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2022年12月

2022/12/30

Strymon「AA.1」を購入

20221230c_strymonaa1

Strymonの入出力モジュール「AA.1」を買った。1万3775円+送料810円。

ケースに組み込んだ様子がこちら。

20221230d_strymonaa1incase

ここでは、Nord Stage 3の出力3-4をAA.1のTRSステレオ入力に入れて、その出力を赤と黄色のケーブルでローランドTORCIDOに入れている。

ローランドのAIRA Modular3機種を購入し、エフェクトとして、またシンセとして使ってみているわけだが、悩ましいのはアナログ音声をフィードする(与える)際に、レベルがうまく合わないことであった。MX-1のAUX SENDやヘッドホン出力を与えるとレベルが足らず、ノイズが浮いてくる。Nord Stage 3の出力も低い。でも、すべての機器でうまく合わないとも言い難く、例えばArturia Microbruteのヘッドホン出力だと、まあまあ合致する。

そんなことを試行錯誤していて、これは、レベル合わせのためだけの機器を導入するしかないか、と思ったのだった。

AA.1は、外部からの入力をプラス18dBしてユーロラックの規格に合わせ、出力をマイナス18dBして他のミキサーやエフェクターが受けやすいレベルにする。それだけである。それでもけっこうな価格であるが、ここは仕方ない。

Nord Stage 3のアコピの音をTORCIDOに通して少し真空管風味を付加したり、LOW BOOSTスイッチをオンにして素人録音風にしたりしてみている。TORCIDOはデジタルのディストーションだが、真空管の味をよく研究して作ってあると思う。ドライ/ウェットのつまみがあるので、ごくわずかに味を付加できる。真空管プリアンプ使うより、こちらの方が手軽かなと思う。

H2

Roland BITRAZERをモノディレイにする

20221230a_rolandbitrazerbr4xdelay1

Roland AIRA Modularのうち、DEMORAはディレイなので良いのだが、BITRAZERとTORCIDOをディレイにできないかと考えた。カスタマイザーで追加できるモジュールにSHORT DELAYがあるが、最大ディレイタイムが80ミリ秒なので、モジュレーションに使うには十分だが、タップディレイにするには足りない。直列で4個使えば最大320ミリ秒になるのではないかと考えて、やってみたのが上の図だ。

GRF1でディレイタイムを調整する。GRF2でフィードバックを調整するために、AMPが一つ必要だ。GRF4でドライ/ウェットのバランスを取るため、CROSS FADEを使う。これで一杯である。

1イン2アウトにしているが、CROSS FADEの(INV)をRに出すと、それはそれで面白い音になる。ただその場合、ドライとウェットの比率は1対1固定で、左右にどの程度割り振るかの調整になる。ドライ/ウェットの比率を調整するとなると、CROSS FADEがもう1個必要で、そうなるとSHORT DELAYを1個減らさないといけない。

2イン2アウトにする場合も、CROSS FADEがもう1個必要になるので、SHORT DELAYを1個減らさなければいけなくなる。

上の図のパッチは、TORCIDOでもできると思う。BITRAZERモジュールを使って、下図のものも作った。

20221230b_rolandbitrazerbr4xdelaylpf1

フィードバックにGRF3でフィルターをかけられるようにした。ディレイ音がこもるように設定できる。GRF5でハイパスフィルターに切り替えること、GRF6でフィルターをバイパスすることもできる。

音を一つ。

Arturia Microbrute with BITRAZER Mono Delay

Arturia KEYSTEP 37でArturia Microbruteを手弾きした。ディレイに合わせて弾くのも、簡単ではない。とほほ。

最後に、データファイルを示す。

ダウンロード - 20221230a_br4xdelay1.bin

ダウンロード - 20221230b_br4xdelaylpf1.bin

H2

2022/12/29

Roland BitrazerにCV/Gateとビブラート用CVを入れる

20221229a_rolandbitrazeracceptscvsfromar

机左手のキーボードスタンドの2階に、AIRA Modular3台を収めたケースを載せていたのだが、よりモジュラーっぽくしたいということで、ローランドSystem-1mと、Arturia Microbruteを出してきた。

KentonのPro Solo mk2を置く場所がなくなったため、MicrobruteからCV/Gate(ノート情報)をBitrazerに送ることができるかを確かめた。上の写真で、赤いケーブルがCV、青いケーブルがGateだ。大丈夫であった。ピッチベンドがCVに反映される。USB-MIDIでMicrobruteに送った情報も通るので、キーボードスタンド1階に設置したClavia Nord Stage 3で弾くこともできた。

