さよなら950ADV
KTM 950 Adventure 2005を下取りに出した。20万円。上の写真は、950ADVの形見として唯一残した、紙ばさみ。
一昨日950ADV用にバッテリーを買い、昨日バッテリーを装着して起動できるようにして、今日は突如思い立って、初めて行くバイク屋へ走っていった。お目当てのバイクを見て、950ADVを下取りしてくれるか聞いてみた。帰宅して、「20万円でどうか」という電話を受け、950ADVに乗って行って契約して置いてきた。
急展開だが、バイクのダウンサイジングをしようという考えは数年前からあった。
体重が減り、筋力も落ち、最初から持て余していた950ADVが、さらに重く大きく感じられるようになった。次は小排気量車と決めていたから、高級な大排気量車である950ADVとはなかなか離れがたかった。それでも、いつかはダウンサイジングせねば、とも思っていた。事故を起こす前に、壊れる前に、である。
今回下取り価格の提示を聞いて、売れるうちに売ろうと思った。
950ADVは素晴らしいバイクである。パーツを変えようと思わないほど、純正で良質のパーツが付いている。品質も高く、製品もしくは製造に起因すると思われるトラブルは、私は経験しなかった。乗っていて、「あー、高級車に乗ってるなー」と思う。キャブレターの大排気量車というのも、私としてはポイントが高かった。高級ででかくて、それでいて、オフロードバイクっぽいのだ、とても。
ただ、購入当初から不満を感じてきたこともあった。
重くて大きいので、倒したら一人で起こせない。一人でふらふらと走り、「この先はどうなっているんだろう?」と枝道に入っていくことができない。帰ってこれなくなりそうで心配だからだ。ブロックパターンを履いてグラベルに行ってみたかったが、その勇気は出なかった。
950ADVはタンデムにふさわしい馬力を持つ。ただ、私の場合、後ろに人を乗せて坂道発進で一度ふらついたことがあり、恐怖を感じさせてしまった。自信が持てないなら、やめておくべきだろう。
経済的には、2年に1度の車検はけっこうきつい。これまで車検が必要なバイクは、ホンダXR650RとKTM 950ADVを所有したことがあるだけだが、一度それを体験するのは良いとしても、ずっと車検を続けていくのはちょっとつらい。
というわけで、次に来るのは250ccの「ホンダXR250R」だ。
上がりのバイク、という言い方をバイク乗りは時々するのだけれど、私の場合、これで上がりってわけには、なかなかいきそうにない。
H2
« KTM 950 Adventure用にバッテリーを購入 | トップページ | 物置からメンテナンススタンドを出す »
「Honda」カテゴリの記事
- 脛(すね)当てを付けてバイクに乗る(2023.09.06)
- Honda XR250Rのエンジンを久々にかけた(2023.02.28)
- Honda XR250Rメーター修理(2022.12.22)
- ホンダXR250Rに給油(2022.11.28)
- エンジンを止めれば鳥のさえずり(2022.10.21)
「KTM」カテゴリの記事
- さよなら950ADV(2022.07.05)
- KTM 950 Adventure用にバッテリーを購入(2022.07.04)
- 五線紙ノートを持ってくるのを忘れた(2020.09.25)
- 道の駅道志に初めて停車(2019.09.21)
- KTM 950 Adventureで片道300km(2019.08.02)
« KTM 950 Adventure用にバッテリーを購入 | トップページ | 物置からメンテナンススタンドを出す »
コメント