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2023年9月

2023/09/30

机右側セット、一段落

20230930a_rightset

机右側のヤマハMONTAGEとMacBookを中心としたセットの再配置が、いちおう、一段落した。

ローランドINTEGRA-7はこれまで、エディターで使うように遠目に配置していたことが多かったが、それではうまく使えないのではないかと、正面近距離に配置した。パネルで使う方がよさそうである。t.c.electronic REVERB 4000のリモコンソフトは、Windows 10では使えたのだがWindows 11では動かないし、もちろん現行MacOSでも動かない。これも、正面近距離に配置した。

MacBookは奥まったところに配置していて、キーボードはほぼ使えない(立てばなんとか)が、USB接続のキーボードを別途用意した。マウスはこれまでと同様にBluetooth接続で、MONTAGEのホイールの手前に置いて左手で操作する。MacBook本体の画面は、上の写真だと欠けて見えるが、キーボードを弾く位置にちゃんと座れば全部見える。

Logic Proのトランスポート操作は、MONTAGEのDAWリモート機能でかなりの部分を行える。MONTAGE、さすが。

Nord Lead 4Rは、とりあえず置いてみたが、ここは徐々に変わっていくとは思う。

座って電源を入れるのは次の順番だ。

MONTAGE、REVERB 4000、dbx Quantum、TS112(サブウーハー)、SC307(メインモニター、2個)。MONTAGEを弾くためだけでも、6個の電源ボタンを操作しなければならない。ふぅ。

INTEGRA-7を弾くには、INTEGRA-7の電源を入れ、MacBookを起動してMIDI信号のルーティングをする必要がある。Nord Lead 4RはINTEGRA-7のアナログ入力に入れているので、それを弾くためには、Nord Lead 4Rの電源を入れてINTEGRA-7のアナログ入力のレベルを上げる必要がある。普段から上げておくとノイズが気になる。

通常はINTEGRA-7からMONTAGEへアナログバランスの接続を入れているので、それを使う。MONTAGEの音を必要としない場合は、INTEGRA-7からREVERB 4000へのS/PDIF接続を使うこともできる。その際は、クロック周波数をどうするか悩む。44.1kHz、48kHz、96kHzのどれが良いか。96kHzでは、INTEGRA-7のアナログ入力は使えなくなる。

接続ってのは、あちら立てればこちらが立たずで、いつも難しい。

H2

2023/09/29

Rolandが「GAIA 2」を発表

Gaia_2_overview

2023年9月28日、ローランドは「GAIA 2」を発表した。10月13日発売。ネットショップでは先行予約が始まっており、実勢価格は11万8800円前後。ニュースリリースはこちら。製品情報はこちら

今どき、シンセサイザーを作ってくれるというだけでも感謝である。内容としては、コルグのwavestate、opsix、modwaveに近いかな。

GAIA初代(SH-01)を買った者の感想としては、初代の良さは失われたかな、と思う。音色名表示が付いたのは嬉しいけれども、しっかりした逆Tレバーはなくなった。JUPITER-Xmと同じホイールではないかと思うが、これ、小さくて使いにくいんじゃないだろうか。

SH-01ではサスティンペダルとエクスプレッションペダルのどちらか一方を使えたが、GAIA 2はエクスプレッションペダルのみであるようだ。打ち込みキーボードとして使う際に、最も必要なのはサスティンペダルなのに。SH-01はマルチティンバーのGM2音源を隠し持っていたが、それもなくなった。SH-01は1台で打ち込みができる万能入門機だったのになぁ。

マニュアルを見ても、ローカルオン/オフがあるかどうかを確認できないんだけど、まさか、ないってことはないよね。

GAIA 2がAIRA LINK対応なのは嬉しいけど、MX-1の後継は出ないのかなぁ。

GAIA 2、安いのがあったら買っちゃうかも。

H2

2023/09/28

Roland INTEGRA-7で「人の花咲く時」

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Roland INTEGRA-7の1番ピアノ「Full Grand 1」で1曲。

昨日から、INTEGRA-7のデジタル出力にt.c.electronic REVERB 4000を入れて試していて、リバーブが良いと弾いていて気持ち良いなー、と作った。

When A Person Blooms

INTEGRA-7「Full Grand 1」独奏。片手1本でも弾けるように、ペダルを踏めなくても何とかできるように、と作り、タイトルは「片手を失ったとしても(When I Would Lose One Hand)」にしようとしたのだが、もう少し明るい題名の方がよいかな、と付け直した。事故もあるし、病気もある。片手になることなんて、そんなに珍しいことではなかろう。

REVERB 4000は、打ち込みをしている最中は「EMT 250」だったのだが、MIDI録音後にMR-2000Sに録音する段階で「Crystal Hall」に差し替えた。イコライザーやコンプレッサーをかけている間に、当初欲しかった音がどんなものだったのか、わからなくなって困る。

パソコンに取り込んでからは、Genelec 1031AとFostex G850で聞き比べて作業をしていたのだが、その二つでけっこう大きな違いがあった。G850は、作業にはあまり向かないかもしれない。1031Aの方がボディがしっかりしているというか、ふくよかというか。

REVERB 4000以降は、Yamaha MONTAGEを介してdbx Quantumだったのだが、アナログ経路が入ると、どうしてもノイズが浮いてくる。デジタルの経路を確保した方がよいかもしれない。

何かと面倒ですな。まあ、面倒だから楽しいのかもしれないけれど。

H2

2023/09/25

KORG「microX」を購入

20230925d_korgmicrox

コルグのシンセサイザー「microX」を買った。1万2000円(送料含む)。

これは正直、1万2000円で落札できるとは思わなくて、オークション終了時刻に家事があって机の前に座っていることができなかったので、まあ、他の人に取られただろ、と思って後で見たら、落札していた。

なんというか、コルグという会社は大胆だと思う。大きな鍵盤で2オクターブ。左側のジョイスティックなどの部分が大きく、コンパクトとは言い難い。よくこういう形状のシンセを作ったよなぁ。

