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2023/05/21

Pharmasonic「SYS-100 101」のLFOからVCOへの干渉

20230521a_pharmasonicsys100_101_rolandsy

Pharmasonic SYS-100 101は素敵なシンセである。ほれ込んだあまりに、102も買ってしまった。4万円+送料880円。ただ、102の方はまだ動かしていない。101と102の両方を並べるとなると、我が家にある最も大きいユーロラックケースを出してくるか、それとも他の方法を考えるか、決心がつかずにいるからだ。

現在は、机左側のキーボードスタンドの2階に101があり、その手前にローランドSystem-1m、1階にはNord Stage 3を置いている。101の横にはKenton ElectronicsのPro Solo Mk2を置き、そこから101とSystem-1mにCV/Gateを送っている。

System-1mは、これまでCV/Gateで発音させたことはほとんどなくて、やり方がわからなくて困った。特に困ったのは、音色メモリー中のパッチを呼び出すとCV/Gate端子が点滅し、ケーブルを挿し直さないとCV/Gateが使えないということだった。回避策は、音色メモリーから音色を呼び出さないことだ。つまみで音を作ればよいのだ。

もう一つ困ったのは、System-1mにSYSTEM-100をプラグアウトした状態でそちらに切り替え、MEMORY表示が「n」になった状態で、SYSTEM-100の音が出ない、ということだった。これの対策は、MIXERのOSC1を上げてオシレーター1を出し、PIOTCHのRを上げてエンベロープジェネレーターからVCAへの信号を送る、ということである。System-1mのコントローラーとSYSTEM-100の対応を理解していないとこういうところでつまづく。System-1mのMIDI信号をソフトウエアのSYSTEM-100に送って、どこが動くかを確認して学んだ。

System-1mをCV/Gateで弾こうと思ったのはPharmasonic 101が来たのがきっかけだから、その点だけでも、101は私に学びをもたらしてくれたと思う。

101とSystem-1mのSYSTEM-100を弾き比べると、とってもよく似ている。お手本にしたシンセが同じだからであろう。特に、オシレーターの出力音は区別がつかないほど似ている。フィルターは、特性は似ているけれど、つまみの重さだったり角度だったりが違うので、101とSystem-1mのSYSTEM-100では、操作した時の風合いは異なる。ただ、同じものを作ろうとがんばればほぼ同じ音が出る。

SYSTEM-1mのエンベロープジェネレーターの出力を101に入れる、というのをやってみたが、ピーク電圧が高いようでばきばきした音がする。101のエンベロープジェネレーターを入れた場合と同じにはならない。どちらがよいかというと、まあ一長一短かもしれない。アッテネーターを入れるという手があるのかもしれないが、今のところ、こうすれば同じになるという解は見い出せていない。

いろいろ試していて気付いたのが、101のLFOの信号が右隣のVCOに干渉して、VCOの出力音にノイズが混じることである。LFOから何もパッチしていない状態でFREQつまみを変化させると、VCOの音の揺れが変化するから、間違いないだろう。

音に何らかの変調をかけていれば気にならないレベルだが、変調を何もしていない「ポー」という音を出すと気になる。これは、101のとても残念な部分だ。

対策の一つは、LFOのFREQを左に振り切って、干渉波の影響の頻度を下げることだ。それでも、微妙に影響が感じられるので、LFOの電源コードを外してLFOの電源を切ってみた。当たり前だが、影響はなくなった。LFOの電源を少し遠いところから取るというのもやってみたが、こちらは意味がないようだった。

LFOの電源を外して録音した例を下に示す。

Pharmasonic SYS-100 101 "Pulse Lead"

101のみでSQU(パルス波)のリードを作り、Roland MX-1のディレイ7(Hall)を深くかけた。手弾きで演奏し、最初はcc#1によるビブラートなしで、途中から使った。cc#1が作用するのはPro Solo Mk2内のLFOの出力量である。昨晩最後に弾いていた音をそのまま使った。中低域の豊かさが私には好ましく感じられる。cc#1を送っていない状態でまっすぐに音が伸びていることも、わかっていただけるのではないだろうか。

LFOとVCOの間に、アルミホイルを巻いたボール紙を入れてみたら、干渉が減るかなぁ。

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