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2022年1月

2022/01/31

KORG Kronos(2011)に128GB SSDを追加

コルグKronos(2011)の61鍵盤を出してきて弾き始め、何をしようかと思っている。サンプリングCD-ROMから音を入れてみるのもよいなぁ、と思うのだが、内蔵SSD(Solid-state Drive)の容量を見たら、トータルサイズが27GB、フリーサイズが13GBと表示されている。これは頼りないなぁ、と思った。

押し入れのドライブ箱を漁ったら、128GBのSATA(Serial ATA)SSDが出てきた。それを入れてみたのが下の写真だ。

20220131b_korgkronosdrivecage

ドライブケージにはドライブ2個分のスペースがあり、電源ケーブルも2個用意されている。SATAケーブルは手持ちのものを使った。

ここまでの作業は簡単だった、と言いたいところだが、我が家のKronosの底面ふたを外すには29本のネジを外す必要があり、何か作業をしたら、そのネジをすべて締めて、表に返して、それから電源ケーブルをつないでテストをしなければならない。

また、ドライブケージの扱いを間違えると周囲のケーブルを切りそうで、これはけっこう怖かった。ドライブケージの写真の奥側には冷却ファンがあるのだが、これも、外さないと作業ができない。シンセを開けて壊すというのは何度もやっているので、とても怖い。

とりあえず、ドライブを2個にしてふたを閉じ、電源を入れてみた。ブート失敗であった。

YouTube動画(英語)の再生をしながら、29本のネジを外す作業にかかった。だらだら話しているので、まじめに見ていたらじれったかったかもしれないが、作業をしながらなので、今回はイライラしなかった。「SATAポートに注意して」みたいなことを言っている。やっぱりそうか。

KronosのIntelマザーボードには2個のSATAポートがある。

20220131c_korgkronostwosataconnectors

元々のブートドライブは、写真の右側のポートに接続されていたので、追加したドライブは空いている左側に接続した。それではダメで、元々のブートドライブを写真左側に差し替えて、新しいドライブを写真右側のポートに接続すべきだったらしい。

再度29本のネジを締め、今度はKronosが起動した。

20220131d_korgkronosunformatteddrive

「Drive Select:」欄に「HDD: Unformatted」がある。フォーマットしよう。

20220131e_korgkronosformatinternaldrive

ボリュームラベルは「INTERNAL2」とした。内蔵ドライブをフォーマットする際は、フォーマット方法の選択肢はないようだ。

フォーマットが終わり、118GBのドライブを使えるようになった。

20220131f_korgkronos2nddriveformatted

これでうまく動いてくれるといいなぁ、としか言えない。

H2

KORG KronosでUSBメモリーをフォーマット

20220131a_korgkronosformattingusbmemory

コルグKronosを久々に出してきて、以前作ったユーザーサンプル(KSCファイルなど)が、Kronos内蔵のSSD(Solid-State Disk)の中にはあるものの、パソコンにバックアップを取っていないようであることに気付いた。

バックアップしようと、内蔵SSDからUSBメモリーにコピーを試みた。フォルダーをコピーすると頻繁にハングアップする。どうしたものか、といろいろ試した。USB接続の光学ドライブを外し、2GBのUSBメモリーをKronosに挿し、FAT16でフルフォーマットをし、そこにコピーしたら成功した。

上の図は、その後、32GBのUSBメモリーにフルフォーマットをかけている様子である。なかなか終わらない。待ち時間にKronosを弾くことはできるが、音色を変えることはできない。

Kronosは、USB接続のLANアダプターを使うと有線LAN接続ができるらしい。LANアダプターを物色しようか、うーむ。

H2

2022/01/30

Rolandが「Windows 11対応情報」を更新

20220130a_rolandwindows11information

ローランドは2022年1月25日、「Windows 11対応情報」を更新した(こちら)。他社に比べると、短期間で多くの機種のサポートをこなしていると思う。ドライバーの自動ダウンロードも対応していて、このごろのローランドは優秀である。

自分が持っている製品の中では、UA-S10がマルになったことがとても嬉しい。UA-S10は、音楽CDをリッピングして聴く場合の音質が良いし、DSD 2.8MHzの2チャンネル再生、PCMの5.1チャンネル再生ができる。他社製品で同等のものは見当たらないと思う。MacではOS更新に伴ってUA-S10を使えなくなってしまったが、Windowsで使えるなら私としてはOKである。

リスト中の多くの製品を持っているのだけれど、その中で特に、MX-1のサポートを今後長い期間続けてくれることを望みます。どうぞよろしくお願い致します。

H2

2022/01/29

KORG Kronosで「ひとり」

20220129e_livingalonememo

久々に譜面にコード名を書いた。

Living Alone

コルグKronosのプリセット(?)「USER-CC 001: Classic Digi EP」独奏。音名が指すのはDX7だろうが、Kronosのこの音はHD-1で、「E.Piano-FM 5」という波形がベースになっている。内蔵リバーブは切り、Lexicon PCM 90の「P0 1.6 Deep Verb」をかけた。BからAへ戻るところは、テンポチェンジを入れるのが面倒になり、パソコンに取り込んでから無音を挿入し、そこだけリバーブをかけた。いい加減な作りだ…。ところどころでポツポツとノイズが聞こえる気がするのだが、デジタルの経路のどこかで問題が生じたのか、音量上げの時に歪んだのか、それとも元の音に含まれていたのか、よくわからない。

こういう曲だと、もはや瞬間芸というか指クセというか、なのであるけれども、でも、コードの基音が上昇基調であるのは、私としては少し新しいことなのではないだろうかとも思う。

H2

Lucid GENx192からKORG Kronosへクロックを供給

コルグKronos(2011)のデジタル光S/PDIF出力をFostex DP-8で同軸S/PDIFに変換し、RME Audio ADI-8 DDのAES/EBU入力に接続して、Kronosをデジタルでつなごうと考えた。昨晩やってみたのだが、時々「プチ」というノイズが入るように感じた。クロックを供給することで雑音を減らせないか試している。

クロック・ジェネレーターLucid GENx192の背面にはS/PDIF出力がある。そこから、クロックのみのS/PDIF信号を引き出す。

20220129a_lucidgenx192backpanel

GENx192にはA出力とB出力があり、A出力は96kHzで、B出力は48kHzで動かしている。大元の水晶発振器は同一であろうと推測している。A出力はBNCでRMEのFireface 800とADI-8 DD、ヤマハSPX2000、dbx Quantumに供給している。dbx QuantumからコルグMR-2000Sにも回している。B出力はBNCでEventide Eclipse、アカイS6000に回していて、今回S/PDIFも使うことにした。

