RCAピンの連結具を使う
持っているだけでほとんど使ったことがない、RCAピンのメスコネクターを両側に持つ連結具(エクステンダーとでも言うべきか)を上の写真のように使ってみた。
写真の青い方のケーブルは、RCAピン×2ーTRSフォンのケーブルで、Roland MX-1のヘッドホン出力に挿している。黒い方のケーブルはRCAピンーミニTSのケーブルで、Roland DEMORAの入力に挿している。
MX-1からTORCIDOやDEMORAに信号を送るのに、これまではAUX SENDを使っていたのだが、AUX SENDからの出力が低く、エフェクターを十分に鳴らせない気がしていた。そこで、ヘッドホン出力からSELECTを出して、何とかならないかと試みたわけだ。
ケーブルで接点が増えるのは気持ち悪いし、ケーブルが無用に長くなるのも気持ち悪い。手持ちのパーツでTRSフォンーミニTS×2というケーブルができないかと考えたが、手持ちのミニプラグはボディが太過ぎて、DEMORAやTORCIDOの入力端子に左右2本を挿すことができない。どうしようか考えた末に、連結具を出してきた。
音はこんな感じ。
Ensoniq TS-12 "SQUARE1" thru Roland DEMORA
ディレイをかけ、WIDTHつまみを8時くらいまで上げてステレオ感を出した。フレーズは手から出まかせ。以前の接続に比べて、すっきりした感じがする。この録音はインサーション的に使ってDEMORAのDRY/WETでディレイ量を調節したが、DEMORAのDRY/WETを右に振り切ってディレイ音だけにし、MX-1のフェーダーでダイレクト音とディレイ音の音量バランスを取ることもできる。S/N的にはこちらが有利だろうし、パンを振れるメリットもある。そちらの方がまともな接続かもしれぬ。
MX-1のヘッドホン出力は、Roland FM-186に送ってモニターに使うこともあったのだが、その接続はどうもノイズが乗りやすく、やめることにした。MX-1→Fostex DS-8→Behringer V-VERB PRO→FM-186という結線もあったのだが、V-VERB PROのアナログ出力はバランスもアンバランスも接触不良を起こしているようで、雑音がよく出る。直す自信もないので、問題なく使えるデジタル出力のみを使うことにして、dbx QuantumからFM-186へアナログバランスの線を張って、そこでモニターすることにした。MX-1の出力を正面のスピーカーで聴くためには、DS-8、V-VERB、dbx Quantumの電源を入れねばならず面倒なのだが、しょうがない。
レベル合わせをしたりノイズが出るところを回避したり、何かと苦労が多い。
MX-1のAUXセンド/リターンは、入力と出力のレベルを個別に設定できるRoland SDE-330では、何とか使えるレベルになったんだけどなぁ。それを戻すか、それとも、他のものを試すべきか。うーむ。
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