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2023年6月

2023/06/30

KORG「Kaossilator for Android」を購入

20230630a_korgkaossilatorandroid

昨日に続き、コルグの「サマー・セール」で、以前から魅力を感じていたソフトウエアを購入した。「Kaossilator for Android」である。1000円(Google Playの何らかのキャンペーンで200円引きになり、実際は800円)。

音はこんな感じ。

KORG Kaossilator for Android "My 1st Recording"

スマートフォン「FCNT arrows we A101FC」のアナログ音声出力(ミニTRSステレオ)をローランドMX-1に接続し、そこからはデジタルでdbx Quantum→コルグMR-2000Sに信号を回して録音。最初に再生ボタンを押してビートをスタートさせ、左端のリードトーンを適当に弾き、ビートを切って、リードだけを残した。dbx Quantum、Ozone 9でイコライザーとコンプレッサーをかけた。音量上げをするとノイズが浮いてくるのは、まあ仕方ない。

思った通りの音を出せるわけではないが、スマホしかない状況で遊ぶには、悪くないと思う。

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2023/06/29

KORG「modwave native」を購入

20230629a_korgmodwavenativecassini

コルグのソフトウエアシンセサイザー「modwave native」を購入した。9990円。

コルグは2023年6月29日から7月20日まで「サマー・セール」を行うと、6月29日に発表した。modwave nativeはこれまで値引きが控えめで、定価1万9900円の半額程度になったら買おうと、セールのお知らせを注視していた。で、今回、買おうと思う価格レンジに入ったので購入した。これで、wavestate、opsix、modwaveが揃った。

ハードウエアを買いそろえることができればもちろん嬉しいのだが、財布に限りがあるし、並べるスペースにも限りがあるので、便利なのはソフトウエアかなぁ、と思う。

音を一つ。

KORG modwave native "Cassini"

最初に出てきた音「Cassini」を手弾きして録音した。modwaveです!という挨拶のような音だ。指があまり動かない私は、音数を要求しないこういう音色を弾くことを好む。

音作りは、難し過ぎて、なかなかできないだろうけれど…。

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2023/06/28

KORG NTS-2を机正面に配置

20230628e_korgnts2atfromtdesk

KORG NTS-2を机正面に移設した。上の写真で、フロントスピーカーGenelec 1029Aの右にあるのがそれだ。

とりあえず、1029Aの左にあるローランドUA-S10のフロント端子(ヘッドホン出力)からステレオで線を引き、マスターレコーダーであるコルグMR-2000Sのアンバランス出力からステレオで線を引いた。そのどちらかを使えば、まあまあ、どの信号でもモニターできるだろうと考えたからだ。

NTS-2には入力がステレオ2系統(モノラルなら4系統)あるが、オシロスコープモードでリサージュ表示ができるのは入力1のLRペアだけなので、プラグの差し替えが必要なことは、あるかもしれない。

FFTモードにした時に、モノラルでしか使えないのはちょっと残念だなぁ。

とりあえず、パソコンで音楽を鳴らしてFFTを眺めている。

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KORG「Nu:Tekt NTS-2 oscilloscope kit」を購入

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コルグの「Nu:Tekt NTS-2 oscilloscope kit」を買った。新品で2万2000円(送料込み)。

NTS-2が最初に出た時は、本が付いて2万5000円前後であったと思う。どうも高い気がして買わなかった。見えることで何がいいのか、あまりよくわからなかったし。

ところが先日、Pharmasonic SYS-100 VCOのチューニングをしようとして(記事はこちら)、サービスマニュアルには周波数カウンターを用意しろと書いてあったのだがそんなものは持っておらず、チューナーをつなごうかと思ったがチューナーもひどく古いものしかないので信頼がおけず、あー、こんな時にNTS-2があったらよかったかも、と思った。

NTS-2を買おうかと検索したら、品切れになったせいで3万5000円程度に値段が上がっていて、それで一度はあきらめた。そんなタイミングで、本なしで2万2000円という新たなパッケージが出て、買ってしまった。