S/PDIFケーブルはフォステクスDP-8に入れて光S/PDIFに変換し、それをKronosへ回す。

20220129b_foxtexdp8backpanel

KronosにはS/PDIF光の入出力がある。

20220129c_korgkronosdigitalinout

KronosのGlobal画面で、システムクロックを「Internal」にするか「S/PDIF」にするかを選択できる。

20220129d_korgkronosglobalbasicbasicsyst

プチノイズは若干、軽減されたようだ。

S6000の光S/PDIF出力からDP-8へのケーブルも追加した。DP-8の前面スイッチでそちらへ切り替えれば、クロックに加えて、S6000の音声出力をKronosに入れられる。エフェクターの質と量は、S6000よりKronosが数段上なので、Kronos側でエフェクトをかけるのもよさそうだ。その経路を用意したので、S6000からADI-8 DDへのAES/EBU接続はやめて、ローランドINTEGRA-7のデジタル出力をADI-8 DDに入れることにした。これで、Kronos、INTEGRA-7、S6000はどれもデジタルで使える。

Kronosを机右側のセットのメイン鍵盤としている。マスターキーボードとして使う際に、ヤマハMONTAGEの使いやすさには及ばない。

MONTAGEは、オクターブシフトの専用ボタンがあるし、ゾーン設定画面でプログラムチェンジだけを送れる。Kronosの場合、私がここまで試した限りのことだが、プログラムモードでは左のボタンをオクターブ上下に使えるが(1オクターブのみ)、コンビネーションではできない。コンビネーションではTimbre ParameterのPitch画面でトランスポーズができるが、オクターブ単位ではないので面倒だし、グローバルチャンネルを1にした状態だと、チャンネル1ではうまく変わらない。グローバルチャンネルを16とかに飛ばすと、その問題は発生しないが、1と16の両方にデータが出て、これも困りものである。シーケンサーモードではまた挙動が違う。大変に面倒な仕様になっている。

Kronos(2011)61の鍵盤は独特なもので、幅はFSやFSXより少し広く、白鍵の裏には金属板が入っている(今見たら、MONTAGE 6のFSX鍵盤にも入っていた)。Kronosの鍵盤は、弾き方によっては極端に弱いベロシティが出るようで、時々失敗する。でもまあ、これは、弾いているうちに少しは慣れてくるかもしれない。

Kronosの画面は、小さい文字がとことん小さく、老眼鏡をかけても読みづらい。でも、老眼鏡の使い方に少しずつ慣れてきてはいる。

デジタル接続が安定したら、Kronosをしばらく使ってみようか。

H2

2022/01/28

ElecomのUSBケーブル「U2C-CM05NBK」を購入

20220128g_elecomu2ccm05nbk

エレコムのUSBケーブル「U2C-CM05NBK」を買った。送料込みで643円。

富士通のAndroidスマートフォンarrows Weは、私にとって、USB Type-Cコネクターを持つ初のハードウエアである。先日、Type-CをType-Aメスに変換するアダプターを買った(記事はこちら)。KORG nanoKEY2やQWERTYキーボードをつなぐ際は、そのアダプターと、Type-Aオス~mini-Bオスのケーブルを使っていたのだが、どうも具合が悪い。直結できるケーブルがあるなら、その方がよいのではないかと買ってみた。

スマホとQWERTYキーボードをつないだ様子が下の写真だ。

20220128h_fujitsuarrowswewithkeyboard

50cmという長さは、まあ、こんなもんだろうと思う。nanoKEY2はUSB端子が左側なので、多少の長さはあった方がよいだろう。

先述の変換アダプターは、USBメモリーなどの利用時に役立つだろう。無駄ではなかったと思いたい。

H2

KORG Kronos(2011)の電池を交換

机の左側にClavia Nord Stage 3 HP76を置いていたのだが、昨晩弾いていて、これは、今自分が弾きたい鍵盤ではないな、と思った。

Claviaの製品とか、もしくはDexibellの製品とかは、根本として、鍵盤を上手に弾ける人のために作られていると思う。欧米には鍵盤をうまく弾ける人がたくさんいて、その人たちがシンセやステージキーボードを買って弾くのであろう。

日本はそもそも鍵盤を弾ける人が少ないし、鍵盤を弾ける人の多くはピアノに行ってしまって、あまりシンセを弾かない。

日本の最初のシンセ・ヒーローである冨田勲は、レコードで超絶な演奏を披露しているが、テープの速度を半分にして1オクターブ下の音を弾く、とインタビューで語っていた。それをすることは本当にすごいが、冨田勲は上手なピアノ弾きではなかったかもしれない。

そんなスタート地点もあり、日本のシンセサイザーメーカーの技術者の多くは、ピアノを弾きこなせる人ではないように思う。1本か2本の指で白玉を弾いて楽しむ、というのが日本シンセの楽しみ方だったのではなかろうか。それは日本シンセの強みかもしれない。

Nord Stage 3のプリセット弾いてると、ピアノもエレピもオルガンもいいんだけど、それを上手に弾けない人にはあまり面白くない機械だなぁ、と思ってしまう。また、音を根本的に入れ替えるのが面倒なシンセであるとも言える。Nord Piano LibraryとNord Sample Libraryの中身を消して自分の好きなものを入れたら、ファクトリープリセットが使えなくなってしまうからだ。Nord Waveもそうなんだけど、どうも手軽さに欠ける。本気で向き合わなければいけないシンセなのだろうが、簡単なことではない。

そんなことを一晩考え、朝になってオークションサイトを見たらKRONOSがいくつか出ていて、それにも触発されて、KRONOSを押し入れから出してきた。

無事に起動してくれよー、と思って待っていたら、バッテリー電圧低下のメッセージが表示された。

20220128a_korgkronostheclockbatteryvolta

「The clock battery voltage is low. Please replace the battery, and set the date and time in Disk mode.」である。

裏面のネジをすべて外し、裏面の板を取り去ると、Intel系マザーボードがあり、そこにボタン電池がある。

20220128b_korgkronosclockbattery

外して型番を確認したらCR2032だった。電池袋を探したら新品のCR2032があった。

20220128c_hitachimaxellcr2032

新しい電池をソケットに入れ、裏ふたを閉じてひっくり返し、起動してみた。最初のメッセージがまた出てきた。「え?」とうろたえたが、文の意味をよく考えると、日時を正しく設定しないといけないのかもしれない。電圧のチェックをしていないということかもしれない。日時の設定をして再起動したら、エラーメッセージは出なくなった。

机左側のスペースに置いて、しばらく弾いてみた。

20220128e_korgkronosatleftside

どうも調子が悪い。時々ハングアップする。エラーメッセージは出たり出なかったり。再起動する際に、下のメッセージを出してSSDからのデータ読み込みをしないこともあった。

20220128d_korgkronossystemstartupfailed

メモリーが原因でIntel CPUを搭載しているマザーボードがうまく動いていないのではないかと考えた。以前に手持ちのメモリーを2枚挿して3GB化した(記事はこちら)のだが、それがまずかったのかもしれない。元のメモリー2GB×1に戻してみた。

