Roland JP-8000とTR-8で「I Don't Say」
ローランドのシンセサイザーのカットオフとレゾナンスは、昔はスライダーだったのが、SH-32やSH-201のころからつまみになってしまった。つまみにしてほしいという要望があったのだろうと思う。ぐっと回して狙ったところに持っていくのが容易だから、かもしれない。
高校1年の時に先輩がSH-2を貸してくれて、自転車の荷台にくくりつけて家に帰った。シンセを自宅で触るのはこれが初めてで、感動した。SH-2はスライダーだった。カットオフのスライダー触りたいなー、とJP-8000を出してきたのだった。
JP-8000のアルペジエーターを触っていて1曲。
I Don't Say
JP-8000のプリセットパッチ「P:A14 Juno Sub Bass」をアルペジエーターで弾いた。アルペジエーターが発したノート情報をCakewalkにMIDI録音し、クォンタイズをかけた。最後の伸ばし音はピアノロールで書いた。トラック2にカットオフとモジュレーションのコントロール情報を書き込み、トラック3にはTR-8のバスドラとスネア、トラック4にハイハットとタムを入力。マスターレコーダーMR-2000Sを回して、TR-8のスキャッターを操作しながら録音した。
ギターとベースのピッキングは上下動でビートを刻めるし、ベースを指弾きする場合は人差し指と中指でビートを刻める。それに比べると、鍵盤楽器はビートを刻むのに向いていない。アルペジエーターやLFOといった、何らかのトリックがないときついよねぇ。
パソコンに取り込んでからレベル上げをする段階で、ノイズは浮いてくるし余韻は大きいしで、当初のイメージと離れたものになってしまう。やっぱり、デジタル接続かなぁ。MX-1の「MASTERING」をオンにすべきではなかったかもしれない。モード変えるという手もあるか。
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