Roland SP-700にMOドライブとSCSI2SDを接続
昨晩からローランドSP-700の実験をしている。
SCSI2SDはなかなかの優れものだ。SP-700においては、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)として認識させる、またはCD-ROMドライブとして認識させることができる。HDDの場合は、W-30で作ったHDDイメージをSDカードにコピー(dd)すると、そこから「コンバージョンロード」(旧型式のデータをコンバートして読み込む)ができる。
CD-ROMドライブの場合は、CD-ROMのISOイメージをコピー(dd)して利用できる。S-700シリーズ用の「L-CDP-13 String Sections Vol.1」、Akai 1100向けのCD-ROM、Roland S-50/550/330/760 W-30 Free Samplesでダウンロードした「L-CD1」「W-30 Collection CD-1」「同2」から音色を読み込むことができた。CD-ROMドライブの動作が今ひとつ安定しない気がするので、SCSI2SDをCD-ROMドライブとして使うのがよさそうだ。
ちなみに、SCSI2SDをW-30に接続する場合は、HDDとして認識させ、W-30で作ったHDDイメージを読み込ませると、音色のロードはできるし、起動もできる。ただ、CD-ROMドライブとして認識させて利用することはできなかった。音色一覧を出すところでハングアップする。
そんなわけで、とりあえず、冒頭の写真のように接続した。SP-700からオリンパスの光磁気(MO)ディスクドライブ「230MO TURBO BLACK(MOS332S)」(1997年の記事はこちら)、そこからSCSI2SDという経路である。本当は540MB/640MB対応のMOドライブをつなぎたいのだが、SCSIケーブルが足りず、今は230MBでよしとした。W-30の側で使っているものを持ってくるのは、今回はやめた。
L-CD1、W-30 Collection CD-1、同2は、W-30で読み込むことはできないままだが、SP-700で読み込めたのは嬉しい。
SP-700でL-CD1を見ると、こんな具合の画面になる。
パッチを読み込み、演奏する画面はこちらだ。
受け取ったノート情報を鍵盤に表示してくれるのが楽しい。
上の図の「Ac Piano Lp/」を録音した。
Roland L-CD1 Acoustic Piano #1 Ac Piano Lp/
ブチブチいう雑音が気になる。これでは使えないなぁ、と思ったが、トーンの編集をしてみることにした。
Roland L-CD1 Acoustic Piano #1 Ac Piano Lp/ Edited
中域から3つほど、トーンのTVAのアタックを、ゼロから1に変更した。発音時の雑音が気にならなくなった。やはり、コンバージョンロードであるので、調整が必要な場合があるようだ。
鍵盤はW-30。指が転んでいるのは、笑ってゆるしていただきたい。
このピアノ音はペダルを踏むと音が残り過ぎて使いづらいのだが、上の録音のような演奏では、しっとりしてよい。ピアノの音に関しては、現在入手できる大容量のものとはとても比べられないが、それでも、「サンプラー来た!」という喜びが詰まっている感じがして、私としてはうれしい。
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