とりあえず、今のところは、それで動いているようだ。

Kronosのアナログ出力をMX-1につないで弾いていたのだが、アナログアンバランス出力で使うのが、どうも納得できないと思った。アマチュアが自室で弾いているのでノイズが混入しがちである。デジタルでつなげるものならデジタルでつなぎたいし、アナログのバランスでつなげるものならそうしたい。

しばらく考えて、机右側に移した。

20220128f_korgkronosatrightside

Kronos→Fostex DP-8→ADI-8 DD→Fireface 800とデジタル接続をした。これまではRoland INTEGRA-7をデジタルでつないでいたのを、アナログバランスに変えた。

2019年12月にKronosを購入し(記事はこちら)、その後2020年5月くらいまでは弾いていたのだが、その後Kronosはしまい込んでいた。今の自分は、当時の自分とは、また違っているかもしれない。

H2

2022/01/26

ダイソー「折りたためるスマートフォンスタンド」を購入

20220126a_daisosmartphonestand

ダイソーに行ったので、「折りたためるスマートフォンスタンド」とUSBケーブル(Type-A~Type-C)を買った。合わせて220円。

以前買ったスタンドは横に長く、スマホを横置きにはできても、縦置きはできなかった。縦置きができるといいかな、と買ってきたのが今回の白いスタンドである。

20220126b_smartphonestandwide_narrow

スマホを縦置きにして、有線のUSBキーボードを接続したのが下の写真。

20220126c_smartphonewithusbkeyboard

ケーブルがスマホの下に大きく飛び出るので、角度を深く(机から垂直に近い角度に)することはできない。これだと机に直(じか)に置くのとあまり変わらない気はするが、それでも、少し角度が付くだけでもマシかもしれない。

スマホスタンドの黒いごつごつしたネジ部分でスマホを支える形になるのだが、それがどうもうまくない大きさで、スマホが斜めになりがちで、その点はがっかり。

横置きにすると下の写真のようになる。

20220126d_horizontalsmartphoneonstand

画面最下行のファンクション領域をタップしにくい。マウスを出してくるしかないのか。

スマホでブログ更新ができるか考えている。できなくはないと思うが、楽しい作業にはならない気がする。Photoshop Expressの使い方を探るのが面倒だ。

H2

2022/01/24

Clavia Nord Lead 4Rで「北風」

20220124a_northwindmemo

私が住んでいるところは冬の北風がそれなりに強く、洗濯物を干して油断していると庭の物干し台(石じゃないので軽量)が吹っ飛んで、洗濯のし直しになることがある。まあそういう時は、ベランダの作り付けの物干し台を使うか、室内干しをすることになる。

机右側の主鍵盤をヤマハMONTAGE 6にして、それでNord Lead 4Rを弾いてみようと思った。MONTAGEからプログラムチェンジを送って音色を切り換えると、これがなかなか具合が良い。鍵盤から20cmほど手を動かせばINC/YESボタンを押せる。それを押せば次の音色が出てくる。Nord Lead 4Rの音色切り換えノブまでは60cmくらいあるため、近いボタンで押せるだけで気持ちがだいぶ違う。MacBookのマウスに手を伸ばすのよりも早いし楽だ。ポンポンと音色を切り換えて音を出し、思い付いたら譜面を書く。

North Wind

Nord Lead 4Rのプリセット「1.9 Imber US」独奏。ただ、音色は少し編集しているので、完全に元のままというわけではない。内蔵のリバーブをそのまま使い、外部で足すことはしなかった。十分に思えたからだ。

MONTAGEをLogicのリモートサーフェスとして使う設定を、またやった。何度もやっているのだが、マニュアルPDFを見ないとやり方がわからない。それでも、手元のボタンで録音、再生、停止、巻き戻しができるだけで、作業能率が良くなる。助かる。

ポリフォニックシンセの初期の名機というと、やはりSequential Circuits(Sequential)のProphet-5だろうと思う。私はそれを買ったことも触ったこともない。

それでもあえて言わせていただくと、Nord Lead/Rackの初代は、Prophet的であろうと思う。2代目はもっとふにゃふにゃしている。3代目は独自の輝き。Nord Lead/Rack 2Xは、2代目に近いのだが、冷たさと硬さが目立つ。4代目であるNord Lead 4/4Rは、実はProphetに似ているのかもしれないな、と思った。

H2

2022/01/22

Clavia Nord Stage 3で「シアトルで牡蠣」

20220122e_weateoystersatseattlememo

友人、松島克守に捧ぐ。

We Ate Oysters At Seattle (For Memories Of Katsumori Matsushima)

 Nord Stage 3のプリセット「A:53 Pipes MW」独奏。内蔵のリバーブは切り、Lexicon PCM 81の「P2 1.6 Rear of Hall」をかけた。譜面は上に示した簡単なものだが、MIDI録音する段階では、必ずしも上の楽譜通りに弾いたわけではないし、ピアノロールで音の追加と編集もした。

松島さんと初めて会ったのは1990年代の始めごろで、私は駆け出しの雑誌記者、彼は日本アイ・ビー・エムの偉い人だった。取材で何度か顔を合わせ、1991年にはSeattleのMicrosoft本社で偶然会い、一緒に牡蠣を食べに行った。翌年留学の話が持ち上がった時には推薦状を書いてくれた。結婚披露宴で隣の席になり、終わってから二人でお茶を飲んだこともある。私が参加していたバンドの場末のライブハウスでの30分間の演奏にも、私の結婚披露宴にも、喜んで来てくれた。年賀状は欠かさずやり取りしていた。年が離れていても、友人としてのお付き合いをさせていただいたと思っている。

もっと生きてくれると勝手に思っていた。冥福を祈る。

H2

Clavia Nord Triple PedalのAnti-slip Rubberに感動

これまで机左側にヤマハMONTAGE 6を、机右側にStudiologic Sledgeを置いていたのだが、飽きてきた。Sledgeを棚に片付け、MONTAGE 6を机右側に移し、机左側にNord Stage 3 HP76を出してきた。

Nord Stage 3は久々に出してきたので、まずはオペレーティングシステムの更新から。

20220122a_nordstage3osupdateto2_62

2.62の更新ソフトを起動した様子。現在接続されているNord Stage 3のバージョンが2.54だから、更新できるよ、と言っている。「Update」ボタンを押すと更新が始まる。

20220122b_nordstage3osupdateto2_62

下の画面は、更新が完了したというメッセージだ。

20220122c_nordstage3osupdateto2_62

よかったよかった。

サスティンペダルは欠かせないのでNord Triple Pedalを出してきて接続したが、踏むたびに逃げていく感じがして落ち着かない。そう言えば、箱に中に、強いにおいがするゴム板があったなぁ、と思い出し、初めて出してきた。ペダルの下に敷くのかと思っていたが、そうではなく、裏面の2本のネジでペダルの手前にゴム板を付けて、かかとでゴム板を踏みつけることで、ペダルが奥へすべっていくのを防止するものだった。

