Ensoniq TS-12:外部サンプル再生設定を保存する方法があった
昨日の記事で、「以上のような経緯で、AKAI CD-ROMの音をTS-12で鳴らすことができることはわかった。ただ問題なのは、TS-12で施した調整を保存する術がないことだ」と書いたが、TS-12のマニュアルを読み返し、「SAMPLE-EDITS」というファイルで調整を保存できることがわかった。手順が面倒である。
(1)波形ディスクから外部サンプルを読み込む。
(2)通常ディスクに差し替える。
(3)通常ディスクにSAMPLE-EDITSファイルを保存する。
これで保存はできた。次は読み込みである。
(1)通常ディスクからSAMPLE-EDITSファイルを読み込む。
(2)「INSERT SAMPLED-SOUND DISK ~ AND LOAD FILE ~」という表示が出るので、波形ディスクに差し替えて、OKボタンを押す。
(3)「USE BANK BUTTONS TO SELECT LOCATION」という表示が出るので、ロード先のバンクボタンを押す。
これで、Soundsボタンを押してモードを切り替えて、先ほど指定したバンクボタンを選び、音色名の下のボタンを押せば、弾けるはずである。
波形ディスクは一切書き込みはできないので、通常ディスクに情報を保存する、ということであろう。
では、AKAIのS1100 CD-ROMから読み込んだ「BRIGHT STR 1」をもう一度。
Ensoniq TS-12 "BRIGHTSTR1B"
TS-12の側で、フィルター1のカットオフを94に絞り、エンベロープ3でアタックとリリースを長くして、「27 HALL REVERB 1」をかけた。モジュレーションホイールとアフタータッチ(プレッシャー)でわずかにビブラートがかかるようにした。パソコンに取り込んでから、低域をカット気味にして音量上げをした。
これで、波形ディスク(多分1600KB)に収まる大きさのインストゥルメントであれば、TS-12に持っていって鳴らし、調整した結果を保存できることがわかった。マルチティンバーにできるかどうかはわからないが、そこまで追求しなくてもよいだろう。
EnsoniqのCD-ROMに入っているデータは、他社のサンプラーで鳴らした場合、「これが制作者の意図した音なのだろうか?」と悩みつつオーディションする必要があった。元に近い音で聞けるという意味で、TS-12は大切な存在だ。
ただ、Outputボタンを押すとハングアップするという挙動は相変わらずだ。
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