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2023年1月

2023/01/31

モバイルに慣れつつある

20230131a_mobileset

また自宅から離れている。MacBookを中心としたモバイルセットの荷造りも徐々に慣れてきた。

これまではWindows Phoneに入れたSIMでネット接続をしていたのだが、そちらを1月いっぱいで解約したので、今回は持ってこなかった。ソフトバンク契約のスマホでテザリングをすることにした。月額かと思ったら、もしかしたら日割りかもしれないので、出たり入ったりするかもしれない。

KORG nanoKEY2、学研NSX-39 Pocket Mikuの組み合わせでけっこう楽しめる。昨日はソフトシンセもいくつか試していて、それはそれで楽しいのだが、なんとなくNSX-39を弾いている。

発音遅れが少ないことがいいのかもしれない。でも、ソフトシンセだってそんなに遅れているかどうかはわからない。ヘッドホンは今回もAKG K121 STUDIOを運んできたが、長時間装着しているとやはり不快で、NSX-39の小さなスピーカーを使っている。

General MIDI(GM)音源は昔々のものではあるが、懐かしく、心地よい。

H2

2023/01/25

2009年購入のノート型パソコンにCakewalk導入

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2009年に購入したDellのノート型パソコン「Studio1555」は、購入当初はWindows Vistaであったのだが、7、8、8.1、10と更新を繰り返し、まだ稼働している。時々Windows UpdateをするたびにCPU能力の不足を感じてきたのだが、音楽制作に使えるかどうか、試してみようと考えた。

まずインストールしたのはBandlab Cakewalk。続いてKORGのUSB-MIDIドライバーを入れてnanoKEY2を接続し、KORG KONTROL Editorが動くことを確かめた。Gakken NSX-39ポケット・ミクを接続して、Pocket MIDIをインストールし、nanoKEY2でNSX-39が弾けることを確かめた。CakewalkでMIDI録音ができた。MIDIメトロノームもちゃんと動く。

次はIEEE1394接続のオーディオインタフェース「Roland FA-66」を試した。背面のスイッチで96kHzを選択して接続し、音声が出ることを確かめた。Cakewalkに付属する「SI-Electric Piano」でMIDI録音ができることを確かめた。発音の遅れは気になるほどではない。非力なCPUであるが、ソフトシンセが全く動かないということはないようだ。

調子に乗って、Cantabile、foobar2000、昔購入したSound Forge 4.5も入れた。

20230125b_musicapps

ソフトシンセも入れようかと思ったが、非力なCPU(Core 2 Duo)であるから、あまり期待してもいかんかな、ということで、ソフトシンセを入れるのはやめた。ハードシンセを用意することを考えた方がよかろう。

H2

2023/01/22

Arturia KEYSTEP 37とKORG nanoKEY StudioのつまみのCC設定をする

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Arturia KEYSTEP 37とKORG nanoKEY StudioのつまみのCC(コントロールチェンジ)の設定を上の表のようにした。これまでも、1、2、7、11は定番だったのだが、それ以外も設定してみた。

上の表で青く塗られた枠は、Gakken NSX-39ポケット・ミクのチャンネル2のアコースティックピアノが反応したCCだ。NSX-39のようなGM系の音源はコントロールチェンジの割り当て変更ができないことが多いので、それを優先しようと思った。

cc#2は、コルグのジョイスティックーY(マイナスワイ)に割り当てられており、M1のソフト音源などを弾く際に有効だ。cc#75は、音源によっては受けるかもしれない。cc#4を入れたのは、それをマップして、ADSRにできる場合があるかもしれないと考えたからだ。Roland ZENBEATSに入っている音源で、そういうものがあった(ただしWindows版で確認しただけ)。

久々にNSX-39を弾いて、GM音源なつかしー、となっている私であった。

H2

Roland ZENBEATSで「電話の上で」

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MacBook中心のモバイル音楽セットに加えて、FCNTのスマートフォン「arrows We」を中心とした音楽セットも用意したいと考えた。ノート型パソコンは便利なのだが、けっこうな重さで、バイクで運ぶのはしんどいと思うこともあるからだ。バイクの荷台に付けると、転倒した際にノート型パソコンのディスプレイが割れるのではないかと心配だ。背中に背負うと重いし、雨で濡れて壊れるのではないかという懸念もある。

手持ちの機材のどれと組み合わせればよいかを考えて、KORG nanoKEY Studioとロジクールのマウスでどうか、ということになった。arrows WeにあるUSB端子は1個だけで、それを充電にも使うので、Bluetoothで接続できるものが都合がよいからだ。

最初に「蛙の歌」を打ち込んでみたところ、鍵盤を叩いてから発音するまでの時間が長いことが気になった。写真左上のGakken NSX-39ポケット・ミクをつないでみたら、そちらの方がマシな気がした。ただ、ZENBEATSのメニューで「オプション」→「オーディオ」と進んだ画面にある「バッファー・サイズ」を384サンプル→192サンプルに減らしたところ、まあこれなら使えるかな、という感じになった。

Android版ZENBEATSの画面は下の図のようなものだ。

20230122a_rolandzenbeatsandroid

使い方がよくわからないので右往左往したが、時間をかけてあーだこーだやれば、少しずつは慣れるようだ。上の図では、シンセもドラムスも、リニアにずるずると打ち込んだ。パターンを使う必要はないんだ、というのは、私としては発見だった。