組み上げる前はこんな感じ。

20230628b_korgnts2parts

組み上げた後がこちら。

20230628c_korgnts2assembled

ネジが細くて小さくて、1本は取り落として見付からなくなってしまったのだが、余裕を持った本数が付属していて、そこは「さすが」と思った。ベトナム製であるが、金属加工の精度はまあまあ良いと思った。ネジ穴にネジがすっと入っていかないところが一つあったが、ねじ込んだら何とかなった。

机左側の、ユーロラックが出ているところに入れた写真がこちら。

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オシロスコープの波形は、minilogue、monologue、prologue-16のものよりは見やすい。大きくてカラーであるからだ。少しは参考になるかもしれない。FFTは20kHzまでしか表示できない点、波形表示を消せない(たぶん)点が残念だが、これも参考にはなる。チューナーは、アナログシンセを使う際には重宝すると思う。Pharmasonic SYS-100のような、あまり安定しないアナログシンセの場合は特に。

アナログシンセが出ていない時はメインモニターへの出力をNTS-2に入れるというのもありだとは思うのだが、その配線は、今一つ、「これだ!」というものを思い付くことができずにいる。バランス出力で使っている場合、NTS-2をスルーさせるわけにもいかないから、どこかでパラレルにしなければならない。それをどの方法でするかが問題だ。

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2023/06/27

KORGが「wavestate SE」「opsix SE」などを発売

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コルグは2023年6月20日に「wavestate mk II」「wavestate SE」「wavestate SE Platinum」を、6月27日に「opsix SE」(上写真)「opsix SE Platinum」を発表した。

wavestate mk IIは、初代wavestate(mk I)が最大64ステレオ・ボイスであったのに対し、最大96ステレオ・ボイスとなっている。64ステレオ・ボイスが少ないかというとそうでもないと思うが、ウェーブシーケンスの音を作るとなると際限なく重ねたくなってしまうものかもしれないので、まあ、意味のある新製品かなと思う。mk Iは終了となる。

wavestate SE(たぶんSpecial Editionの略だが、明記されていないように思う)は、以前に存在を明らかにしていたのだが、それからしばらく音沙汰がなかったため、あきらめたのかと思っていた。こちらはステレオ120ボイス、アフタータッチ付き61鍵盤という仕様である。コルグのアフタータッチ付き鍵盤は、KRONOSでいったん途切れていた。wavestate SEで復活したことは喜ばしい。

アフタータッチ付き61鍵でオーソドックスな2ホイールがある。操作パネルはコンパクトで、左右に他の機材を置ける可能性がある。ここまで見るとマスターキーボードとしても使えそうに思うのだが、惜しいのは、エクスプレッションペダル端子がないことだ(私はできれば2個欲しい)。うーむ。

wavestate SE Platinumは「プレミアムなシルバーのアルミ・パネル、ステンレス製サイド・パネル」を持つ限定版である。

以上の実勢価格は、wavestate mk IIが約7万円、wavestate SEが約20万円、wavestate SE Platinumが22万円。wavestate SEと同Platinumにはハードケースが付属する。

opsix SEは、wavestate SEと同様にアフタータッチ付き61鍵を搭載した製品。最大発音数は、opsixは32ボイスだったが、opsix SEは最大80ボイスになったということだ。opsix SE Platinumは、銀色の限定版である。実勢価格は、それぞれ、約20万円と約22万円。こちらもハードケースが付属する。

じわっと感動したのは、opsix SEの外観が、ヤマハDX7を彷彿とさせることである。一瞬欲しいと思ってしまった。

ただ、部屋の広さが限られていて、現在Clavia Nord Stage 3 HP76とヤマハMONTAGE 6が置かれているマスターキーボードの位置にopsix SEやwavestate SEを入れることは難しい。現実問題としては、ソフトシンセで我慢するのが得策なのだろうなぁ、とは思う。