鍵盤にアフタータッチがなく、画面が暗くて読みづらい。これらは買う前からわかっていた。買ってから閉口したのは、ホイールによる音色選択がやりづらいことだ。

一方で、期待することもあった。小型の鍵盤であるが、ダンパーペダル端子とエクスプレッションペダルの端子と、さらにアサイナブルスイッチの端子がある。DTM鍵盤として使うのに、これらは便利かもと期待した。TRITON由来の音源はマルチモードにすれば16パートマルチティンバーになる。DTM音源にもなるわけだ。いつかどこかで使いどころがあるかも、と思う。

WindowsパソコンにUSB接続できることを確かめた後、OSのアップデーターを動かした。

20230925a_korgmicroxneedsupdate

上の画面では、現状は1.04で、最新は1.15であるという。ただ、「1.15」は「1.0.5のビルド15」という意味らしい。何てまぎらわしい。

20230925b_korgmicroxneedsupdate2

上は、更新が進行しているところ。更新はいつも冷や汗ものだ。

20230925c_korgmicroxneedsupdatecomplete

上の図は、更新がうまくいったところ。この後再起動したら、起動画面に「1.0.5」と表示された。

2006年に発売された(たぶん)シンセの、2009年リリースのアップデーターが動いた。Windowsの過去互換性を重視する姿勢は、本当にありがたい。

音を一つ。

20230925e_korgmicroxdemosong2_joint1619

KORG microX Demo Song 2 "Joint 1619"

microXにはデモソングが5曲入っている。その2番目にあった「Joint 1619」がこれだ。元々の音はものすごく低域が入っている。昔の私はデモソングを聴いて良い音だと感じることが多かったが、それは、レコードやCDには入っていない(入らない)低域の豊かさが魅力だったのかもしれない。今になってみると、その部分は多くの再生機器では余計だと思うので、今回も相当削った。でもちょっと、削るのが惜しい気はした。

エディターソフトも、起動して本体から音色一覧を転送するところまでは、動作しているようだった。

20230925f_korgmicroxeditor 

使い途があるかどうかはわからないが、とりあえずゲット。

H2

2023/09/24

Clavia Nord Rack弾き比べ

20230924a_clavianordrack2x_3

机右側のMacBookを中心としたセットに、卓上用ラックスタンドを置いて、Nord Rackを積んでみた。

先日から、Nord Lead A1、4Rと来て、Nord Rack初代を出し、それを片付けてRack 3を出し、続いてRack 2Xを出した。上写真の2台は、ヤマハMONTAGEからMIDIケーブルを引き、Nord Rackの出力をMONTAGEに入れるシンプルな配線で、電源ケーブルもどちらか一方に挿す形なので、同時に2台を弾くことはできない。

3は、2021年にメンテに出した(記事はこちら)だけあって、特に問題なし。MONTAGEから出すアフタータッチの信号と相性がよく、MONTAGEの鍵盤の素晴らしさを見直した。

2Xは、最初はまともな音が出なくて困った。つまみかボタンのどこかが無用な制御信号を発し続けていたのが原因のようで、つまみぐりぐり、ボタンぱちぱちを繰り返したら、何とかなった。やっぱり、経年劣化は拒めないのだなぁ。

Nord Rack 2Xの音を一つ。

Nord Rack 2X "Preset 0_4 Dark Stereo Pad"

Nord Rack 2Xのプリセット、バンク0プログラム4「Dark Stereo Pad」独奏。MONTAGEの側でバリエーションエフェクト「Tempo Delay Mono」をセンドリターンでかけた。最後の伸ばしでは、サスティンペダルを踏んでモジュレーションホイールを上下させた。ちょっとエフェクトをかけるだけで、音の印象は変わるものだ。

Nord Lead A1はボリュームペダルの設定音量が、音色を変えても保持される。4Rでは、cc#7で設定した音量が音色を変えても保持される。でも、3と2Xでは、cc#7で設定した音量は、音色を変えるとリセットされて最大音量になる。

4R、この点だけでも素敵かも。ライブでもいいかも、とは思うが、自分が今後ライブをするとも思えないし、するとしても、音源ユニットを持っていくとも思えない…。

H2

2023/09/21

Yamaha「Character Pianos for MONTAGE」を試す

Yamaha_character_pianos_library

Yamaha Synth.comを見ていたら、「MONTAGE SAYONARA」という記事が2023年7月17日付けで掲載されていた。2016年に発売したMONTAGEは、本日をもってディスコンである、と記している。MONTAGEオーナーへの感謝のしるしとして、無料のピアノ音源「Yamaha Characters Pianos」を提供するという。うーん。にくいねー。こういうことされると、忠誠心が増してしまう。

ダウンロードして弾いてみた。ZIPファイルは133メガバイトくらいで、まあまあの大きさである。中に入っている「CharacterPianos.X7L」は137メガバイト。

Character Pianos for MONTAGEのダウンロードページでは、含まれている3種のピアノについて説明をし、音のサンプルも、少しだけだけれど、聴けるようになっている。

つたない私の演奏も、2つ。

Yamaha MONTAGE "Nashville C3"

ペダルを踏んでジャジャーンとやると音が回る。いいねー。録音したピアノはヤマハC3。C3はヤマハのグランドピアノの中で最も売れたものではないか、と思うが、量産品であるため優先度が低かったのか、これまでMONTAGEの中にC3の音は入っていなかった(過去のヤマハのシンセや電子ピアノでも、C3が入っていると聞いたことは私はない)。これは文句なく素敵なC3である。やっときたかー、と思う。

Yamaha MONTAGE "Nashville C3+SynPad"