保存時に「曲に名前をつけて保存」を選ぶのだが、その際にATOKの画面が出てきて、曲名の入力が1文字ずつしかできなかったり、「上書き保存」ボタンがあるのが見えなかったりして困惑した。まあ、文句を言っても仕方がない。

保存したファイルがAndroidのどこにあるかわからない、というのも困った。内部から掘り出すのをあきらめて、Google DriveまたはMicrosoft OneDriveを経由するようにしたら、パソコンへ持っていくことができた。音声ファイルへのエクスポートは、曲の途中までしかできなかったりした。

曲のファイルをWindowsパソコン上のZENBEATSで開き、当初はRoland UA-S10で再生してアナログ回しで録音しようとしたのだが、雑音が乗って耳障りだったため、Roland MX-1を経由してデジタル回しにした。

On The Phone

Roland ZENBEATSでZC1の「D50 Fantasy」という音色を弾いてMIDI録音し、そこにあったドラムスで伴奏を付けた。シンセにはディレイ、ドラムスにはリバーブをかけてすき間を減らした。

この程度の打ち込みであれば、小さなスマホ画面でできることがわかった。マウスは、あった方がよいと思う。小さな画面を指で隠すと、なおのこと操作が難しくなるからだ。

Windows 3.1の英語版でCakewalk Professional 3.0を使っていたころと、同じと言えば同じだし、違うと言えば違う。

H2

2023/01/21

Gakken NSX-39 "Pocket Miku"で「12年」

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旅先で時間を見付けて、下の譜面を書いた。

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KORG nanoKEY2でNSX-39を弾いて書いた譜面だ。2オクターブの鍵盤でサスティンペダルなし。もういいや、この制約で何か書くじゃん、ということで書いた。旅先でLogicにMIDI録音をし、一応最後まで再生できるようにはした。

旅先から戻り、オーディオに録音しようということになった。NSX-39をそのまま使うか、音源を別のものに差し替えるか、音源を変えると演奏も変わるから、譜面だけを生かして弾き直すか、などと布団の中で考えた。

結局、NSX-39のUSB端子をMacにつなぎ、オーディオ出力をWindows機のRoland UA-S10につなぎ、そこからEventide Eclipse→dbx Quantum→KORG MR-2000Sという経路で録音した。Eclipseでは「OpenVerb」というちょっと不思議なリバーブをかけて前面に出てくるのを少しやわらげた。

NSX-39にコントロールチェンジを送って、カットオフ(ブライトネス)を少し下げ、コーラスを少しかけ、リリースを少し長くした。nanoKEY2で演奏したせいでベロシティがところどころ飛び出ていたので、それを修正した。小節をずらしたり、テンポチェンジを入れたりして空きを作った。最後の音は長くした。

まあ、そんなこんなで作ったのが下の音だ。

12 Years

NSX-39のプログラムチェンジ1番「Acoustic Piano」独奏。音域は2オクターブ以内で、サスティンペダルは使わなかった。ミニマムな作りである、と思う。

ゲートをかけてノイズが目立つのを防いだが、音を伸ばすところではノイズが浮いてきているのがよくわかる。フェライトコアが入ったUSBケーブルを使えば少しは減るのだろうか。microBタイプでフェライトコアが入ったUSBケーブルは1本しかなく、それをUA-S10で使っているので、今回NSX-39にそれを使うことはできなかった。

NSX-39は、厳密なGeneral MIDI(GM)音源ではないけれども、チャンネル1以外を使えば、まあまあGMである。小さくて軽いという点では、稀有な存在であると思う。圧電スピーカー(たぶん)で聴く音も悪くない。今回の曲を再生すしたら昔のAMラジオみたいだった。

私が最後に弾くハードシンセは、もしかしたらこれかもしれない。

私は、小学校、中学校、高校の12年間を静岡県浜松市で過ごした。浜松市を散歩すると、そのころの、夢多かった日々が思い返される。

H2

2023/01/20

TRS、XLRのケーブルをまとめ買い

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TRSとXLRのケーブルをまとめ買いした。5000円+送料1460円。

内訳は、TRS-TRSの1mが10本、XLRメス-TRSが2本、XLRオス-TRSが1本、XLRオス-XLRメスが2本。

TRS-TRSは、このところシンセのバランス化が進んで必要とすることが多くなってきたのだが、手持ちのものは、長いか短いかどちらかで、1mというのが、ほどよい長さかと思う。

XLRメス-TRSはRoland INTEGRA-7からFM-186の結線に使った。これまでは、XLRオス-XLRメスのケーブルと、変換ケーブルを使っていた。接点を少し減らせた。

TRSとXLRは、コネクターだけでも安くないもんなぁ。安いの買うと接点不良起こしたり、はまらなかったりするし。

楽じゃないっすよね。

H2

2023/01/19

Apple Logic Proでポケット・ミクNSX-39をメトロノームにする

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Mac上のLogicでNSX-39を使うにあたり、メトロノームをオーディオからMIDIに切り替えたいと考えた。プロジェクトの設定の「メトロノーム」を上図のようにしたらできた。ポート指定を忘れないように注意。

チャンネル10がドラムなので、そこを使うのがよかろう。他のチャンネルをドラムに使う設定は、私にとって簡単ではない。ノートは初期設定では上図のように「C#1」になっていて、これはリムショットの音だ。これでも問題はないが、リムショットを楽音として使う場合などは別のノートにした方が良いだろう。より低いノート番号にも、使えそうな音がたくさんあった。

メトロノームにリバーブがかかって気持ち悪い、という場合は、Logicでそのポートとチャンネルを操作するトラックを作り、「Rev」つまみを左に振り切らせれば良さそうだ。

29239119c_logicmidireverb

上図のつまみで、リバーブとコーラスは思った通りに変えられた。ただ、パンは左右が逆だった。なぜだろう?

