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2021年3月

2021/03/27

Roland D-110で「定数c」

20210327a_constantcmemo

ローランドD-110を弾いていて1曲。

この曲は一昨日書いたが、何かとわさわさしていて、録音できないでいた。今日もなかなかできずにいたが、夕食後になり、やっととりかかった。譜面を見たら、一発で最後まで弾けた。譜面ってすごい。

Constant 'c'

ローランドD-110のファクトリープリセットトーン「B12: Harmo Pan」独奏。ヤマハSPX2000「MONO DELAY」をかけた。ベロシティに敏感な音色なので、後で修正が必要になるだろうと思ったが、ベロシティに関しては修正が必要なかった。最後のリタルダンドを除き、クォンタイズをかけた。クォンタイズをかけたことで低音のCが消えた場所があり、そこは前の音を少し短くして修正した。

ピアノを習う際、最初に覚えるのは中央の「ド」の位置である。そこがスタート地点だ。

でも、すべての楽器がCから始まるわけではない。私はバリトンやトランペットを吹き始めた時、当たり前だが、Bフラット(Bb)から始めた。ピアノのドとトランペットのドが1全音違う、ということは、かなり後になって知った。そのため、耳で音を聞いた時、1全音取り違えることが多い。やれやれ。

鍵盤楽器奏者は、Cの呪縛から逃れるのは容易ではない。でも、逃れなくてもいいのではないか、と安易に考えるようになった。

1988年の製品であるD-110の音色を、今弾いても素晴らしいものと感じる。音を聞く人間の頭の中は、年月を経ても、そんなに大きく変わるものではない。100年前のピアノは現在とそんなに変わらない音色であったろうし、多くの楽器がそうだろう。古いピアノがダメとは限らないし、古いシンセがダメとは限らない。自分が持っているシンセが、次の世代でも演奏されれば、喜ばしい。

H2

2021/03/26

Clavia Nord Rack 3が修理から戻ってきた

20210326a_clavianordrack3

先日久々に出してきたNord Rack 3の調子が悪く、悩んだ末に修理に出した。現在の日本の代理店であるヤマハにお願いし、プッシュボタン45個の全交換をしてもらった。3万5354円は、修理代のほか、返送送料、代引き手数料などを含む。別途、送るのに送料1510円がかかった。

修理代を他のシンセの購入にあてることも考えた。ただ、大好きだったJoe Zawinulが人生の後半で愛用していたNord Lead 3のラック版であるし、Nord Lead/Rackシリーズで唯一の、音色名表示を持つシンセでもある。音は華やかで特徴がある。アフタータッチまたはホイールによるビブラートのボタンがある、ユニゾンがつまみ式である、といった、絶妙に私のツボを突く機能もある。これを捨てるかと思うと悲しい。そんなわけで、修理できるのならお願いします!ということになった。

ヤマハの対応は満足できるものだった。Webサイトの問い合わせフォームにデータを入力し、翌日にはメールのやりとりが始まり、順調に進んだ。ぜひ今後も、多くのシンセを修理していただきたい。昔のシンセは、あきらめるには惜しいものが本当に多いのだから。

音を一つ。

Clavia Nord Rack 3 Program "1:8 SensitivOB HN"

「SensitivOB HN」というプログラムを、ローランドJD-XAで手弾きしてMR-2000Sに録音した。テンポが甘い。この程度の腕なので、クォンタイズは欠かせない。最後の伸ばす音ではアフタータッチでビブラートをかけた。リバーブやディレイ等のエフェクトはかかっていないのだが、リリースが長いだけでリバーブっぽく聞こえる。すごいな、と思った。

鍵盤は、Minibruteの1と2をしまって、JD-XAを出してきた。JD-XAは複数のMIDIチャンネルにノート情報を送る機能のコントロールが容易で、Nord Rackを弾くのに好適である。ホイールでcc#1を送れるし、アフタータッチも、効きが良いとは言わないけれども、存在する。エクスプレッションペダルでcc#7を送ればNord Rack 3の音量が変わる。

Nord Rack 3、壊れないでくれるといいなぁ。

H2

2021/03/25

Roland D-110を購入

20210325e_rolandd110_u110_u220

ローランドの音源モジュール「D-110」を購入した。7880円+送料1386円。

D-110はアフタータッチの受信をしない。これまで買わずにきた。しかし、一度は弾いてみたいなぁ、ということで購入。1988年発売時の価格は8万9800円で、後に8万3000円になったらしい。33年を経て、中古品が10分の1の価格になったわけだ。それでも動くのだからすごい。

音を2点。

Roland D-110 P-I75 Cello 1 & Elec Piano 3

D-110のファクトリー・パッチのバンク7には、MIDIチャンネル1でユニゾン演奏をするパッチが収められている。その5番目にあるこのパッチでは、セロと電子(電気?)ピアノのレイヤーを弾ける。Arturia Minibruteの2オクターブの鍵盤で弾いた。ベロシティへの反応ははっきりしている。フロアノイズは、マイナス70dB台で、悪いとは言えない。

Roland D-110 Demo Song 6 "Bumble Dee"

D-110のROMには8個のデモ曲が収められている。その6番目は、リムスキー・コルサコフ「熊蜂の飛行」を、Amin Bhatia氏がアレンジしたものだ。真摯な姿勢で、でもユーモアも込めて、いい仕事をなさったと思う。敬服する。

D-550、U-110、U-220のどれも気に入ったので、D-110も気に入るだろうと思った。初期デジタルシンセの、わくわくする気持ちを味わえる。

今や、ラックマウントの音源は、INTEGRA-7しか生き残っていないんじゃないだろうか(テーブルトップでラックマウントも可能、というのはあるけれど)。D-110のような製品を懐かしく思い、購入するのだから、私も年を取ったということだろう。

H2

Arturia Minibrute 2を購入

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Arturia Minibrute 2を購入した。3万2780円。上の写真は、左がMinibrute(以下Minibrute 1)、右がMinibrute 2である。