C3にシンセパッドを重ねたもの。最後の伸ばしではモジュレーションホイールを上げてみた。唐突になってしまったけれど…。

MONTAGEは、買ったけれどもなかなか使いこなせないできたシンセである。新製品に浮気せずに、これからも使おう。

H2

2023/09/20

YamahaがMONTAGE後継の写真と音を公開

Sneak_04

ヤマハがMONTAGE後継と思われる新シンセの写真と音を公開した。写真はすっごくじらすものであるけれども。そのページはこちら

ロータリーエンコーダーの上にモノクロで横に長い液晶ディスプレイが新設されている。メインのカラー液晶ディスプレイの下には6個のノブがある(EX5みたい)。音を聴くと、1番ピアノは新作だね。生音は相変わらずいいけど、シンセ音はどうかなぁ、ちょっとはっきりしないヤマハ風味な気がしなくもない。AN-X搭載は間違いないと思うけれど。

欲しいけど、買えないだろうなぁ。

H2

Clavia Nord Lead 4で自分の最初の8音色(m4aファイル、バンドルファイル)

20230920a_nordlead4_myprograms

Nord Lead 4Rで、自分で作った音色が一つもないことに気付き、少しは作ってみるか、と上図の8音色を作った。

Nord Lead 4 "Saw1 HH"

鋸歯状波を1個使ったリード。NL4のディレイはモノしかない。これはこれで潔いし、モノディレイは嫌いではない。でも、A1には「PING PONG」というボタンがあるんだよね。

Nord Lead 4 "SawPhaseStr HH"

NL4にはコーラスとかアンサンブルとかがない(A1にはある)。ここでは、FXのCOMBにLFO2で三角波のモジュレーションをかけて、フェイザー風にしてみた。オシレーターは1個だけだし、ユニゾンも使っていない。このフェイザーについては、他のシンセやエフェクターではやりにくいことができそうで、これはこれで個性的で良いと思う。

Nord Lead 4 "Square1 HH"

最初の「Saw1」の波形を方形波にしただけのもの。カットオフとレゾナンスの再調整も、しなかったような気がする。普通にきれいな音で、うれしい。

Nord Lead 4 "SqrLegGlide HH"

フルタイムでポルタメントがかかる「MONO」になっていると誤解して弾いていて、実は「LEGATO」になっていてフィンガードポルタメントだったのだった。「あれ?」と思ったが、まあ、よしとする。クラビアって、ポリフォニックのポルタメントって実装しないんだよね。どうしてだろう?

Nord Lead 4 "PwmPanStr HH"

三角波PWM(Pulse Width Modulation)でストリングスを作ろうとして、それだけでは物足りなかったのでオートパンをかけた。メイン機のスピーカー(Genelec 1031Aなど)で聴くとかなり不自然な揺れで、音量上げをしたらさらに不自然になった。シンセ側のスピーカー(Genelec 1029A)で聴くと問題ない。うーむ。PWM自体はきれいだと思う。あと、リバーブは長さが中間の「STAGE」なのだが、これもけっこう長いんだなぁ、と今思った。

Nord Lead 4 "SawBrass HH"

カットオフ周波数をエンベロープで大きく振って作る、いつものブラス(金管)。ビブラートは「DLYVIB1」でかけた。遅れは2段階から1個を選べるだけで、これは短い方。レイトとデプスは「SOUND」メニューで調整できる。

Nord Lead 4 "FmStrings HH"

オシレータ1と2を正弦波にし、「FM1」で周波数変調(Frequency Modulation)をかけた。周波数は同じ。「FINE TUNE」つまみを使うとモジュレーターの周波数にデチューンをかけることができ、DX7懐かしの揺れを作れる。ただ今回は使っていない。オートパンで左右に少し振った。リバーブは一番長い「HALL」。

Nord Lead 4 "SSyncPad HH"

FMの次はオシレーターシンクでしょう、と思ったのだが、おなじみの「ギュイーン」もあまり面白くないかなぁ、と思って、パッドを作ってみた。「LFO1」と「MOD ENV」を「OSCMOD」にかけ、「LFO2」をパンにかけて、うねりを作った。シンクは2種あるが、今回使ったのはソフトシンク(S-SYNC)。

以上8音色(プログラム)を含むバンドルファイルを下に示す。

ダウンロード - 20230920a_hideoharada.nl4sbundle

シンセは、使いやすい場所に置くというのがとても大事だなぁ、と思う。無理のある姿勢だと音を作れない。

Nord Lead 4は、意欲作ではあるが、完成度は今一つである。コーラスとかアンサンブルとかステレオディレイとかパンの設定とか、A1にはあるのに、4にはないもんね(パンはcc#10でできるけれど、記憶してくれるんだろうか?)。一方で、NL4にしか実装されなかった変態機能というのもいくつかある。コードメモリーとかインパルスモーフとか、だ。

2オシレーター、3LFO(ビブラート専用LFOを含めると)、3エンベロープジェネレーターで色々なモジュレーションができるのは、NL4の特徴だろう。NL3と少し違う「変調天国」であるとは思う。クロック同期もあるしね。

H2

2023/09/19

Clavia Nord Lead 4Rのインパルスモーフを試す

20230919a_clavianordlead4r

このところ、第3のセットでNord Lead A1を弾いていて、Nord Lead 4Rを弾きたくなり、メイン机の第1セット、左手キーボードスタンドの2階に出してきた。

Nord Lead 4には「インパルスモーフ」という機能がある。上の写真だと左下隅に「IMPULSE MORPH 1-7」という3つのボタンがある。それを押すと音が変わるというものだ。Nord Lead、Nord Stageなどが備えるモーフ機能は、通常はモジュレーションホイールやベロシティのような、連続可変のデータに反応して音を変える。インパルスモーフは、ボタンで非連続に音を変えるものだ。Nord Lead 4の新機能の一つで、作り手側はけっこう推していた気がするが、私は使ったことがなかった。

Nord Lead 4自体、あんまり触っていなかったようで、自分が作った音色のデータが一つもなかったので驚いた。とりあえず4つ作ったが、それはまた後日。

上の写真では、「1.18」とプログラム番号が表示されている。Nord Lead 4とA1は、音色名表示機能はないが、内部には音色名が入っているようで、Nord Sound Mangerを見るとわかる。