20220122d_nordtriplepedalantisliprubber

これなら滑っていくことはない。大変に都合がよい。これまで使わなかった私が愚かだった。

H2

2022/01/19

QWERTYキーボードでZenbeatsを弾く

ARCHISS(アーキス)のキーボード「ProgresTouch RETRO」を2つ購入した。一つは「ProgresTouch RETRO TKL」で6000円(送料込み)。

20220119a_archissprogrestouchretrotklus

テンキーレスではあるが、それ以外のキーはオーソドックスな配置である。自分で使うキーボードはできるだけUS配列を選ぶことにしている。Enterキーが近くにあって右手小指で押しやすいし、プログラミングの際に楽ができるからだ。プログラミング言語は欧米で作られることが多く、USキーボードで入力しやすいように特殊記号を選んでいることが多い。

もう一つはキーの数を減らしてコンパクトにした「ProgresTouch RETRO TINY」だ。6500円(送料込み)。

20220119b_archissprogrestouchretrotinyus

こちらはF1~F12の行がなく、カーソルキーが主要部分に食い込み、上右隅の機能キーはInsertとDeleteだけ。1の左がEscキーで、「’~」キーはFnキーを押しながら呼び出す。Windowsだと通常はかな漢字変換の有無をAlt+`で切り替えるので、このキーボードをWindowsで使う際は、何らかの工夫が必要かもしれない。でも、今回は、主にAndroidスマホで使うつもりで、自分のスマホではAlt+スペースで切り替えられるので、「`~」キーの配置は、大きな問題にはならないのではないかと思う。

重量は、TKLが960g、TINYが720gである。

ProgresTouchはスイッチのタイプを選べる。今回私が買ったのは、どちらも「赤軸 静音」である。これについては、今回の私は、どれでもよかった。

USB接続のQWERTYキーボードを買おうと思ったのは、AndroidスマートフォンにQWERTYキーボードを接続した時の操作感がよかったからだ。スクリーンキーボードで文字入力をすると、画面の小さい私のスマホ「arrows We」の場合、画面の半分程度が文字入力パネルに占領され、入力先があまりよく見えない。外部に物理的なキーボードがあると文字入力パネルが消え、見通しがよくなる。特に、テキスト・エディター、電子メール・ソフトで効果的だ。

ただ、手持ちのUSBキーボードで予備機になっているのはRealforce 87USBだけで、これは1.2kgの重さがあり、かばんに入れて持ち運ぶのは気が進まない。スマホ用に何かしらキーボードを買いたいと思った。

Bluetooth接続の無線キーボードにしようかUSB接続の有線キーボードにしようか迷ったが、無線キーボードの導入は、今回は見送った。無線キーボードは乾電池タイプと充電池タイプがある。乾電池は重いし、液漏れの不安がある。充電池は、数年後に充電池がへたって廃棄することになるかと思うと買いにくい。有線ならそうした心配はないし、通常のパソコン用の予備機としても使える。やっぱり有線かな、と思った。

ProgresTouchがいいと思った理由の最大のものは、左シフトの上にCtrlキーを持ってこれることである。

20220119c_archissprogrestouchretrotklusd

上の写真はTKLのもの。ディップスイッチ1を上げると、シフトの上がCtrl、下がCaps Lockになる。

ケーブルが直付けでないのも、携帯には適していると思った。

20220119d_archissprogrestouchretrotklusu

上の写真はTKLのミニUSB端子だ。スマホで使う場合、短いケーブルを挿せば、重量と机の上を這い回る長さを抑制できる。

arrows WeにQWERTYキーボードを接続し、テキスト・エディターでその動作を確かめた後、Zenbeatsも試してみた。スペースバーで再生と停止ができる(たぶん)。それ以外に何かないかと試していたら、A~Lが1オクターブの音楽キーボードとして動作することがわかった。Zで1オクターブダウン、Xで1オクターブアップもできる。

それを使って手弾き録音したのが下だ。

Roland Zenbeats "ElectroKeys Default"

Zenbeatsで「インストゥルメント・トラック」を追加し、「ElectroKeys」を選ぶとプリセット「Default」がロードされる。それをQWERTYキーボードで弾き、MR-2000Sに録音した。画面の小さい私のスマホでは、スクリーンキーボードが使いずらく、QWERTYキーボードの方がはるかにマシである。もちろん、USB-MIDIキーボードがあればそれに越したことはないけれども。

Androidスマホ用の持ち出し袋、徐々に完成に近付いてきた。

H2

2022/01/18

IK Multimedia「iRig Keys Universal」を購入

20220118a_ikmultimediairigkeysuniversal_

MIDIキーボード「iRig Keys Universal」を買った。3100円(送料含む)。「Universal」は、iPadの初期のものにつなぐ端子とケーブルがあるから、であろう。私がそれを使うことはないだろう。

iRig Keysは以前から欲しいと思っていた。KORG nanoKEY2、nanoKEY Studioの25鍵は物足りなく、Arturia KEYSTEP 37の37鍵盤は手ごろな大きさである。ただ、KEYSTEP 37は重さが1.6kgあり、ずっしり来る。かばんに入れて持ち運ぶのは難しそうだ。

KEYSTEP 37のベンダーとモジュレーションのスライダーは、使ってはいるが、好きではない。特にモジュレーションは、鍵盤からベンダーへ指を運ぶ際にちょっと触れただけで反応してしまうし、モジュレーションの値を視認できない。Roland D-05もスライダーを持っているが、こちらは少し指を押さえないと反応しないし、値を視認できる。長さもD-05の方が長い。

そんなわけで、KEYSTEP 37よりコンパクトで軽量(660g)で、ベンダーとモジュレーションのホイールを持つiRig Keysが魅力的に思えたのだった。

iRig KeysをWindowsパソコンにつないで弾いてみた。鍵盤は独特で、遅く弾くと極端に弱いベロシティが出て、音色によっては音が出なかったように聞こえる。ベロシティ・センスの設定を工夫した方がよいかもしれない。ホイールは期待通り。サスティンペダルはヤマハが適合し、コルグは逆になる。Androidスマートフォンでも認識した。

iRig Keysをショルダーバッグに入れてみたが、長くて入らないようだ。大きめのバッグパックとかなら大丈夫かもしれない。

MIDIキーボードを買うようになったのはここ数年のことで、いくつかの製品を買って学んでいる。

H2

2022/01/17

Zoom H5をAndroidスマートフォンにつなぐ

20220117d_zoomh5connectedtofcntarrowswe

Zoomのレコーダー「H5」をUSBでAndroidスマートフォン「FCNT arrows We」に接続し、動くので驚いた。

上の写真は、H5をカードリーダーモードにし、H5のSDカードスロットに挿入されたSDカードに入っているWAVファイルを、arrows Weで読みだして再生している様子である。手持ちのいくつかのカードリーダーはarrows Weではうまく動かなかったので、今のところ、H5が唯一の選択肢である。SDカードを扱えそうなのは嬉しい。

