Roland S-760とEnsoniq TS-12のためにOmniFlopを使う
今日は朝から、ローランドS-760とエンソニックTS-12に取り組んでいた。活躍したのがOmniFlopである。
S-760は前オーナーがバージョン2.23のフロッピー・ディスク(FD)を付けてくれたのでとりあえずそれで使っていたのだが、最終バージョンと呼ばれるものは2.24で、それを使ってみたいと思っていた。インターネットに「S760224.OUT」というFDイメージがあり、これを「SDISKW.EXE」というプログラムでFDに転送できる、のだと思っていた。
ところがうまくいかない。SDISKWは「2DDを入れろ」と言ってくるし、2DDを入れれば「このファイルは大きくて入らない」と言ってくる。どうしろというのだ!と困った。
結局、OmniFlopをインストールし、Roland S形式でFDをフォーマットし、そこにS760224.OUTを転送した。そのFDでS-760を起動できた。MOをフォーマットして転送し、それで起動できるところまで確認した。よかった。ほっとした。
TS-12は、昨日、FDを入れてフォーマットを試み、失敗した。フォーマットができないということは、フロッピー・ディスク・ドライブ(FDD)が故障しているのか?と思い、手持ちのFDDの中で動くものを見付け出して換装しようか、まで考えた。
ところが、OmniFlopのフォーマットのメニューには「TS-12」があった。
新品(アンフォーマテッド)のFDを入れてフォーマットした。
そのFDをTS-12に入れて読み書きできるか試したがダメ。でも、TS-12でフォーマットできるか試したら成功し、データ(プログラム1点)を保存できた。また、TSD-200.zipに入っていたTsd-200.edtというファイルをFD化し、そこからプログラム(サウンド)とプリセットを読み込むことができた。
「USERBNKS-V2」というファイル名になっているので、より新しいファクトリー音色集であろう。
その最初のプログラム(サウンド)を弾いて録音した。
USERBNKS-V2 "GENESIS"
その後の音もいくつか試してみて思うのだが、TSシリーズの音はなかなか独特で、際立った良さを持つと褒めてもよいかもしれない。リバーブだらけ、になっていない。はっきりしていて生々しく、それでいてどことなくあたたかさがある。
USERBNKS-V2のプログラム(サウンド)とプリセットは、パソコンに転送してSYXファイルに保管した。
ダウンロード - 20220531a_ensoniqtsd200program_preset.zip
この後、PCMサンプルを含むFDを作って読み込ませることもした。3つある音色のうち最後の一つが読み込めなかったりしたので、作り方に問題があるのかもしれない。FDから読み込んだ波形を他のFDに保存しようとしたら、それはダメ、と拒否された。
ヤマハEX5はサンプラーとしても使えるのだけれど、TS-12はそれほどのものではないようだ。SYXでパッチを送り込んで使うのがよいのかもしれない。
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