続いて、モジュレーションホイールでビブラートをかけられるといいよなぁ、と思って、方策を考えた。Bitrazerは4つあるツマミにCVを送れる。そこにLFOの出力を入れればよいのではないか、ということだ。上の写真の、紫のケーブルがそれである。

Bitrazerの中のシンセのプログラムは下図のようにした。

20221229b_rolandairamodular_brsynth1oscr

左上のつまみ(GRF1)は、標準ではSAMPLE RATEに接続されているのだが、それを外して、SQR OSCILLATORのFINEにつないだ。SAMPLE RATEのつまみは、画面で右に振り切った状態にした。こうしないとブツブツ言うばかりでまともな音が出ない。

ハードウエア上のGRF1を真ん中にして、その分ピッチが上がるので、SQR OSCILLATORのFINEつまみを左に回した。そして、MicrobruteのLFO出力から信号を送り込み、Bitrazerのハードウエア上のLEVELつまみを12時くらいまで上げた。このつまみで、ビブラートのかかりを調整できる。

これで、モジュレーションホイール(cc#1)でビブラートをかけられるようになった。音を下に示す。

Bitrazer Square Lead with Microbrute CVs

KORG MR-2000Sを回し、Nord Stage 3で手弾きして録音。エフェクトなし。完全モノだし、オフセットもないし、ノイズも極小。AIRA Modularの解像度の高さが感じられる、と思う。自信はないが。

Bitrazerのプログラムを下に示す。

ダウンロード - 20221229a_brsynth1oscreceivepitchcv.bin

H2

2022/12/28

Tiptop Audio「Happy Ending Kit」を購入

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Tiptop Audioのユーロラックフレーム「Happy Ending Kit」を買った。1万9000円(送料含む)。

先日買ったケースはラックマウントできるものではないので、ラックマウントをするとしたらHappy Ending Kitを選ぶのだが、今は都合のよいラックの空きスペースがないので、とりあえずは、先日買ったケースの方が都合がよい。電源のuZeus(本当はマイクロゼウス)だけを使ってみることにした。

uZeusにAIRA Modularをつないで、起動するかどうか確かめる。3製品をつないでも大丈夫な気がしたので組み込んだ。

20221228b_tiptopaudiomicrozeuswithroland

ネジを締めてuZeusのパワースイッチを入れたが、AIRA Modularが光らない。あれ?となった。

原因はやはり電力不足。uZeusにAIRA Modular×2をつないでパワーオンすると、2台は起動する。そこに新たに1台をパワーオンすると、それも起動する。しかし、3台つないでパワーオンすると、起動時に電力が足りないらしく、3台とも起動しない。uZeusの+12Vは1Aで、AIRA Modularは1台あたり最大450mAを消費するから、当然と言えば当然なのだが、一度はできるかと思ったためにがっかりした。

仕方がないので、左の1台(BITRAZER)は別のACアダプターで給電した。

Tiptop Audioの「3000mA Adapter(Boost Adapter)」を買うか、と考えたが、ひとまず保留。

AIRA Modularの電力消費は、けっこう大変なんだなぁ。

H2

2022/12/27

Behringer EURORACK GOを購入

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ベリンガーのユーロラックケース「EURORACK GO」を購入した。3万8000円。

ユーロラックのモジュールはローランドのAIRA Modular3個とSYSTEM-1mを持っているだけで、それらはケースがなくても使えるので、こんな大きなケースは必要ない。それでも買ったのは、今後モジュールを買おうかなぁ、と思っているからである。

1990年代にDoepferのA-100カスタムを使っていて、それは手放した。今との状況の違いは、ある。

A-100のケースは84hp×2で、そこに入れたのはDoepferの初期のモジュールだけだった。MIDI-CV/Gateは、ノートを受けるモジュールとコントロールチェンジを受けるモジュールが別で、これだけで相当な場所を使ってしまった。オシレーターはスタンダードとハイレゾリューションを入れて、フィルターは3種を入れて、アンプはログが1個とリニアの簡単なものが2個。EGはスタンダードとCVコントローラブルなもの。あとはミキサーとLFOとパンとパラがあったろうか。この程度で埋まってしまった。正直、84hp×2にアナログの単機能なモジュールを入れるだけでは、面白いことはあまりできなかった。

今は、KentonのPro Solo mk2などを持っているので、ユーロラックにMIDI-CV/Gateコンバーターを入れる必要はない。AIRA Modularはカスタマイズ可能なマルチファンクションモジュールだから、それが3つあれば、かなり融通が利く。昔に比べると、面白いことができる余地があると思う。

