApple Logic Drummerで「単音ヒーロー」

20210224b_macbook_rolandjdxa

机右側のテーブルは、JUNO-60のソフトシンセの実験をするためにRoland SYSTEM-8を出してきて、バージョンアップをするためにKORG wavestateを出してきて、そのあとしばらく空き地になっていた。何を出すか迷ったからだ。

結局、JD-XAを出してきた。まだ練習途中で、せめて1曲くらいは、JD-XAで録音したいと思ったからだ。

では1曲。

Monophonic Hero

JD-XAでオシレーターシンクをやってみようと思い立った。アナログパートを1個使い、オシレーター1と2でシンクをかけた。1が2のピッチになるので、1をPITCH ENVで揺らした。オシレーター1は方形波、フィルターはLPF3。エフェクトはTFXのコンプレッサーとモノディレイ。ドラムスはApple Logic Drummer。今回も、最初に出てくる「Kyle」さんで済ませてしまった。JD-XAの音が広がりに欠けるので、t.c.electronic Reverb 4000の「Cincinnati Music Hall」を付加した。

昔々、「ギター・ヒーロー」という言葉があった。今は死語かもしれない。「シンセ・ヒーロー」というものは、そうだなぁ、私の中で第一に上がるのはKeith Emersonかなぁ。

シンセとドラマーの二人、というセッションはやってみたい気もする。富樫雅彦・佐藤允彦の「コントラスト」は、ピアノとパーカッションのライブだ。それもまた、出してきて聴いてみよう。

H2

KORG K49の調子が今ひとつ

20210224a_korgk49notrecognized

WindowsパソコンにKORG K49を接続したら、上の画像のように表示され、認識されなかった。Arturia KEYSTEP 37なら大丈夫。USBケーブルを変えずに、別のポートに挿してみたが結果は変わらず。別のポートに別ケーブルでKORG nanoKEY Studioをつないだら、それは動くようであった。

MacBookにK49をつないだら、それなりに動いているようである。

K49をリセットしたり、WindowsのUSBのルートハブをいったん消してみたりした。ルートハブを消すとマウスもキーボードも使えず、リセットボタンを押す羽目になった。

USB 3.0のポートに接続したら認識した。でも、ノートオフが消えて音が出っぱなしになったり、ポートがすべて見えなくてK49のエディターがうまく動かなかったりした。USB 2.0の別のポートに、別のケーブルでK49をつないだら認識した。

なんというか、安定して安心して使えないのは困る。古いものを買って失敗したかなぁ。

H2

2021/02/20

KORG wavestateをバージョン1.0.6に更新

KORGのWebサイトを見て、2021年2月10日にwavestateのバージョン1.0.6が出たのに気付いた。

ドキュメントを読むと、MacOS Big Sur(バージョン11)で通信をするには1.0.6が必要らしい。うちのMacBookで使うには1.0.6にせねばならぬ。バージョンアップのメリットはそれだけのようだが、やらないわけにもいかないか、と、押し入れからwavestateを出してきてWindowsパソコンにつないだ。Big Surで更新するのが面倒そうだったので、Windowsでやる方がマシであろうと考えた。

下は、現在入っている1.0.4から1.0.6に更新しますか?という画面だ。

20210220a_korgwavestateupdateto1_0_6

上の画面で「Start」をクリックし、wavestateの画面を見たりしながらしばらく待つと、更新が終わる。下は「Update complete!」と表示された様子だ。

20210220b_korgwavestateupdatecomplete

wavestateのUTILITY→About画面でバージョンを確認できる。

20210220c_korgwavestateversion1_0_6

このwavestateをWindowsに接続するには、UTILITY→MIDI & USB画面の「USB Network」を「RNDIS」に設定する必要がある。

20210220d_korgwavestateusbnetworkrndis

RNDISはRemote Network Driver Interface Specificationの略らしい。USB、IEEE1394、Bluetooth、InfiniBand などの動的プラグアンドプレイ (PnP) バスに接続された機器とイーサネット通信をするための仕様であるようだ。

RNDIS設定をしたwavestateをWindowsパソコンに接続すると。当初はRNDISデバイスとして認識されるが、ドライバーソフトが適切に入らないことがある。その際は、「ネットワークアダプター」の中にある、Microsoftの「Remote NDIS Compatible Device」のドライバーを使うように設定する。そうすると、下の図のように、「サウンド、ビデオ、およびゲーム コントローラー」の中に「Generic USB MIDI」が現れる。これがwavestateのMIDIだ。

20210220e_korgwavestateinwindowsdevicema

wavestateの名前が出てこないのは不便である。何かよくなったかというと、よくわからない。MME(MultiMedia Extension)のMIDIデバイスとしても、UWP(Universal Windows Platform)のMIDIデバイスとしても使えるようなので、その点は、もしかしたら、以前より良くなっているのかもしれない。以前にWindowsに接続したことがあるのか、あるとすればその時はどうだったのか、記憶がない。

とりあえず、Windows上でライブラリアンは動くようだ。

20210220f_korgwavestatelibrarianwindows

次に、Big SurのMacBookに接続してみた。

20210220g_korgwavestateconnectedtomacboo

wavestateの設定は、RNDISのままでもMIDIデバイスとして使えるようだが、コルグのドキュメントにはNCMを使うと書いてあるので、NCMにした。NCMは、USBのNetwork Control Modelの略らしい。

20210220h_korgwavestateusbnetworkncm

コルグのドキュメントは要領を得ないもので、とりあえず1.0.6への更新をもう一度やってみたが、成功はしなかったようだ。ただ、その更新をしたことで、ライブラリアンはインストールされた、のかもしれない。下の図がライブラリアンだ。

20210220i_korgwavestatelibrarianonmac

今回の更新は、Big Surにつながること以外に、嬉しいことがない。今後のコルグのUSB MIDIがどんな風になっていくのか心配だ。

H2

2021/02/19

Roland SYSTEM-8バージョン1.31でJuno-60を弾く

20210219a_rolandcloudjuno60

Roland Cloud Managerの「ライブラリ」リストを見たら、JUNO-60がインストールできる状態になっていた。2月16日から3月17日までお試し期間であるらしい。JUNO-6と60は憧れつつも入手できずに来たシンセなので、インストールした。パッチの「JUNO-60 CYBER CITY」「JUNO-60 SYNTHWAVE」もインストールした。

画面を見て気になったのは、「PLUG-OUT」ボタンがあることである。SYSTEM-8にプラグアウトできるかと思って試したら、バージョンが合わない、という。SYSTEM-8のダウンロードページを見たら、バージョン1.31がリリースされていた。更新してバージョンを確認したのが下の写真だ。

20210219b_rolandsystem8version1_31

再度プラグアウトを試す。今度はSYSTEM-8のスロットが3つ表示された。

20210219c_3plugoutsinsystem8version1_31

JUPITER-8とJUNO-106のバージョンが上がっているような気がする。とりあえず、今回は、スロット3のJX-3Pを消してそこにJUNO-60を入れてみることにした。

本当にプラグアウトするのかと尋ねてくる。

20210219d_juno60plugout

上のアイコンは、ホストとして使っている「Hosting AU」のものだ。この画面で「OK」ボタンを押すと、下の画面で上書きを確認してくる。

20210219e_juno60overwritesotherplugout

OKを押したらJUNO-60をSYSTEM-8に転送できた。SYSTEM-8でバージョン確認をしたのが下の写真だ。

20210219f_juno60_1_00insystem8

1.00である。出たばかりだ。

ソフト版JUNO-60のプリセットはこんな具合である。

20210219g_rolandcloudjuno60presets

前半に今っぽいパッチがあり、D-1からG-8にはJUNO-60のファクトリーパッチを復元したものが入っている。今っぽいものと1982年ぽいものを一つずつ録音してみた。

A-1: Tiny Complex

今回入ったディレイなどを使い、以前のJUNO-60ではできなかった音を作っている。どこかのインタビュー記事でローランドの人が、JUNO-6/60はいい部品を使っていて、JUNO-106はとにかく安くすることを考えた、と語っていた。JUNO-60の方がどことなく高級感があるなぁ、と思うのは、それを聞いたからだろうか。

D-1: 1982 Strings 2

cc#1を上げ過ぎて、前半は揺れがくどくなってしまった。後半は両手で弾いており、cc#1はゼロになっている。パソコンに取り込んで波形を見たところ、コーラスの漏れが出ていた。らしいなぁ、と思う。