NSX-39がどんなMIDIメッセージを受けるのか調べていて見付けたのが「YMW820(NSX-1) MIDI仕様書 ANMW820A-001-10-j.pdf」だ。下のリンクで入手できる。

https://archive.org/details/20200905_20200905_2340/YMW820%28NSX-1%29%20MIDI%E4%BB%95%E6%A7%98%E6%9B%B8%20ANMW820A-001-10-j/

リバーブセンドはcc#91、コーラスセンドはcc#93で、cc#94にはバリエーションセンドがあるようだ。試したところ、短いディレイが入っているようだった。この設定を変えると楽しそうだが、面倒ではある。

H2

旅先セット再び

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また旅先へやってきた。慌てて鞄にMacBookその他を詰め込んでやってきたため、ケーブルが微妙に足りなかったりする。やれやれ。

今回の工夫の一つは、ちょっとかさばるAKGのヘッドホンを持ってきたことだ。安いイヤホンよりいいかもしれない。また今回は、「ポケットミクNSX-39」を持ってきた。軽いからいいかな、と思ったのだった。

ポケミクは小さなスピーカーを内蔵しているので、そこで聞くのも楽しい。ただ、ヘッドホンで使うとなると、メトロノームをMIDIに切り替えるべきかもしれない。まあ、時間があれば、何かと試してみたい。

H2

2023/01/17

monome norns ”FM7”で「nornsがやってくる」

20230117a_monomenornsshield

monome norns scriptを使ってみている。MIDI対応のスクリプト「FM7」をインストールし、USB端子に接続したArturia KEYSTEP 37とRoland UM-ONE mk2で弾くことができた。パソコンにRoland UM-2Gをつなぎ、nornsにUM-ONE mk2をつなぎ、UM-ONE mk2のMIDI端子をUM-2Gに挿した。これで、双方向のMIDI通信が可能になり、パソコン上のシーケンサーでnornsを弾ける。

FM7のメイン画面は下図のようなものだ。

20230117b_fm2main

左側のマトリクスは、6個あるFMオペレーターの相互変調ではないか、と思う。この初期状態だと相互変調がなくてサイン波っぽい。K2(SW2)を押すと左側のマトリクスに適当な変調が入る。

20230117c_fm7sw2pushed

それによって音が変わる。K2を押し続けるだけでいろいろな音を弾ける。EDITメニューではより多くのパラメーターを変えられるが、それについては研究不足。

とりあえず、初期状態の音を弾いて1曲。

norns comes!

nornsのスクリプトFM7の初期トーン独奏。うまい人なら同じものを両手で弾けるかもしれないけれど、私の場合は、まず分散和音をCakewalkにMIDI入力し、高域のロングトーンをオーバーダビングした。音は、nornsの内蔵リバーブを少し深くしただけで、FM7そのもののエディットはしなかった。外部でリバーブ等はかけなかった。dbx QuantumとOzone 9でイコライジングとレベル上げはした。

nornsの出力はちょっとノイジーで、dbx Quantumでゲートをかけた。歪みっぽく感じる部分もあるが、D/Aの質のせいかどうかはわからない。

あるシンセの音というのは、そのシンセのエフェクトの音である、ということが時々ある。nornsはスクリプトによって別のシンセになるが、リバーブはnornsが持っているものをスクリプトがそのまま使う場合が多いようで、nornsの特徴的な音というのは、nornsのリバーブの音と言えるような気もする。

nornsのリバーブは決して高級でもリアルでもないと思うが、高級でリアルなリバーブがいつも良いかというとそんなことはない。

私が最初に手に入れた(親に買ってもらった)電子楽器はヤマハのエレクトーンD-30で、今回のnornsの音は、D-30のフルートとスプリングリバーブを思い出させる。

こういう音が好きなわけですよ。

H2

2023/01/16

monome nornsの画面キャプチャーを取得する

20230116e_commandtomakescreenshot

monome nornsのドキュメントを読んでいたら、「taking a screenshot(スクリーンショットを取得する方法)」という節があった(こちら)。

(1)パソコンのWebブラウザでmonome nornsのIPアドレスにアクセスしてmaidenを開く。

(2)maidenの最下行の「matron」というタブの下のプロンプト(>>)に、_norns.screen_export_pngコマンドを入力して実行する。上図のように実行すると、/home/we/dustディレクトリに画像ファイルが保存されるはず。

(3)Windowsパソコンの場合、エクスプローラーに「¥¥norns.local」と入力すると、dustフォルダーを開けるはず。

20230116f_smbnornslocal

(4)dustフォルダーを開く。ユーザー名とパスワードを求められた場合は、「we」と「sleep」。これで画像ファイルが見つかるはず。

20230116g_smbdust

あとはファイルをパソコンにコピーしてくればよい。と言いたいところだが、このPNGファイルは背景が透明になっており、そのままでは見づらい。また、大きさも小さいので、拡大した方が読みやすい。

適当な背景色(黒または白は不適)で画像を新規作成し、PNGファイルの文字をコピーして貼り付け、大きさを調整するとこんな風になる。

20230116h_monomenornsmain

これはHOME画面のキャプチャーだ。nornsのシステムバージョンが「221214」であること、現在選択されているスクリプトが「FM7」であることなどが表示されている。