20230919b_nordsoundmanagershowingnordlea

バンク1の18は「Vocal Arpy AD」だ。

それを簡単に演奏した音を、インパルスモーフなし、インパルスモーフありの2種作った。

下の図はCakewalkのトラック・ビューだ。

20230919c_note_impulse

トラック1にアルペジオを呼ぶノート情報を録音し、トラック2にインパルスモーフのコントロールチェンジをオーバーダビングした。最初はインパルスモーフなしで、次にインパルスモーフの1、次に2、最後に3をトリガーした。インパルスモーフの何番を押したかでコントロールチェンジの値が変わるので、上の図ではそれが棒状に表示されている。トラック2をミュートして再生すればインパルスモーフなしになるし、ミュートを解除すればインパルスモーフあり、になる。

Nord Lead 4 "Vocal Arpy AD" WITHOUT Impulse Morph

こちらはインパルスモーフ無しのバージョン。まあこれはこれできれいなのだが、もう少し変化があると楽しいかな、という風情だ。

Nord Lead 4 "Vocal Arpy AD" WITH Impulse Morphs

こちらはインパルスモーフ有り。Nord Lead 4Rのボタンを叩いてインパルスモーフのコントロールチェンジを出し、それをCakewalkに録音した。そのコントロールチェンジのイベントは、16分音符でクォンタイズした。途中はわかりにくいかもしれないが、少し変化が付いている。最後の音を伸ばすところは、わかりやすいかと思う。

Nord Leadはそれなりにコレクションしてきたのだが、あまり学んでいない。これから学ぼう。

H2

2023/09/17

Roland SC-88ST Proで「ド・タ・ドドタ」

20230917b_my3rdset

デルの古いノートパソコンStudio 1555を中心とした第3のセットで、ローランドSC-88ST Proの打ち込みをした。「ド・タ・ドドタ」でいこうと決めて打ち始めた。

驚いたのは、Windows Updateが動いている状況だと、MIDIノートのルーティングもうまくできないのね、ということだった。Core 2 Duoだものね。

Do Ta DoDoTa

ガレージでのルーズなギタートリオのセッション。Sound Canvasは、1番ピアノと1番ドラムスの音が素晴らしいと思う。1992年末にSC-33(SC-55mk2相当)を買った時、それ以前に使っていたコルグT2とあまりに違うのでびっくりした。素朴に打って、けっこうリアルに聞こえる。それを再度聞きたくて今回の打ち込みをした。ホールリバーブも相性がいいんだよね。きっと。

SC-33のセンドリターンエフェクトはリバーブとコーラスだが、SC-88ST Proはディレイが追加されている。昔の私はディレイの使い方がまったくわかっていなかったが、ここ数年で学んだ(少しは)。SC-88ST Proにはインサーションもあるが、今回は使わなかった。

Nord Lead A1で打ち込みをしたのは今回が初めてかもしれない。スティックとホイールの位置関係がよく、ベースとギターにスティックが有効だと感じた。シンセ鍵盤も悪くない。ドラムスに高いベロシティを送れた。

Avantone Pro MixCubeで再生して音量バランスを取り、Sonarにオーディオを録音し、それをエクスポートしてメイン機に運んだ。そちらのスピーカーで聴くと音が違う。音量バランスで、ベースが大き過ぎる。今後MixCubeでバランスを取る際は、ベースを小さめにしよう。

ギタートリオで音数が少ないので、ベースが大きめ、ギターが小さめでも、ギターが聞こえないほどではない。よかった。

最後のベースの高音があまりにチャチなので、それ以降にプラグインのリバーブを追加し、少しローカット。その再生音をTK Audio BC1-Sに通して、コルグMR-2000Sに録音した。それからまたプラグインで低域を削り、レベルのピークを取った。

ディレイの3回目以降が思ったほど聞こえないなぁ。どうしてだろう。

H2

Dave Smith Instruments「Mopho」を購入

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Dave Smith Instruments(DSI)の「Mopho(Mopho Desktop)」を買った。3万2000円+送料1200円。

これは新品で売られていたころは5万円くらいだったように記憶している。中古で年数を重ねているわりには安くなっていないのだが、これまで買いそびれてきたわけだし、Dave Smithが今後新しいシンセを作ってくれることもないので、ここは買いかなと思った。

OSのバージョンが1.2だったので、1.4に上げた。ローランドUM-2Gではうまくいかなかった。「Main OS Load: 128」の画面から進まないのである。Fireface 800のMIDIにつないだらうまくいった。続いて音色セットをファクトリーにした。

その中から一つ。

DSI Mopho "1-18 Evolver"

DSI最初のシンセ「Evolver」から取った音色名であろう。ノンエフェクトでこれだけブンブンいうのだからすごい。Mophoは後段にオーディオエフェクターを搭載していないが、ステレオ出力にパンを振って出せるようにはなっている(はず)。その構造はProphet-08と同じだ。面白い音を出す。

DSIはSequentialに変わった。Dave Smith亡き後の製品は、やっぱり、Dave Smithっぽさは薄れた。安価でコンパクトなシンセも、このごろは作っていない。Moogは、Bob Moogが若手に開発を任せるようになってから、シンセの作りは変わった。まあ、後継者たちがとてもよくがんばっているとは思うけれど。

Dave、あなたが手掛けたシンセは素晴らしいよ。

H2

2023/09/15

Clavia Nord Lead A1を出してきた

20230915a_clavianordleada1

書斎とは別の部屋に臨時に作った第3セットに、Nord Lead A1を出してきた。Waldorf Blofeld Keyboardに比べると、アフタータッチがないのは劣るけれども、DTM音源を使う場合にはアフタータッチはあまり必要とも言えない。A1だとボリュームペダルを使えるので、そちらの方がよいかもしれないと考えた。

昔に作った音色データを引っ張り出し、今回作った3音色と一緒にしたのが下の図だ。

20230915b_nordleada1_16programs

まだこれしか作っていないのか、と言われるとその通りであるのだが、弾いてみると、おー、以前の私はこんな音を作っていたのか、と思えて楽しい。

今回作った中から一つ。

Nord Lead A1 "SqrMonoGlide HH"

