Roland JD-XAで大きい音を作る(4音色のm4aファイルとxalファイルあり)
ローランドJD-XAで4個音を作った。今日の目標は、デジタル1パート1パーシャルで大きな音が出るようにすることだ。
今回音を大きくするために使った方法は2つ。(1)PCM波形の場合は「PCM Gain」という設定項目があるので、それを「+12dB」にする、(2)PCM波形ではない場合はそのパラメーターは使えないので、Part MFXで「32: Limiter」を選び、「Post Gain」を10dBほど上げる、である。
ではその音を。
JDPiano2
以前作った音色に「JDPiano1」というものがあったので、それを持ってきて編集し、「JDPiano2」とした。PCM波形の「121:Synth Piano」をプラス12dBで鳴らしてリバーブ「Room1」をかけた。パートEQでローを少し削った。
DSaw1
PCM波形ではない「SAW-A」とLPF1を組み合わせ、リミッターで音量を上げてディレイをかけたもの。JD-XAのディレイはモノディレイである。TFXにもステレオのディレイはないようだ。ステレオのディレイをかけるにはMFXを使わねばならぬようで、これは意外だった。まあ、モノディレイは好きだからいいけれど。
DSqr1
上のDSaw1の波形を「SQR-A」に変えて、カットオフ、レゾナンス、MOD LFOの設定などを見直したもの。
JP8SawLead
PCM波形「001:JP-8 Saw」を12dB上げて、MFXのリミッターによるレベル上げをしないようにしたもの。MFXのリミッターを使わなかったためかピークが出ていて、パソコンに入れてからの音量上げに難儀した。
今日わかったことは、JD-XAの音が今ひとつ眠い感じなのは、音量が小さいせいではないかということだ。大きくすると、弾いていて気持ちがよい。JD-XAのD/Aコンバーターはけっこう良いものが使われていると思うが、出す音を大きくすると、さらにノイズフロアが下がる。
今回の4音色は、すべてデジタルパート1個、その中のパーシャル1個を使ったものだ。複数のパート、複数のパーシャルを使った場合は、より自然に、大きい音が出せると思う。
下は、今回の4音色が入ったJD-XAのライブラリファイルである。「JD-XA Librarian」で開いていただければと思う。
PCM波形の音量を上げるパラメーターは、ヤマハEX5にあって、それを見付けた時はずいぶんと得をした気分になった。波形のバリエーションが増え、音量が上がってつぶれた感じの音が得られたからである。そのパラメーターにSuperNATURALシンセ・トーンで再会した。
H2
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