Minibrute 2が出た時はそそられたが、値段が高いなー、と思った。サウンド&レコーディングマガジンのレビュー記事には「9万5000円」と記されている。下がってくるのを待つか、と思っていて、新品が3万2780円となっているのを見て購入した。鍵盤のない2Sと一瞬迷ったが、やっぱり鍵盤付きでしょう、と思った。アフタータッチ付きだし。

Minibrute 2はMinibrute 1より一回り大きい。鍵盤の幅は同じだが、露出している奥行きはMinibrute 2の方が少し短い。ただ、内部でどうなっているかはわからないので、優劣は論じられない。Minibrute 1のアフタータッチはかかり過ぎるきらいがあり、「Kbd Aftertouch Response」を「Exp」(エクスポネンシャル)にして使っている。Minibrute 2のアフタータッチは、標準設定でもほどよい感じで、ここは好感触だ。

Arturiaのソフト「MIDI Control Center」はMinibrute 2を認識し、ファームウエアの更新を勧めてきた。

20210325b_arturiamidicontrolcenternotify

この個体は、長い間楽器店の倉庫に眠っていたのだろうか。下の写真は更新をしている様子だ。Minibrute 2を更新モードにするから電源を切って入れろ、と言われて、言う通りにした後の様子である。

20210325c_arturiamidicontrolcenterupdati

更新が完了すると、下のダイアログが出る。

20210325d_arturiamidicontrolcenterfirmwa

まあこれで大丈夫だろう。

Minibrute 1と2はけっこう音が違う。フィルターの特性が違う。簡単に言うと、1の方が荒々しく、2は少しおとなしい。レゾナンスを上げ切ると発振するのは同じだが、1は音階を作るのが無理な感じで、2は音階ができそうである。

ではその発振音を2点。

Minibrute 2 Filter Oscillation

Minibrute 2のフィルターを発振させて弾いた様子。音階を作るにはパッチングが必要。MIDI KBD→ATTENUATORS In 1、ATTENUATORS Out 1→FILTER Cutoffと、2本のパッチケーブルをつないだ。Att1つまみの設定が微妙だが、2オクターブの範囲では、まあまあ音程が正しくなったと思う。

Minibrute 2 Filter Oscillation with Vibrato and Pitch Bend

Minibruteの「Mod」のビブラートは、キーボードCVを揺らすらしい。上と同じ音色で、ビブラートとピッチベンドをかけることができた。Minibrute 1では、フィルター発振に対してピッチベンドはかかるが、ビブラートはかからない。

2時間ほど触っただけだが、Minibruteの1と2は、性格が異なるシンセであると思う。2は1の後継ではないし、拡張でもない。

1はライブに好適だろう。コンパクトでシンプルでどぎつい音を出せる。鼻をつまんだような、くせのある音だ。それでいて、意図しない音がしないように、ほどよい制限がかかっている。

2はスタジオ作業に好適だろう。どぎつさは少し控えめだが、それでも、悪い音ではない。何かやろうとするとパッチコードの抜き差しが必要で、いろいろなことができるが、うまく鳴らないケースも多いだろう。

1ではできて、2ではできない、ということもある。1では、ホイールの作用先を「Cutoff」「Vibrato」「LFO Amt」の3つから、アフタータッチの作用先を「Cutoff」「Vibrato」「Off」の3つから選べる。ホイールとアフタータッチを別のことに使えるわけだ。2では、Modセクションの「Mod Source」スイッチを「Wheel」「Aftertouch」のいずれかにできるだけで、それぞれに別の機能を割り当てることができない。パッチパネルを使ってもできないと思う。

日本語マニュアルでは、パッチパネルのアッテネーター1のデフォルト入力が「(Press)」となっているものがある(70ページ)。私はこれを見て、あー、ここはプレッシャーだけが来るのだな、と思っていた。ところが、我が家に届いた実物は「(Mod)」となっており、モジュレーションホイールとアフタータッチの2者択一であるようだ。マニュアルの写真をいろいろと見ると、「(Mod)」となっているものもある。ここは、「(Press)」であってほしかった。

Minibruteの1の「FILTER」セクションには「KBD Tracking」つまみがあるが、2にはない。パッチコードを使わないとできない。面倒である。

Minibrute 2は、パッチコードを使うと面白い。

H2

2021/03/24

Roland MV-30のピアノにEventide Eclipseのリバーブをかける

20210324a_rolandmv30onyamahamontage6

机右側のテーブルはArturia Minibruteがメイン鍵盤になっていて、その鍵盤でローランドMV-30を弾くのは、適当ではないのではないかという気がしていた。机左側のキーボードスタンドにあったローランドTR-8を片付け、その後釜としてMV-30を置いた。MV-30の出力はMX-1に入れた。これで、MONTAGE 6で弾いて、MX-1のエフェクトをかけたり、その後段にあるEventide Eclipseのエフェクトをかけたり、といった実験ができる。

音を一つ。

Roland MV-30 "A.Piano 1" with Eventide Eclipse "Reverb 8"

ダンパーペダルがあり、5オクターブあると、ピアノらしい弾き方ができる。MONTAGEのシーケンサーにメトロノームなしで録音し、無修正。MV-30のエフェクトはなし。後段では、Eventide Eclipseの「Reverb 8」、dbx Quantumのコンプレッサー、EQ、ゲートをかけた。MV-30の音量が小さくフロアノイズが大きいので(音を作れば改善できるかもしれないが)、ゲートが必要だった。

昔のシンセに、それよりも新しいエフェクターをかけると、音の印象が大きく変わる。色々な組み合わせを試してみたい所以である。

MV-30の音を少しずつ弾いてみている。上の写真の配置だと、座った位置からMV-30のディスプレイは見えないので、MONTAGEでプログラムチェンジを送って、1から順番に聞いている。MV-30にはバンクチェンジがない。ティンバーが128個しかないからだ。トーンの数はそれ以上にあるので、128個の標準設定のティンバーをすべて聞いても、すべてのトーンを聞いたことにはならない。音を作りながら聞いていくしかないかな、と思うが、そのためには、立ち上がってMV-30を操作しなければならない。うーむ。