今回は、Cakewalkのオーディオトラックを録音状態にして、メトロノームはミュートして、テンポフリーで弾いた。今回はプラグインを使った音量上げをしなかった。十分過ぎるほど大きかったからだ。ピークがあまり出ていなくて、ノーマライズだけで大きくなったのかもしれない。こうして聞くと、豊かさと鋭さがあって、A1は良いシンセだと思う。

Nord Lead A1は、けっこうパラメーターが絞られているのだが、そこも良さである。ぐいぐい音を変えていける。

上図16音色分のデータを下に示す。

ダウンロード - hhprograms20230915a.nlasbundle

H2

2023/09/13

Avantone Pro「Mixcube Active」を購入

20230913c_avantonepromixcubeactive

Avantone ProのMixcube Activeを買った。ペアで3万円+送料1327円。

2022年8月にMixcube Passiveを買った(記事はこちら)。これがなかなかよかった。ローランドSRA-50というさほど高価ではないプリメインアンプで鳴らしても、かなり楽しめた。1980年代に買ったAuratone 5Cよりワイドレンジで、でも落ち着きがある。普通の家で鳴らすなら、これで十分ではないかと思うくらいだった。

となると、予備機が欲しい気もした。アンプ内蔵のMixcube Activeを試してみたい気もした。今回はActiveがまあまあの価格で入手できた。

横から見るとこんな感じ。

20230913d_avantonepromixcubeactive

今回は自分の部屋ではなく、100Vでの駆動である。115V仕様だから、本来の音ではないかもしれない。

鳴らした感想は、「落ち着いた音だな」であった。SRA-50でパッシブを鳴らすより、角が取れた感じだ。左右独立に音量を調節できるので(SRA-50にはその機能がない)、それも便利だと思った。ただ、電源を2系統取らなければいけないし、パワースイッチも2個操作しなければならない。その点では、パッシブの方が気楽である。

そろそろ、スピーカー買うのも、やめんとなぁ。

H2

IK Multimedia「UNO Synth PRO」を購入

20230913a_ikmultimediaunosynthpro

IK Multimediaの「UNO Synth PRO」を買った。3万1500円+送料1400円。

ファームウエアは2.0.2で最新だった。エディターをダウンロードして動かしてみた。

20230913b_unosynthproeditor

この真っ黒い画面は…。これを作った人は、これがかっこいいと思ったのかなぁ。

音を一つ。

UNO Synth PRO "1 THE ONE"

プリセットの最初にあった音を弾いたもの。SonarにMIDI録音して8分でクォンタイズし、cc#1をオーバーダビングした。音色のテンポは120で、でもそのディレイが付点に聞こえるように、テンポを160にして弾いた。

UNO Synth PROを欲しいと思ったのは、アフタータッチ付きの鍵盤の上にホイールがあったからだ。Blofeld Keyboardの具合がよく、37鍵盤のものもあっても便利かな、と思った。

買ってがっかりしたことの一つは、サスティンペダル端子がないことである。見落としていた。これだと、マスターキーボードとしては使いづらい。

使ってみて驚いたのは、ローカルオフの機能がないことである。インターネットで同様のことを書いている人がいたので、たぶんそうなんだろうと思う。これはひどい。ファームウエアの更新でなんとかしてほしい。

ACアダプターからの給電端子が細過ぎて頼りない。デスクトップと共通にしたかったのかもしれないが、これはないだろうという細さである。

電源オン時にキャリブレーションを始めるのだが、この時間がものすごく長いことがある。給電端子の頼りなさと合わせ技で、ライブでは絶対使いたくないと思わせる。

USB給電でも動くのだが、私が試した限りでは、ひどく雑音が出る。USB端子も、こんな細いのにしないでくれよ、と思う。

全般に、どうも挙動が安定しない。

ディスプレイは、音色名表示くらいだとさほど感じないのだが、エディットを画面を見てしなければならない状況だと、小さ過ぎる。エフェクト関連はつまみでできることが少なく、ディスプレイをのぞき込んでやらなければならない。

以上のようなことがあり、お薦めはしない。

ただ、鍵盤とホイールの感触はよい。音は、エフェクトが独特で、他にない味わいがあると思う。3音パラフォニックも楽しめそうだ。

まあ、手放した人の気持ちもわかるな。

H2

2023/09/11

Yamaha MU1000にプラグインボードを挿入

20230911a_yamahaplg150pfapdx

3番目のセットにヤマハMU1000を設置し、しばらくは使ってみようかと思っている。MOTIF-RACKとMOTIF-RACK ESのふたを開けてプラグインボード3種を取り出し、MU1000に移設した。上の写真がその3枚で、左下がPLG150-PF、左上がPLG150-AP、右がPLG150-DXである。

3枚を並べてみてわかったことがいくつかある。PFとAPは回路は同じで、波形データだけが違うのであろう。PLG150-DXにはDX7と同じチップが載っているのではないかと勝手に推測していたが、それはまったくそんなことはなくて、上の写真だと右下隅に見える一番大きいチップは、FS1Rで使われているという「YMP706-F」だった。けっこうモダンな石を搭載していたのであった。

MU1000に3枚を装着した様子が下の写真だ。

20230911b_yamahamu1000includespluginboar

背面のふたを開け、レールにボードを滑り込ませてコネクターにケーブルを挿し込む。ふたを閉めると後ろから多少押さえ付けられるようになっている。

では音を一つ。

PLG150-AP "CFGrand" in MU1000

CFGrandは一番最初のピアノ音で、そのままだと味気なく感じたため、ディケイとリリースを伸ばし、フィルターを上げ、MU1000内蔵のリバーブをかけて、そのディレイも少し長くした。Sonarに録音してWAVファイルにエクスポートし、それをメイン機のSound Forge+Ozone 9で整えた。いつもの音量上げとローカットである。使った鍵盤はWaldorf Blofeld Keyboardで、49鍵の範囲で弾いた。