ドキュメントは、読んでみるものであるなぁ。

H2

monome norns shieldを購入

20230116b_monomenornsshield

monome norns shieldを買った。4万1500円+送料657円。ビルダーさんから買った新品、であると思う。4万円かー、お金がー、とは思ったが、後で欲しくなった時に入手できなくて後悔する、というのを過去にやったことがあるので(moogのディレイだ…)、普通の価格で手に入る時に買うことにした。製造終了後に入手難になって急騰する、という例もこのごろは多く目にするし。

monome nornsは、音楽用コンピューターである。小型コンピューター「Raspberry Pi」にハードウエアを追加してmonome nornsのソフトウエアを動かせるようにしたものがmonome norns shieldだ。たいへん難しそうで、私が使いこなせるような気はしないのだが、それでも、興味があって買ってしまった。

無線LANに接続しようとしたが、うまくいかず、有線LANで接続して更新をした。それから無線LANに接続を試みたらつながった。最初の操作が適切でなかった可能性もあるから、更新が成功の原因とは言い切れない。

LAN接続をし、そのIPアドレスをパソコンのWebブラウザーで開くと接続できる。下の図は、左のアイコンの上から3番目にある「ライブラリー(たぶん)」を選び、「installed」タブを見た様子だ。「awake」「firstlight」が入っている。これらは「スクリプト(script)」と呼ばれる。

20230116c_monomenornsshieldmaidenlibrary

「available」タブには、コミュニティが作成したスクリプトが並んでいる。

20230116d_monomenornsshieldmaidenlibrary

少しずつ試していきたいと思う。

最初から入っている「awake」を鳴らしてみたのが下の録音だ。

monome norns shield "awake" My 1st Play

最初にカットオフを落としてあまり聞こえないようにして、レコーダーを回してカットオフを上げて始めた。Option-divを1から4へ上げ、ループを伸ばしたり小さくしたり、などの操作をした。何をしたかよく覚えていない。最後はカットオフを下げておしまい。これを演奏と呼ぶかと問われると困る。操作がよくわからないので、迷っているうちに時間が過ぎた。

H2

Bastl Instruments GrandpaとArturia Minibrute 2で「祖父到来」

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パソコンの中にあったループをBastl Instruments Grandpaに入れて、それを再生して1曲。

Grandpa Comes!

パソコンの中からループを選び、それをGrandpa用に22.05kHz、16ビット、モノラルにした。バスドラムから始まる2小節のループである。スネアが頭に来るように切ったものも用意した。その2つをGrandpaの1と2に入れ、MIDIゲートでトリガーした。クラッシュを少し加えた。Grandpaの出力が小さい感じがしたので、EricaのPico Inputで少し上げた。もっと上げてもよかったかも。

Arturia Minibrute 2でベースを添え、Grandpaの出力にはRoland MX-1のMFXホールをかけ、Minibrute 2の出力はRoland DEMORAでディレイを加えた。MX-1のフィルターの動きはCakewalkにMIDI録音した。

KORG MR-2000Sに録音する時にFM-186のつまみの位置を見て懸念していたのだが、パソコンに取り込んでから、ピークの出過ぎで音量が小さいことがわかった。もっと前の段階でびしばし潰すべきだった。

Grandpaを使ってわかったことの一つは、2つのサンプルを交互にトリガーしている状況だと、クラッシュなどをつまみまたは電圧で制御するのは難しいということだ。どちらのサンプルの制御をするかが、シーケンスに左右されてしまうからだ。クラッシュはごくわずかにしておかないと音が出なくなる。

H2

Roland AIRA Modularから2個のゲートを出す

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Bastl Instruments Grandpaを購入するにあたり、2つのゲート信号をどのように得ればよいのか、ということを考えた。キーボードの下の方を叩いた場合にゲート1を出し、上の方を叩いた場合にゲート2を出すことができれば、私としては都合がよい。

で、組んだのが上図のパッチだ。最初はBITRAZERで組んで、Arturia Minibrute 2とRoland SYSTEM-1mで動くことを確認した。今回は、TORCIDOで組み、Grandpaで確認した。これまで私がAIRA Modularで組んだパッチの中では、会心の出来である。

MIDI NOTE TO CV/GATEのCVをADSR(EG)につなぎ、低い鍵盤をたたいた場合はEGが開かず、高い鍵盤をたたいた場合はEGが開くようにする。MIDI NOTE TO CV/GATEのOCTAVEつまみを使ってスプリットポイントを決める。上図の設定で、中央C(C3?)以上を叩いた場合は上、B2以下を叩いた場合は下になる。

叩いた鍵盤が低い場合はEGは開かないので、CV OUTから電圧は出ない(だろう、仮想的なものだが)。AMP1は開いているので、ゲートを通し、それが出力1から出る。叩いた鍵盤が高いとEGが開き、CV OUT(INV)からマイナスの電圧が出てAMP1が閉じる。一方で、CV OUTからはプラスの電圧が出てAMP2を開き、ゲートが出力2に出る。

AIRA Modular、大したもんだ。

H2

2023/01/15

Bastl Instruments「Grandpa & Spa」を購入

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Bastl Instrumentsのプレイバック・サンプラー「Grandpa」と、その拡張キット「Spa」を買った。1万9000円+送料680円。