H2

2021/03/23

Roland MV-30のフロッピー・ディスクを作る

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ローランドMV-30のフロッピー・ディスク(FD)を作る作業を始めた。MV-30はフロッピー・ディスク・ドライブ(FDD)のFDからシステム・ソフトウエアを読み込んで起動する。上の写真の左側の3枚は付いてきたもので、1枚目で起動せず、2枚目で起動せず、3枚目でやっと起動してほっとした、というものである。読み込めたり読み込めなかったりすることもあり、FDDが悪いのか、FDが悪いのかも判別できない。安心して使うには、まずはFDを作らねば、と考えた。

Windows 10のパソコンにUSB HDDをつないだ。Windows XPのパソコンを出してきて、FDDを接続した。

20210323e_windowsxppcwithfdd

さて、何から試すべきか。

まずは、比較的新しい2HD FDの穴を紙とセロハンテープでふさぎ(2DDに見せかけるため)、MV-30のディスクコピー機能で、起動したFDのコピーを作ろうとした。これはうまくいかなかった。MV-30でFDをフォーマットしてみた。「システム/データ」「データ」の2種が作れるようだ。前者で作ったFDで起動できた。これはかなりほっとした。ただ、そのFDで起動するとティンバーが初期化されており、すぐには音が出ない。

MV-30は、音色の一番下のパーツが「トーン」で、トーン一つを選んで「ティンバー」を作る。パートではティンバーを一つ選んで鳴らす。パートは8個あり、パートごとにMIDIチャンネルを設定できる。

「データ」のFDも作った。こちらは、より多くのデータを格納できるらしい。

先ほどうまくいかなかったディスクコピーを再度試した。ソースディスクの読み込み時にエラーになるので、エラーになったら当初からあった3枚の別のものを試す、という方法を試したら、なんとかコピーができた。これだと、ティンバーやソングなどのデータが入っている。ただ、ソング一覧を見ると、ファクトリーとは異なるものが入っているようだった。

次に、Windows XPのパソコンで、インターネットのどこかでダウンロードしたデータ「Roland_MV30_1v08.zip」「Roland_MV30_1v091.zip」からFDを作ることを試みた。試行錯誤のすべては書かない。

結論としては、FDを、「format a: /t:80 /n:9」というコマンドでフォーマットして720KB 2DD FDを作り、先ほどのZIPファイルに入っている「MV30_1v08.exe」または「MV30_1v091.exe」を実行すると、MV-30の起動FDを作れる。

20210323c_mv301v091

起動時のメッセージを見る限りでは、システムのバージョンは「1.0」のままである。ただ、付いてきたディスクと、パソコンで作ったディスクでは、ソングの内容が違うことはわかった。

当面は、1.091のFDでソングやティンバーをオーディションし、そこから作ったシステム/データFDで、自分の音を作っていこうかと考えている。この2種は、起動にかかる時間が異なる。ティンバーを読み込む前者は54秒、ティンバーを読み込まない後者は31秒だった。ただ、この後自分のティンバーをFDに保存すると、また変わってくるかもしれない。

では、MV-30のファクトリーデモソングを一つ。

LifeCycle by M.Sanders

私は1992年12月にSound Canvas SC-33を購入して感動し、その後SC-88ProST、SD-90を買った。それらはリバーブとコーラスがセンド/リターンになっていて、これは画期的だった。MV-30はパートごとに、ドライ、リバーブ送り、コーラス送り、独立アウト(ステレオペア2セットから1個を選択)送りを選ぶ形で、センド量の設定はできない。その点ではSound Canvasには負けている。ただ、一つひとつの音の力は、MV-30の方が強いかもしれない。

Sound Canvasは複数のパートを鳴らした際にほどよくトータルでコンプがかかる気配があるのだが、MV-30はそれがあまりなく、音数によって音量が大きく変わる。今回はdbx Quantumでコンプレッサーをかけ、Sound Forgeに取り込んで、さらに音量上げをした。

昔欲しくて買いそびれたD-70が、やってきた気がする。D-70とまったく同じものではないけれども。MV-30、どうか壊れずに、少しでも長く使わせてちょーだい。

FDを作って試したところ、MV-30のFDDはまだ使えそうである。Elektron Analog Keysを開けて壊した暗い思い出がよみがえるので、MV-30は、今の段階では開けないことにする。

H2

Roland MV-30を購入

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ローランドの「MUSIC PRODUCTION SYSTEM MV-30 STUDIO M」を購入した。1万8800円+送料1848円。

今回はオークションで購入したのだが、うかつにも、オークションで出品されているのを見るまで、この製品のことを知らなかった。ローランドの1990年の製品で、同年に発売されたD-70の音源を多少変更し、鍵盤なし、シーケンサー付き、フロッピー・ディスク・ドライブ(FDD)付きにしたものと思われる。当時の定価は20万円。

私は1989年に就職し、その冬の賞与を握りしめて秋葉原に行き、コルグT2を買って帰った。配送なんて悠長なことは言っていられなかったのだ。ハードケースも同時に購入し、電車で帰って、そこからは自転車か徒歩かどちらかで運んだ。1984年にヤマハDX7を買って以来、5年振りの鍵盤付きシンセ購入であった。

その時の選択としては、ヤマハSY77かコルグTシリーズか、であった。音はSY77の方が良いと思ったが、76鍵盤がほしかったので、T2になった。その翌年、1990年になってすぐローランドD-70が発表され、これにしとけばよかったか、とも思った。ただ、D-70にはFDDがなかったので、T2でよかったのだ、と自分に言い聞かせた。