PLG150-APのピアノは、私の印象としてはクリスプ(crisp、歯切れのよい)で、さほど好みではない。でも、32個の音色を全部聞いたかというと自信がないし、エディットすれば多少は違うかもしれない。

MU1000もPLG150-PFもPLG150-APも、現在のシンセが持っているピアノ音に比べると、どうしても見劣りする。それでも、選択肢が多ければ少しはマシかもしれない。

デジタル接続でノイズが入らないのは楽だ、とも思う。

H2

2023/09/09

Auratone 5Cを出してきた

20230909b_the3rdsetwelcomesauratone5c

1980年代に買ったAuratone(オーラトーン)5Cを出してきて、Avantone Pro MixCube Passiveの場所に入れた。

坂本龍一の「/05」をかけたら妙な雑音が聞こえた。しばらく使わなかったから動きが悪いのかもしれないし、経年劣化で限界なのかもしれない。でも、どのソースでも同様な雑音が聞こえるわけではない。雑音がひどく耳につくというのが5Cの特徴なのかもしれない。もしかしたら古い古い「ホラートーン」の本領を発揮しているのかもしれない。

よくわかりません。

メイン机でフォステクスG850で再生すると、違いの大きさに驚く。

それでも、5Cを鳴らしていて、飽きないなぁとも感じる。

H2

Roland UM-2Gを購入

20230909a_rolandum2g

Roland(Cakewalk by Roland)のMIDIインタフェース「UM-2G」を買った。4980円(送料含む)。

先日、古いノートパソコンを使ったシステムにUM-2Gを使ったところ、Windows 10でアドバンストモードで利用でき、マルチクライアント対応であることがわかった(記事はこちら)。ネット検索していたら中古品があり、もう一つ買っておくか、と思った。

Windowsではアドバンストモードで利用でき、Mac(13.5.1)の場合は、アドバンストモードでない方なら利用できる。USB給電で使えるし、2ポートあるし、スルー機能もあるし、Windowsの場合はUWPにも対応している(記憶の限りでは)ので、何かとありがたい製品であると思う。

我が家にあるUM-2Gは表面がべたべたしているが、今回届いたものはそうでもなかった。何らかの処理をしてくれたのかもしれない。

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2023/09/08

Yamaha MU1000を出してきた

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現在遊んでいる3番目のセットに、ヤマハMU1000(Extended)を出してきた。ハーフラックで、という気持ちである。

パソコンとMU1000はUSBで接続し、MU1000のデジタル光出力をFA-66のデジタル光入力につないだ。MU1000のサンプリング周波数は44.1kHz固定だから、FA-66もそうしておく必要がある。FA-66を44.1kHzで運用しているのは、非力なパソコンに負荷をなるべくかけたくないのと、FA-66はサンプリング周波数の設定を簡単には変えられないので、ASIOで音楽CD由来のデータを再生できる44.1kHz設定がよいだろうと考えてのことであった。MU1000はそれにちょうど合致する。

デジタル接続で、音量が小さいのには閉口している。MU1000の設定を+12dBにしても、まだ小さい。なかなか難しい。

これで、MU1000、SC-88STPro、Blofeld Keyboardの3つの音源を用意できたけれど、それらを混ぜて録音するのは、現況だと、バラバラにSonarに録音して、Sonarで混ぜる、しか方法がなさそうである。2009年購入の非力なノートブックPCでそれができるのかどうか、疑問だ。

別途レコーダーを用意してどこかに接続しちゃえばいいのかもしれない。うーむ。

XG用のエディターソフト「XG Manager」(開発者のWebサイトはこちら)を試した。

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なかなかの優れものである。インストール不要のポータブル版があり、なおかつ、x86とx64がある。XGの共通部分については、これで操作できそうな気がする。

ただ、MU1000のフル機能を使おうと思うと、手で操作して、保存したい場合にはシステムエクスクルーシブを送るしかない。XGの共通部分だけでやってみるのも手かもしれない。

MU1000の音を一つ。

Yamaha MU1000 "GrandP #" with "CROSS DELAY"

XG Managerを使って、リバーブを切り、バリエーションエフェクト「CROSS DELAY」をかけた。SonarでMIDI録音して8分音符でクォンタイズし、MU1000の出力をFA-66に送ってSonarで録音してWAVファイルにエクスポート。メイン機に運んでSound ForgeとOzone 9で整えた。XGのピアノはディケイが短くて好みではないと思っていたが、ディレイをかけるだけで印象が変わるものだ。今回使った「GrandP #」はMU100Nativeの音色だそうで、MU basicの「GrandPno」とは違うようだ。うーん。難しい。

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Waldorf Blofeld Keyboardを出してきた

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趣味の配線を続けている。今度はBlofeld Keyboardを出してきた。

iRig Keys Universalは、コンパクトだし、サスティンペダルを接続できるし、ホイール2個も具合がよいのだが、鍵盤は弾いていて楽しいとは言い難い。ベロシティの設定をすればいいのかもしれないが、面倒だし、他のものを出してくる方がマシか、と考えた。また、ノートパソコンStudio 1555にはUSB端子が3個しかないため、MIDI接続が可能なものを出してくればUSB端子に空きが作れるなぁ、という思惑もあった。そのUSB端子にまた別のものをつなごうというのだ。

49鍵以上で、アフタータッチがあるものがいいなぁ、ということで、Blofeld Keyboardを出してきた。ホイールが上側にあるので幅が小さく、鍵盤から左に手を動かすとマウスが近くて良い。ラップトップスタンドを出してきてパソコンを浮かし、パソコンのキーボードが遠くならないように配慮した。

不満なのは、Blofeld Keyboardのモジュレーションホイールである。ホイールを下に引き切った状態でゼロで安定せず、ゼロから10くらいの間でランダムに値を吐く。実は、引き切った状態の少し上のところにゼロで止まる点があるのだが、意図してそこに持っていくのは、演奏中だと難しい。もともとそうだったのか、経年劣化なのかは謎である。