JUNO-60 CYBER CITYの音色リストはこんな感じ。

20210219h_rolandcloudjuno60cybercity

JUNO-60 SYNTHWAVEの音色リストはこんな感じ。

20210219i_rolandcloudjuno60synthwave

ローランドのプリセットに比べると、自由に音を作っている感じで、サードパーティらしい。

高校生の時に軽音楽部の部室にJUNO-6があったが、私は軽音楽部ではなかったので、触れる機会は限られていた。中学の時に私が憧れた同級生のY氏は、中学の時にはヤマハCS-15を使っていて、高校の時にはJUNO-60を使っていたと聞いて、うらやましかった。JUNO-6/60はMIDI以前の機種で、中古が出てもなかなか買いにくかった。そんなわけで、自分の机の上にあるSYSTEM-8でJUNO-60を弾けるのは、感慨深い。

SYSTEM-8は、オリジナルシンセモデル(SYSTEM-8)の他に、プラグアウトとしてJUPITER-8、JUNO-106、JX-3Pを搭載している。ここまではすべてポリシンセのモデルだが、SYSTEM-100、SH-2、PROMARS、SH-101というモノシンセのモデルも使える。これらに今回、JUNO-60が加わったというわけだ。

ローランドは過去のアナログ名機をデジタルで復活させるということをよくやっている。boutiqueシリーズ(の多く)はポリ数が足りないし、音色名が出ないのでどうも買う気になれなかった。プラグアウト含む4モデルすべてが8音ポリで、音色名が出て、操作パネルが大きいSYSTEM-8を、私は高く評価している。JUNO-60のLifetime Keyの価格は149ドル。購入を検討する。

H2

2021/02/18

Roland JD-XAのデジタルパート出力をアナログパートに入れる

20210218a_rolandjdxatrihollow

JD-XAについてのWeb上のインタビュー記事を読んで、デジタルパートの出力をアナログパートに入れてアナログフィルターをかける、というのをやってみたくなり、初期化して実験してみた。それで作ったのが、「TriHollow」という音色である。

TriHollow

デジタルパートで「022:Hollo Wave1」を選び、それをアナログパートに入れた。フィルターはモーグタイプと言われる「LPF2」。アナログオシレーターで三角波を加え、オシレーター2は1オクターブ上にした。アナログオシレーターにはフェイドインするビブラートとポルタメントをかけた。

デジタルパートはポリフォニックなので、パラフォニック的に和音を弾けるが、モノフォニックのアナログオシレーターは後着優先であるので、モノフォニックにどこを割り当てるかは、意識して弾き分けなければならない。高音優先、低音優先に切り替えられたらよかったのに。

アナログパートのMFXはリミッターにして音量を上げた。Ratioが100:1、Post Gainが+18dBという、最大につぶした設定である。音量上げが必要なシンセって、珍品だと思う。

xalファイルはこちら。

ダウンロード - 20210218a_trihollow.xal

KORG Prologue-16も、アナログオシレーター2個とデジタルオシレーター1個を混ぜることができたっけなぁ、と思い出した。

H2

2021/02/17

Roland JD-XAで大きい音を作る3(17音色のm4aファイルとxalファイルあり)

20210217a_20210217a_xal

昔作った音をJD-XAに入れて、音量上げをした。上の図の1~8は昨日の記事で紹介しているので、今日の記事で紹介するのは009~025だ。

Saw1a

アナログ1パートで鋸歯状波を1個出し、Poly Stackボタンを押して4音ポリにしている。以前はこれが1番音色だった。今回、TFXのコンプレッサーでHeadMarginをマイナス9dBに設定して音量を上げた。TFXのボタンをオンオフするといかに音量が上がったかがわかる。コンプレッサーをかけたことで、ノートを増やした場合の音量増大も、少しなだらかになった。

Pulse1a

アナログ1パートで方形波(スクエア)を1個出したもの。Poly Stackボタンを押していないので、モノフォニックである。今回TFXのコンプレッサーでHeadMarginをマイナス12dBに設定したので、音量が10dBほど上がっている一方で、フロアノイズも10dBほど上がっている。Fireface 800のTotalMixのメーター読みでいうと、マイナス86dBからマイナス76dBへ、といったところだ。10dBの音量差はかなり大きい。小さい音が大きくなるだけで、弾いた時の印象はかなりよくなる。イキの良い音と感じる。

Flute1a

アナログ1パートで作ったフルート。オシレーター1の正弦波とホワイトノイズの組み合わせだ。Driveパラメーターは35。三角波に切り替えると音量が大きく下がるのが不思議だ。

SawStringsA

アナログパートで鋸歯状波を2個出してオシレーター2のFineをプラス10にして作ったストリングス。元の音がTFX1でコーラスをかけていたので、MFXのリミッターで音量を上げた。4音ポリなので、安易にレガートで弾くとエンベロープがおかしくなる。JD-XA、アナログが6音ポリであったら、世間の評価はだいぶ違ったのではないだろうか。

DigiSaw1a

この音はリードっぽく弾くべきだったが、先の音がストリングスであったため、それに引っ張られて似たようなものを弾いてしまった。ポリ数に余裕がある、ということを示したくなってしまったのだった。

PCMFlute1a

デジタル1パートで波形にPCMの「279:Flute Wave」を選んで作ったフルート。低域の音はあまりリアルでなく、今回の録音では使っていない。最後にピッチベンドをかけたら、実物とかけ離れた音になってしまった。ただそれでも、PCMならではの良さもあると思う。

DigiSawStrA

デジタル1パート2パーシャル。波形はどちらもSAW-Aで、パーシャル2のDetuneをプラス11にしている。パンをL10とR10に振った。TFX1でコーラスをかけているため、音量上げはMFXのリミッターで行った。

PWMStringsA

デジタル1パート2パーシャルでPW-SQR-Aを出し、LFOでPWM(パルス幅変調)をかけた。パーシャル2のDetuneはプラス13。パンはL20とR20に振った。この音はPCM波形ではないのでPCM Gainパラメーターを使えないのだが、珍しく、エフェクターによる音量上げが必要なかった。

SuperSawStrA

デジタル1パート1パーシャルでSUPER-SAWを出したストリングス。TFX1のコンプレッサーで音量を上げたのだが、録音したものを聞くと、珍妙なうねりが生じている。こういうことがあるのでは困る。SuperSawを使うのはJP-8000とかSYSTEM-8の方が良いかもしれない。

StereoStr1a

デジタル1パート2パーシャルで、PCM波形の「268:Strings 5 L」と「269: Strings 5 R」を使っている。パンはL40とR40。ステレオサンプルのストリングスも、久々に聞くとインパクトがある。

JP8StStringsA

デジタル1パート2パーシャルで、PCM波形の「373:JP-8StringsL」「374:JP-8StringsR」を使っている。パンはL45とR45。JUPITER-8でステレオストリングスを作ったり、してたんだろうなぁ、きっと。

DSawBrassA

デジタル1パート1パーシャルでSAW-Aを出し、TFX1のコーラスで広げたブラス。音量上げはMFXのリミッターを使った。こういう演奏の時に、アフタータッチでビブラートをかけられないのが不自由である。

EPiano1a

デジタル1パート2パーシャルで、パーシャル1が「123:Vint. EP mp」、パーシャル3が「124:Vint. EP f」。昔作った音色なのでベロシティ・スイッチかクロスフェードをしているのかと思ったが、JD-XAにはそうした機能はどうもないようで、AMP Level V-Sensを、パーシャル1でプラス27、パーシャル3でプラス48にしているだけのようだ。音量上げはPCM Gainをプラス6にしただけ。TFX1はコーラスに使った。オフにして使ってもよい。

JLOrgan1SloA

デジタル1パート2パーシャルで、パーシャル1が「158:JLOrg1 Slw L」、パーシャル2が「159:JLOrg1 Slw R」。JLはJohn Lordの頭文字だ。どこがジョンロードのオルガンなのか、研究が乏しい私にはよくわからないが、ファンとしては名前が冠してあるだけで嬉しい。TFX1はオーバードライブで、録音の途中でそれをオンにした。トーンコントロールをちゃんと調整しないといけないなぁ、と思う。

Orgel1a

デジタル1パート1パーシャルで波形は「191:Music Box 2」。オルゴールに1音ごとの強弱があるのかどうか知らないが、ベロシティを多少効かせてある。

ASawBass

この音と次の音は昔の元ネタがあったのだが、その名前に「a」を追加するのがどうも気が進まなくて、音名を付けなおした。アナログ1パートのシンセベース。MFXのリミッターで音量を上げた。オシレータ1は鋸歯状波、2は正弦波。ミキサー、フィルター、アンプのつまみをいじると普通に音が変わり、アナログモノシンセをいじっている気持ちがしてうれしい。