T2は、1998年にヤマハEX5を購入するまで、私のメイン鍵盤であった。正直、不満が多かった。同時発音数が最大16で、1プログラムに2オシレーターを使うと、それだけで8音になってしまう。ポルタメントがない。音色を変えるとボリュームペダルがリセットされる。ビブラートがきれいにかからない。これは私の勝手な推測だが、TシリーズはM1と同じCPUでより重いソフトを動かしていて、反応が悪いように思う。M1Rを後に購入して、こちらの方がいい音がする、と思った。

WinGrooveというソフトシンセを作った方にお会いした際、D-70を使っていて、けっこう好き、と聞いたのが印象に残っている。

まあそんなこんなで、T2を買わずにD-70を買った方がよかったのではないか、と思うことがあり、D-70は心にささったトゲのようになっていた。

D-70というのはまた、買いにくいシンセである。鍵盤のおもりの接着剤が劣化して鍵盤が壊れるという、ローランドの黒歴史の一つではなかったかと思う。D-70が中古市場やオークションに出回ることは少ない。最近一つ見かけて注目していたのだが、どうも買えなかった。鍵盤の古いのを買うのは躊躇する。鍵盤を弾ける場所にちゃんと設置できるのは、今の私の部屋では2台までで、そこにはできるだけ新しいものを置きたい。調子の悪い鍵盤で弾くのは嬉しいものではないからだ。音源として使うにしても、場所を食うのが問題だ。

と、そんなことを考えている時に、MV-30を見付けた。

MV-30もなかなかにくせものである。液晶が壊れたら、修理は難しいだろう。いつゴミになるかわからない。FDD起動というのも心配だ。FDDが壊れたら、もしくはフロッピー・ディスク(FD)が壊れたら使えないのだ。FDDをシミュレーターに換装する手はあるが、それでうまく動くかどうかはやってみなければわからないし、箱を開けただけで壊してしまうかもしれない。

一度弾けるだけでもいいか、と買ってみた。

起動用のFDは3枚付いてきたが、うち2枚は起動しなかった。3枚目で起動してほっとした。液晶画面は、バックライトが生きているかどうかはよくわからないが、まったく見えないという状況ではない。

20210323b_rolandmv30lcd

音を一つ。

Roland MV-30 A.Piano 1

ティンバー(timbre)リストの最初に入っているピアノをMinibruteで手弾きした。2オクターブしかないし、ダンパーペダルもない。どうも出てくる音量が小さく、現状では、フロアノイズがマイナス60dB程度あり、かなりノイジーである。

ただ、このピアノが私の好みであるかどうか、と問われれば、大好きである。コルグT2、ヤマハTG77のピアノに比べたら、MV-30のピアノの方がよいと思う。ほどよく丸く、ディケイが、ループが感じられるとは言え、比較的長く豊かである。1992年にSC-33を買った時にピアノの音の良さに驚いたが、1990年ごろのローランドのピアノの音が他社を凌駕していたであろうことは、MV-30でも感じられる。

もちろん、MV-30のピアノは、MONTAGEとかNord Stage 3などの、今どきのPCMピアノとは比べ物にならない。アコースティックピアノの音が欲しくてMV-30を買ったわけではない。

MV-30が欲しかったのは、SN-U110シリーズを鳴らしてみたかったからである。U-110、U-220を買って音のイキの良さに感動し、SN-U110シリーズを1~13まで買いそろえた(14と15は未入手)。それらはU-110とU-220で鳴らせばよいのだが、U-110とU-220にはローパスフィルターがなく、なんとか倍音調整をできないかと思ってきた。

D-70とMV-30は、SN-U110シリーズ対応で、レゾナンス付きLPFを持っているのだった。SN-U110の音にフィルターをかけるとどうなるか、それを知りたかった。

ただ、MV-30でSN-U110を試すまでの道のりは長そうだ。まず、システムFDのコピーから始めなければならない。電源を入れるたびに、立ち上がるかどうかドキドキする、というのは、あまり嬉しいことではない。安心して使えるようになるといいのだが。

H2

2021/03/22

Roland U-110で「忘れがたき先輩たち」

20210322c_rolandu110_u220

思うところあって、ローランドのU-110とU-220を出してきた。とりあえずU-110だけ音が出るようにして、最初のパッチにあったバイオリンがなかなかよく、それを弾いて録音しようかと思ったが、待てよ、SN-U110シリーズで動作確認をしていないカードが一つあったな、と思い出した(購入記事はこちら)。

それで書いたのがこちら。Minibruteで書いたので、2オクターブに収まった。

20210322b_unforgettableseniorsmemo

録音したのがこちらだ。

Unforgettable Seniors

U-110で、SN-U110-08の「11:STRINGPAD2」を独奏した。譜面を書いてからMIDI録音し、後でクォンタイズをかけようと思っていたのだが、やってみたらクォンタイズなしの方がまともに思えたので、今回はクォンタイズをかけなかった。リバーブは、SPX2000の「REV->SYMPHONIC」。最後のリリースがあまりにブチ切れてしまったので、Sound Forgeに取り込んでからプラグインで末尾にリバーブを付けた。

1980年代後半の音源が今でも使えることに驚きを覚える。あのころは、シンセサイザーの1音色1音色に手間と金がかかってたなぁ、と懐かしい。

U-110は発音のたびにROMカードを読みに行くようで、接触が悪いとノイズが出る。抜き差ししてさびを落とすくらいしか対策を思い付かない。

H2

Clavia Nord Lead 4RとArturia Minibruteで「未知の結末へ」

20210322a_arturiaminibrute_clavianordlea

Nord Lead 4Rを弾いていて1曲。

To Unknown Endings

Nord Lead 4Rのロータリーエンコーダーを回して音色のオーディションをしていて、1.28でこのフレーズを弾き始めた。後でNord Sound Managerで調べると、「CrunchyStars FS」という音色だった。何も編集していないが、LEDの様子を見ると、バンドパスフィルターとクラッシャーを使っている。少し物足りないのでMinibruteでベースを追加した。