いやあ、美しいなぁ。

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2023/06/12

坂本龍一のCDを聴いている

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このところ、坂本龍一のCDを聴いている。持っているものはあまりなくて、図書館から借りてきて聴いている。坂本龍一のCDは数十枚あり、それらを一気に買いそろえるのは、現在となっては難しい。とりあえず借りて数を聴き、借りられないものを買うか、それ以外の気に入ったものを、入手すべく探そうかと思っている。

坂本龍一という人は、よい人であったなぁ、と思う。別の言葉を選べば「お人よし」で、頼まれると断れないタイプだった気がする。こんな曲も書いてたんだ、こんな仕事もしてたんだ、と思うものが多い。多くの作品を残す中で、良いものが生まれたんだろう。

ボーカルはうまくないが、懐かしい。声を記録してくれてよかった。

シンセ弾きとしてかなり気合が入った人だったな、とも思う。

音楽教育の価値も感じる。坂本龍一が東京藝術大学で作曲を専攻して修士を得たというのは、日本の音楽教育の中で、中心となる道をきっちり駆け上がったことを示している。それができたのは、目の前に提示されたクラシック音楽中心の教育を、きっちり受容できたことを示している。それだけの器があったわけだ。音楽の伝統を身中に取り込んだからこそ、どんな音楽を作っても、どことなく、格調の高さというか、気品というか、高貴なものというか、ノーブルさというかが感じられる。

偉大なシンセ奏者には、きっちりした音楽教育を受けた人が多い。冨田勲は慶応義塾大学出身なので専攻は音楽ではないが、作曲家に指導を受けていたことが知られている。Joe Zawinulは徹底したクラシックピアノの教育を受けているし、米国にわたってジャズをやるようになってからも、クラシックの先生の指導を受けていた。John Lordも、クラシックの練習を相当にしたはずである(シンセ奏者に含めるのはどうかと思うが)。向谷実は一時期はエレクトーンの先生になろうとしていたらしいが、当時、エレクトーン全盛期に先生になるのはすごく大変だったろうから、かなり練習したんだろうと思う。

私自身は、音楽の正統的な教育を受けたかというと、ははは、という感じである。ヤマハ音楽教室とピアノ教室にはしばらく行っていた。トランペット鼓笛隊、吹奏楽部、吹奏楽団、オーケストラに入っていた。The University of KansasにはThe School of the Artがあって、そこでは、University Bandに入ってJames Barnes先生に1セメスター指導していただいた。これが、私の音楽に関する唯一のクレジットである。

ま、やれる範囲でやりまっしょい。

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2023/06/11

Moog Minitaurに音声信号を入れてSIRIN気分を味わう

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Moog Minitaurがせこいと思うのは、高音が出ないように作られていることだ。限定販売の「SIRIN」ではその制限が取り払われた。SIRINを買いそびれたことを残念に思っているが、まあそこは仕方がないので、MinitaurにPharmasonic SYS-100 VCOの信号を入れてみた。

Nord Stage 3のMIDIデータをKentonのPro Solo mk2に送り、CVをSYS-100 VCOとMinitaurに送る。GATEをMinitaurに送る。SYS-100 VCOの出力をMinitaurに送る。パッチケーブルは5本で済む。

音はこんな感じ。

SYS-100 VCO to Minitaur

VCOの波形は方形波。低域が出過ぎる気がしたので、Minitaurのレゾナンスを最大値にした。VCFにLFOを大きくかけるとSIRIN風になるのだが、今回は少々控えめ。リバーブはLexicon PCM 91の「P1 0.1 Medium Room」。手弾きでタイミングが不ぞろいなのを聞くと、つくづく自分は下手だなと思う。シーケンサーのクォンタイズ機能というものがなかったら、私はとても録音をする気になれないだろう。

SIRINは欲しかったなぁ、とは思うが、でも、SIRINもいろいろと制限がきついシンセであるので、外から音声信号を入れることによるメリットの方を見て、よしと思うべきだろう。SYS-100 VCOだけでも、パルス幅を変えられるし、三角波も選べる。ミキサーやLFOを追加すれば、また別のことができる。

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