DSI Prophet '08で「Edisyn」を試す
机左側のキーボードスタンドはこれまでKORG KRONOS(2011)61を置いていたのだが、それを片付けて、DSI(Dave Smith Instruments、現Sequential)の「Prophet '08 PE(Potentiometer Edition)」を出してきた。KRONOSは起動時間が長く、それを待つのがつらい。とりあえず配置替え、である。
Prophet '08をハードケースから出そうとして、鍵盤が黄色いことに気付いた。以前はどうだったんだろうか。これほどまでには黄色くなかった気がする。日光の当たる部屋に置き、その後ケースにしまったために、変色に気付かなかったのかもしれない。美観は衰えたが、まあよしとする。陽光が感じられない部屋で長時間過ごしたいとは思わない。
Prophet '08の電源を入れて困ったのは、Programボタンを押しても音色選択ができないことであった。壊れたかと焦った。しばらくいじるうちに、フィルターのEnv Amountつまみが何らかの信号を吐いていて、それによってエディットパラメーター画面に切り替わってしまうのだということがわかった。ぐりぐりやったら落ち着いた。ほっ。
入っている音色を弾き、以前より印象が良いと感じた。Roland MX-1→Genelec 1029Aという現在の経路が、以前より良いのだろう。MX-1の内蔵エフェクトも、センドリターンのRoland SDE-330も気持ちよくかかる。鍵盤はカチャカチャとうるさいが、ベロシティの出方が上目のようで、MOTIF-RACK XSは気持ちよく鳴る。アフタータッチも壊れていないようだ。
Prophet '08はUSB MIDIを持っていないので、ローランドのUM-ONE mk2を使っている。上の写真を見ると、Prophet '08の左上隅にUM-ONEが貼り付けてあるのをわかっていただけるだろう。MIDIの入出力LEDを見れると、何かと都合がよいのでこうした。
Prophet '08についてネットサーフィンをしていて、「Edisyn」というパッチエディターを見付けた。edisyn.jarをダウンロードし、Java Runtime Environment「jre-8u333-windows-x64.exe」をインストールして動かした。Edisynの、Prophet '08設定のメイン画面は下のようなものだ。
ライブラリアンの機能もある。
最初は使い方がわからないので苦労する。ライブラリアンは、音色をダブルクリックして選択した場合、Prophet '08の音色はそれになるのだが、プログラム名表示は変わらない。対処法としては、Globalを押してProgramを押すと新しい音色名が表示される。面倒だが仕方ない。
エディター画面で値を変えても音色が変化しない、というのも悩みの種であった。これは、Prophet '08の側で設定を変更する必要があった。
Globalボタンを押して設定画面を出し、+/-ボタンで「MParam Send」「M Param Rec」を表示させ、その2つを「NRPN」にするとEdisynとのやり取りができる。
EdisynはProphet '08の他にも多くのシンセに対応しているらしい。
対応しているシンセのラインナップにとてもクセがあると思うが、自分が持っている機材がけっこうあるので、今後試してみるのもよさそうだ。
Prophet '08を弾いていると、KRONOSは発音に時間がかかっているのかもしれないなぁ、と感じる。なんか、反応が心地よい感じがする。
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