三角波にMetarizerをかけ、そのデプスをMIDI同期したLFOの矩形波で変調した。深さはモジュレーションホイールで調整し、モジュレーションホイールの上げ下げはMIDIでオーバーダビングした。MR-2000Sを回してシーケンスを再生し、MinibruteのMaster Volume、Brute Factorを上下させた。サイレンもしくは口笛のような音がするのはBrute Factorを上げた時で、そのピッチはCutoffを調整して合わせた。フィルターはNotch。

Minibruteの音にはSPX2000「CONCRETE ROOM」をかけた。パンで、Minibruteを少し左に、Nord Lead 4Rを少し右に振った。

耳障りだけれど、耐えられない限界の少し手前の音、というのに、このごろ興味を持っている。Nine Inch Nailsのアルバムを2点買ったせいかもしれない。まだまじめに聴いてはいないけれど。

人はだれも未知の結末に向かって進んでいる。「ぽっくり死にたい」とか言うけれど、その願い通りに行くとは限らない。

H2

2021/03/21

Arturia Minibruteには豊かな高域がある

Arturia Minibruteでノイズを出し、スペクトラムアナライザーを見てみた。

ノイズを出し、ローパスフィルター(LPF)をオープンにした様子が下の画像だ。レゾナンスは最小。

20210321a_minibrutenoiselpfopen

ハイパスフィルターに切り替えてオープンにしたのが下の画像だ。こちらもレゾナンスは最小。

20210321b_minibrutenoisehpfopen

どちらの画像でも、高域が豊かに存在する。

LPFでレゾナンスを最大にして、カットオフを上限にすると、25k4(25400Hz)のバーがピークになる。カットオフを下限にすると200Hzのバーがピークになる。

純粋なアナログ・シグナルパスを持つシンセサイザーであるから当たり前と言えば当たり前だが、22kHz超、24kHz超が欠けていることはない。12dB/オクターブのフィルターであるせいか、鋸歯状波を出しても高域が豊かだ。Minibruteの「らしさ」の一因であるかもしれない。

H2

2021/03/20

Arturia MinibruteとApple Logic Drummerで「同期していただけますか?」

20210320c_arturiaminibrute

机右側のテーブルはこれまでローランドJD-XAがメインであったのだが、編集した音色のバックアップを取って、棚に移動させた。その代わりに出てきたのが、ArturiaのMinibruteである。

Minibruteは、ローカルをオフにするには「B0 7A 00」を、オンにするには「B0 7A 7F」を送る必要がある(MIDIチャンネルが1の場合、かな)。それを思い出せず(Windowsパソコン内のディスクにメモがあったのだが)、とりあえず、ローカルオンの状態で、LogicにMIDI録音ができるだろうか、と試した。なんとかできるようである。アルペジエーターを使った場合に、細かいノートがMIDIで送られるのかどうかも試してみた。送られないようである。Logicのテンポに同期できるかどうかも試してみた。同期するようである。

実験をしていたデータを録音したのが以下である。

Could You Sync With Me?

Minibruteでは鋸歯状波に正弦波のサブオシレーターを音量半分くらい加え、Brute Factorも真ん中へんまで上げてみた。アルペジオは、2オクターブ16分音符で、当初はUpで作っていたのだが、最終的にはDownにした。モジュレーションホイールのデータは後でオーバーダビングした。Apple Logic Drummerは毎度おなじみ「SoCal」の「Echo Park」。シンセを左、ドラムを右に振ったら、Sound Forgeに取り込んで音量上げをする段階でうまくいかなかったので、どちらもセンターで録音し直した。エフェクトは、ヤマハSPX2000「REV-X LARGE ROOM」をかけた。

Arturia Minibruteには、どことなく「ならではのらしさ」があるように思う。フィルターの特性と、Brute Factorだろうか。

鍵盤が2オクターブであることを足りないと感じるが、でも、鍵盤がその場にある手軽さも捨てがたい。

H2

(2021/03/22追記:m4aファイルが48kHzであったため、96kHzのものに差し替えました)

Clavia Nord Lead 4Rで「星空の下の家」

20210320a_clavianordlead4r

Nord Lead 4Rを出してきた。右上隅のツマミが一つなくなっていた。押し入れの棚が崩落した際だろうか、どこかで抜けて、どこかに入り込んでしまったのだろうと思う。とりあえず転がっていたつまみを付けたが、線の方向が正しくなく、気持ちのよいものではない。ふぅ。

うまく鳴らなかったり、Nord Sound Managerが認識しなかったりしたが、Macを再起動したり、ファクトリーレストアをしたりして、まあなんとか動くようだ。プリセットの音量が小さく感じるが、OUTPUTセクションのLEVELを挙げれば済む話かもしれない。

Nord Lead 4とA1は、本体に音色名のディスプレイを持たないが、内部のメモリーでは名前が保持されている。Nord Sound Managerを見ると音色名がわかる。

20210320b_nordsoundmanagerconnectedtonor

音色名のディスプレイは、本体に付けてほしかった。Nord Sound Managerを併用すれば、音色名を確認しながら音色のオーディションができるけれど、本体だけでできればもっとよかった。どうしてこういうところをケチったんだろうか。

上の画面で選択状態になっている、「26 Cosmic KU」で1曲。

Home Under The Stars

Nord Lead 4のプリセット「26 Cosmic KU」独奏。ただ、HOLDはオフにしている。オンにしていると終われないからだ。Logicでテンポを送り、ノートオンはクォンタイズした。ただ、前後のずれを直したりして、けっこうはちゃめちゃにはなった。

都会の夜間照明がまぶしく、我が家の上の星空は豊かなものとは言えない。満天の星空の下で暮らすのには憧れるが、引っ越すのは困難だなぁ。

H2

(2021/03/22追記:m4aファイルが48kHzであったため、96kHzのものに差し替えました)

2021/03/19

Clavia Nord Rack 2Xのデモソングを録音

20210319a_clavianordrack2xdemobutton

昨日のNord Rack 2デモソングの記事を書いた後、Nord Rack 2Xのデモソングを録音した。同じものもあれば、違うものもあり、勉強になる。見事な演奏で、聴いていて飽きない。