GrandpaはmicroSDカードのスロットを持ち、そこに保存されたWAVファイル(22.05kHz、16ビット、モノラル)を再生するプレイバック・サンプラーである。モノフォニックで、トリガーボタンを押すと選択したファイルを再生する。トリガーボタンは2個あり、片方の再生を始めるともう一方は止まる。

音を一つ。

Grandpa Playback Trial 1

テスト用のファイルを用意して、3回トリガーボタンを押した。離せば止まり、押せば先頭から再生を始める。1回目と2回目は、再生開始時に雑音が出た。3回目に出なかったのが謎だ。その後はrateつまみを上げてから下げた。rateつまみは15時過ぎくらいがノーマルで、ノーマルになった場合はLEDの小数点が点灯する。rateつまみを回すだけでこれかよ、という楽しさがある。

SDカードの中身を入れ替えた場合には、UPとDOWNを2秒ほど押し続けてリセットする。音が意図しないものになってしまった場合にも、リセットすると何とかなる感じである。

Grandpaの出力は、MX-1に直接つないでマッチする感じだった。

とりあえず84hpのラックが埋まったので、ユーロラックモジュールに手を出すのは、しばらくは我慢したい。

H2

Erica Synths「Pico Input」を購入

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Erica Synthsの「Pico Input」を買った。8750円(送料含む)。オークションで予想していたよりも値上がりしてしまい、入札方法が良くなかったと反省している。でもまあ、一つはあってもよいかなと思う。

届いたのでラックに組み込んで電源ケーブルを接続し、Clavia Nord Stage 3の出力3-4を入れて動作を確かめた。Roland DEMORAに直接入れると、鳴らないわけではないがレベルが足りなくてふぬけた音になる。Pico Inputを通せばまともな音になる。レベル合わせるのって重要なんだなぁ、と思う。

昔、Doepfer A-100のカスタムで音を作っていたころは、苦労の割には大した音は出ないなーと思っていた。今思えば当然で、ありきたりなモジュールを並べてありきたりな結線をしているのでは、コンボタイプのシンセとそんなに変わらないのだった。

今モジュラーが面白いのは、妙ちくりんなモジュールがたくさん売られているからで、妙ちくりんなモジュールを持ってくれば、不思議な音が出る。ローランドのBITRAZER、DEMORA、TORCIDOは、不思議ちゃんである。外部信号をそれらに通すには、Pico Inputなどのレベル合わせモジュールが必要だ。

現在使っている84hpケースで、4hp×2+21hp×3+3hp=74hpを既に消費している。次に届く物は5hp×2なので、それでぴったりになるはずだが、そううまくいくだろうか?

H2

2023/01/14

Roland AIRA ModularをMIDI-CV/Gateコンバーターに

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ローランドのAIRA Modularの一つであるBITRAZERを、MIDI-CV/Gateコンバーターにできるのではないかと考え、やってみた。上図のように、「MIDI NOTE TO CV/GATE」を置き、その出力を出すだけで動く。試していないが、DEMORAやTORCIDOなどでも同じように動くだろう。

ただし、これを動かすためには、パソコンからBITRAZERへMIDI情報を送れる接続が必要だ。Windows 10なら、パソコンにBITRAZERをUSB接続すればドライバーソフトが入るから、できるのではないだろうか。私が今使っているパソコンはWindows 11なので、AIRA Modularを直接接続してもドライバーソフトは入らない(以前試した限りではそうだった)。

私が今BITRAZERへMIDI情報を送れるのは、間にローランドMX-1を入れているからだ。MX-1が今後も動くことを祈る。

上図のパッチはモジュールが1個だけだが、さらに増やすと、ディレイビブラートをかけられる。それが下図だ。

20230114c_rolandbitrazercvgatedelayvibra

こちらでは、CVを一度MIXERに入れて、そこにLFOからの信号を混ぜている。LFOとMIXERの間にはAMPを入れ、AMPの開き具合をADSRで制御してディレイビブラートがかかるようにしている。ATTACKは最長にしていて、ここまでしか遅らせることができないのは不本意だが、とりあえず、これでも実用になりそうではある。ひっくり返してディケイを使えば、もっと伸ばせるかもしれない。

AMPを2段直列でかけているのは、1段だとかかり過ぎるからだ。2段目はアッテネーターとして使っていることになる。

音はこんな感じ。

CV with Delay Vibrato by BITRAZER

ローランドSYSTEM-1mをモノモードにして鋸歯状波のリードを作り、上図のパッチで出したCV/Gateで発音させたもの。SYSTEM-1mのLFOにはRISE TIMEというつまみがあるが、そちらを使ったわけではない。わずかにディレイビブラートがかかっているのが気持ち良い。

ファイルはこちら。

ダウンロード - 20230114a_brmidicvgate1.bin

ダウンロード - 20230114b_brmidicvgatedelayvibrato.bin

上のパッチ2点では、BITRAZERのつまみは何も使っていない。そのケーブルを追加すると、オクターブ、トランスポーズ、ビブラートのレイトとデプスなどをつまみで変えられるだろう。また、ADSRをもう1個追加すれば、グライドもかけられるだろう。

H2

Stone VoicesのPolyGASをインストール

20230114a_stonevoicespolygas

Stone Voicesのソフトシンセ「PolyGAS」をインストールして弾いてみた。「Warning: this plugin may not work correctly in Windows 8 and 10!」と書かれていて、Windows 11で試したところ、64ビット版は動かなかった。32ビット版は、Cantabileの32ビット版、Sonar 8.5の32ビット版では、一応音が出るようであった。

