E-mu E5000 Ultraで「E5000がやってきた」
以前、E5000 Ultraの内蔵シーケンサーを使おうとして、クリックを出すことができずに挫折した。せっかく出してきたことだし、再挑戦することにした。
先日紹介したCD-ROMにあった最初のドラムキット「Acoustic Drums」をロードして、そのスティック音をメトロノームにした。シーケンサーのトラック1でそれを演奏し、4小節のパターンを入れて、そこまでをシーケンサーのテンプレートにすべく保存した。
名前を変えて別のスロットに保存し、テンポを150bpmに上げて、トラック2に、やはり先ほどのCD-ROMの最初にあったベース「E.Bass 1 w/Mutes」を入れて弾き始めた。で、少しずつ伸ばしていったのが下の曲だ。
E5000 Comes!
指から出まかせを弾いているだけ。でも、大音響で再生すると、ドラムスとベースが楽しく遊んでいる空気が感じられる、かもしれない。E5000 Ultra内部のエフェクトは、かかっているのか、かかっていないのか、よくわからない。操作がよくわかっていないのだ。2チャンネルでFireface 800に入れ、そちらでt.c. electronic Reverb 4000の「Studio Live Room」をかけた。
まじめに使うなら、別出力で出してミキサー側(うちの場合はFireface 800側)でエフェクトをかけるのが良さそうだ。ま、うちのE5000は廉価版なので出力は2ペアしかないんだけどね。
通常のシーケンサーでは、トラック1には音色のこれをアサインして、という手順だと思うが、E5000のシーケンサーはそうなっていない。トラック1を指定し、そこにチャンネル1のMIDI信号を入れればチャンネル1の音を録音できる。
同じトラックに重ね録音する方法がわからなくて(今マニュアルを見返したらあったけどさ)、今回の継ぎ足し録音は、別トラックに新しい音を録音し、それがきっちり鳴ることを確かめた上で、そのトラックのデータをクリップボードにコピーし、元トラックにマージのペーストをし、別トラックをミュートしてペーストが成功したことを確かめて、別トラックを消す、という手順で行った。
曲のAが2小節、Bが18小節、Cが26小節、戻りのAが30小節、のように、紙にメモを取りながら作業をした。ロケートして再生を始めると、しょっぱなの音は欠ける。ふぅ。
再生ボタンとかロケートボタンとかが独立していないので、ロケートして再生を始めるような場合にボタンを何回も押さねばならない。これはちょっと辛い。アサイナブルキーを使うといいのかもしれない。ただ、テンキーがあるのは良い。
ピアニストは弾くピアノやホールに影響を受けるから、いつも同じ演奏をするわけではない。天候にだって影響を受けるかもしれない。
シンセ弾きは、シンセや音色やエフェクトやスピーカーなど、多くのものに影響される。シーケンサーにも影響される。WindowsパソコンではCakewalk、MacではLogic Proを使っているが、ハードウエアのシーケンサーも、違うノリが出て面白い。
短いとは言え、E5000 Ultraのシーケンサーで1曲打ててよかった。
H2
(2022/09/30追記)
保存したバンクをロードしたら、99%で止まってしまった。あれ?