昼間に作業する時はモニター音量をある程度大きくするのだが、夜間には下げ気味になる。昨晩は気付かなかったが、今日聴くと、どれも「ヒー」というヒスノイズが乗っている。モニター音量を下げるとダメだなぁ、と思う。デモソングを録音するだけでも、うまくいかないものだ。下手くそである。

Nord Rack 2X Demo Song 1

冒頭の人声っぽい音は、2のデモの1曲目と同じ。ただ、その後は新曲で、ちょっとダークである。時代を反映しているのだろうか。ClaviaのWebサイトによれば、Nord Lead/Rack 2Xのバージョン1.00のリリース日付は2003年1月1日とされている。その後バージョンアップは一度もされていない。

Nord Rack 2X Demo Song 2

808的なドーンというバスドラムでスタート。ドとレで鳴らしているのかな。鼻をつまんだようなスケルチーなリフが楽しい。欧州には、こういう音楽で踊る文化があるんだろうなぁ。私自身はダンスパーティに行きたいとは思わないが、こういう音楽は好きだ。

Nord Rack 2X Demo Song 3

Nord Rack 2のデモ1の、冒頭の人声の後に入っている曲と同じ。2Xのデモは、3曲目以降の音量が1~2曲目と比べて低く、パソコンに入れてからレベル上げを個別にした。そのため、この曲ではヒスノイズの音量が増している。Nord Rack 2と2Xは、機能セットとしては同じで、基本的には同じ音が出せる、ようだ。ABテストをやって聞き分けることは、私にはできないだろう。強いて言えば、2Xの方がクリアで上下にワイドで、クールで冷たくて硬い、という気はする。2の方が少し「リアル」かも。

Nord Rack 2X Demo Song 4

Nord Rack 2のデモ曲6と同じ。ベース音のニュアンスが、2と2Xで少し違っているかも。後半に出てくるクロマチックパーカッションも、2Xの方ではスティールパンだと感じない、かも。

Nord Rack 2X Demo Song 5

Nord Rack 2のデモ曲5と同じ。これも、少しワイドに聞こえる。2の時より少し音量を大きくしてしまったためかもしれない。

Nord Rack 2X Demo Song 6

Nord Rack 2のデモ曲3と同じ。これも少し音量を上げてしまった。それで聞こえ方が違うんだろうか。

我が家のNord Rack 2は完調とは言えない。ボタンは少し渋いし、フィルターのディケイつまみはスムーズではないし、レゾナンスつまみは軽い。という状況を鑑みると、2Xが代替になりそうなことがわかって、少しは安心かもしれない。2を修理に出すかどうかは微妙である。

H2

2021/03/18

Clavia Nord Rack 2のデモソングを録音

20210318b_nordrack2demobutton

クラビアNord Rack 2のオシレーターセクション下段中央のボタンは、SHIFTボタンを押しながら押すと、デモ演奏を始める。試してみたらすごい音で感動したので、練習として録音してみた。dbx QuantumでコンプレッサーをかけてコルグMR-2000Sに録音し、パソコンではSound Forge上のプラグイン「Ozone 8 Elements」で音量を上げ、48kHzにリサンプリングして、切り分けた。WAVで保存し、m4aファイルに変換した。

Nord Rack 2 Demo Song 1

しゃべり声が一発。その後はハンドパーカッションとベース、シュワーンというパッド。次にエレクトリックピアノとクラビネットの中間のような音が重なってくる。4パートしかないはずだから、途中で音色変更をしているのかもしれない。ハンドパーカッションが強烈。こんな音が出るとなると、Nord Drumを作りたくなったろうな、と思う。Nord Drumは欲しいと思ったこともあるが、今では入手が簡単ではなかろう。Nord Rack 2でこの音が出るなら、これでいいか、と思う。

Nord Rack 2 Demo Song 2

ドゥーンというパーカッションにベル風の音。それにシタールっぽい音が重なり、最後に柔らかいシンセが出てくる。アラビアかインドか、といった感じの管楽器も登場する。お見事。

Nord Rack 2 Demo Song 3

バスドラ4つ打ちのテクノ。Nord Lead/Rack 2は1997年から2003年にかけて生産された。1997年の段階でこういう音があったと知ると、自分がいかに無知であったかと思う。ま、そこまで自分を責める必要もないが。

Nord Rack 2 Demo Song 4

パーカッションだけで1曲。私としては、Weather Reportを思い出す。他に知らないからだろうけれど。

Nord Rack 2 Demo Song 5

808的なロングディケイのバスドラが気持ちいい。ベースもパッドも妙味がある。音色変化もうまい。そっかー、前世紀からヨーロッパの人たちはこういう技を磨いていたんだなぁ。

Nord Rack 2 Demo Song 6

この太鼓、なんていうんだっけ?クイーカだっけか? スティールパンが入ってきたかなと思ったが、ちょっとマリンバっぽい響きもある。さすがシンセだ。

こういう素敵な演奏を聴くと、自らの技量のなさが恥ずかしくなる。とはいうものの、それを恥ずかしがってたら、何もできないだろう。

H2

Clavia Nord Rack 2で「過去の選択」

20210318a_pastchoicesmemo

Nord Rack 2を弾いていて1曲。

Past Choices

Nord Rack 2のプリセット23番「Soft strings」を弾きながら譜面を書き、録音してからパラメーターを少しいじった。リバーブはなしで、SPX2000の「STEREO PHAZING」をかけた。

この音色はゆっくりしたLFOがフィルターをモジュレーションしていて、そのうねりが気持ちよいのだが、音量上げをしたら、音量が大きくなる最後の部分ではリミッターでうねりが打ち消されてあまり気持ちよくない結果となった。最初は1音で2音、3音と増え、最後は4音になるのだが、それによって音量差が大きくなってしまい、最初が小さく、最後はリミッターのかかり過ぎでうねりがおかしい。思うようにならなかった。