ASqr2

アナログ1パート1オシレーターで波形は方形波。きつい音でパツパツと雑音が聞こえる。どこから出ているのかわからない。MFXのリミッターで音量を上げた。

以上17音色と、昨日紹介した8音色を含むライブラリ・ファイルを下に示す。

ダウンロード - 20210217a.xal

ここまで紹介した25音色は、1パートで、デジタルパートの場合もパーシャル数は2個までだ。複数のパーシャルを使ったのは、デチューンしたいとか、ステレオ波形を使いたい、といった比較的シンプルな理由にとどまっている。単純な音色は、つまみの効果がはっきり出る。曲に合わせて思うように変えられる音色である。JD-XAのためのパッチは複雑なものが多いが、単純なパッチにもそれなりの良さがある。

H2

2021/02/16

Roland JD-XAで大きい音を作る2(8音色のm4aファイルとxalファイルあり)

20210216a_20210216a_xal

昨日、音を大きくすることを目標に4音色を作り、録音して公開したが、今日になってステレオの音を作り、昨日はLチャンネルのみを聴いて録音していたことに気付いた。昨日の音色は主に終段のディレイを使っていて、たぶんそのディレイはモノなのでそんなに大きな違いはないと思うのだが、でもやっぱり納得できるものでもなく、録音し直した。

JDPiano2

デジタル1パート1パーシャルで、PCM波形「121:Synth Piano」を選んだもの。「Room 1」リバーブを少しかけた。音を大きくする工夫は、「PCM Gain」をプラス12にしたことだけだ。録音したものを聴くと、意外とパンチがある。

DSaw1

デジタル1パート1パーシャルで「SAW-A」を出したもの。これはPCM波形ではないのでPCM Gainを上げることはできない。Part MFXで「32:Limiter」を入れて「Post Gain」を「+10dB」にしている。リミッターで音量を上げたせいか、録音した波形にピークがなく、音量を上げやすかった。録音の後半では複数のノートを弾いているが、その場合も音量があまり大きくならないようだった。

DSqr1

上の「DSaw1」の波形を「SQR-A」に切り替えてカットオフとレゾナンスなどを調整したもの。録音したものを聴くと、意外と下が豊かで、イコライザーで少しカットしてもよかったかもしれない。

JP8SawLead

PCM波形「001:JP-8 Saw」を出したもの。PCM Gainをプラス12にして音量を上げた。その方法のせいなのか、複数のノートを弾いた場合に音量が上がり、パソコンに取り込んだ後での音量上げが難しかった。Part MFXのリミッターを使うメリットがあるのかもしれない。

SSawStrings

「SUPER-SAW」を使ったストリングス。リミッターで上げたら音が奇妙な波打ち方をしたので、TFX1に「28:Comp」を設定して試した。音量を左右するのは「HeadMargin」パラメーターで、ここでは「-6dB」に設定している。CTRLパラメーターは「0」にしているが、CTRLつまみを回すと音量が上がる。録音の最後で音があっさり切れているのは、リバーブとディレイがかかっていないからだ。リリースをもう少し長くすればよかったかもしれない。

不思議なのは、TFXのコンプレッサーで音量上げをすると、前段がデジタルであるにもかかわらず、フロアノイズが浮いてくることだ。なぜだろう?

ASaw1

アナログ1パート1オシレーターで鋸歯状波(SAW)を出したもの。TFXのコンプレッサーで音量を上げた。これもノイズフロアが高い。録音の途中でPortamentoボタンを押してポルタメントをかけた。何となくアナログらしさがあるのだが、どこがそうかと言われると困る。

AOsc1Vib

JD-XAのアナログパートは2個のオシレーターを持っている。どちらも鋸歯状波を出し、cc#1でオシレーター1のみにビブラートがかかるように設定した。このデチューンしたビブラートが好きで、時々使う。どのシンセで始めたのかは覚えていない。

ASawLRDelay

最終段のディレイがモノであることが物足りなくなり、MFXで「34:Delay」をかけた。ディレイを深くかけたためか、ピークがあまり飛び出ておらず、音量を上げやすかった。

以上8音色を含むXALファイルを以下に示す。

ダウンロード - 20210216a.xal

録音したものに成果が出ているかどうかは別として、JD-XAを弾くこと自体は楽しくなってきた。

H2

2021/02/15

Roland JD-XAで大きい音を作る(4音色のm4aファイルとxalファイルあり)

20210215a_20210215a_xal

ローランドJD-XAで4個音を作った。今日の目標は、デジタル1パート1パーシャルで大きな音が出るようにすることだ。

今回音を大きくするために使った方法は2つ。(1)PCM波形の場合は「PCM Gain」という設定項目があるので、それを「+12dB」にする、(2)PCM波形ではない場合はそのパラメーターは使えないので、Part MFXで「32: Limiter」を選び、「Post Gain」を10dBほど上げる、である。

ではその音を。

JDPiano2

以前作った音色に「JDPiano1」というものがあったので、それを持ってきて編集し、「JDPiano2」とした。PCM波形の「121:Synth Piano」をプラス12dBで鳴らしてリバーブ「Room1」をかけた。パートEQでローを少し削った。

DSaw1

PCM波形ではない「SAW-A」とLPF1を組み合わせ、リミッターで音量を上げてディレイをかけたもの。JD-XAのディレイはモノディレイである。TFXにもステレオのディレイはないようだ。ステレオのディレイをかけるにはMFXを使わねばならぬようで、これは意外だった。まあ、モノディレイは好きだからいいけれど。

DSqr1

上のDSaw1の波形を「SQR-A」に変えて、カットオフ、レゾナンス、MOD LFOの設定などを見直したもの。

JP8SawLead

PCM波形「001:JP-8 Saw」を12dB上げて、MFXのリミッターによるレベル上げをしないようにしたもの。MFXのリミッターを使わなかったためかピークが出ていて、パソコンに入れてからの音量上げに難儀した。

今日わかったことは、JD-XAの音が今ひとつ眠い感じなのは、音量が小さいせいではないかということだ。大きくすると、弾いていて気持ちがよい。JD-XAのD/Aコンバーターはけっこう良いものが使われていると思うが、出す音を大きくすると、さらにノイズフロアが下がる。

今回の4音色は、すべてデジタルパート1個、その中のパーシャル1個を使ったものだ。複数のパート、複数のパーシャルを使った場合は、より自然に、大きい音が出せると思う。

下は、今回の4音色が入ったJD-XAのライブラリファイルである。「JD-XA Librarian」で開いていただければと思う。

ダウンロード - 20210215a.xal

PCM波形の音量を上げるパラメーターは、ヤマハEX5にあって、それを見付けた時はずいぶんと得をした気分になった。波形のバリエーションが増え、音量が上がってつぶれた感じの音が得られたからである。そのパラメーターにSuperNATURALシンセ・トーンで再会した。

H2

2021/02/14

Roland JD-XAでINTEGRA-7の「SuperNATURALシンセ・トーン」を弾く

20210214a_rolandintegra7presetforjdxa

Axialに公開されているINTEGRA-7用SVDファイルをJD-XAで読み込めることがわかった。それなら、INTEGRA-7のSuperNATURAL Synth Tone(以下SNシンセトーンと略す)を弾くことができるのではないかと考えた。

実験してみたところ、INTEGRA-7のSNシンセトーンをユーザーエリアに保存し、それをエクスポートしてSVDファイルを作り、JD-XAのライブラリアンでそれを開いてXALファイルを作ればよいということがわかった。ただ、INTEGRA-7のSNシンセトーンは1109個あり、これらを一つずつユーザーエリアに保存してパソコンに持っていく作業は、ほぼ1日を要した。疲れた。

では音を一つ。

INTEGRA-7 SuperNATURAL Synth Tone "966 Crawler" played by JD-XA

MR-2000Sを回して手弾き。INTEGRA-7のトーンは1パートで使うためのものなので、そのSNシンセトーンをJD-XAのパッチに変換した場合、JD-XAのパッチはデジタル1パート(1トーン)のみを使うものとなる。この音色は2パーシャルを利用し、パートMFXは「35: Mod Delay」となっている。MFXの部分がちゃんと生かされているのがうれしい。

