KORG Vox Continentalのシンセ音はcc#1を受けるようだ
KORG Vox Continental-73の上面左にKORG nanoKEY Studioを、上面右にPFUのHappy Hacking Keyboard Lite2 PS/2を置いた。
Vox Continentalは、ピッチベンダーはあるのだが、モジュレーションホイールがない。それを何らかの方法でカバーできないかと考えて、nenoKEY Studioを出してきた。8個あるつまみの左下隅にコントロールチェンジ(cc)の1番を割り当て、その出力をVox Continentalに送ったところ、Vox Continentalのシンセ音にビブラートをかけることができた。ドキュメントには記載されていないが、バージョンアップ時に追加したのかもしれない。
nanoKEY Studioの他のつまみもccを送るように設定した。
つまみ下段は左から、モジュレーション(cc#1、コルグのジョイスティックY+)、ブレスコントローラー(cc#2、コルグのジョイスティックYマイナス)、ボリューム(cc#7)、エクスプレッション(cc#11)で、これは前からこの設定にしていた。Vox Continentalは、1と7と11は受ける。2は受けないようだ。
つまみ上段は、Vox Continentalに合わせて変更した。左からcc#105(Vox Continentalのスライダー4、シンセ音ではカットオフ)、cc#106(Vox Continentalのスライダー5、シンセ音ではレゾナンス)、パン(cc#10)、cc#82(Vox Continentalのスロー/ファスト切り替え)である。
cc#1によるビブラートは十分な分解能があるように思われる。cc#105によるカットオフ、cc#106によるレゾナンスの変化は、分解能が十分でないのか、ちょっとギザギザ感がある。cc#10のパンはスムーズだ。マルチティンバーでないのでパンに意味があるかというと謎(ミキサーでかければ十分かも)だが、とりあえずこれで。スロー/ファストは、左のピッチベンドレバーで制御するのが基本なのだが、MIDI録音するには、ccを使う方が簡単かもしれない。
音を一つ。
"Sine Lead" with cc#1 from nanoKEY Studio
Vox Continentalの「Lead 1: Sine Lead」独奏。nanoKEY Studioのつまみでcc#1を送ってビブラートをかけた。最後のロングトーンでは、最大値まで上げた。内蔵のエフェクト、ディレイ、リバーブはすべてオフ。VALVE DRIVEもオフ。でも、ほんのちょっぴりステレオ感があるように思う。純然たるシンセではなく、プリセット・シンセなので、内部で何をやっているかは謎。この音色はポルタメントの有無を変更でき、今回はポルタメントをかけた。ポルタメントタイムの変更はできない、と思う。
Vox ContinentalにnanoKEY Studioを付け加えたことで、コントロールチェンジは、まあまあ送れるようになったかなと思う。アフタータッチは送れないんだよなぁ。
H2
(2021/10/11追記)
その後ピアノの音を弾いていたら、cc#1とcc#2に反応して音が揺れるようだった。その揺れはどうも異なるようで、うーん、ドキュメント欲しいぞ、というところ。エレピはcc#1に反応してトレモロがかかる。ただ、ベンドレバーを使ったトレモロが左右に揺れるのに対し、cc#1のトレモロは左右に揺れないようだ。cc#1のトレモロはオンオフではなく、深さを加減できる。FMエレピの2番はビブラートだったりもする。オルガンは反応しない。
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