また、いつもと同じ要領で96kHzのm4aファイルにしたところ、音がぎざぎざになって耐えられなかった。48kHzVBR(Variable Bitrate)のMP3ファイルの方がまだマシだと思ったので、今回はそちらを使った。

H2

2021/03/17

Clavia Nord Rack 2で「目覚め」

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Nord Rack 2を弾いていて1曲。

Awakening

Nord Rack 2の1番に入っていた音(ファクトリープリセットとは思えないが)を編集して独奏。鋸歯状波を2個だして少しデチューンし、24dB/Octのローパスフィルターをエンベロープジェネレーターで動かした。ユニゾンオン。ヤマハSPX2000「OLD PLATE」をかけた。こちらも若干パラメーターをいじった。

譜面を書いて、ほぼその通り弾こうとしたら、MIDI録音は最初から最後まで一度で通った。ただ、クォンタイズをかけようとして苦労した。やっぱりずれてる。

春になり、蛙や虫たちが目覚めるかな。人間も少しずつ。

H2

2021/03/12

Clavia Nord Rack 2Xを出してきた

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ClaviaのNord Rack 2Xを出してきて、Nord Rack 2の上に並べた。Nord Rack 3のボタンがだいぶダメになっているのに気付き、他のものはどうだろうと思ってのことだ。2Xは新しいせいか、特に問題はないようだ。

Nord Lead 2X/Rack 2Xの説明には「X-tra high resolution:The awesome sound in the Nord Lead 2X is refined even further thanks to the brand new, crystal clear 24-bit DACs running at 96kHz.」と記されている。だったら22kHz超の高域が出るんだろうか、と、昔から疑問に思っていた。

せっかく2台並べたので、スペクトラムアナライザーで見てみた。オシレーター2でノイズを出し、ノイズカラーつまみは最大値。フィルターはHP 24dBにしてフレケンシー最小値、レゾナンス最小値にした。下の図の、上がNord Rack 2、下がNord Rack 2Xである。

20210312b_nordrack2_2x_noisehpfopen

32kHzのバー、40kHzのバーに値がある、という点では、どちらも大差ない。Nord Rack 2は上が欠けているかと思ったが、そんなことはないようだ。

Nord Rack 2Xは、D/Aコンバーターはハイレゾにしたけれど、中身は必ずしもそうでもない、ということかもしれない。

H2

2021/03/11

Roland JD-XAで「日々高くなる太陽の軌道」

20210311a_rolandjdxaintf01sollevante

ローランドJD-XAのプリセット「F01 Sol Levante(夜明け)」で1曲。

The Sun Going Upper Day By Day

JD-XA独奏。音色「Sol Levante」は、アナログパートの1がスネア、4がバスドラで、1と4はパターンシーケンサーで鳴らされる。バスドラは4分音符で、スネアは2小節目の最後に向けて8分音符でクレッシェンドし、Mod Delayでリピートする。アナログパートの2は鍵盤の低音部でのみ鳴る。アナログパートの3とデジタルパートの1はアルペジオがかかっている。

今回の曲は、いつもと同様に、簡単な白玉を押さえているだけだ。最初は「ラーソーファーソー」の下に「ファーミーレーミー」が入って2音。2フレーズ目からは左手のベースが入る。LogicにMIDI録音する際は、アルペジオをオンにしたままだとアルペジオの細かい音符が入って目がクラクラするので、アルペジオをオフにして録音し、再生時にアルペジオをオンにした。MR-2000Sを回してシーケンスを再生し、Bメロが小さくなると具合が悪いのでマスターボリュームを上げ下げし、最後に音を伸ばすところでアルペジオをオフにし、音が消えるあたりでディレイのレベルを上げた。それだけでは余韻が十分でなかったので、末尾にSound Forgeでプラグインのリバーブをかけた。

Logicから同期信号を送ると、曲の再生を始めるとJD-XAのパターンシーケンサーが動き、曲が終わるとパターンシーケンサーが止まるという動作をする。今回は、Logicで曲の末尾を設定してJD-XAのパターンシーケンサーを止めたが、あまり良い終わり方にはなっていない。別の方法も検討する必要がありそうだ。

日々、春が近付いていますね。感染に気を付けて楽しみましょう。

H2

2021/03/10

Roland UM-ONE mk2を購入

20210310a_rolandumonemk2

ローランドのUSB-MIDIインタフェース「UM-ONE mk2」を購入した。1300円。

パッケージには、「Windows 8対応」「OS X Mountain Lion対応」のシールが貼られ、だいぶ昔のものであると感じさせる。

これを買ったのは、ローランドのBig Sur対応製品一覧の中に、USB-MIDIインタフェースとしては唯一、この製品が掲載されていたからだ。Big Sur対応のUSB-MIDIインタフェースはそんなにないので、親しみのあるローランドの製品を一つ買っておきたいと思った。

Windows 10のパソコンに接続したら、自動的にドライバーをダウンロードしてくれた。デバイスマネージャーに表示が出た様子が下の写真だ。

20210310b_umoneonwindows10

Macの方は、Big Sur対応ドライバー「umone_mac11drv104.tgz」をダウンロードしてインストールし、再起動して、それからUM-ONE mk2を接続した。MIDIスタジオに表示が出た。

20210310c_macaudiomidisettingsmidistudio

私がMIDIを装備した製品を初めて買ったのはヤマハDX7で、1984年のことだった。1986年にヤマハFB-01を購入してMIDI接続を使うようになった。MIDIが今でも現役の通信規格であるのは、実にすごいことだ。製造者の皆様に感謝。

H2

2021/03/09

Clavia Nord Rack 2を出してきた

20210309a_clavianordrack2

セッティングに飽きてきたので、机右のRoland JD-XAを中心としたセットからt.c. electronic Reverb 4000、Sony DPS-R7、Yamaha MOTIF-RACK XSを外し、4Uラックをやめてオープンラックを出してきて、Nord Rack初代を置いた。その上にRoland SYSTEM-1mを置いた。それが昨日までのことである。

今日は、Nord Rack初代とSYSTEM-1mを外してNord Rack 3を出してきた。音は出るし、ロータリーエンコーダーはほぼ生きていると思うのだが、ボタンが半分くらい反応しない。これではさすがに使えない。がーん、である。どこかで直してもらえるだろうか?