ここ数日の作業で、INTEGRA-7のAxialにある音色697個、プリセット1109個をJD-XAで弾けるようになった。AxialにあるJD-XA用の音色もたくさんある。とりあえず、これらを弾いてみることから始めようと思う。

ローランドは、アナログシンセの技術を相当に失ったんだろうなぁ、と思う。

ローランドはJD-XAの開発・製造で新日本無線(JRC)と組んだ。SE-02は米Studio Electronicsと組んだ。SYSTEM-500は米Malekkoと組んだ。パートナーが必要だったのは、ローランドの中にノウハウがなかったからだろう。Studio Electronicsはアナログシンセ業界の老舗だし、Malekkoもそれなりにシンセを知っているだろう。しかし、新日本無線はどうなんだろう。よくそんなところと組んだなぁ、と思う。

新日本無線と一緒に作ったJD-XAは、実にわけのわからないシンセに仕上がっている。

どう解釈して使ったものか考えたが、JD-XAの中核となっているのはSNシンセの「デジタルパート」で、「アナログパート」は、コストは相当にかかっていると思うが、おまけであると考えた方がよいように思う。64音ポリのデジタルパートは両手で弾けるが、4音ポリのアナログパートは片手でしか弾けないからだ。マルチティンバー音源として使うなら話は別だが、鍵盤で弾こうと思ったら、デジタルパートを中心にするしかない。

シンセ奏者がアナログシンセに期待するのは通常「シンプルな操作で太く重く鋭く派手な音が出る」ことだと思う。SNシンセは、操作はシンプルとはほど遠いし、どちらかと言えば細く軽く柔らかく地味な音である。「らしい」アナログシンセが欲しいなら、JD-XAは避けるべきだろう。ローランドの製品で言えば、JP-8000、SH-32、SYSTEM-8といったバーチャルアナログ製品の方が、シンプルな操作で太く重く鋭い音が出る。そっちの方が、JD-XAよりもはるかにアナログシンセらしいと思う。

ではJD-XAを私が低く評価しているかというと、そうでもない。

SNシンセトーンの細く軽く柔らかく地味なキャラクターは、素材としては悪くないかもしれない。Sound Canvasの音色が、1音だけを弾くとつまらないのに、音数を増やすとバンドやオケのように響いたように。

上の録音でも、弾いた時はつまらない音だと思ったが、パソコンに取り込んでノーマライズをかけたらレベルが上がって印象が良くなった。ピークがあまり出ていないことが原因だろう。すべての音がそうだとは限らないが、例としては、ありそうな話である。

JD-XAは、他にない個性を持つシンセかもしれない。使うのが難儀ではあるけれど。あってほしいものがなくて、なくてもいいものがある。

そもそも、JDっていう型番はメジャーじゃないんだよね。JD-800、JD-990、JD-Xi、JD-XAだけじゃないかなぁ。

H2

2021/02/13

Roland JD-XAは難しい

Roland JD-XAは難しいシンセだ。どこから手を付ければいいのか、相変わらず悩んでいる。

説明書を読んでいたら、オーディオ出力がTRSバランスであるということだったので、配線をやり直した。少し良くなった気がする。

ファクトリープリセットをいくつか弾いてみた。どうもぴんとこない。昔自分が作った音をロードして弾いてみた。悪くないが、うれしくなるほどではない。

ローランドのWebサイト「Axial」でダウンロードしたINTEGRA-7の音をJD-XAに入れてみることにした。Mac上のライブラリアンでSVDファイルを読み込もうとして読み込めなかった。ライブラリアンでダウンロードすれば読み込めるようだったが、読み込めないものもあった。やれやれ。

Windows上のライブラリアンでSVDファイルを読み込み、それをXALファイルに保存し、XALファイルをMacにコピーして、Mac上のライブラリアンでXALファイルを読み込んだ。何とかなったようだ。

20210213a_rolandintegra7soundforjdxa

697個の音色がある。エフェクトの有無で複数あったりするし、重複もあると思うので、実際に697個ではないだろうが、それでも多い。

これらの音色は、INTEGRA-7またはJD-XAの、SuperNatural Synthの1パート分のものだ。INTEGRA-7の方では、それらを複数組み合わせたスタジオセットを提供して、パートを重ねている。そのスタジオセットのデータはJD-XAに送ることはできない、と思う。

弾いてみると、けっこう面白い。JD-XAのプリセット音は凝り過ぎてわけがわからないので、逆にオーソドックスなシンセ音が新鮮だ。

Axialでは、JD-XAの音色もダウンロード可能で、それらはXALファイルがある。Macに転送し、オーディションできる状態にした。例えば、「Burton (HIM) Signature Sound Collection」のBurton.xalには下の図のように、16音色が入っている。

20210213b_rolandjdxaburton

その中から一つ。

Roland JD-XA "Burton (HIM) Signature Sound Collection 004 Sirens"

マスターレコーダーKORG MR-2000Sを回して手弾き。アナログ4音ポリの1パートとデジタル1パートで構成されており、音を多く弾くと不自然に途切れる。左手で1音、右手で2音に限定して弾いた。音数を強く意識して弾かなければならないのが難点である。

JD-XAは、難しいシンセであると思う。

アナログ4音ポリにすると、音数が足りない。じゃーんと弾こうと思うなら、デジタルパートを中心にして、音域を絞ってアナログを加える形になるだろう。なんと面倒な。

マルチティンバーで使うとなると、各パートの音を、作るか、またはコピーしてこなければならない。コルグの「プログラム」「コンビネーション」のようなレイヤー構造になっていないのは、音が崩れないという点ではよいが、コピー操作を習得しないといけないのは面倒である。

音を作るとなると、15文字×2行のディスプレイをにらみ続けることになる。横方向のボタンで狙いのパラメーターへ移動するのだが、パラメーター数が多く、BOSS SE-70の悪夢を思い出す。おまけに、つまみやボタンをいじるとそこへジャンプしてしまい、先ほど見ていたパラメーターへ戻るのにまた一苦労だ(これについては回避法らしきものがマニュアルに書かれていたかもしれない)。

SYSTEM-8はパラメーターのバリューを設定するロータリーエンコーダーがあるが、JD-XAは増減ボタンだけだ。これもつらい。

音作りがしにくい、というとヤマハDX7が批判の対象になることがあるが、DX7の音作りはやりにくくはなかった。右手で32個のボタンを押してパラメーターを選び、左手のバリュースライダーと増減ボタンで設定すればよい。オペレーター選択ボタン、オペレーターのオンオフボタン6個も使うが、操作性としては、私は悪いものではなかったと思う。

ひどいと思ったのはローランドのαJuno-2だ。パラメーター選択を「αダイアル」で行うなんて、よく考えたものだ。

JD-XAの音作りのやりにくさは、かなりのものである。とはいうものの、アナログで、またバーチャルアナログで、これだけ多くの音を重ねられる、または振り分けられるシンセというのも、稀であるだろう。アナログが4系列8オシレーター、デジタルが12系列(4パート×3パーシャル)あるのだから。

JD-XAの鍵盤のアフタータッチは効きが悪く、力を入れて押し込まないと効かない。Nord Stage(持っているのはEXと3)みたいだ。ヤマハのMONTAGE 6を常時出しているのは、FSX鍵盤のアフタータッチが良く効くからだ。

JD-XA、もうしばらく弾いてみよう。

H2

2021/02/12

Chick Coreaの冥福を祈る

チック・コリア(Chick Corea)が亡くなった。詳しくはhttps://chickcorea.com/を読んでいただくのがよいと思う。

彼の言葉が記されている。前半はこれだ。

”I want to thank all of those along my journey who have helped keep the music fires burning bright. It is my hope that those who have an inkling to play, write, perform or otherwise, do so. if not for yourself then for the rest of us. it's not only that the world needs more artists, it's also just a lot of fun."