音を一つ。

Stone Voices PolyGAS "Fifth Voice"

PolyGASには「バンク」というものがあり、バンクファイル(拡張子gas)をロードしたり、セーブしたりできる。PolyGASに含まれる「default.gas」には26個の音色(プリセット)が含まれている。その中にある「Fifth Voice」をSonarで鳴らした。ところどころポツポツと雑音が出ている気がするのだが、それが作者の意図しない動作なのか、このシンセはもともとそういうものなのか、判然としない。

このシンセは「サウンド合成のグラニュラーメソッド」を基盤としている、と作者は述べている。グラニュラー(granular)は「粒状の」「顆粒状の」「ざらざらした」といった意味の形容詞。名詞は「grain」で、日本語にすると「穀物、塩などのひと粒」「ごく微量」という意味である。音を細分化して、それを何らかの形で合成している、のかもしれない。

パネルを見るとWAVファイルがある。それを読み込んで、細分化しているのだろうか。

うーむ。

PolyGASのバンク集に5個のバンクがあったので、それも読み込んでみた。面白い音であることは確かだ。

Stone VoicesのWebサイトでは、エフェクトが更新されているようだった。それらを試してみるのも面白いかもしれない。

H2

2023/01/13

DISTRHO Cardinal:モノディレイを左右に振る

20230113a_distrhocardinalmonopanneddelay

先日モジュラーシンセのYouTubeを観ていたら、VCAを2個使ってモノディレイのディレイ音を左右にランダム+ノイズで飛ばしてステレオにする、ということをしていて、真似してみよう!とやったのが上の図である。

音はこんな感じ。

Mono Panned Delay with 2 VCAs

120bpm、8分音符のモノディレイを左右にパンしてステレオ化した。ステレオ感があるのが嬉しい。図では2個のVCAのレベルインジケーターがほぼ揃ってしまっているが、これは常時動いているので、それを見るのも楽しい。音がうるおっている部分は、cc#1でビブラートをかけた部分だ。

VCVのRANDOMとNOIZの出力をVCV VCA MIXで混ぜて、BogaudioのSUMSで位相をひっくり返したものを作り、それぞれを2個のVCV VCAに送り、ドライ音と左右のディレイ音をASのMixer 4chで混ぜた。RANDOMには4分音符のビートを送っているが、これは同期する必要は特にはない。

面倒だったのは、ランダムとノイズだけではVCAが十分に開かなかったことで、Sonus ModularのCTRLで定電圧(フル5V)を出してそれをSUMSで足した。CTRLのつまみに「VcaOpen」と文字を入れてあるが、Cakewalkで操作する場合、キーボードショートカットを指定しているキーを叩くとその動作をしてしまうので文字入力ができない。テキストエディターで書いてコピーしてペーストすれば入力できる。はぁあ。

2個のVCAを使わなくても、ミキサーのパンを変調すればよいのでは?と思ってやってみたのが下図のパッチだ。

20230113b_distrhocardinalmonopanneddelay

音はこんな感じ。

Mono Panned Delay by Mixer Pan Modulation

最初のものと音が違うが、その一つの要因はシンセのアタックタイムが違うからで、必ずしもパン変調のせいだけではない。ここでは混ぜる信号はドライとウェットの2個だけなので、ASのMixer 2chに差し替えた。

このパッチを作る際に面倒だったのは、ミキサーによってはパンがうまく動かなかったことだ。与える電圧が悪かったのかもしれないし、バグかもしれない。わからない。

最後にVCVファイルを示す。

ダウンロード - 20230113a_monopanneddelay1.vcv

ダウンロード - 20230113b_monopanneddelay2.vcv

H2

2023/01/11

DISTRHO Cardinalでインテンポディレイを作る2

20230111b_distrhocardinalintempodelay2

先ほど、MIDIクロックを受けてそれに同期したディレイ音を発するパッチを作った(記事はこちら)。Cakewalkが発するクロックは、オーディオインタフェースに同期している場合は特にずれるので、ディレイ音が音痴になったりみずみずしくなったりする。Cakewalk側でのテンポチェンジに追随する必要がなければ、同期しないけれどもテンポが同じというディレイ設定をした方が簡単で結果が良いかもしれない。

という気持ちで作ったのが上の図だ。音は下。

InTempo Delay 2

ここでは、RebelTech(Rebel Technology) の「CLK」を使い、一番上のつまみでテンポを120bpmにし、2番目のつまみで端子2から出すクロックを2倍にしている。これで120bpmの8分音符のクロックができる。それをVCV DelayのCLK端子に供給すれば、ディレイタイムが120bpmの8分音符の長さになる。Cakewalkのテンポも120bpmにし、8分音符でクォンタイズしたノートを再生した。

CLKのマニュアルページを見て、CLKのハードウエアがあることを知って驚いた。ほぉ。

VCVファイルを下に示す。

ダウンロード - 20230111b_intempodelay2.vcv

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DISTRHO Cardinalでインテンポディレイを作る1

20230111a_distrhocardinalintempodelay1

DISTRHO Cardinalで先日リバーブを試した(記事はこちら)ので、次はディレイかな、ということで、上図のようなインテンポディレイを作った。私にとっては楽ではなかった。