昔は、スペース制限で思うように使えなかった。今度は、できるだけスペースを用意したい。それで140hp×2のEURORACK GOを選んだ。私のキーボードスタンドの2階に置くには、これが最適だろう。

EURORACK GOは、背面にパワースイッチがあるのも嬉しい。

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オークションなどに出品されるシンセを見ていると、ユーロラックモジュールがだいぶ増えてきた。どれを欲しいということは、今のところないのだが、気になるものがあったら、拾うかもしれない。

H2

L字のmicroUSBケーブルを2セット購入

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ローランドAIRA Modularをケースに入れるにあたり、microUSB側がL字になったUSBケーブルを欲しくなったので、amazon.co.jpで購入した。

microUSBのケーブルは、これまでは何かしらに付属してくるもので済ましていた。そうしたものは短い。100円ショップで売られているケーブルも概して短い。AIRA Modularをケースに入れるとなると、ある程度の長さが欲しいなと思ったのも、今回購入に踏み切った理由の一つである。

上の写真の右側のものは、固定的に横にケーブルが出る。2m×2本。左側のものは、microUSBコネクターを180度回転させられる。右にも出せるし、左にも出せるというわけだ。こちらは2m×2本、1m×1本。

DEMORAに灰色のケーブルを挿した様子が下の写真だ。

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電源ケーブルと干渉することはなさそうで、ひと安心した。黒色のケーブルを挿した様子が下の写真だ。

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抜く際に、回る細工の部分を壊しそうで、ちょっとひやっとした。

店を回ってケーブルを探し回る、ということをしなくてよくなったのだから、時代は変わったなぁ。

H2

2022/12/26

Hikari Instruments「EURO RACK 5BUS POWER KIT」を購入

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Hikari Instrumentsの「EURO RACK用5BUS電源キット」を購入した。5800円+送料657円。

先日買ったケースには電源がなく、何らかのものがあったらいいなぁ、と思った。オークションで出ていた上記製品を落札したが、調べてみるとこの製品の最大出力は12V(ボルト)が350mA(ミリアンペア)、マイナス12Vが200mA、5Vが200mAで、我が家にあるAIRA MODULAR3製品は、12Vで動かす場合450mAを要求するので、この電源では動かないのだった。やってみたがインジケーターが点灯しない。電力が足りないらしい。

AIRA MODULARは、指定ACアダプター(5V)で動かす場合は950mAを要求し、ユーロラック電源で動かす場合は12V450mAを要求するという。高速なチップが入っているのであろう。

ということは、5Vと12Vの間の電圧なら動くのかなぁ、と思って、家にあるACアダプターをいくつかつないでみた。DC端子は比較的一般的なもののようで、思っていたよりも多くのACアダプターでインジケーターが点灯した(多分、起動した)。センターマイナスでないといけないのだが、センターを入れ替えるアダプターを使えば逆にできるようだ。

ただ、ACアダプターの中には12Vと書いてあっても20Vを超える電圧を出すものもあり、そういうのはダメっぽい。

いろいろと実験したいため、とりあえずはユーロラックの電源付きケースをもう少し買おうと決めた。近日中に2個届く予定である。器がないと中身を買って試すことができないからだ。

H2

Clavia Nord Stage 3で「三声」

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Nord Stage 3を弾いていて1曲。

Nord Stage 3には多くのプリセットプログラムがあるのだが、スプリットとかレイヤーが多くて、私にとって使いやすいものは、それほど多くない気がする。それとは別に、シンセのプリセットもあって、そちらから単体の音を選んで弾いて聴くと、こちらがけっこう面白い。「1:43 Feminine Ah Pad」を持ってきてプログラムを作り、それを弾いて書いたのが上の譜面だ。

Three Voices

「FeminineAhPad」独奏。CakewalkにMIDI録音し、cc#7(ボリューム)を、ペダルでオーバーダビングした。高校時代にエレクトーンを習いにいった私は、右足でペダルを踏んで「うわん」と押し引きするのが大変に好きで、録音でそれをしてみたいなぁ、と思っていた。ただ、やってみると、控えめにしたつもりでも音量差が大き過ぎて、録音にはあまり向かないかなという感想である。

Nord Stage 3は、好きか嫌いか今一つ判断しかねる楽器である。ピアノは屈指のできであるし、シンセもまあまあ良い。たぶんオルガンも良いのであろうと思う。一方で、このエフェクターは…、とも思う。すぐ手が伸びて設定を変えられるのはいいんだけど、リバーブの質は何とかならんものか。また、接続順が変えられないのもなぁ、と思う。