H5をオーディオインタフェースモードにしたところ、arrows Weの中にあるWAVファイルを、H5のスピーカーで再生できた。録音ができるかどうかは試していないが、そもそもそれってやる必要あるんだろうか、とも思う。H5で録音すればよいのではなかろうか。

arrows WeのUSB端子には、USBメモリーも挿して試してみた。FAT32でフォーマットした32GBまでのUSBメモリーであれば認識するようである。exFATでフォーマットした128GBはダメであった。

USBのマウス、USBのQWERTYキーボードも動く。パソコンでできることが、けっこうできるんだなぁ。

ということで、arrows Weの持ち出し袋とか、H5の持ち出し袋とかを作っている。

H2

Logicool Bluetooth Mouse M557を購入(3台目)

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ロジクールのマウス「M557」を購入した。2300円(送料込み)。M557はこれが3台目で、以前からあるものと区別が付きやすいように白を選んだ。赤と黒(正しくは「グレイ」らしい)のM557は以前の記事で参照できる。その記事によると、黒のM557は1980円で購入したようだ。値上げか…。

M557を買い足したのは、富士通のAndroidスマートフォン「Arrows We」で使うためである。

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Android用のアプリケーション・ソフト(アプリ)は、通常タッチ操作で使うことを想定して作られているのだが、ローランド「Zenbeats」は、画面の操作子が小さく、指で操作するのは難しい。録音、再生、停止をタップするだけでもひと苦労だ。マウスがあれば何とかなるかも、と考えた。

スマホでマウスをどの程度使うかわからないが、使わなかった場合は、予備のマウスにすればよかろう。

M557はお気に入りである。単3乾電池2本で動き、パッケージに記されたうたい文句では「12ヶ月の電池寿命」であるという。単3型2本だからそれなりに重量があり、マウスを動かす際はその重さが心地よい。持ち運ぶ時は重いけれど、それは許す。

左右対称であるため、右手でも左手でも使える。私は、マウスの左ボタンを主クリック、右ボタンを副クリックにして、右手でも左手でも同じ設定で使っている。左手の場合は、中指で主クリックをする。

上の写真ではnanoKEY2の右側にマウスを置いている。nanoKEY2は左側にUSBケーブルが出るので、それと当たらないようにした。

スマホを立てるのに使っているのは、以前ダイソーで買ったスタンドだ(記事はこちら)。横置きにしたスマホの左側から出ているコードはライン出力、右側はUSBである。

ホーム画面は横長表示がされず、マウスの動きもおかしくなるため、ちょっとまごつく。シンプルモードを使わなければ横長にできるのかもしれないが、シンプルモードを気に入っているしなぁ。うーむ。

H2

Clavia「Nord Extendable Keyboard Stand」を購入

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Claviaの「Nord Extendable Keyboard Stand」を買った。2900円+送料873円。以前「Nord Keyboard Standを購入」という記事を書いた。今回は、同じものを再び買ったとも言えるのだが、今回は「Extended foot」4本が含まれているので、前回が無印で今回が「Extendable」であるとも言える。

我が家にはNord Stage EX HA76、Nord Stage 3 HP76、Nord C1があるので、2セットあってもよいのではないかと思った。当面使う予定はないので押し入れ行き。

H2

2022/01/15

「Amazonベーシック USBアダプター 14cm (タイプC - 3.1Gen1(メス)) ブラック」を購入

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富士通のAndroidスマートフォン「arrows We」に有線でMIDIキーボードを接続するために、変換ケーブルを購入した。882円(送料込み)。タイプCオスからタイプAメスに変換するタイプである。これを使うと、KORG nanoKEY2のような有線タイプのUSB-MIDIキーボードをarrows Weに接続できる。

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DRC、MIDI Keyboard、Super MIDI Box、Zenbeatsのどれでも使えた。鍵盤を別のものにもしてみた。nenoKEY Studio、Arturia KEYSTEP 37はスマートフォンからの給電で動作し、Studiologic SledgeとSonicware ELZ_1は別途給電することで動作した。

スマートフォンのシーケンサーでELZ_1を鳴らすことができるかどうかも少し試した。Super MIDI Boxは、スマートフォンの鍵盤で打ち込めば、ELZ_1を鳴らせる。ただ、ELZ_1の鍵盤で打ち込むことはできないようだ(確信はないが)。Zenbeatsは、ELZ_1でデータを打ち込み、そのデータでELZ_1を鳴らすことができた。Zenbeatsはループを切って録音できるようなので、こちらの方が私には使いやすいかもしれない。ただ、マウスがあった方が操作しやすそうではある。

Zenbeatsは、まずはパソコン上で学ぶべきかもしれない。うーむ。

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KORG nanoKEY StudioをBluetoothでAndroidスマホに接続

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富士通のAndroidスマホ「arrows We」に鍵盤を接続したい。USB端子に有線で接続するのがよいのだが、変換ケーブルがまだ届かない。他に方法がないか考えて、コルグnanoKEY StudioをBluetoothで接続できるのではないかと思い付いた。

nanoKEY Studioに単4電池2本を入れて電源スイッチをBluetooth側にオン。Android端末では「Bluetooth MIDI Connect」をインストールして起動する。「BLUETOOTH SCAN」をタップしたら「NANOKEY STUDIO」が表示され、ペアリングが成立した。

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この状態で、DRC、MIDI Keyboard、Super MIDI Boxを試し、どれも演奏できた。ベロシティ、サスティン、コントロールチェンジ(cc#1、cc#7、cc#11、cc#64など)も送れているようだ。

動かなかったのが、Roland Zenbeatsである。ZenbeatsはBluetoothデバイスとのペアリングを自らで行うようで、nanoKEY Studioに接続することはできたようだ。

20220115b_zenbeatsconnectedtonanokeystud

でも、ノート情報が来ないのよね。Zenbeatsの使い方が間違っているのかもしれないが、とりあえずあきらめた。

Super MIDI Boxは、標準状態ではnanoKEY StudioからのMIDIデータを、ch#1はch#1で受ける。でも、「MIDI inputs」という画面にある「Map channel events to current editing channel」スイッチをオンにすれば、チャンネル変換をしてくれる。よしよし、である。

nanoKEY StudioのBluetooth接続は、できなくはないが、私にとっては、Zenbeatsで使えないのはがっかりだし、電池を用意するのも面倒である。有線の方がマシかな、と思う。

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2022/01/14

Volcano Mobile「Super MIDI Box」を購入

Androidスマホ用の音楽ソフトを物色している。今回試したのはVolcano Mobileの「Super MIDI Box」。起動して出てきたのは下のような画面だ。

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タップするとドラムが鳴る。メトロノームをかけて録音するとループができる。

