Yamaha MU1000にプラグインボードを挿入
3番目のセットにヤマハMU1000を設置し、しばらくは使ってみようかと思っている。MOTIF-RACKとMOTIF-RACK ESのふたを開けてプラグインボード3種を取り出し、MU1000に移設した。上の写真がその3枚で、左下がPLG150-PF、左上がPLG150-AP、右がPLG150-DXである。
3枚を並べてみてわかったことがいくつかある。PFとAPは回路は同じで、波形データだけが違うのであろう。PLG150-DXにはDX7と同じチップが載っているのではないかと勝手に推測していたが、それはまったくそんなことはなくて、上の写真だと右下隅に見える一番大きいチップは、FS1Rで使われているという「YMP706-F」だった。けっこうモダンな石を搭載していたのであった。
MU1000に3枚を装着した様子が下の写真だ。
背面のふたを開け、レールにボードを滑り込ませてコネクターにケーブルを挿し込む。ふたを閉めると後ろから多少押さえ付けられるようになっている。
では音を一つ。
PLG150-AP "CFGrand" in MU1000
CFGrandは一番最初のピアノ音で、そのままだと味気なく感じたため、ディケイとリリースを伸ばし、フィルターを上げ、MU1000内蔵のリバーブをかけて、そのディレイも少し長くした。Sonarに録音してWAVファイルにエクスポートし、それをメイン機のSound Forge+Ozone 9で整えた。いつもの音量上げとローカットである。使った鍵盤はWaldorf Blofeld Keyboardで、49鍵の範囲で弾いた。
PLG150-APのピアノは、私の印象としてはクリスプ(crisp、歯切れのよい)で、さほど好みではない。でも、32個の音色を全部聞いたかというと自信がないし、エディットすれば多少は違うかもしれない。
MU1000もPLG150-PFもPLG150-APも、現在のシンセが持っているピアノ音に比べると、どうしても見劣りする。それでも、選択肢が多ければ少しはマシかもしれない。
デジタル接続でノイズが入らないのは楽だ、とも思う。
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