KORGのKRONOSとその先祖はもっと凝ったエフェクトを持っている。INTEGRA-7、MOTIF-RACK各種、MONTAGEのマニュアルを見直してみたが、これらもまあまあ練られている。Nord Stageよりマシではなかろうか。

今回は、外部リバーブとしてローランドMX-1のホール(Hall)をかけてみた。これは安っぽくてやめた。ヤマハSPX2000をかけたら、こちらの方がお値段が高い感じがある。最初のプリセット「REV-X LARGE HALL」でよしとした。

Claviaは、このところ元気がない気がする。ビジネスに変調を来たしているのではないかと心配している。

この会社の問題点は、私に言わせれば、「鍵盤をうまく弾ける人にフォーカスし過ぎた」ことであると思う。技巧を持つ人の数は限られている。そうした人たちだけを相手にするのでは、商売が成り立たないのではないだろうか。

H2

2022/12/24

Synthrotekの84hpケースを購入

20221224a_synthrotek84hpcase

Synthrotekの84hpのケースを購入した。1万925円(送料含む)。

ユーロラックは、以前DoepferのA-100のカスタム(自分でモジュールを選んだ)を買ったことがあって、それは手放した。ちょっと複雑なパッチを組むとケーブルが多くなり、接触不良が生じることもあったし、何しろつまみを回すのが大変だった。ただ、今考えると、A-100のケースはラックマウントタイプで、パネルを地面に垂直にして使っていたので、それが悪かったのかもしれない。

ユーロラックはもうやるまい、と思っていたのだが、ローランドのBITRAZER、DEMORA、TORCIDOを買ってしまい、ケースが欲しいかなぁ、と思うようになった。この3つはテーブルトップとして使えるのだが、軽いために、ケーブルの抜き挿しをすると動いてしまう。きれいに並べたのに、すぐ動く。これは困る。ケースがあった方がいいのかなぁ、と思った。

そこで問題なのは、上記のAIRA MODULARを私が使う場合、背面のUSBケーブルの結線が欠かせないことだ。ユーロラックのケースの多くは、背面に穴がない。

Tiptop AudioのHappy Ending KitBehringerのEURORACK RACKは、モジュールの背面がむき出しなので、これにしようかと思ったが、うちの現在の配置だとラックマウントは難しいので、テーブルにそれを置いた場合、すべりそうな気もした。また、剛性も気になる。

で、Synthrotekの84hpのケースは、穴があるからいいかも、と思ったのだった。

穴はこんな感じ。

20221224b_synthrotek84hpcasehalls

底面に2個、背面に2個の穴がある。底面はゴムが付いているが、背面はない。でも、鉄板がけっこう厚いので、ケーブルが切れることは、あまり考えなくてよいかもしれない。

AIRA MODULARを付けてみたのが下の写真だ。

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3つ付けただけで、かなり詰まった感がある。21hp×3で63hp、全体の4分の3を消費した。

縦置きした様子がこちら。

20221224d_rolandairamodurarsinsynthrotek

まあ、こう置いて使うことは多分ないだろう。よほど高いところに設置するのでない限り、つまみを回しにくいし、ケーブルを挿しにくい。

ネジが付属してこないことを危惧していたが、ユーロラックで一般的なM3ネジは3mm径のミリネジであるようで、パソコン自作用のミリネジで適合した。ただ、長さはけっこう微妙で、長いとレールにひっかかって奥まで入れられないし、短いとナットに届かない。ふぅ。

USBケーブルがケースに干渉することが問題であることもわかった。

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上の写真では黒いUSBケーブルを挿しているが、コネクターが長いため、モジュールがレールにはまらない。下の写真は、コネクターが比較的短いケーブルと、比較的長いケーブルだ。

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白い方が、コネクターが数ミリメートル短い。白いケーブルだと大丈夫で、黒いケーブルだと不可、であると思う。

あーめんどくせー、と思う。

H2

2022/12/22

Honda XR250Rメーター修理

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XR250Rのエンジンを久しぶりにかけて近所を走っている時に、スピードメーターの針が振れていないことに気付いた。速度がわからないのはまあよいとしても、オドメーター(積算距離計)がないと総走行距離がわからないし、オイル交換のタイミングなどもはかれない。燃料計がなく、トリップメーターを燃料追加の目安にしているので、トリップメーターもないと困る。