Super MIDI Box My 1st Loop + Toms

バスドラムとスネアを入れ、続いてハイハット。MR-2000Sを回してループを鳴らし、タムを適当に叩き、停止ボタンを押した。スネアの派手な感じが私の好みに合っている。

他の音色も鳴らしてみよう。キーボードの画面は下の写真のような感じ。1行12音で、下の画面は2行。私の小画面スマホの場合、3行が限界で4行は苦しい。

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Super MIDI Box My 2nd Loop - Drums & Crystal

ドラムスのループに、D-50 Fantasia風の音色「Crystal」を重ねて録音した。タッチパネルの鍵盤をインテンポでタップするのは私には難しいが、クォンタイズ機能があるので救われる。

Super MIDI Boxの良さは、小画面スマホでの操作を考えていることだ。580円を払ってフル機能で使えるようにした。

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Dreamhound Studios「MIDI Keyboard」で「Androidスマホがやってきた」

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富士通のAndroidスマートフォン「arrows We」に、Dreamhoud Studios「MIDI Keyboard」をインストールした。課金がないのがうれしい。MIDIキーボードと聞くと単体では鳴らないように思えてしまうが、アコースティックピアノの音が鳴る。

Android Smartphone Comes!

スマホのヘッドホン出力をローランドMX-1→dbx Quantum→コルグMR-2000Sとつないで録音したもの。スクリーンキーボードを2本指で手弾きしたものだ。

このアプリは残そう。楽しい。

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2022/01/13

Androidスマホで音楽を楽しむ

Androidスマホを自分用に買うのは初めてで、ドキドキでアプリを入れてみたりしている。

USBケーブルでWindowsパソコンに接続し、SDカードにWAVファイルを入れ、foobar2000をインストールして聴いてみた。

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アルバム画像がないので殺風景だが、それはまあ気にしないことにする。スピーカー再生の場合はモノラルだが、arrows Weは上面にミニステレオフォンの出力端子があり、ヘッドホンを挿せばステレオで音楽を聴ける。

「android software synthesizer」などと検索してみてソフトシンセを探したが、iOS向けが盛んなようで、Androidは見付けにくい。最初に入れたのは「DRC」というソフトシンセだ。

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画面上の鍵盤で音を出せる。音色編集のパラメーターがけっこうあるようで、音も悪くない。無料ではなく、1560円で「Unlock Synth Engine」を購入するまでは、時々停止する。数秒待てばまた使える。780円のオプションも6種あるようだ。

次にインストールしたのはRoland ZENBEATS(Zenbeats)のAndroid版だ。

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これについては、Roland Cloudのサブスクリプションを買っているので、少なくとも今はフル機能で使えるようだ。ダウンロードできるデータをすべてダウンロードしたところ、アプリ情報の欄に「2.86GB」と表示された。64GBの5%くらい使っていることになる。

Zenbeatsは面白そうだが、私の廉価スマホでは画面が狭く、コントロール類も小さく、指で押すのは難しい。Bluetoothでマウスを接続してみた。この方がマシな感じだが、マウスのポインターも小さいし字も小さいしで、老眼鏡の度をアップしなければならないレベルだ。

この後「Walk Band」も入れて、これも悪くない気はしたのだが、音色ごとに課金があったり容量を食いそうだったりしたので、アンインストールした。

小画面のスマホで打ち込みをするのは難しいかも。

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カワイ表参道でMP11SEを試奏

2010年に買った携帯電話、パナソニック931Pの調子が悪くなった。

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二つ折りを開くたびに「ネットワーク自動調整を行います よろしいですか?」と言ってきて、「YES」を選んでしばらく待つと、

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「ネットワーク自動調整に失敗しました」となる。非常にわずらわしい。それだけでなく、ネットワーク自動調整ができないと、カメラ機能が封じられてしまうことに気付いた。不便である。それだけでなく、今のところ通話はできているようだが、非常の連絡が入った時に壊れていたりしたら恐ろしい。

観念して機種変更をすることにした。ゼロ円端末に変えてもらうには、直営店へ行かなければならない。ほぼ2年ぶりに東京都心へ行くことにした。

直営店に電話予約した時間まで余裕があったので、表参道のカワイに行き、MP11SEを試奏させてもらった。防音室の中にセットされていて、何とも狭く、椅子を正しい位置(おへそがC3)に置けない体たらくだったが、それでも、MP11SEの良さは十分にわかった。

MP11もそうだったが、MP11SEは、音を作ろうという気持ちにさせない。そこにある音で十分気持ちよく、ずっと弾いていたくなる。音色による違いは微妙で、例えばグランドピアノだと、SK-EX、EX、SK-5から選ぶが、その差はごくわずかである。ちょっとタチが良いとか、そういうレベル。三つのうちのどれを選んでも何でも弾ける。使えない音色が入っていても仕方ないので、これはこれで立派だと思う。

MP11SEは、ライブ、スタジオで使う電子ピアノとしては、ベストだと思う。電子ピアノの購入を検討する際は、ぜひ試奏すべきだ。

プッシュボタンの感触は手持ちのMP9500には負ける。液晶ディスプレイは、今どきの製品としては低品質だ。音色数は少ないが、外部に音源を用意すればよいことだろう。音色がたくさん欲しいなら、256音色を持つMP7SEを検討するのもよいだろう。ホイールは、センターに少し出っ張りがあるもので、どうしてMP9500のようなへこみにしてくれなかったのかと思うが、出っ張りはごくわずかなので、耐えられないほどではない。MP11SEの上記の特徴は、いずれも大したことではない。エクスプレッションペダルは1個だが、これは外部で増やすことも不可能ではない。

ただ、私がMP11SEを買うかというと、アフタータッチがないという1点でひっかかる。両手で弾きつつビブラート量を制御するのは、アフタータッチが好ましい。シンセの音色のオーディションをする場合、音色に仕込まれたアフタータッチのシカケがあるかどうかを確認することは、絶対に必要である。

となると、手持ちのMONTAGE 6やNord Stage 3 HP76などを選んでしまうんだよなぁ。

カワイ表参道を出てFive Gへ。「カラン」と音を立てて入ったら、「すみません、15時からです」と言われて引き下がった。残念。

Rock oNは予約制であったが、空いていたので入れてくれた。ワゴンセールはなかった。中古類も値札がなく、すぐ買えるような状況ではなかった。ローランドSP-404MKIIは初めて見た。写真で想像していたのより大きく、パッドとつまみがしっかりした感じで好感を持った。モーグのMother-32とDFAMとSubharmoniconは想像していたのより小さく、これだとちょっと買う気がしないかも、と思った。店頭で実物から得られる情報ってある。

えちごやでは100円ケーブル箱を少しあさったが、収穫なし。Ensoniq TS10の鍵盤はパタパタして、今さらこれを買わんでもいいか、と思った。コルグOpsixのスライダーは価格相応かな。