きっちり訳せる自信はないが、私なりに日本語に訳させていただく。

「私の旅路に同伴してくれた人たちに感謝したい。あなた方は、音楽が炎を上げて燃え、輝き続けるのを助けてくれた。私の望みは、音楽を演奏したり、曲を書いたり、パフォーマンスを披露したり、もしくは他のことができるのではないかと感じている人が、そうすることだ。もしそれがあなた自身のためでないと感じる時は、あなた以外の人である私たちのためにそうしてほしい。世界がもっと多くのアーティストを求めているからだけではなく、それが大きな楽しみであるからだ。」

偉大なピアニストであるだけでなく、偉大なシンセ弾きでもあったチック。あなたが遺した音楽は、私のところにもあるよ。Mark Vの音色もね。あなたのことは忘れない。

冥福を祈ります。

H2

2021/02/11

Roland ZENOLOGY Liteで「一人のシンセ弾き」

20210211c_rolandzenologyexm003jx8p009hin

MacBookのZENOLOGY Liteにいくつかの追加音色を仕込み、それを弾いていて1曲。

An Synth Player

ZENOLOGY LiteでEXM003 JX-8Pの「009: Hinode」という音色を弾いたもの。最後に3音くらい重ねているが、それ以外は単音である。使った鍵盤はJD-XAで、左手で逆Tレバーを上下させた。LogicにMIDI録音したが、録音中も再生中もノイズが出たため、ファイルに書き出した。それをWindowsパソコンに転送し、Sound Forgeで再生してINTEGRA-7→Eventide Eclipse→dbx Quantum→MR-2000Sと信号を流し、Eclipseで「Chorustaps」をかけた。

Quantumである程度レベルを均一化したつもりだったのだが、それでは不十分で、Sound Forgeでレベル上げをしようとした。なかなかうまくいかなかった。このごろは、Ozone 8 ElementsのAdaptive Dynamicsというプリセットを使うことが多いのだが、今回はそれがまったく役に立たず、以前よく使っていたSound ForgeのGraphics Dynamicsで3dBほど上げ、eFX LimiterでClassicalのプリセットを使ってもう少し上げた。本当に難しい。

この音色に惹かれたのは、モジュレーションで音程がずれていくのが面白かったからだ。ピアノではできない。

m4aファイルをインターネットにアップロードし、Realtekの出力で聴いて音が汚いのに驚いた。32ビットから24ビットに設定を変更したら少しマシになった。うーむ。

H2

Roland「TOUCH BASSLINE TB-3」を購入

20210211c_rolandtb3

ローランドTB-3を購入した。1万5010円+送料1030円。

MX-1を購入して、AIRA LINK対応機種の収集を始めた。AIRA LINK対応機種の中でTB-3は価格が最もこなれてきている物なので、いつかは買いたいと狙っていた。AIRAのウリであるスキャッターも搭載している(外部入力がないので外からの信号にかけることはできない)。MIDIのノート信号を受けるので、音源として使える。

TB-3は、ローランドが出した初のTB-303クローンである、と思う。2014年に発売したTB-3は見た目とユーザーインタフェースが原型から遠く離れており、それに対する批評にこたえるためか、2016年にTB-03を発売した。私としては、TB-303に思い入れはさほどないので、安いTB-3でいいかなと思った。

TB-303というと、Studio Electronics Boomstar 3003も買ったんだった。ただ、これは、フィルターがTB-303風味であるというだけで、303クローンというほどの機能は持ち合わせていない。いつかTB-303クローンを買いたいなぁ、とも思っていた。

そんなわけで、TB-3である。

到着して電源を入れて音が出ることを確かめ、システムのバージョンを確認した。1.02だったので、1.10に更新してファクトリーリセットをかけた。

TB-3は、「KEYBOARD」ボタンを押して点灯させると、タッチパネルに上の写真の鍵盤を表示する。1オクターブのキーが現れ、左右の緑のスペースはオクターブのダウンとアップだ。それを使って弾いたのが下の録音だ。

Froschgesang with Roland TB-3 "A01"

音色「A01」を、TB-3本体のタッチキーボードで弾いたもの。8分音符でさえも、うまく弾けない。でも、まともに弾きたかったら外部からMIDIのノートを送ればよいので、大きな問題とは言えない。

Roland TB-3 "A01" with Pattern "1-1" and Scatter

サウンドA01をパターン1-1で演奏し、CUTOFFつまみを回して、スキャッターをかけた。私はスキャッターのファンである。TB-3のスキャッターはMIDI CCでタイプとデプスを設定できるというので、大いに期待している。

机左側のMONTAGE6を中心としたセットにMX-1を置いている。MX-1のAIRA LINK 3にTB-3を接続し、電源供給ができること、オーディオとMIDIが通ることを確かめた。

Roland TB-3 "A10" with Yamaha MONTAGE6 Keys

サウンドA10をMONTAGE6で手弾きした(TB-3の受信チャンネルは2)。ディレイのテンポに合わせて弾くことができていない。最後のあたりで鍵盤を強く叩いたようで、そこは音量が飛び出てレコーダーでクリップした。ベロシティに対応してアクセントを付けてくれるのは嬉しいが、使い方をよく考える必要がある。

TB-3は、MacBookを持ち出す際のオーディオインタフェースとしても使えるのではないかと期待している。D-05の利用を考えていたが、D-05は900グラム、TB-3は820グラムなので、TB-3の方が軽い。また、D-05の小さなジョイスティックは、手荒に扱うと折れそうで怖い。TB-3の方が丈夫そうに見える。

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Roland ZENOLOGY LiteでModel ExpansionのSound Packを試す

2月9日から23日まで、新しい3つの「Model Expansion Sound Pack collections」がテストドライブ状態になり、ZENOLOGY Liteでも使えるというのでインストールしてみた。ずっと使い続けられるわけではないのでまじめに取り組む気になるわけではないが、何らかの感触は得られるだろう。

20210211a_rolandzenologylitebrowser

ZENOLOGY Liteのブラウザー画面(音色選択画面)は上のようになっていた。左側のツリーは、標準状態では「PRST-A Factory Presets」だけであったのが、「EXM001 JUPITER-8」「EXM002 JUNO-106」「EXM003 JX-8P」「EXM004 SH-101」「M02S01 JU106 Bass & Pads」「M03S01 JX-8P Synth Rock」「M04S01 SH-101 Poly 101」が追加されている。

下の図は「EXM004 0011: Pulse Leader」を選んでメイン画面に戻った様子だ。

20210211b_rolandzenologylitesh101_11puls

SH-101のモデルエクスパンションのテーマカラーが灰色であるようで、音色名が灰色になっている。

ではその音。

Roland ZENOLOGY EXM004 SH-101 "0011: Pulse Leader"

Arturia KEYSTEP 37で手弾きし、メトロノームなしでCakewalkに録音した。左手でモジュレーションをかけ、ベンダーも1回使っている。通常のピッチベンドではないようで驚いた。その驚きでテンポが揺れている。人間だもの。

ここ数年、シンセメーカーが「サウンドパック」を有償で販売し、それを買うという潮流があるように思う。Elektronとかから始まったのかな。それが商売になるということになると、音色作りをする人に少しは還元されるかもしれないから、それはそれでいいことだと思う。

Roland Cloud Managerのライブラリ画面を見ると、JUNO-106、JUPITER-8、JX-8P、SH-101のMODEL EXPANTIONは、FANTOM向けのものが出たようだ。2021年2月リリースの、FANTOMシステム・プログラム2.10で対応したらしい。FANTOMユーザーは嬉しいだろう。FANTOMの仕様一覧を眺めていたら、AIRA LINKへの対応が記されていた(後で調べたら、バージョン1.50追加マニュアルにも記載があった。JUPITER-Xmは1.10で対応していた。JUPITER-Xはリファレンスマニュアルの39ページに対応の記載があった)。すごいぞ、欲しいなぁと思うが、手が出ない。

H2

2021/02/10

Roland JD-XAを出してきた

20210210a_rolandjdxa

机右側のテーブルにはこれまでローランドSYSTEM-8を置いていたのだが、JD-XAにしてみた。以前は、パネルの文字がとてつもなく見にくいと思っていたが、このごろは老眼が進み、シンセに触る時も老眼鏡をかけるようになったためか、今回はあまり感じない。まあこんなもんだろう。

机右側のオーディオインタフェースはRME Fireface 800なので、アナログで接続するしかない(机左側のオーディオインタフェースはMX-1なのでAIRA LINKでデジタル接続できる)。今回は、JD-XAのメイン出力とは別に、アナログドライ出力(モノラル)をFireface 800の前面チャンネル1につないでみた。デジタルのエフェクトをスルーしてアナログシンセの出力を直接出すと、かなり音が違うと感じたからだ。

では1例を。

”VCF Sweep" with Programmed Audio Effect

この「VCF Sweep」という音色は、以前のセッティングで音色バンクの後ろの方に入っていたものだ。どこから取ってきたものなのか記憶がない。ビヨーン、という感じが素敵である。LogicでメトロノームなしのMIDI録音をし、それを再生してコルグMR-2000Sで録音した。