2022年12月20日(火)にバイク屋へ持ち込んで診てもらい、部品を発注してもらった。「明後日木曜日には部品入りますよ」と言われていたので、今日、電話して部品が届いていることを確認し、またバイクを持って行った。

上の写真は、新しいスピードメーターギアボックス(部品代5500円、税抜き以下同じ)と、そこから上へ伸びているスピードメーターワイヤー(部品代2000円)である。オイル(部品代2340円)交換もしてもらった。工賃4000円。計1万5224円(税込み)。

30年前のバイクだからねぇ。壊れるよねぇ。それでも、部品がすぐ届くのはすごいと思う。

店を出てコンビニに寄って撮影した写真では、オドメーターは9810km。

20221222b_hondaxr250rodometer

ただ、メーターが壊れた状態で乗った距離が、30km超くらいはあると思う。

H2

2022/12/19

また干し柿

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また柿をもらったので干した。甘柿だと思うので、干してもそんなに甘くならないだろうと思ったが、娘が生柿より干し柿の方が好きだというし、私もそうなので、とりあえず干した。

日光は弱いが、湿度が低いから、まあ干せるかも。

H2

2022/12/17

KORG Collection Polysixで「老人の語りのように」

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KORG Collection Polysixを弾いていて1曲。

変化がなく、単調で、長い。人生に、もうこれ以上ドキドキは必要ない。

Play Like Old Man's Talk

KORG Collection Polysix「FAP7 Cave Choir」の独奏。CakewalkにMIDI録音し、Lexicon PCM 91「P8 2.2 DynamicSwell」にセンドし、リターンしたものをRoland UA-S10で混ぜた。パソコンに取り込んだ後、末尾に「Verberate Basic 2」をかけた。アタックのクリックが気になるが、元々入っていたものであろうと思うことにする。

お父さん、誕生日おめでとう。

H2

2022/12/12

BLEASS Monolitをインストール

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Plugin Boutiqueで、FREE→INSTRUMENTS→Synthと進み、「BLEASS Monolit」というのを見付けた。最初に出てきた音はこんな感じだった。

BLEASS Monolit "ELECTRICITY"

手弾き無修正。デジタルでダーティでご機嫌。

その後も、いくつかのプリセットを弾いてみた。エフェクトが内蔵されておらず、別途かけてね、という感じである。Monolitはフリーのモノシンセだが、ポリシンセやエフェクターは、有償で提供されている。

プリセットがけっこうたくさんあって楽しめる。リバーブをかけて弾くとより楽しい。ただ、前回の記事で紹介した「Verberate Basic 2」と「Esmeralda」は、CPUの利用量が多いようであることに気付いた。TAL-Reverb-2とかコルグMDE-Xの方が軽い。

H2

無料のリバーブプラグインを試す

20221212a_pluginboutiquefreereverbs

思い立って、無料(フリー)のリバーブプラグインを入れてみた。Plugin Boutiqueで、無料のリバーブにリストアップされていたのが、上図の7点である。Esmeraldaは新しいようで64ビット。Verberate Basic 2は64ビットと32ビットがある。TAL-Reverb-2は最新版は64ビットだが、旧版の32ビットがある。それより後ろにある4点は32ビットであるようだ。

Esmeraldaは画面の文字がスペイン語でびびったが、英語に切り替えることができた。360度に振れるなど、独特なリバーブである。TAL-Reverb-2は、VST2とVST3でプリセット呼び出しの挙動が異なるので、試すなら両方試した方がよいだろう。

おお、と思ったのはVerberate Basic 2である。

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4つのモードの中から一つを選び、あとはミックスレベルだけという潔さ。品質がけっこう良いので「何でもいいからリバーブ」という時にはこれで十分ではないかと思う。

Roland Cloud SH-101 with Acon Digital Verberate Basic 2

SH-101の「LD the real 101」にVerberate Basic 2の「Hall」をかけて手弾きした。高音域では耳に突き刺さる感じがあるが、それもまた、この音色の味であろう。

Verberate Basicは無料で、Verberateは1万2000円くらい、Verberate Immersiveは2万5000円くらいのようだ。ふーむ。

H2

2022/12/11

KORG opsix nativeで「夜の痛み」

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KORG opsix nativeのプリセットを頭から順に弾いていって、「AmbiSines」で立ち止まり、上の譜面を書いた。その後で気付いたのだが、11月26日の記事でも、同じ音色で曲を作っている。やれやれ、と思うが、こういう、正弦波にちょっと倍音、みたいな音に弱いのであろうと思う。