ミュージックランドKEY渋谷店は見付けられなかった。記憶があやふやであったからだ。

原宿から渋谷へ歩き、路面店が撤退して「テナント募集」の札がかかっている物件を多く見かけた。渋谷の中心部ではそういうことはないが、少しそれると、新型コロナウイルス感染症の痛手が感じられた。

歩き回るのに疲れたので、予約してあった携帯販売窓口に早く入り、予約を繰り上げられないか聞いてみた。お願いは聞いてもらえた。手続きをして、931Pは使えなくなり、富士通arrows Weを使えることになった。下の写真の右側にあるのがarrows Weだ。

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販売価格が2万円程度で、私の場合ゼロ円端末になる機種は、3製品の在庫があった。「OPPO A55s 5G」「arrows We」「Redmi Note 9T」である。モックアップを出してくれて、わずかに小さいarrows Weを選んだ。事前に、せっかく更新を遅らせたのだから、2021年12月に出たOPPO A55s 5Gかarrows Weにしようかと思っていた。画面の大きさ、美しさより、ウエストバッグやポケットに入れる際の収まりの良さを優先してarrows Weにした。選べるなら日本ブランドの方が、という気持ちもあった。

まだ買ったばかりなので特に印象はないが、帰宅して充電する際に、Power Delivery対応のACアダプター(エレコムの「ACDC-PD0145BK」)で充電したら、充電が短時間で終わるように感じた。いろいろと、改良がされているのだなぁ。

店頭で説明を受けて驚いたのは、テザリングに別料金580円/月がかかるということであった。せこい…。とりあえずそのオプションは付けず、上の写真の中央にあるデータ専用のWindows Phoneをテザリング用にもう少し使うことにした。引退させられると思っていたんだけどなぁ。

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2022/01/11

Roland Cloud JD-800などで「川は流れる」

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Roland CloudのJD-800がバージョン1.0.1になったというので更新し、鳴るかどうかを確かめようということで、Arturia KEYSTEP 37をつなぎ、Roland AIRA MX-1の電源を入れ、Cakewalkを立ち上げてJD-800の1番音色「Millenium」を弾いた。それで出てきたのが上の譜面の最初の8小節である。当初は最初が付点4分音符で跳ねていたのだが、後で2分音符にした。2度目などで跳ねたくなったら跳ねればいいか、と思ったのだが、結局そういうことにはならなかった。

River Flows

Roland Cloud JD-800の1番音色「Millenium」を上の譜面のように弾いた(MIDI録音時に変わってしまった部分もある)。KEYSTEP 37で弾いていて鍵盤が足りないと思うところもあったが、トランスポーズをするのも面倒で、3オクターブに収めてしまった。

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今回、JD-800はMIDI同期させていない。Milleniumが持つビートに合わせてCakewalkのテンポ設定を133にした。聴感でやったので正確なものではない。

Milleniumの音だけで3分はもたないので、ドラムスを入れようと考えた。TR-8を自分で打つことも考えたが、Session Drummerでまあまあイメージのパターンがあったので、それを使った。戻りのAメロやエンディングは自分で打たなければならなかったが。

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Milleniumの音が派手で、クラッシュシンバルを打ってもあまり効果がないのが面白かった。

次に問題になったのは、譜面「D」の8分音符のメロディが、Milleniumの音色にドラムスを加えた状態では聞き取れないことだった。Roland Cloud SH-101でその部分のメロディを重ねようと思ったのだが、SH-101を立ち上げた時に出たベースの音がかわいくて、それでベースパートを作ることになった。

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「SH-101 Techno」の中にある「BS Lovin' Bass」というプリセットだが、リバーブは切った。音が短いので、最後のロングトーンがぷつっと切れている。そこだけサスティンレベルを上げた方がよかったかもしれない。

メロディの重ねは、「2 Preset」の「LD G Lead 2」にした。モジュレーションホイールでビブラートがかかるようにし、テンポ同期のディレイをかけた。

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後半で少しシンセソロを入れたのだが、なんというか、自分のありがちなパターンで赤面した。

ソフトシンセ4パートでできちゃうんだなぁ。4パートすべてをMX-1の別チャンネルに送り、パンと音量の調整はMX-1の側で行った。ドラムスにはMFXのリバーブ(ディレイ7)をかけた。

パソコンに取り込んで音量上げの段階になり、あまり上がらないなぁ、と思った。前回の曲よりちょっと小さい。音量を上げて聴いていただければ幸いである。

この曲を作っている最中に「河は呼んでいる」という曲が頭に浮かんで、曲名はそれにちなんだ。ネット検索したら動画が出てきた(こちら)。自分の頭の中にあった音はピアノかエレクトーンの練習用譜面で、記憶の中の漢字は「川」であった。動画の音はかなり異なるが、それでも、同じ曲であることはわかる。へー、こういう音だったんだ…。

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2022/01/08

Gakken nsx-39 Pocket Mikuで「愛しのパンフルート」

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モバイルセット検討第3弾で、押し入れの中から学研「nsx-39 Pocket Miku」を出してきた。USB給電で動くし、出力がミニステレオフォンなので、それをSonicware ELZ_1に入れてエフェクトをかけたら面白いのではないかと思ったからだ。

Dear Pan Flutes

nsx-39はマルチティンバー音源で、MIDIチャンネル1はミクだが、2以降はGeneral MIDI互換である。ELZ_1のキーボードからLogicにMIDIデータを送り、Logicでnsx-39のチャンネル2にプログラムチェンジを送ってパンフルート(ゼロ始まりの75番)を選んだ。ELZ_1でディレイをかけてMIDI録音し、MR-2000Sに流し込む段階でLexicon PCM 90の「P0 1.6 Deep Verb」を加えた。パソコンに取り込んでから、最後の部分にフェードアウトを入れた。

1993年に打ち込みを始めたころ、メロディにパンフルートを使うことが多かった。素敵な音で、ボーカルっぽさも少しある。でも、パンフルート音色の独奏は、これまでしたことがないと思う。

nsx-39を持ち出すには、nsx-39用のUSBケーブルを付ければよさそうだ。USB端子がELZ_1およびH5とは違うからだ。nsx-39の使い方を忘れてしまったから、自分が昔書いたものを読み直そう。

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Zoom H5の持ち出し袋を作る

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一昨日、Sonicware ELZ_1の持ち出しについての記事を書いた。MacBookがあれば、ELZ_1と共に持ち出すべきものはケーブル3本(USB電源ケーブル、USB通信ケーブル、ミニステレオフォン~ミニステレオフォンケーブル)とイヤホンくらいでいけそうだ、というものであった。

それに、さらに荷物を足すことができるなら、Zoomのレコーダー「H5」かな、と思い、押し入れの中から探し出し、接続テストをして、必要なものを袋に入れた。それが上の写真で、本体(マイクカプセルなし)、USBケーブル、フォン~フォンケーブル×2である。

