Ensoniq TS-12でAkai CDを鳴らす
朝からまたエンソニックTS-12をいじっている。
最初にやろうと思ったのは、音色保存用のIMGファイル作成だ。Windows XP機のOmniFlopで、TS-12でフォーマットしてプログラムを1個だけ保存したフロッピー・ディスク(FD)を読み込んでIMGファイルを作った。
IMGファイルをTS-12のGoTekドライブに入れ、そこから音色を読み込めることを確かめた。フォーマットもできた。そのIMGファイルをコピーして5個ファイルを作り、WORKディレクトリに入れておいた。ただ、ここに自分で作った音色を保存するかというと、しないかもしれない。SYSXでパソコンに転送した方が管理がしやすい気がするからだ。
続いて、手持ちのTSDファイルをIMGファイル化したものをTS-12で読み込み、プログラム、プリセット、シーケンスのSYSXをパソコンに送信して保存した。SYSXを送って中身を書き換える方が楽ではないかと思うからだ。プログラムやシーケンスを時々聞きながら作業をしたが、けっこう良い音のように思った。
次に、手持ちのEFEファイルをIMGファイル化してUSBメモリーに入れ、TS-12で読み込んでみた。全部試したみたわけではないが、まあまあ読めそうである。GHKファイルをIMGファイル化したものはロードできなかった。
さらに、Awave StudioでAKAI CDを読み込んでみた。
読み込んだインストゥルメントの例が下の画面だ。
インストゥルメントを右クリックして保存する際にEFEを選べる。そのEFEファイルをIMGファイル化してUSBメモリーに入れ、TS-12で読み込んでみた。
これで一応鳴る。
BRIGHT STR1(TS-12)
「AKAI S1100 CD ROM」(その画像がある記事はこちら)の最初にある「SH1101 Synth Strings」に含まれるインストゥルメント。AKAI上でなされていた音色の調整が消滅し、サンプルがもろに鳴っている状態である。これはこれでいにしえのストリングスマシンみたいで面白いが、使いやすいとは言えそうにない。
BRIGHT STR1 with some edit(TS-12)
Envelope 3をいじってアタックを遅くし(うまくできていないけれど)、フィルター1を絞って丸くし、「27 HALL REVERB 1」をかけた。
以上のような経緯で、AKAI CD-ROMの音をTS-12で鳴らすことができることはわかった。ただ問題なのは、TS-12で施した調整を保存する術がないことだ。サンプルを読み込んでその場でエディットして使うしかない。おまけに、その状況で「Output」ボタンを押すとハングして再起動に追い込まれる。
EnsoniqのCD-ROMを少し持っているのでその音を鳴らすのにTS-12を使おうかと思ったが、良質なものの多くはTS-12の6MBのROMに移植されているような気もする。また、調整したものを保存できないのは辛い。どうしたものか。
H2
(2022/06/03追記)
調整した結果を保存する方法があった。次の記事を参照していただきたい。
« GoTek USB Floppy EmulatorをEnsoniq TS-12に装着 | トップページ | Ensoniq TS-12:外部サンプル再生設定を保存する方法があった »
「Akai」カテゴリの記事
- Ensoniq TS-12:外部サンプル再生設定を保存する方法があった(2022.06.03)
- Ensoniq TS-12でAkai CDを鳴らす(2022.06.02)
- Roland INTEGRA-7、Akai S3200XL、S6000を配線して起動(2021.05.28)
- SCSIドライブがかつてない多さ(2021.05.23)
- Akai S3200XLでRolandとE-muのCD-ROMを読む(2021.05.22)
「Ensoniq」カテゴリの記事
- Sonicware LIVEN XFMなどで「LIVEN XFMがやってきた」(2022.08.08)
- Roland TB-3とEnsoniq TS-12で「定期考査」(2022.06.28)
- Roland S-760のFDからパソコンへ音を移す(2022.06.16)
- Ensoniq TS-12の日本語マニュアル到着(2022.06.09)
- Ensoniq TS-12で自分の音を作る(m4aファイル5点、Syxファイル6点)(2022.06.04)
« GoTek USB Floppy EmulatorをEnsoniq TS-12に装着 | トップページ | Ensoniq TS-12:外部サンプル再生設定を保存する方法があった »
コメント