シーケンサーでデータを編集するような場合、無駄データは見苦しいので、ない方が望ましい。うーむ。

Blofeldの音を一つ。

Waldorf Blofeld "PadBrown T"

Blofeld Keyboardのプリセット音色は、私にとってはドンピシャなものが多く、プリセットを試聴しているだけで、時が過ぎる。

さて次は、ヤマハMU1000を出しに行こう。

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2023/09/07

Roland SC-88STProを設置

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デルのノート型パソコン「Studio 1555」を中心としたセットに、ローランドの音源「SC-88STPro」を加えた。

制御ソフトとして、「MIX88」をインストールした。

20230907b_mix88

ところが、MIX88をインストールしたら、Cakewalk by Bandlabが動かなくなった。スプラッシュスクリーン(起動スクリーン)で止まるのである。困った。MIX88をアンインストールしても、Cakewalkを再インストールしても状況は好転しない。

私のところだけで生じる症状かもしれないが、これはけっこう怖いので、Cakewalkを入れているメイン機にMIX88をインストールするのは、もうできないなぁ、と思った。でも、SC-88STPro+MIX88の組み合わせはあきらめきれない。だったら、Cakewalkはあきらめて、昔のSonarを入れてみるか、ということになった。下の図が、Sonar 8.5である。

20230907c_sonar85x64

Sonar 8.5は、とりあえず、オーディオプラグインも、ソフトシンセも、すべてなしでインストールした。そうしたら起動時間が短く、これまでSonar 8.5の欠点だと思っていたことが解消された。いろいろやっているうちに、「起動時にVSTプラグインを検索」「既存のプラグインを再検索」というチェックボックスを発見し、メイン機の方でそのチェックを外したら、起動が短時間で済むようになった。

20230907d_sonar85optionglobalvstplugin

起動時に検索しないことによる弊害が出てくるかもしれないが、とりあえずこれで。

MIX88とSonarは同時に使いたいのであるが、MIDIポートの競合が出てしまったのも難渋した。FA-66のMIDIポートだと、どちらか一方で開くと、もう一方で開けない。「マルチクライアント対応でない」と表現してもよい。

ローランドUM-2Gのアドバンストモードと、MOTU MIDI Time Piece AVはマルチクライアント対応であるようだった。UM-1EXをアドバンストでないモードで動かした場合はマルチクライアント対応ではなかった(アドバンストモードでは動かなかった)。あーめんどくさ。

今のところ、UM-2Gで、UM-2G→SC-88STProは2ポート、SC-88STPro→UM-2Gは1ポートつなぎ、SC-88STProの32パートすべてを使えるようにしてある。

SC-88STProの音を一つ。

ST-88STPro "MellowRhodes with AutoWah & Delay"

MellowRhodesという音に、MFXのオートワウをかけ、MFXからディレイへのセンドを少し上げた。Sonar 8.5で録音してノーマライズしてWAVファイルにエクスポートし、メインのWindows機に持っていって、少しレベルを上げ、前後を切ってフェードインフェードアウトをかけた。

Ozone 9の画面を見ていて感心したのは、低域がほどよくカットされていることだ。音色一つひとつのレベルでそうしているのか、終段でそうしているのかわからないが、なんとなく、一つひとつの音色でカットしているような気もする。だからうまく混ざる、のかもしれない。

Sound Canvasの音色はあまり迫力がないのだが、だからこそうまく混ざる。SC-33をショルダーキーボード(ヤマハKX5)のお供にしてライブに持っていったこともあるが、ライブでも、意外とすっきり音が通る。ベースペダルの音源として使ったこともあるが、その際には低域がそこそこあったと記憶している。

中低域を削る、というのは、素人の私は長い間気付かなかったが、けっこうポイントなのかも。

SC-88STProは新品で買ったから1999年ごろだと思う。Sonar 8.5やFA-66を買ったのは2010年前後だろうか。これらの機器を買った時は仕事に忙しく、向き合う時間を取れなかった。これから取り返そう、と一応は思う。

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2023/09/06

2009年のノート型パソコンでCakewalkのソフトシンセを弾く

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先日、Bandlab Cakewalkが終了するという記事を書いた(こちら)。CakewalkはメインのWindows機のほか、今はほとんど使っていないWindowsノートブック「Dell Studio 1555」にも入れてある。そちらも更新しておこうかということで、引っ張り出してきて、Windows Updateをかけたりして、Cakewalkも更新した。

更新したものの、これって、本当に使えるんだろうか?と気になった。何しろ、2009年に購入した、Core 2 Duoのノート型パソコンである。時々Windows Updateを実行していたが、その際にはCPUが100%になり、他のパソコンよりも長い時間がかかる。CPUが非力であることは明らかだ。そんなんで今のCakewalkが使えるのだろうか?

どうせなら、少し、まともなシステムに組んでみるか、ということで、使っていない機器を集めて、上の写真のようにセットアップした。オーディオインタフェースはローランドFA-66(Studio 1555はIEEE1394端子を持っている)、アンプはローランドSRA-50、スピーカーはAvantone ProのMixCube Passive、鍵盤はIK MultimediaのiRig Keys Universalである。

非力なパソコンなので、ソフトシンセのインストールは一つもしていない。Cakewalkに付属してきたのではないかと思われるものがいくつかあり、TTS-1はノイズを吐いて使えないが、SI(Studio Instrumets)のエレピ、ストリングセクション、ベースは使えるようだった。

SI String Sectionを手弾きして、WAVにエクスポートし、メインパソコンで少し調整したのが下の録音だ。

Cakewalk SI String Section Trial

FA-66を44.1kHzで動かしているので、今回のファイルは44.1kHzである。メインのパソコンでは、前後を切り、ノーマライズをして、左チャンネルが小さかったのでそちらだけもう一度ノーマライズをした。無音部分にフェードインとフェードアウトをかけた。

