Roland JD-XAで大きい音を作る2(8音色のm4aファイルとxalファイルあり)
昨日、音を大きくすることを目標に4音色を作り、録音して公開したが、今日になってステレオの音を作り、昨日はLチャンネルのみを聴いて録音していたことに気付いた。昨日の音色は主に終段のディレイを使っていて、たぶんそのディレイはモノなのでそんなに大きな違いはないと思うのだが、でもやっぱり納得できるものでもなく、録音し直した。
JDPiano2
デジタル1パート1パーシャルで、PCM波形「121:Synth Piano」を選んだもの。「Room 1」リバーブを少しかけた。音を大きくする工夫は、「PCM Gain」をプラス12にしたことだけだ。録音したものを聴くと、意外とパンチがある。
DSaw1
デジタル1パート1パーシャルで「SAW-A」を出したもの。これはPCM波形ではないのでPCM Gainを上げることはできない。Part MFXで「32:Limiter」を入れて「Post Gain」を「+10dB」にしている。リミッターで音量を上げたせいか、録音した波形にピークがなく、音量を上げやすかった。録音の後半では複数のノートを弾いているが、その場合も音量があまり大きくならないようだった。
DSqr1
上の「DSaw1」の波形を「SQR-A」に切り替えてカットオフとレゾナンスなどを調整したもの。録音したものを聴くと、意外と下が豊かで、イコライザーで少しカットしてもよかったかもしれない。
JP8SawLead
PCM波形「001:JP-8 Saw」を出したもの。PCM Gainをプラス12にして音量を上げた。その方法のせいなのか、複数のノートを弾いた場合に音量が上がり、パソコンに取り込んだ後での音量上げが難しかった。Part MFXのリミッターを使うメリットがあるのかもしれない。
SSawStrings
「SUPER-SAW」を使ったストリングス。リミッターで上げたら音が奇妙な波打ち方をしたので、TFX1に「28:Comp」を設定して試した。音量を左右するのは「HeadMargin」パラメーターで、ここでは「-6dB」に設定している。CTRLパラメーターは「0」にしているが、CTRLつまみを回すと音量が上がる。録音の最後で音があっさり切れているのは、リバーブとディレイがかかっていないからだ。リリースをもう少し長くすればよかったかもしれない。
不思議なのは、TFXのコンプレッサーで音量上げをすると、前段がデジタルであるにもかかわらず、フロアノイズが浮いてくることだ。なぜだろう?
ASaw1
アナログ1パート1オシレーターで鋸歯状波(SAW)を出したもの。TFXのコンプレッサーで音量を上げた。これもノイズフロアが高い。録音の途中でPortamentoボタンを押してポルタメントをかけた。何となくアナログらしさがあるのだが、どこがそうかと言われると困る。
AOsc1Vib
JD-XAのアナログパートは2個のオシレーターを持っている。どちらも鋸歯状波を出し、cc#1でオシレーター1のみにビブラートがかかるように設定した。このデチューンしたビブラートが好きで、時々使う。どのシンセで始めたのかは覚えていない。
ASawLRDelay
最終段のディレイがモノであることが物足りなくなり、MFXで「34:Delay」をかけた。ディレイを深くかけたためか、ピークがあまり飛び出ておらず、音量を上げやすかった。
以上8音色を含むXALファイルを以下に示す。
録音したものに成果が出ているかどうかは別として、JD-XAを弾くこと自体は楽しくなってきた。
H2
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