KORG wavestateをバージョン1.0.6に更新
KORGのWebサイトを見て、2021年2月10日にwavestateのバージョン1.0.6が出たのに気付いた。
ドキュメントを読むと、MacOS Big Sur(バージョン11)で通信をするには1.0.6が必要らしい。うちのMacBookで使うには1.0.6にせねばならぬ。バージョンアップのメリットはそれだけのようだが、やらないわけにもいかないか、と、押し入れからwavestateを出してきてWindowsパソコンにつないだ。Big Surで更新するのが面倒そうだったので、Windowsでやる方がマシであろうと考えた。
下は、現在入っている1.0.4から1.0.6に更新しますか?という画面だ。
上の画面で「Start」をクリックし、wavestateの画面を見たりしながらしばらく待つと、更新が終わる。下は「Update complete!」と表示された様子だ。
wavestateのUTILITY→About画面でバージョンを確認できる。
このwavestateをWindowsに接続するには、UTILITY→MIDI & USB画面の「USB Network」を「RNDIS」に設定する必要がある。
RNDISはRemote Network Driver Interface Specificationの略らしい。USB、IEEE1394、Bluetooth、InfiniBand などの動的プラグアンドプレイ (PnP) バスに接続された機器とイーサネット通信をするための仕様であるようだ。
RNDIS設定をしたwavestateをWindowsパソコンに接続すると。当初はRNDISデバイスとして認識されるが、ドライバーソフトが適切に入らないことがある。その際は、「ネットワークアダプター」の中にある、Microsoftの「Remote NDIS Compatible Device」のドライバーを使うように設定する。そうすると、下の図のように、「サウンド、ビデオ、およびゲーム コントローラー」の中に「Generic USB MIDI」が現れる。これがwavestateのMIDIだ。
wavestateの名前が出てこないのは不便である。何かよくなったかというと、よくわからない。MME(MultiMedia Extension)のMIDIデバイスとしても、UWP(Universal Windows Platform)のMIDIデバイスとしても使えるようなので、その点は、もしかしたら、以前より良くなっているのかもしれない。以前にWindowsに接続したことがあるのか、あるとすればその時はどうだったのか、記憶がない。
とりあえず、Windows上でライブラリアンは動くようだ。
次に、Big SurのMacBookに接続してみた。
wavestateの設定は、RNDISのままでもMIDIデバイスとして使えるようだが、コルグのドキュメントにはNCMを使うと書いてあるので、NCMにした。NCMは、USBのNetwork Control Modelの略らしい。
コルグのドキュメントは要領を得ないもので、とりあえず1.0.6への更新をもう一度やってみたが、成功はしなかったようだ。ただ、その更新をしたことで、ライブラリアンはインストールされた、のかもしれない。下の図がライブラリアンだ。
今回の更新は、Big Surにつながること以外に、嬉しいことがない。今後のコルグのUSB MIDIがどんな風になっていくのか心配だ。
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