ELZ_1の方でイヤホンがあるので、H5本体のみでリスニングができる。フォン~フォンケーブルでELZ_1と接続すれば、ELZ_1の音と、ELZ_1経由でMacBookから出た音を混ぜて録音できる。最大96kHz24ビットで録音できる。

USBケーブルでMacBookと接続すると、オーディオインタフェースまたはカードリーダーにできる。オーディオインタフェースにすれば、ELZ_1の音をLogicに録音することもできるだろう。ただ、オーディオインタフェースとして使う場合、サンプリング周波数は48kHzまでで、96kHzには対応してくれない。

H5は、これまでずっとマイクカプセル付きで使ってきて、今回初めて取り外した。上のコネクターが無骨で、何かカバーがあればいいのになぁ、と思う。EXH-6を買えばいいのかもしれないけれど、重くなるのは嫌だ。うーむ。

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2022/01/07

Sonicware ELZ_1用に変換名人「USB-M5H/CA20」を購入

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変換名人の「USB-M5H/CA20」を購入した。送料込みで230円。

Sonicware ELZ_1のページをつらつらと眺めていて、USB変換ケーブルのリンクがあり、それをクリックしたら通販サイトのページで、思わぬ安さであったため、店頭で探すより良いと思って購入した。

このケーブルをELZ_1のUSB端子につなぎ、「USB MIDI」を「MIDI HOST MODE」に設定すると、ELZ_1がUSBのホストとして動作する。

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KORG nanoKEY2、nanoKEY Studioのキーを叩いてELZ_1を鳴らすことができた。ローランドのUM-1EX、UM-2G、UM-ONE MK 2で、MIDIの入出力ができた。

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どれを使う場合も、MIDIインタフェース側の動作モードの設定には注意が必要である。UM-1EXとUM-2Gの場合は、「ADVANCED DRIVER」を「OFF」にする必要がある。UM-ONE MK 2の場合は「COMP」ではなく「TAB」側にする必要がある。UM-2Gは2ポートのMIDIインタフェースだが、ELZ_1に接続した場合、使えるのはポート1だけである。

これまでELZ_1を、USBデバイスとしてWindowsパソコンにつないで使ってきたが、UM-1EXを使ってヤマハMONTAGEのMIDI端子につないで使うというのもありかな、と考えている。そうすると、MONTAGEのユーティリティ設定画面で「MIDI」を選択すれば、パソコンでMIDI信号のルーティングをすることなく、MONTAGEでELZ_1を弾ける。シーケンサーを使う場合は「USB」を選択すればよい。

ELZ_1、面白いシンセである。

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2022/01/06

Sonicware ELZ_1で「シンセを背負って」

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家でシンセを弾くのはもちろん好きなのだが、外泊せねばならぬこともないとは言えない。その際に何を持っていくかは、ずっと考えてきた。今回、ELZ_1を入手したので、ELZ_1を持ち出すとどうなるかを昨晩考え始めた。なかなかよさそうだったので、昼間になって試した。

MacBookは持っていくとして、それ以外にELZ_1を持っていくとしよう。ケーブルは、ELZ_1のUSB給電ケーブルとUSB-MIDIケーブル、それから、MacBookのライン兼ヘッドホン出力からELZ_1のAUX INへのミニステレオフォン~ミニステレオフォンケーブルの3本が必要だ。これだけで、ELZ_1の内蔵スピーカーでELZ_1を弾くことができ、ELZ_1の内蔵スピーカーでMacBook上のソフトシンセを弾くこともできる。

やってみてやっぱり良いなぁ、と思ったのは、スピーカーで弾けることだ。イヤホンで作業するのとは違う。とにかく楽である。モノラルスピーカーなので仕上げはできないが、打ち込み時であれば問題ない。

イヤホンはいらないかと思ったが、そうもいかなかった。LogicでメトロノームとELZ_1の音の両方を聞きながら打ち込む際、ELZ_1のスピーカーからクリックを出すのではクリックが小さくて聞こえない。その際は、イヤホンでクリックを聞き、スピーカーでELZ_1の音を聞くとだいぶ楽になった。

ELZ_1で「うげげ」となったことの一つは、ローカルオフがないことである。これはけっこう困る。ソフトシンセの音を入れた後にELZ_1の音を重ねることはできると思うが、逆はできないのではなかろうか。ローカルオン/オフをぜひ付けてほしい。

「うげげ」二つ目は、LogicでMIDI録音をした際に、ところどころでノートオフが入らず、音符がやたらと長くなる現象が見られたことだ。ピアノロールで短くしたが、こんなこと、本来はしたくない。でも、電源を入れる順番や接続するタイミングで異なるかもしれないので、今後も研究したいと思う。

ELZ_1で嬉しいことの1番目はスピーカーで、2番目は鍵盤が3オクターブあることだ。これまで使ってきたnanoKEY Studioは2オクターブである。2と3では大きく異なる。和音を探しやすい。ベロシティ一定でcc#1も送れないが、そこは割り切って、それなしで作れる音楽を作ればよいだろう。

ELZ_1用にACアダプターを持ち運ばなくて済むのも嬉しい。

モバイルセットで打ち込み、Fireface 800などを接続してMR-2000Sに録音してPC上で音量上げをしたのが下の曲だ。

Backpack Your Synthesizer

ELZ_1のプリセット「004 Sandy Icicles」独奏。押し続けると2回アタックがあり、2回目は1回目より1オクターブ下(たぶん)の音が鳴る。Logicに主題を打ち込み、その後は展開を少しずつ打った。最後のリタルダンドを除き8分でクォンタイズをかけた。エフェクトは内蔵のものはそのままで、Lexicon PCM 90の「P0 1.4 Rise'n Hall」を追加した。

ELZ_1の重要は「約1297g」であるそうな。他に持ち運ばなければならないものがケーブル3本とイヤホン、MacBookとその電源とマウスとマウスパッドくらいか。まあ、許容範囲だろう。

H2

2022/01/04

Sonicware ELZ_1で「古都」

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下の録音を聴くと、上の譜面のように思えないかもしれないが、上の譜面を演奏した。スローアタックは、かくも面倒なものであるなぁ。

Ancient Capital

ELZ_1のプリセット「012 Harmonic Wall」独奏。MIDI録音をし、最後のリタルダンドを除き4分音符でクォンタイズ。レコーダーに送り込む段階でLexicon PCM 81の「P2 1.5 Spatial Hall」をかけ、ELZ_1のエフェクトを控えめにした。パソコンに取り込んで音量上げをした後に、最後の音をフェードアウトさせ、KORG MDE-Xのリバーブをかけた。それがよかったかどうかは謎。

ところどころで雑音が聞こえるのだが、それが、ELZ_1の内部で出たものなのか、後段で混入したものであるのかは不明。昔のレコードを思い出して、御甘受いただければ幸いである。

年末に京都、奈良、三重に行った。40年以上も前に訪れたところがいくつかあり、記憶のままの部分もあり、記憶と異なる部分もあった。

H2

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