”VCF Sweep" with Yamaha SPX2000 "STEREO DELAY"

上と同じMIDIデータだが、通常の出力ではなく、JD-XAのアナログドライ出力にSPX2000の「STEREO DELAY」をかけたものをMR-2000Sで録音した。

どちらが良いということはないのだが、全く違うものではある。シンセの音は内蔵エフェクトに左右されるもので、JD-XAもその一例と言えるだろう。

JD-XAは、変わったシンセであると思う。アナログ4ボイス分が4パートマルチティンバーで、デジタルの方も4パートマルチティンバーである。8マルチティンバーのシンセなのだ。MIDI CTRLボタンを押すと、外部音源を8パート制御できる。SYSTEM-8はオーソドックスな2ティンバーで、いろんな昔のアナログシンセに化けるのが得意である。SYSTEM-8は昔のシンセを弾いているような錯覚を起こさせるが、JD-XAは、昔のシンセのようには使いにくい。手ごわいなぁ、と思う。

JD-XAのライブラリアンを、WindowsとMac(Big Sur 11.2.1)に入れてみた。下の写真はMac版だ。

20210210b_jdxalibrarianmac

ライブラリアンを起動したら最初に行うのはハードウエアからの全音色の転送であろう。それにひどく時間がかかる。WindowsでもMacでも同様に遅い。いくらなんでも、という待ち時間の長さである。

受信した全音色を保存するのには「ファイル」→「SMFをエクスポート」→「全音色」を選んでSMFに保存するか、そうでなければ、ライブラリファイル(xalファイル)を新規作成し、全音色をそちらにコピーして保存する必要がある。これがなかなかわからなかった。おまけに、音色のドラッグ&ドロップができないようである。うーむ。

JD-XAのテンポラリー領域に1音色を転送して弾く、というのはまあまあスムーズにできる。このライブラリアンを使っていくしかないよなぁ。

H2

2021/02/09

Roland D-05とYamaha MONTAGEで「呼吸は続く」

20210209a_rolandd05mothersuperior

机の左側はヤマハMONTAGEを中心にしたセットだったのだが、MONTAGEをどけてローランドのJD-XAを出してきて、MX-1にAIRA LINKで接続できるかどうか試した。AIRA LINKで接続できた。そのままそこにJD-XAを置こうかどうか迷い、結局、JD-XAを右側のテーブルに移し、MONTAGEを左のキーボードスタンドに戻した。

MONTAGEでD-05を弾いて1曲。

Breathing Continues

D-05の「Mother Superior」と、MONTAGEの「CFXConcertH」を重ねて弾いたもの。サスティンペダルは使わなかった。最後のリタルダンドを除き8分でクォンタイズした。D-05の方は、MX-1で4分の1音符のディレイをかけ、BFXでフィルターをかけた。3拍目の裏、4拍目の裏で「ウワウワ」と言っているのがそれだ。MR-2000Sを回した状態でCakewalkを走らせ、BFXのVALUEつまみとTONE/FILTERつまみを動かした。

2月3日の「寄せては返す」と似ている。今がこういう気分だということなのだろう。

ところどころ、アナログレコードのようなプチノイズが聞こえる。どこで入ったのかわからない。D-05の音そのものに含まれているのかもしれない。まあ、これはこれでいいか。

H2

2021/02/07

Roalnd D-50用のシステム・エクスクルーシブをD-05に転送

20210207a_midioxsysexview

ローランドD-05は、プリセットバンクが6個、ユーザーバンクが8個ある(1バンク64パッチ)。ユーザーバンクにはプリセットバンクと同じ音色が入っているので、そこに他の音色を入れようと考えた。

ユーザーバンク8には、「Legowelt アーティスト・パッチ for Roland Boutique D-05」を入れてみることにした。D-05のサポートページにあったバンクだ。自分のパソコンのハードディスクの、D-550のフォルダーを見たらシステム・エクスクルーシブ・ファイルがいくつかあったので、それを送ってみることにした。

上の画面は、01-D50.SYXというファイルを開いた様子だ。これをD-05に送って、うまく入らないなー、とあれこれやっていた。後でわかったことだが、このファイルは先頭部が「F0 41 01」となっている。F0はシステム・エクスクルーシブであることを示すステータス・バイトで、41はローランドのベンダーIDだ。その次は、D-550の説明書の「ローランドのエクスクルーシブ・メッセージについて」の解説によれば「デバイスID」で、「通常『ベーシック・チャンネル』から1を引いた値が使用されます」ということである。

つまり、上のファイルをパソコンからD-05に転送して受け取ってもらうには、D-05のMIDIチャンネルを「2」にしないといけない。これに気付くのにけっこう時間がかかった。

次の問題は、D-05がシステム・エクスクルーシブを受信する方法が2個あることだった。「B.Load」が表示された状態でF2ボタンを押すと「Bulk Load Sure? [EXIT]:N [ENT]:Y」と表示されてENTERボタンを押すと「Bulk Load Waiting...」という表示になる。この方法だと、「ハンドシェイク方式」の受信になるので、上のファイルをMIDI-OXからどかっと送るのには対応しないのであった。

「B.Load」が表示された状態でSHIFTボタンを押しながらF2ボタンを押すと「Bulk Load.O Sure? [EXIT]:N [ENT]:Y」と表示される。そこでENTERボタンを押すと「Bulk Load (1way) Waiting...」という表示になる。この方法だと、「ワン・ウエイ方式」の受信になるので、MIDI-OXなどからのシステム・エクスクルーシブを受信できる。

システム・エクスクルーシブでバンクを送った後は、MIDIチャンネルを1に変更して音が出ることを確かめ、Midi Questでバンクをゲットして、Midi Questのファイルとして保存した。

20210207b_midiquestd50patchbank

Midi Questでゲットする場合は、ハンドシェイク転送を選び、D-05の側で「B.Dump」が出ているところでF1ボタンを押し、ENTERボタンを押せばうまくいく。

作業をしていて気付いたのは、D-05のディスプレイが、D-50/550より狭いことだ。

20210207c_rolandd05hasnarrowdisplay

D-550の液晶交換の記事で写真を見てもらうと、D-05のディスプレイがひどく狭いことをわかっていただけるだろう。

上のMidi Questの音色一覧では「Soular Strings OF」と表示されているが、D-05では最初の12文字しか表示されない。これではわからない、と思うこともある。でもまあ、D-05はコンパクトで軽量だし、D-50が定価23万8000円、D-550が定価19万8000円であったことに比べると、D-05の新品の実売価格は5万円くらいであったのだから、かなり安い。文句は言えないなぁ、と思う。

では、その音を。

Roland D-05 "Soular Strings OF"

このストリングスはDX7では出なかったなぁ、と、当時DX7を持っていてD-50を買えなかった私は思う。ローパスフィルターとレゾナンスがないと、こういう倍音は出しにくい。また、当時は珍しかったデジタル・リバーブが、こういう音色をより輝かせたと思う。

D-05で、数を増やすのがINCREMENTボタン、数を減らすのがDECREMENTボタンであるのは、ちょっと驚いた。この単語は、我が家にあるシンセのパネルで、他にないものであると思う。今、インターネットで写真を検索して確認したら、D-50はそうなっている。D-550は、VALUEの上向き三角と下向き三角になっている。

D-05の操作に少しずつ慣れてきた。なかなかよい。

boutiqueシリーズには液晶ディスプレイが付いたものがあまりない。D-05とA-01だけではないだろうか。液晶ディスプレイはSYSTEM-1/1mにもない。古いところでいうと、SH-32、SH-201、GAIA SH-01にもない。液晶ディスプレイがないシンセは、設定の手順がトリッキーになりがちで、正直使いづらい。JD-XA、SYSTEM-8、D-05のディスプレイは、表示する情報が多いとは言わないが、それでもありがたい装備である。

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2021/02/06

Roland D-05を購入

20210206a_rolandd05connectedtomx1

ローランド「D-05」を買った。4万9500円。ローランドのboutiqueシリーズは、これが初の購入である。

D-05は、ローランドが1987年に発売した「D-50」のデジタル復刻版の一つである。D-50の2Uラック・モジュール「D-550」(液晶を交換した記事はこちら)を持っているし、やはり持っているV-Synth XTには「VC-1 D-50」が入っている(試奏した記事はこちら)ので、D-05は見送ろうと考えていた。