音を発するシンセはValley Interzoneで、ディレイはVCV Delay。Cardinal Host TimeのBeatから拍の信号をもらい、それをBogAudioのRGATEに入れてクロックをマルチプライ(乗算、掛け算)した。ここでは3倍して、3連符のディレイにしている。

音はこんな感じ。

InTempo Delay 1

90bpmで3連符のディレイを演奏したもの。MIDI録音して3連符のクォンタイズをかけた。メトロノームありでMR-2000Sに録音した。

今回はまず、ディレイを何するかで少し迷ったし、クロックをどこから持ってくるかで迷ったし、クロックを変換するのに「Clock Modulater」タグからディバイダーを持ってこようと思ったのだが、実はディバイダーではなくマルチプライヤーが必要で、マルチプライヤーも動いたり動かなかったりすることがあったりして、右往左往した。

自分の知識のなさを感じるこのごろ。でも、これから学べばよいでしょう。

今回もやはり、Cakewalkのテンポがあまり一定していなくて音に揺れが感じられる。Cakewalkでテンポチェンジをしないのであれば、必ずしもCakewalkに同期する必要はないだろう。次はそれをやってみる予定。

最後にファイルを示す。

ダウンロード - 20230111a_intempodelay1.vcv

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2023/01/09

BandLab Cakewalkが出力するMIDIクロックが安定しない

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CakewalkからRoland MX-1やArturia KEYSTEP 37にMIDIクロックを出力した場合、クロックが揺れるのが気になった。気にならないこともあるのだが、MX-1のMFXでインテンポのディレイをかけた状態だと、ピッチがよれるので大変に気持ちが悪い。KEYSTEP 37は受け取ったテンポを表示してくれるのだが、これが時々変わるのも気持ちが悪い。

音は、例えば、こんな感じだ。Nord Stage 3の「Saw01」を弾き、MX-1 MFXのディレイをかけている。

ASIO MX-1 Master

ドレミファミレド、は何とかなっているが、その次のミファソラソファミはかなり音痴になっている。

ASIO UA-S10 Master

ドレミファミ、のところで既に音痴化している。ミファソラの中盤もひどいし、最後のドもひどい。

ASIO INTEGRA-7 Master

 ドレミファミレドの最後のドがおかしい。後は比較的まともだが、安心して聴けるかというと疑問である。

MIDIクロックの揺れを軽減する方策として、現在、これかなー、と思っているのは、Cakewalkの設定でオーディオインタフェースを外し、「再生タイミングマスタ」「録音タイミングマスタ」を「なし」にすることである。最初の図がその設定画面だ。

ASIO No Audio Interface

上の3つに比べると、これがまだマシであると思う。ただもちろん、この設定ではCakewalkで音声を扱えない。MIDIのみだ。

Cakewalkの設定画面の「オーディオ」→「オプション」画面には、「ドライバモード」というドロップダウンリストがあり、選択肢は「WDM/KS」「WASAPI排他」「WASAPI共有」「ASIO」「MME(32ビット)」の5つがある。これまでは、いつもASIOを使ってきたのだが、他のものも、試してみる価値があるかもしれない。

オーディオインタフェースがある状態では、Cakewalkは、オーディオインタフェースからオーディオクロックを受け取って、そこからMIDIのタイミングを作ろうとするのではないかと思う。で、オーディオクロックが揺れると、MIDIのタイミングがずれる。そんな動作なのかもしれない。

MIDIクロックのマスターを外部機器にして、Cakewalkをスレーブにする、という方法も、なくはない。例えば今回の場合、MX-1をMIDIクロックのマスターにしてCakewalkをスレーブにすると、ディレイのピッチがずれて音痴になるという症状は出なくなる。MX-1のテンポが揺れないからだ。ただ、Cakewalkの再生を始めて、それからMX-1のSTART/STOPを押して再生するという作業手順になるようで、これは難しい。トラックダウンする時だけそうすることは考えられるけれども。

インテンポのディレイが音痴化して耐えられないだけであれば、それをアウトテンポ(時間設定)にするという手もある。

クロック入力があるまともなオーディオインタフェースなら、こういうことは起きないのかなぁ。

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2023/01/08

DISTRHO CardinalでValley Plateauを試す

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先ほどの記事では、Valley Interzoneを鳴らしただけであったが、そこに、同じくValleyのリバーブPlateauをかけてみたのが上図である。

Valley Interzone & Plateau

Plateauは標準設定でどぎつくかかるリバーブで、DryとWetを絞って歪みを避けた。長さはそのまま。上品なリバーブではないかもしれないが、私は好きだ。

今回は、cc#1をArturia KEYSTEP 27のつまみで送ったので、ビブラートのかかり過ぎは防げた、かもしれない。

ファイルを示す。

ダウンロード - 20230108b_interzone2.vcv

ソフトシンセの世界って、すごいなぁ。

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DISTRHO Cardinalで最初の1音色を作る

20230108a_distrhocardinalinterzone

DISTRHO Cardinalで自分の音色を作ろう、と思った。オシレーターから順に並べるよりも、「Synth voice」タグにある、必要なものを1モジュールにまとめたシンセを使った方が、パッチケーブルが少なくて済むだろうと考えた。ValleyのInterzoneを使って作ったのが上図の音色である。

