2023年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

カテゴリー

« DISTRHO CardinalでValley Plateauを試す | トップページ | DISTRHO Cardinalでインテンポディレイを作る1 »

2023/01/09

BandLab Cakewalkが出力するMIDIクロックが安定しない

20230109a_cakewalknoaudiotimingmasters

CakewalkからRoland MX-1やArturia KEYSTEP 37にMIDIクロックを出力した場合、クロックが揺れるのが気になった。気にならないこともあるのだが、MX-1のMFXでインテンポのディレイをかけた状態だと、ピッチがよれるので大変に気持ちが悪い。KEYSTEP 37は受け取ったテンポを表示してくれるのだが、これが時々変わるのも気持ちが悪い。

音は、例えば、こんな感じだ。Nord Stage 3の「Saw01」を弾き、MX-1 MFXのディレイをかけている。

ASIO MX-1 Master

ドレミファミレド、は何とかなっているが、その次のミファソラソファミはかなり音痴になっている。

ASIO UA-S10 Master

ドレミファミ、のところで既に音痴化している。ミファソラの中盤もひどいし、最後のドもひどい。

ASIO INTEGRA-7 Master

 ドレミファミレドの最後のドがおかしい。後は比較的まともだが、安心して聴けるかというと疑問である。

MIDIクロックの揺れを軽減する方策として、現在、これかなー、と思っているのは、Cakewalkの設定でオーディオインタフェースを外し、「再生タイミングマスタ」「録音タイミングマスタ」を「なし」にすることである。最初の図がその設定画面だ。

ASIO No Audio Interface

上の3つに比べると、これがまだマシであると思う。ただもちろん、この設定ではCakewalkで音声を扱えない。MIDIのみだ。

Cakewalkの設定画面の「オーディオ」→「オプション」画面には、「ドライバモード」というドロップダウンリストがあり、選択肢は「WDM/KS」「WASAPI排他」「WASAPI共有」「ASIO」「MME(32ビット)」の5つがある。これまでは、いつもASIOを使ってきたのだが、他のものも、試してみる価値があるかもしれない。

オーディオインタフェースがある状態では、Cakewalkは、オーディオインタフェースからオーディオクロックを受け取って、そこからMIDIのタイミングを作ろうとするのではないかと思う。で、オーディオクロックが揺れると、MIDIのタイミングがずれる。そんな動作なのかもしれない。

MIDIクロックのマスターを外部機器にして、Cakewalkをスレーブにする、という方法も、なくはない。例えば今回の場合、MX-1をMIDIクロックのマスターにしてCakewalkをスレーブにすると、ディレイのピッチがずれて音痴になるという症状は出なくなる。MX-1のテンポが揺れないからだ。ただ、Cakewalkの再生を始めて、それからMX-1のSTART/STOPを押して再生するという作業手順になるようで、これは難しい。トラックダウンする時だけそうすることは考えられるけれども。

インテンポのディレイが音痴化して耐えられないだけであれば、それをアウトテンポ(時間設定)にするという手もある。

クロック入力があるまともなオーディオインタフェースなら、こういうことは起きないのかなぁ。

H2

« DISTRHO CardinalでValley Plateauを試す | トップページ | DISTRHO Cardinalでインテンポディレイを作る1 »

BandLab」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« DISTRHO CardinalでValley Plateauを試す | トップページ | DISTRHO Cardinalでインテンポディレイを作る1 »

「シンセな日々」検索








ウェブページ