Roland AIRA ModularをMIDI-CV/Gateコンバーターに
ローランドのAIRA Modularの一つであるBITRAZERを、MIDI-CV/Gateコンバーターにできるのではないかと考え、やってみた。上図のように、「MIDI NOTE TO CV/GATE」を置き、その出力を出すだけで動く。試していないが、DEMORAやTORCIDOなどでも同じように動くだろう。
ただし、これを動かすためには、パソコンからBITRAZERへMIDI情報を送れる接続が必要だ。Windows 10なら、パソコンにBITRAZERをUSB接続すればドライバーソフトが入るから、できるのではないだろうか。私が今使っているパソコンはWindows 11なので、AIRA Modularを直接接続してもドライバーソフトは入らない(以前試した限りではそうだった)。
私が今BITRAZERへMIDI情報を送れるのは、間にローランドMX-1を入れているからだ。MX-1が今後も動くことを祈る。
上図のパッチはモジュールが1個だけだが、さらに増やすと、ディレイビブラートをかけられる。それが下図だ。
こちらでは、CVを一度MIXERに入れて、そこにLFOからの信号を混ぜている。LFOとMIXERの間にはAMPを入れ、AMPの開き具合をADSRで制御してディレイビブラートがかかるようにしている。ATTACKは最長にしていて、ここまでしか遅らせることができないのは不本意だが、とりあえず、これでも実用になりそうではある。ひっくり返してディケイを使えば、もっと伸ばせるかもしれない。
AMPを2段直列でかけているのは、1段だとかかり過ぎるからだ。2段目はアッテネーターとして使っていることになる。
音はこんな感じ。
CV with Delay Vibrato by BITRAZER
ローランドSYSTEM-1mをモノモードにして鋸歯状波のリードを作り、上図のパッチで出したCV/Gateで発音させたもの。SYSTEM-1mのLFOにはRISE TIMEというつまみがあるが、そちらを使ったわけではない。わずかにディレイビブラートがかかっているのが気持ち良い。
ファイルはこちら。
ダウンロード - 20230114a_brmidicvgate1.bin
ダウンロード - 20230114b_brmidicvgatedelayvibrato.bin
上のパッチ2点では、BITRAZERのつまみは何も使っていない。そのケーブルを追加すると、オクターブ、トランスポーズ、ビブラートのレイトとデプスなどをつまみで変えられるだろう。また、ADSRをもう1個追加すれば、グライドもかけられるだろう。
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