DISTRHO Cardinal Valley Interzone 1

鋸歯状波のモノフォニック・リード。Host MIDIのV/OctをInterzoneのV/Octに、GateをGateに、InterzoneのOutをHost AudioのLeft/Mに入れた。モジュール3個、パッチケーブル3本で音が出る。

cc#1でビブラートがかかるようにするにはどうしたらよいか、と考えた。今回は、Host MIDI CC Mapを加え、cc#1でPitch Mod Depthスライダーを動かすようにした。cc#1を最大にするとスライダーが一番上まで動くので、かかり過ぎのきらいがあるが、そこはまあ、パッチケーブルを増やしたくなかったということで。

Host MIDI CC Mapの使い方がなかなかわからなかった。

(1)Unmappedをクリックする。

(2)使いたいccを送る。

(3)動かしたい制御子(スライダーなど)をクリックする。

で設定できる。設定されているものを右クリックすると削除できる。ただし、アンドゥが効かないので注意。

ピッチベンドをかけるには、Host MIDIを右クリックし、Pitch bend rangeを設定する。今回は「1」にした。分解能があまりないような気がした。

ポリフォニックにするには、Host MIDIを右クリックして、Polyphony channelsを設定する。

最後に、音色のファイルを示す。

ダウンロード - 20230108a_interzone1.vcv

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2023/01/06

DISTRHO Cardinalで「追うのをやめよ」

20230106b_distrhocardinalsynthjupiterasc 

DISTRHO Cardinalを弾いて1曲。

Stop Chasing

Cardinal SynthのFileメニューにはデモプロジェクトを開く機能があり、そこを聴いてみることから始めようと考えた。上図の「Jupiter Ascent」を単音で弾いてCakewalkにMIDI録音し(4分音符でクォンタイズ)、次のトラックに下図の「Gabberswing」を呼び出し、Arturia KEYSTEP 37の4つのつまみでコントロールチェンジを録音した。

20230106c_distrhocardinalsynthgabberswin

Gabberswingは、もともとは「Host Params」で4つのパラメーターを制御するようになっている。Cakewalkでそのパラメーターを制御することもできるのだが、コントロールチェンジで操作した方が演奏している感じがするかなぁ、ということで、Host MIDI CCというモジュールを入れ、そこからcc1、cc2、cc7、cc11で制御するようにした。KEYSTEP 37のCCの設定を、1枚目はそうしているからだ。

トラック1のシンセを聴きながら、トラック2に音量などのコントロールチェンジをつまみでMIDI録音した。パンを少し振ったり、音量バランスを取ったり、Eventide Eclipseで「Chorustaps」をかけたりして、コルグMR-2000Sに録音した。パソコンに取り込んで音量上げをし、末尾にリバーブを少し加えた。

「Stop Chasing」は、安泰寺の「About Zazen」というページにある教えだ。

元旦にテレビをつけていて、NHK BSの「何も求めず ただ座るだけ〜自給自足の禅寺 安泰寺の1年〜」の再放送を観た。その中で印象に残った言葉が「Stop chasing」だった。

何も求めず、シンセを弾こう。と思った。

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Tiptop Audio「uZeus(MicroZeus)」を購入

20230106a_tiptopaudiomicrozeus

Tiptop Audioのユーロラック用電源「uZeus(MicroZeus)」を買った。1万230円+送料979円。

ユーロラックのケース(またはフレーム)3台と、電源3台(ケースにくっついたもの含む)をすでに購入していたわけだが、電源を買い足した。電源の一つは容量が少ないものであるし、一つのケースに電源を複数台投入しないといけないこともあるかもしれない。何しろ、電源容量が足りないと動かないのだから、電源は余裕を持って用意しておきたいと思った。

で、このところ、オークションやフリマサイトでユーロラックモジュールを見ているのだが、どれも高価で、手を出せずにいる。

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2023/01/02

Fostex DS-8をまた出してきた

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Windowパソコンに接続されている机左側の領域に、Fostexのデジタルパッチベイ「DS-8」をまた出してきた。上の写真で、INTEGRA-7の上に入っているのがそれだ。

主な配線を下の図に示す。赤い矢印はデジタル接続、黒い矢印はアナログ接続だ。

20230102a_windowspcconnections

MX-1のセンドリターンに以前はヤマハSPX2000を入れていたのだが、Strymon AA.1へのセンドにしたので、SPX2000が使われなくなってしまった。それを外して、DS-8を入れた。

DS-8を入れたことで、dbx QuantumのS/PDIFに何を入れるかを切り替えられるようになった。MX-1とINTEGRA-7のどちらを選ぶか、Eclipseをインサートするかどうか、を選べる。UA-S10からの信号をEclipseで混ぜることもできる。

こんな風にしたのは、すべての電源を入れることなく、作業をできるようにするためだ。

Cakewalkの入出力先として、UA-S10、INTEGRA-7、MX-1の3つから一つを選ぶ形になる。UA-S10はパソコンの電源が入れば電源オンになるので、通常のリスニングはそれで行う。鍵盤(Arturia KEYSTEP 37など)を用意すれば、ソフトシンセを弾くこともできる。ソフトシンセの音を録音したい場合は、dbx QuantumとMR-2000Sの電源を入れればよい。

Nord Stageを弾きたいだけであれば、Nord Stage、MX-1、Genelec 1029Aの電源を入れればよい。弾くだけなら、パソコンが起動している必要はない。

より多くの機材を使いたい場合は、少しずつ電源を入れていく。と考えたのだが、どうだろう。うまくいくだろうか。

キーボードスタンドの2階は、セミモジュラーシンセを2台と、モジュラーのエフェクター(またはシンセ)3台としてみた。現在できるだけのモジュラー体勢である。

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