私が最初に買ってもらった電子楽器は、ヤマハのエレクトーンD-30の中古であった。当時のエレクトーンには、トーンレバーというものがあり、様々な音を混ぜることができた。白はフルートやディアパソン、黄色はストリングス(ハープシコードも黄色だったかもしれない)、赤はオーボエやクラリネットなどの管楽器、緑はパーカッシブな音もしくはピアノなどのディケイ音であった。それらを混ぜて音を作るのは楽しかった。

D-30は中級機で、上下49鍵盤あった。ブリリアンスレバー、スプリングリバーブ、スローとファストを切り替えられて上下鍵盤の片方だけを接続できるロータリースピーカーがあった。鍵盤を左右に揺らしてビブラートをかける機能もあった。カセットデッキも付いていた。リズムマシンに合わせてベースを弾いたものを録音し、それをカラオケにしてピアノの練習をしたりもした。

そんなわけで、正弦波に弱いのだろう。きっと。

Evening Pain

KORG opsix nativeの「AmbiSines」を少し編集した「AmbiSinesH1」を独奏した。ただ、MIDI打ち込み時に弾いていたのは、ほとんどにおいて、最高音と最低音だけで、中間の音はオーバーダビングした。上の譜面通り弾こうとしたら、もっと練習しないといけないだろう。

音色は、オペレーター6のフィードバックを上げ、フィルターでレゾナンスを上げてカットオフを落とし、イコライザーで低域をカットした。Lexicon PCM 91の「P0 1.0 Choir Hall」をかけた。

「ソフトシンセ向けに配線を見直した」という先日の記事ではUA-S10のセンドリターンのエフェクターとしてEventide Eclipseを記しているが、昨日、Lexicon PCM 91に差し替えた。Eclipseは面白い音満載であるのだが、メインのセンドリターンで1台使うなら、我が家にある最高のリバーブを使いたいと思ったからだ。

Bから戻ったAメロでは、cc#1を上げて音を揺らした。音量が上がってしまうので、モジュレーションマトリクスを調整した。

リタルダンドは出たとこ勝負でかけて、テンポチェンジは使わなかった。

H2

2022/12/10

ハードシンセをVSTプラグインに通す

20221210b_cantabileaudioeffect

昨晩、VSTのプラグインの入力と出力にオーディオポートを指定して、そこにハードウエアシンセサイザーの音を通すという実験をし、実用になりそうな処理速度だったので感動した。

上の図は、Cantabileを使った様子だ。ローランドUA-S10のコントロールパネルで入力3-4をモニター入力にルートし、それをCantabileで「Main Microphone」にルートし、そこからコルグ「MDE-X」に音声信号を入れる。MDE-Xの音声出力を「Main Speakers」(UA-S10の出力1-2)にルートする。UA-S10の入力3-4にはDave Smith InstrumentsのProphet 12 Desktopをつないである。「Main Keyboard」(Arturia KEYSTEP 37)から「Extended Synth」(Prophet 12 Desktop)にMIDI信号をルートする。これで、Prophet 12にMDE-Xのリバーブなどをかけることができた。

Cakewalkでも同様のことができるかどうかを試した。

20221210c_cakewalkaudioeffect

MIDIトラックを用意して、KEYSTEP 37からProphet 12 DesktopへMIDIデータを送る。オーディオトラックを用意して、モニター入力をマスター出力にマップする。オーディオトラックにMDE-Xを挿入する。

これで鳴った。MIDIの録音と再生もできた。ではその音。

Prophet 12 "P1 F5 It's a Prophet!" thru MDE-X "Reverb-Hall" Dry & Wet

シンセの音とリバーブがマッチしていない…。でも、リバーブなしだと左右に完全に分かれているのが、リバーブありだとちょっとぼやけてきつさが薄まる、ということはわかってもらえるかもしれない。

1990年代半ばに、シーケンサーソフトは音声処理機能を備えるようになり、DAW(Digital Audio Workstation)に変わろうとしていた。Cakewalk Pro Audioを使っていた私ではあったが、当時のWindows環境ではASIOがまだ一般化しておらず、音声処理機能を「使えねー」と思っていたように記憶している。

その印象が強かったので、今回、けっこう使えそうなことがわかって驚いた。時代に付いていけてない。

パソコンの中でオーディオの引き回しがいろいろできそうだ、ということはわかったが、やればやるほど、変な音になっていく可能性もある。控え目に使っていくのがよいかもしれない。