FA-66は、背面のスイッチでサンプリング周波数を設定する。設定を変更した時にドライバーがおかしくなることがあるし、ホストが非力なパソコンなので、44.1kHzで使おうかと思っている。

FA-66のドライバーは自動で入った。ネットから自動で落としてきたのか、それとも以前に私が何らかのものを入れていたのか、そこはよくわからない。FA-66の設定はわからない部分が多い。44.1kHzで使う場合、アナログ出力が2系統(4出力)で1~4、デジタル出力が1系統で5と6になるはずなのだが、3と4のペアに出そうという試みは、まだうまく行っていない。

それでも、ソフトシンセが、意外と弾けることがわかった。商用の重いものを入れるのはためらわれるが、フリーの軽いものを一つ二つインストールしてみるのもよいかもしれない。

でも、非力なパソコンであるので、ハードウエア音源を接続する方がいいよね、たぶん。

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脛(すね)当てを付けてバイクに乗る

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先日、スポーツ用品店で、上の写真のサッカー用の脛当て(シンガード)を買った。袋が付いているのがお得感があって選んだ。私がサッカーをするわけではないのだが、バイクに乗る際に、以前はハイソックスを履いてその中に脛当てを入れて乗っていたことがあり、久々に昔の習慣を復活させようかと思ったのだった。

転んだ際に脛を守るというのはもちろんそうなのだが、バイクで転倒した場合、こんなもんで守り切れるかというと、どんなもんだろうかと思う。まあ、私自身は、肋骨にひびが入るとかじん帯を伸ばすくらいの怪我で、これまでは済んでいるのであるけれども。

脛当てを付ける理由は、XR250Rのようなキック始動のバイクで、キックペダルから足が滑り落ちる際に、すねを打つかもしれなくて、その際に痛みが軽く済むであろうからである。

この夏は猛烈に暑く、ウォーキングに行くのも、バイクのエンジンをかけるのもはばかられるほどだった。ここ1週間くらいウォーキングをして、足も少しはほぐれただろう。今日は曇り気味で温度が低めであろうということで、ウォーキングの後に、エンジン始動に挑むことにした。上の脛当てを付けて、である。

ハイソックスは、数十年前に買ったと思われる登山用のものしかなく、見た目は暑苦しい。サッカー用のものを買うかどうか、思案中。とりあえず今日は登山用で。

気合を入れていどんだのだが、数発のキックでかかった。チョークを一杯に引いたのがよかったのだろうか。XR250Rのチョークの具合は、まだよくわからない。

10キロメートルほど走って帰った。

20230906b_hondaxr250r

まだ1万キロに行かない。もっとも、メーター読みを信頼してよいのかどうかはわからないが。

チェーンが温まったところでオイルをあげようかと考えた。メンテナンススタンドを出してきてオイルをあげるために後ろのタイヤを手で回したところ、へにゃへにゃである。空気が抜けている。これでよく走ってきたわ、とあきれた。

ガソリンスタンドに行って空気を入れて、ガソリンを入れた。トリップは30kmほどだが、3リットル入った。まあ、アイドリングばかりしているから、仕方あるまい。

バイクは、エンジンがかかれば天使、かからなければ疫病神である。今のところ、XR250Rのエンジンはかかっている。

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2023/09/05

Clavia Nord Stage 3で「熱すぎる夏」

20230905a_toohotsummermemo

昨晩、ローランドMX-1からヤマハSPX2000へセンドリターンする接続をして、それをテストしていて書いたのが上の譜面だ。機器を出してきて接続してうんぬんかんぬん、というのが、私の場合には良い刺激なのだろうと思う。

A-A-B-A形式のピアノソロで、調はいつものC始まり、Am終わりである。ほんともう、字数が決まった俳句のようなもので、何でいつもこうなのかとは思う。でも、帰る場所、スタートする場所があるのは、いいことかもしれない。

Too Hot Summer

Nord Stage 3「Royal Grand 3D」独奏。内蔵エフェクトは、音を録音する段階になってイコライザーだけ入れた。外部でかけたのは、ヤマハSPX2000「C8 STEREO ECHO」とLexicon PCM 91「P0 0.0 Deep Blue」。Genelec 1031A+Dynaudio BM14Sでミックスした時にはこのくらいの中低域でよいだろうと思ったのだが、Fostex G850で聴くと中低域が足りない。先日、BM14Sが鳴っていないのではないかと疑った時に音量つまみを上げ過ぎたのかもしれない。やれやれ。

128kbpsでm4aを作っても4メガバイトを超えたようだったので、114kbpsを試し、120kbpsを試して、最後に120kbpsを残した。音に荒れがあるような気がするが、致し方ない。4分を超えてしまったのだ。

Nord Stage 3からFireface 800に直接つないだら、フロアノイズが気になった。MX-1を介してつないだ方がマシだった。アンバランスのケーブルは、ちょっと長くしただけでもノイズが乗るということだろうか。

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Cakewalk by BandLabが終了

20230905a_cakewalkbybandlab202309

これまで無償で提供してきたWindows用のDAW(Desktop Audio Workstation)ソフト「Cakewalk by BandLab」の開発を終了し、今後は有償の「Cakewalk Sonar」を提供するとBandLab Technologiesが発表した。Cakewalk by BandLabは2023年9月更新で打ち止めで、現在はそのEA(Early Access)が提供されている。情報の出所はこちら

Cakewalk Sonarとは別に、「Cakewalk Next」という音楽ソフトもリリースされる。簡単に使える、のかもしれない。

Cakewalk for Windowsのバージョン3から愛用している私としては、Sonarの永続ライセンスの料金を払ってそれが反故にされたのは悔しかった。この後、また料金を取られるのかと思うとうーむだが、それでも、買うのかもしれない。

Cakewalk by BandLabは、無償でもそれなりに機能があって、私はこれで十分かも、と思っていた。でも、無償ゆえに、いろんなものにサポートされなくなっていて、それはちょっと悲しかった。そんなわけで、価格によっては、有償も悪くないかもしれない。

さて、どうなるんでしょうねぇ。

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