ところが、Roland CloudでダウンロードしたD-50(ソフト版)が思いのほか素敵で、ここしばらくで、2回録音に使った(記事1記事2)。そしてそのソフト版は、有効期限が切れて使えなくなった。となると、どうも惜しい気がした。とはいうものの、ソフト版のLifetime Keyを買うかというと、149米ドルという価格だと、なかなか手が出しにくい。

おまけに、D-05が「販売完了」と表示されていることに気付いた。となると、欲しくなるのが人情というものである。amazon.co.jpなどでは販売完了を受けて10万円を超える価格を付けている業者もいる。新品と同じ程度の価格なら、買っておくか、ということになってしまった。

MX-1のAIRA LINK対応機器を買い集めている時期であるのも、D-05購入を後押しした。MacBookにBig Surを入れて、これまで外出用に準備していたローランドUA-S10が対応外になってしまったことも、D-05購入を後押しした。MacBookにD-05とコルグnanoKEY Studioをつないで外出セットにできないかと考えたのである。D-05とnanoKEY StudioはUSB給電で動作するので、ACアダプターが、MacBookのものだけで済んで好都合だ。

4万9500円は、決して安くないなー、とは思う。とはいうものの、boutiqueシリーズは全般にあまり値崩れしていなくて、今回は買おうと思った。

到着してWindowsパソコンにつないで音が出ることを確かめ、バージョン表示を確かめた。

20210206b_rolandd05version1_03_1039

最新ではなかった。最新版をインストールし、1.07とした。

20210206c_rolandd05version1_07_1073

MX-1のAIRA LINK 3番につないでみた。3番は電源を供給するので、D-05のケーブルがUSBの1本だけで済む。MONTAGEで弾いて、音が出ることを確かめた。

Roland D-05 "P1-11:Fantasia"

MONTAGE 6で弾くと、61鍵アフタータッチ付きなので、D-50気分を味わえる。最後のふわふわなどは、アフタータッチによる音色変化である。D-550、VC-1 D-50、ソフト版のFantasiaと比べると、同じとは言えないと思う。この録音の時は、Sound Mode設定を「Original」にしているので、ノイズがそれなりにある。「Clear」に設定すると減る。

MacBookにつないで、外出用に使えるかどうかも確かめた。

20210206d_rolandd05connectedtomacbook

D-05にはピッチベンドとモジュレーションのスライダーがあり、この状態で、ソフトシンセにピッチベンドのせり上がりを付けられることがわかった。ただ、このピッチベンドが使いやすいかというと、うーむ、である。思った値にならないことがある。練習すれば何とかなるのだろうか。

再度MX-1につなぎ、MIX IN端子にMONTAGEの出力を入れて、それがUSB出力されるかどうかを確認した。MX-1にUSB出力された。ただここで問題なのは、MIX IN端子のレベル調整が見当たらないことだ。MIX INは感度が良過ぎてノイズが目立つ。D-05の内蔵音源は音量が控えめで、それとのバランスが取れない。D-05の音量が小さく思えるのは、MONTAGEが出すベロシティが低めであるためかもしれない。難しい。

H2

2021/02/05

KORG microSTATIONを購入

20210205f_korgmicrostation

コルグ「microSTATION(MW1)」を買った。2万4800円-1500円クーポン+送料1327円。オークションで出ていて、終了時刻が就寝後だったので、最低価格で入札し、競り合ったらあきらめ、と思っていた。翌朝、落札していたので驚いた。

microSTATIONは、以前から狙っていた機種ではあった。オールインワンのワークステーションとしては、最も小型(幅778mm×奥行き210mm×高さ82mm)で、最軽量(2.6kg)であろうと思う。似た機種としてはmicroARRANGER(購入記事はこちら)があるのだが、そちらはステレオのスピーカーを内蔵している分だけ大きく、幅873×奥行き277mm×高さ91mm、4.2kgである。現在のメインの机にmicroARRANGERを出してくるのははばかられる。

先日買ったKORG K49(購入記事はこちら)は、大きなゆったりした鍵盤があり、弾いていて大変に気持ちがよい。しかし、幅818mm×奥行き221mm×高さ69mmはけっこう大きく、持て余す感じもある。

49鍵盤を再度買うのはしゃくなので、microKEY2-61はどうかな、と思ったのだが、幅850mm×奥行き139mm×高さ54mmと、幅が大きい。鍵盤の左にホイールがあるデザインのためだろう。

こんな風にあれこれ考えていると、microSTATIONの大きさが魅力的に見えてきた。K49より幅が4cm小さく、それで61鍵盤なのだ。幅が小さいのは、鍵盤の左にホイールではなく、鍵盤の上にジョイスティックという構造であるからだ。KORGのジョイスティックは、左右がピッチベンド、上がcc#1、下がcc#2で、同様の物を私は1989年にT2を買った時から使っている。microSTATIONのジョイスティックはまあまあの大きさがあり(microARRANGERよりは小さいが)、それなりに使えるのではないかと考えた。

老後に病床で使う小型軽量の1台として、メイン机に出してくるMIDIキーボードとして、他の機械を並べて小さなキーボードが必要になった時の選択肢として、microSTATIONは魅力的だった。そんなわけで購入とあいなった。

到着して、電源が入ること、音が出ることを確かめ、WindowsパソコンにUSB接続してMIDIがやりとりされることを確かめた。PLAY/MUTEボタンとファンクション08ボタンを押しながら電源を入れて設定を初期化した(音色は初期化されない)。3極ダンパーペダルが動くことも確かめた。

次はシステムの更新だ。電源を落としてUSBケーブルを抜き、LOCATEとRECボタンを押しながら電源を入れてバージョンアップモードで起動する。パソコンの側で、System Updaterを起動し、microSTATIONを認識したのが下の画面だ。

20210205a_korgmicrostationneedsupdate

microSTATION起動時に表示されたバージョンは1.0.0だったのだが、この画面ではバージョン1.14と表示されている。とりあえず「Update」ボタンを押す。データの転送が始まる。

20210205b_korgmicrostationupdating

本体の側はこんな風に表示している。

20210205g_korgmicrostationreceivingsyste

Windowsパソコン側で下のように「Update completed!」と表示されたら、microSTATIONの電源を切って起動する。

20210205c_korgmicrostationupdatecomplete

次の起動時には「1.0.1」と表示された。バージョン番号が複数あるのかもしれない。

バージョンアップの後で、プリロードデータへの復元をした。SDカードをmicroSTATIONでフォーマットし、インターネットでダウンロードしたプリロードデータをSDカードのKORG¥MICRO_STフォルダーにコピーし、それをmicroSTATIONにロードする。

ここで音を一つ。

KORG microSTATION Combination 003:Heaven Pad

コンビネーション「003:Heaven Pad」の独奏。手弾きして最後にサスティンペダルで音を伸ばし、手でアルペジオをオフにした。microSTATIONの出力をBehringer DI20→Roland UA-S10→Sound Forgeと渡して録音して、プラグインでレベルを上げた。M3のような高級感はないが、十分使える音だ。ノートがよれたのが恥ずかしい。

Windowsでは、専用のエディターソフト「microSTATION Editor」が動くようだった。

20210205d_korgmicrostationeditor

BROWSEボタンを押すと音色の一覧を見られる。

20210205e_korgmicrostationeditorbrowser

microSTATIONの側ではプログラムは001から始まり、512までがユーザーバンクで、その後がGMのように見える。microSTATIONエディターでは、ユーザーバンクがA~Dまであり、その後ろにGMバンクがあるように見える。まあどっちでもいいけどね。TRITONと同じくらいの音色数はありそうだ。

microSTATION Editorは、字が小さくて見づらい。拡大して使えばいいのかなぁ。

鍵盤の大きさを測ってみた。

20210205h_somesynthkeys

nanoKEY StudioとnanoKEY2は同じ大きさである。安っぽいボタンなのに、ベロシティをある程度打ち分けられる点がすばらしいと思う。nenoKEY Studioは、ピッチベンドのせり上がりができない点が惜しい。それでも、小型軽量でパソコンバッグにすっと入れられるので、今後使う機会があるだろう。

microSTATIONの鍵盤は奥行きが短く、ちょっと離れて座ってなるべく手前の方を弾く必要がある。それでも、徐々に慣れていくことはできそうだ。61鍵はやはりありがたい。ジョイスティックはしっかりしていて使いやすい。ボタンのカチッとした感触も快適だ。16文字×2行のディスプレイはDX7みたいだが、1984年にDX7を新品で買った私としては、このディスプレイで特に文句はない。字が大きくて見やすいと思うくらいだ。