とショックを受けて、Claviaの他のシンセはどうなんだろう?と気になって、Nord Rack 2を出してきた。ボタンは、最初は反応しないものがあったが、根性でぱちぱちやっていたら、何とか動くようになった。フィルターエンベロープのディケイつまみのトルクが軽かったり重かったりしておかしいが、まったく効いていないというわけでもなさそうだ。

このNord Rack 2は、購入時は100Vで動かしてよくリセットがかかっていた。今回は、115Vにしていて、こうすれば大丈夫っぽい。背面のシールにも、「115V~」と書いてある。

音を一つ。

Nord Rack 2 with SPX2000 "REV-X LARGE HALL"

プログラム5番に入っていた音。ファクトリーの一覧を見てみたが、どうも、ファクトリーの音ではない気がする。どれを入れたのか覚えがない。パルスにユニゾンがかかっている。ユニゾンはステレオにしている。MR-2000Sを回して手弾きした。

昔インターネット上のどこかで読んだ評に、「Nord Lead初代はProphet-5で、2はJUPITER」というのがあった。そうかもなぁ、と思う。初代は硬くバキバキしていて、2はそれほどでもない。ちょっとやわいというかぬるいというか、へなへなしているというか。それがJUPITERっぽいと言われると、確かにそうかも、と思う。

私は以前、JUPITER-6とMKS-80 SUPER JUPITERを買ったことがあった。どちらも壊れて廃棄した。あーもったいない。

古いシンセは、壊れることもあれば、壊れないこともある。安心して使うには、新しいものを選ぶのが一番いいんだよなぁ。うーむ。

H2

2021/03/05

Roland Cloud JD-800 Model Expansionをインストール

20210305a_rolandzenologylitejd800massive

Roland Cloudで「JD-800 Model Expansion」が利用可能になった。JD-800 Model Expansion製品ページでデモ演奏を聞ける。

2020年3月2日~31日までテストドライブ期間であるというのでインストールしてみた。上の図は、MacでLogicを起動し、ZENOLOGY Liteの音色選択画面で「EXM005 JD-800」バンクを選び、「0002: Massive Pad」を選んだ様子である。音はこんな感じ。

EXM005 JD-800 0002: Massive Pad

LogicでZENOLOGY Liteを開いて、JD-XAの鍵盤を弾いてMIDI録音をし、4分音符でクォンタイズをかけた。MIDI録音をしたのは、手弾きでレコーダーに入れるとノイズが入るだろうと思ったからだ。2014年のCore i5搭載MacBook Proでは重過ぎる。もう少し高速なCPUを積んでいるWindowsデスクトップで使うべきかもしれない。

Windowsデスクトップは、最初はうまく入らなかったのだが、ZENOLOGY Liteを更新したら入った。そちらでも録音を一つ。

EXM005 JD-800 0035: Ac. Piano 1

JD-800のファクトリーパッチ64個はModel Expansionに移植されていて、有名なプリセット「I-53 Ac. Piano 1」は、Model Expansionの35番に入っている。JD-800のパッチ選択ボタンは8×8であったからだ。Arturia KEYSTEP 37でCakewalkにMIDI録音して8分でクォンタイズし、テンポを上げた。クリップをエクスポートしてWAVファイルを作った。

ファクトリーパッチが移植されているので、JD-800はこういう風味だったのか、と学べる。見事な音が多く、勉強になる。

Model Expansionは、音色の編集画面が実物を模したものではないので(私はZENOLOGY Liteしか使っていないのでその画面を見たわけではない)、実用面はともかくとして、楽しさには欠けると思う。

それでも、ローランドがJD-800をソフト化したのは今回が初ではないかと思うし、そのこと自体は歓迎する。Model Expansionsの音色は、ZENOLOGYを持っていれば、JUPITER-X/Xmにエクスポートできるようだ。それを聞くと、JUPITER-Xが欲しくなる。Fantomの方がよいかもしれないが、よくわからない。

H2

2021/03/04

Roland Cloud TB-303をインストール

Roland Cloud Managerが「新しいインストゥルメント」を知らせてきた。時限的にお試しができるものが何か来たのだろう、ということで「ライブラリ」画面を見たらTB-303であった。インストールしてCakewalkで鳴らしてみた。

20210304a_rolandcloudtb303

"Preset 001" & "Acid Clean Saw"

パターンは「Preset 001」、パッチはプリセット1の2番にある「Acid Clean Saw」。Arturia KEYSTEP 37のつまみでコントロールチェンジ(cc)を送って「PLAY MODE」「CUT OFF FREQ」を変えた様子をMIDI録音した。cc#11をオーバーダビングして最後に短いフェードアウトを付けた。そのままだと音が消えっぱなしになるため、ピアノロールで冒頭にcc#11の値127を入れた。CakewalkでトラックをエクスポートしてWAVファイルを作った。

Sound Forge上のプラグインで少しローカットをしてコンプレッサーをかけた。けっこうローが入っているようで、サブウーハーの有無で音が大きく変わる。低域をどの程度盛り込むべきかは、難しいなぁと思う。

先日TB-3を購入して(購入記事はこちら)、放置状態になっている。そのため、自分がソフト版TB-303を買うかというと、それはない。ただ、ソフト版TB-303をいろいろと鳴らしてみることで、勉強になることはあるだろうと思う。

ソフト版のTB-303を鍵盤で弾くこともできた。TB-303らしさは、TB-303で打ち込みをすることで発揮されるとは思うが、TB-303らしさというのが何であるか私にはまだよくわからないし、TB-303らしくない使い方をしてもよいと思うので、まあ、気が向いたらがんばろう。

H2

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