H2

ソフトシンセ向けに配線を見直した

20221210a_rolandua10connections_20221210085101

このところ、メインのWindows機でソフトシンセを、楽に、できればエフェクトをかけて鳴らしたいと考えている。ソフトシンセが持つエフェクターは、良いものもあれば、さほどでもないものもある。プラグインのエフェクターをかける手もあるのだが、プラグインを多く買っているわけではないので、そんなに手持ちがない。

UA-S10は以前はパソコンで5.1チャンネル再生ができるように配線していたのだが、2チャンネルのみでいいことにして、ソフトシンセ向けに配線を変えた。昨日行った配線を上の図に示す。

UA-S10は、2チャンネルモードにした場合は、普通に音楽の再生ができる。Out1-2をモニターコントローラー的に使っているFM-186に入れて、そこからパワードスピーカーだ。上の図には書いていないが、Out5-6→Roland SRA-50→Avantone MixCube Passiveという接続でも聴ける。

6チャンネルモードにすると、UA-S10は、4入力6出力になる。それでソフトシンセを鳴らす場合に、Out5-6でEventide Eclipseに送ってIn1-2で戻し、エフェクターをかけられるようにした。Eclipseは48kHz駆動にして、すべてのプログラムを利用可能にした。

Eclipseのデジタル入力にINTEGRA-7をつないで、UA-S10のソフトシンセとINTEGRA-7の音を混ぜられるようにした。INTEGRA-7の内蔵エフェクターは、すごく良いものだとは言い難いので、Eclipseで違った味付けができるかもという期待もある。INTEGRA-7をソフトシンセの出力先にするという手もあるが、VCV Rackを除くと、あまりしないかな、と思う。

In3-4には、Prophet 12 Desktopをつないだ。In3-4はマイク入力なのでダイレクトボックスが必要で、Behringer ULTRA-DI DI20を使っている。Prophet 12はUA-S10のIn1-2につないだ時の方が良い音がすると思うが、ここはまあ致し方ない。これで、ソフトシンセとProphet 12の混合もできる。

ソフトシンセをMX-1に出すこともできる。こちらでは、アナログのAUXセンドリターンにSPX2000を入れた。以前はLexicon PCM 91だったのだが、やっぱり、リモコン操作ができる方が良いだろうということになった。MX-1のMFXを使うこともできる。MX-1には、Roland SYSTEM-8とClavia Nord Stage 3を接続しているので、それらをソフトシンセに混ぜることも可能。MX-1からFM-186への直接接続も用意した。

ソフトシンセの実験から曲想を得て、曲に持っていければよいなぁ、と思っている。

H2

2022/12/08

Topten Software「Cantabile」をインストール

20221208a_cantabileinsertplugininstrumen

Topten SoftwareのVSTホスト「Cantabile」をインストールした。こちらで「SetupCantabile-4056.exe」をダウンロードしてインストールし、無料の「Lite」で使ってみている。

VSTインストゥルメントを弾くのに、これまでは、ちょっと弾くならSAVIHostを使っていたのだが、ローランドのプラグインでうまく動かないものがあるし、MIDIキーボードと出力先の設定変更の手間が煩雑であることも気になっていた。Cakewalkで弾くのも、どうも手間が多く、気軽さに欠ける。それでCantabileはどうかと思ったわけだ。

64ビット版と32ビット版があるのは嬉しい。32ビットのみのVSTもあるし、それらはできれば32ビットホストで弾きたいからだ。

上の画面は、挿入するVSTインストゥルメントを選ぶ画面だ。VST2またはVST3の表示が嬉しい。挿入すると下の画面になる。

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よく見ると、「Main Keyboard」から「ZENOLOGY 1」へ赤い矢印が、「ZENOLOGY 1」から「Main Speakers」へ緑色の矢印が張られているのをわかっていただけるだろう。この状態で、弾けば音が出る。

「ZENOLOGY 1」をダブルクリックするとZENOLOGYの画面が現れる。

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タイトルバーの下の1行はCantabileのもので、スナップショットを使ったり、音量を調整したりといった機能がある。気が利いている。

音を一つ。

Roland ZENOLOGY "SL-JP8 1"

プリセットC「Synth Legend」の最初の音「SL-JP8 1」をArturia KEYSTEP 37で手弾きした。最初にテンポがふらついたし、最後はアフタータッチとcc#1でウニウニ言わせようとしたら長くなってしまった。この音色を最初に弾いたのは、INTEGRA-7の追加データ「Synth Legends」であった。すごいな、大したもんだ、と思った。