オクターブシフトボタンが欲しかった、アサイナブルボタンが欲しかった、サスティンペダルとボリュームコントローラーの両方を使いたかったというのは、私の望み過ぎであろう。

macOS Big Sur(11.2)では、microSTATIONのUSB-MIDI接続は使えないようだった。microSTATION Editorは32ビットなので動かない。MacBookで使う場合には、MIDI接続ということになる。でもまあ、MIDIで接続すれば、十分使えるとも言える。

microARRANGER、microSTATIONのような製品は、残念だが、今後は登場しないだろう。多機能ゆえの複雑さとミニ鍵盤がマッチしない。私としては、手に入った物を大切にしたい。

H2

2021/02/03

KORG Collection TRITONで「寄せては返す」

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Arturia KEYSTEP 37でKORG Collection TRITONを弾いていて1曲。

Come and Return

ソフト版TRITONのプリセット・プログラム「INT-A 014 Swirling Dreams」独奏。CakewalkにMIDI録音し、最後のリタルダンドを除き4分でクォンタイズをかけた。ファイルにエクスポートしようか迷ったが、INTEGRA-7から外に出し、dbx Quantumでイコライザーとコンプレッサーをかけ、MR-2000Sに録音した。2回途中で音が切れ、3回目でやっと成功。珍しいトラブルで困惑している。

中学の遠足で、徒歩で米津の浜に行った。寄せて返す波と遊ぶのは楽しかった。砂で堀を作ってそこに海水を満たしたりして遊ぶのだ。高校、大学のころは、自転車などで初日の出を見に行った。いたるところでやっている焚火がまた美しかった。

KEYSTEP 37は、37鍵あるので和声を確かめるのに使える。それでいて、五線ノートを置く場所も確保できる。K49より、やっぱりこっちかなぁ。

H2

2021/02/02

KORG K49を購入

20210202a_korgk49connectedtowindowsdeskt

コルグのUSB/MIDIキーボード「K49」を買った。送料込みで4300円。

中央の机に時々出してきて使う鍵盤、というのがなかなかしっくり来るものがない。スペックをあれこれ検討した時点で、私の要求を完全に満たすものはないことはわかったので、複数用意して使い分けるしかないと考えた。

先日購入したArturia KEYSTEP 37(購入記事はこちら)は、ミニ37鍵でアフタータッチ付きという優れものであるのだが、ピッチベンドとモジュレーションがホイールではないというのは、少しひっかかる。ベンドアップも、練習すればできないことはなさそうだが、ホイールにしてくれれば楽だったのに、という思いも捨て切れない。

やっぱり、ホイールのものがほしいなぁ。でも、同じ37鍵だと重複感があるから、買い足すなら49鍵かなぁ、と思った。

49鍵では、先日Waldorf Blofeld Keyboardを試した(記事はこちら)。アフタータッチ付きでホイールで悪くはない。ただ、幅763mmはよいとしても、奥行きが282mmと長く、高さが105mmとけっこうあるので、奥にコンピューターのキーボードを置くことが難しい。コントロールチェンジを送るつまみがない(モジュレーションホイールのみ)ことも不便である。電源の配線をしなければいけないのも面倒。それに、本体の音を出したいと思ってしまうので、音のケーブルも2本つながないといけなくなったりする。

KORG microKEY2の49鍵を検討した。幅709×奥行き139×高さ54mmという大きさは、悪くはないが、ミニ鍵盤にして幅があるなぁ、とも思った。つまみがない点、ホイールの手前にオクターブボタンがあるデザインも気になった。microKEYの初代にはサスティンペダル端子がなく、さすがにそれはどうかと思う。また、初代には49鍵がない。

ローランドのA-49を検討した。幅836×奥行き182×高さ84mmである。ロングセラーの現行機種であるのはすごいし、Big Sur対応もしているようだし、鍵盤は質が高そうだし、INTEGRA-7をコントロールするのに都合がよさそうだし、と惹かれていたのだが、さすが現行機種で、オークションなどでの価格が高くなりがちである。ホイールじゃないからやめるか、と思った。

AlesisのQ49、QX49なども考えたが、決め手に欠ける。

で、K49に手を出した。K49の大きさは幅818mm×奥行き221mm×高さ69mm。奥行きはA-49より長いが、高さは下回る。microKEY2-49の幅より11cmほど幅が大きいが、まあそこはなんとかなるかな、と考えた。

K49のピッチベンドとモジュレーションは、小ぶりではあるが、ホイールになっている。それ以外に、コントロールチェンジ(cc)を送れる操作子が7個ある。設定は「K-Series Editor」で行う。下の図がそれだ。

20210202b_korgkserieseditor

2007年に作られたソフトで動くかどうか不安だったが、Windows版はなんとか動くようだ。Windowsの互換性重視の方針にはいつも助けられる。

K49で演奏した音を一つ。

KORG Collection M1 "Alto Sax" played by K49

意図してピッチのせり上がりと、モジュレーションホイールによるビブラートを多めにした。KORG Collection M1はハードウエアのM1に比べてエフェクト量が多めだと思うが、今回はそれがうまくいっている。

K49のホイールは、かなり小ぶりで、ピッチホイールは板バネがきつい。最初に触った時は、うわぁ、と思ったが、演奏してみると、耐えられないほどではない。サスティンペダルは、電源を入れた時の状態を「踏んでいない」と判断するようになっていて、(コルグと極性が逆の)ヤマハFC4が問題なく動いた。

鍵盤は、けっこう大きい。横幅は、白鍵10個分で233mmほどだ。

20210202d_korgk49whitekeywidth

カワイMP9500とほぼ同じ。MONTAGE 6は228mmほどで、少し狭い。これは、ヤマハのエレクトーン鍵盤の、昔からのサイズであろうと思う。

鍵盤の縦幅は約140mm。奥の壁との間にすき間があるので、厳密なものではない。まじめに測定するには分解する必要があるだろう。

20210202e_korgk49whitekeydepth

K49の鍵盤は、まあまあ弾きやすい。黒鍵の最奥部は弾けないが、真ん中あたりなら大丈夫。ベロシティの出方は「LIGHT」に設定すると、ちょっと出過ぎと感じるほど、ベロシティの高い値が出る。MEDIUMだと少し足りない。

つまみ類は、とりあえず、ノブ1をcc#2、ノブ2をcc#11にした。ホイールはcc#1、スライダーはcc#7で、これらは標準設定ママである。スイッチ1と2、上のジョイスティックは保留。

オクターブ・シフト・ボタンが光るのがうれしかった。1オクターブ上げるとUPボタンが緑に光る。

20210202f_korgk49octaveshiftgreen

もう1オクターブ上げるとオレンジ色に光る。

20210202g_korgk49octaveshiftorange

もう1オクターブ上げると赤だ。

20210202h_korgk49octaveshiftred

さらに上げると、赤で点滅する。

MacBook Pro(OSはBig Sur 11.1)で動くかどうかも試した。

20210202c_korgk49connectedtomacbook

K49のハードウエア自体は動くようだ。K-Series EditorのMac版は、動くとは思えないので試していない。

現在、ヤマハはMIDI鍵盤の製品がなく(たぶん)、コルグはミニ鍵盤しかない。ローランドのA-49とA-300PROなどはかろうじて残っている。まあ、商売としては、難しいのかな。

H2

2021/02/01

KORG monologueなどで「吐きそう」

20210201a_korgmonologue

机右側のテーブルにはローランドSYSTEM-8があったのだが、それを片付け、monologueを置いた。かわいい。

monologueは、購入した時はどうやって使うものなのか全くわからなかった。(使ったことはないが)TB-303みたいなものだと考えたら、少し楽になった気がする。

Just Before Throwing Up

monologueのプリセット25番「StomachWave」を、KEY TRG/HOLDをオンにして弾き、これで1曲行けるかな、と考えた。LogicにMIDI録音するのはなかなかうまくいかなかった。クロックをLogicからmonologueに送り、monologueの「En Rx Transport」をオン、ローカルをオンにして、Logicの方でレコーディングモニターをオフにして、なんとかMIDIノートをLogicに録音できた。少しずれたようで、クォンタイズを8分でかけた。

En Rx Transportをオンにしていると、ノート情報がなくなっても音が鳴り続ける。Logicの側で、終了位置を指定する必要があって、これが時々ずれて再設定が必要になり、面倒だった。

Logic Drummerでドラムスを加え、Roland SH-101(ソフト)で上物をほんのり追加した。

会社員だったころは、胃が苦しかったなぁ。

H2

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