ローランドとコルグはソフトシンセを積極的に展開している。ローランドの場合、ハードウエアとソフトウエアのどちらでもほぼ同じ音が出せるから、それだとハードウエアを買う意味はどの程度あるのだろうか、という意見もある。それもわかる。

先日、SYSTEM-8を出してきた時に、JUPITER-4のソフトシンセと、それをSYSTEM-8にプラグアウトしたものを弾き比べた。音はほぼ同じで、録音したものを聞いたら、ハードかソフトかを言い当てることはできないだろうと思う。でも、弾いた時の感触は、ハードの方が少しいいんだよね。なぜいいのかは、よくわからないけれど。ほんの少し立ち上がりが早いのかもしれない。

UA-S10のバッファーは現在256サンプルなんだけど、これをさらに減らすのも怖いよなぁ。

H2

2022/12/07

Bandlab CakewalkでUWPを選んでみる

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DAW(Digital Audio Workstation)ソフト「Cakewalk」のMIDIのドライバーモードは「UWP(Universal Windows Platform)」と「MME(MultiMedia Extension)」の二つから一つを選ぶ。MMEは1990年代のWindows 3.0でマルチメディア化が叫ばれていたころからのインタフェースで、UWPはWindows 8で新アプリケーション規格が出たころからのものだ。

MIDIデバイスのドライバーソフトは、MMEのみ対応のものと、MMEおよびUWP両対応のものがある。ヤマハのUSB-MIDIは今でもUWPに対応していなくて(Steinbergは対応しているかもしれない)、それをCakewalkで使いたい場合はMMEを選ぶしかない。コルグのMIDIも未対応だと思う。でも、今はヤマハとコルグの音源はつないでいないので、もしかしたら、UWPを実際に使うことができるかも、と切り替えてみた。

現在メイン機につないでいるMIDIデバイスは、Arturia KEYSTEP 37、DSI Prophet 12 Desktop、RolandのMX-1とINTEGRA-7、Nord Stage 3である。それらはみな、UWPのデバイスにリストアップされた。

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ただ、順番はめちゃくちゃですな。やれやれ。

UWPで使ってみて、いい具合だと嬉しいなあ。

H2

DSI Prophet 12 Desktopなどで「苺の練り歯磨き」

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先日、Dave Smith Instruments(DSI)のProphet 12 DesktopをヤマハSPX2000に直結したのだが、どうもこの音が気に入らず、あれこれと配線を考えていた。SPX2000がダメというわけじゃなくて、相性が悪いんだと思う。そういうことがあるんだ、というのが、少しずつわかってきたような気がする。

で、現在の接続は、Prophet 12→Eventide Eclipse→ローランドUA-S10→dbx Quantum→KORG MR-2000Sである。EclipseのポイントでMX-1またはINTEGRA-7とミックスでき、そこからdbx Quantumへデジタル送りすることも可能である。ただ、そこでミックスするとなると、Eclipseのエフェクトを好きにかけるということはできなくなる。

今回は、UA-S10のところでソフトシンセ(KORG Collection ELECTRIBE-R)を混ぜた。Eclipseのところでは音を混ぜていないので、Eclipseのリバーブを、Prophet 12にかけたいだけかけられた。まあ、そんなに深くかけはしなかったが。

Strawberry Toothpaste

KORG Collection ELECTRIBE-Rのプリセット「A02 Tooth Brush」をかけてProphet 12のプリセット「P6 F5 Wurly Trem ModWheel」を弾きながら上の譜面を書いた。鍵盤弾きらしい作りだと思う。Cakewalkに上のフレーズをMIDI録音し、ベースも何か付けたいと思った。別の音色を用意しないで、同じ音色の低音部を弾いたらそれで十分に思えたので、その部分をオーバーダビングしていった。

Bの長さが2小節長いのでELECTRIBE-Rのパターンがずれるが、それは気にしないことにした。最後のところでは、曲が終わるとELECTRIBE-Rも止まる、という方法でいけるかと思ったが、どうも半拍ほど残ってしまうようで、気持ち悪いので、使っているパターンをコピーしてその中身をクリアし、ノート情報でそちらに切り替えてパターンを止め、ノート情報で最後の1音をトリガーした。

cc#1によるトレモロはArturia KEYSTEP 37のつまみでオーバーダビングした。カットオフのNRPN(ccに切り替えることはしなかった)はProphet 12のつまみでオーバーダビングした。

シンバル類の音がブチっと切れるものだったため、パソコンに取り込んでから、末尾にのみ不自然なリバーブをかけた。こういう爆発音的な終わり方を、実は好きだったりする。

H2

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