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カテゴリー「Akai」の66件の記事

2023/03/13

Akai MINIAKを購入

20230313a_akaiminiak

アカイ(AKAI)のバーチャルアナログシンセサイザー「MINIAK」を買った。1万円+送料1570円。ソフトケースが付いてきた。

MINIAKは、Alesis(アレシス)「Micron」のマイナーチェンジ版である。Micronは以前買った(購入記事はこちら)。Micronがけっこうよかったので、MINIAKも、そこそこの価格で出てきたら買おうと思っていた。Micronは押し入れにあるが、前回出した時、何か不具合があったような記憶もある。

MINIAKの改良点は、マイクが付いてボコーダーとして使えるようになったこと、というのが一般的な見解だろう。私の場合、ボコーダーを使う気がない。MINIAKの魅力は、何といっても、3つ並んだホイールである。左がピッチベンド、中央がcc#1、右は買ってから知ったが、チャンネルアフタータッチであった。Micronは横向きのピッチベンドホイールと、横向きのスライダー2本で、これはお世辞にも使いやすいとは言えないなぁ、と思っていた。そんなわけで、MINIAKである。

音を一つ。

AKAI MINIAK "P5 Stgings GD"

Micron/MINIAKは、音色をロータリーエンコーダーで選ぶようになっており、バンクとナンバーを、基本的には表示しない。でも、内部的には128スロットを持つバンクが8個ある構造になっている。今回購入して、1番最初(バンク1の001、000は空っぽになっている)に入っていた音色がこれだ。

この音色はストイックなもので、2つあるフィルターの片方しか使っていないし、そのモードは「LP ob 2pole」という昔っぽいものだし、内蔵エフェクトも使っていない。MINIAKの実力を感じさせるものではないが、「シンプルな音を作ってもProphet 5みたいでしょ?」という心意気が感じられる。

その音色をCtrlrのパネルで見たのが下の図である。

20230313b_ctrlrpanelforminiak

この画面を見るだけで全体像をつかめる、と思う。

キーボードスタンドの1階にNord Stageを置き、2階にMINIAKを置いて椅子に座ると、MINIAKの画面が読み取れない。Ctrlrのパネルで音色を切り替えて使ってみたところ、なかなか具合が良い。

Ctrlrのパネルは、あくまでもパネルであり、ライブラリアンではない。それを理解するまでに時間がかかり、音色を1個消してしまった。Sysxのバックアップを取ったつもりであったが、そこからの書き戻しは、今日試した限りではうまくいかなかった。まあ、ボコーダーのプログラムを消しただけなので、気にしないことにしよう。

AlesisのIONは名作だとは思うが、ロータリーエンコーダーが不安で、なかなか手が出ない。それ以外のバーチャルアナログは、Fusion、Micron、MINIAKと買ってきたが、どれも好きだ。手に入ってよかった。

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2022/06/03

Ensoniq TS-12:外部サンプル再生設定を保存する方法があった

昨日の記事で、「以上のような経緯で、AKAI CD-ROMの音をTS-12で鳴らすことができることはわかった。ただ問題なのは、TS-12で施した調整を保存する術がないことだ」と書いたが、TS-12のマニュアルを読み返し、「SAMPLE-EDITS」というファイルで調整を保存できることがわかった。手順が面倒である。

(1)波形ディスクから外部サンプルを読み込む。

(2)通常ディスクに差し替える。

(3)通常ディスクにSAMPLE-EDITSファイルを保存する。

20220603a_ensoniqts12savesampleedits

これで保存はできた。次は読み込みである。

(1)通常ディスクからSAMPLE-EDITSファイルを読み込む。

20220603b_ensoniqts12loadsampleedits

(2)「INSERT SAMPLED-SOUND DISK ~ AND LOAD FILE ~」という表示が出るので、波形ディスクに差し替えて、OKボタンを押す。

(3)「USE BANK BUTTONS TO SELECT LOCATION」という表示が出るので、ロード先のバンクボタンを押す。

これで、Soundsボタンを押してモードを切り替えて、先ほど指定したバンクボタンを選び、音色名の下のボタンを押せば、弾けるはずである。

波形ディスクは一切書き込みはできないので、通常ディスクに情報を保存する、ということであろう。

では、AKAIのS1100 CD-ROMから読み込んだ「BRIGHT STR 1」をもう一度。

Ensoniq TS-12 "BRIGHTSTR1B"

TS-12の側で、フィルター1のカットオフを94に絞り、エンベロープ3でアタックとリリースを長くして、「27 HALL REVERB 1」をかけた。モジュレーションホイールとアフタータッチ(プレッシャー)でわずかにビブラートがかかるようにした。パソコンに取り込んでから、低域をカット気味にして音量上げをした。

これで、波形ディスク(多分1600KB)に収まる大きさのインストゥルメントであれば、TS-12に持っていって鳴らし、調整した結果を保存できることがわかった。マルチティンバーにできるかどうかはわからないが、そこまで追求しなくてもよいだろう。

EnsoniqのCD-ROMに入っているデータは、他社のサンプラーで鳴らした場合、「これが制作者の意図した音なのだろうか?」と悩みつつオーディションする必要があった。元に近い音で聞けるという意味で、TS-12は大切な存在だ。

ただ、Outputボタンを押すとハングアップするという挙動は相変わらずだ。

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2022/06/02

Ensoniq TS-12でAkai CDを鳴らす

朝からまたエンソニックTS-12をいじっている。

最初にやろうと思ったのは、音色保存用のIMGファイル作成だ。Windows XP機のOmniFlopで、TS-12でフォーマットしてプログラムを1個だけ保存したフロッピー・ディスク(FD)を読み込んでIMGファイルを作った。

20220602a_omniflopreaddisk

IMGファイルをTS-12のGoTekドライブに入れ、そこから音色を読み込めることを確かめた。フォーマットもできた。そのIMGファイルをコピーして5個ファイルを作り、WORKディレクトリに入れておいた。ただ、ここに自分で作った音色を保存するかというと、しないかもしれない。SYSXでパソコンに転送した方が管理がしやすい気がするからだ。

続いて、手持ちのTSDファイルをIMGファイル化したものをTS-12で読み込み、プログラム、プリセット、シーケンスのSYSXをパソコンに送信して保存した。SYSXを送って中身を書き換える方が楽ではないかと思うからだ。プログラムやシーケンスを時々聞きながら作業をしたが、けっこう良い音のように思った。

次に、手持ちのEFEファイルをIMGファイル化してUSBメモリーに入れ、TS-12で読み込んでみた。全部試したみたわけではないが、まあまあ読めそうである。GHKファイルをIMGファイル化したものはロードできなかった。

さらに、Awave StudioでAKAI CDを読み込んでみた。

20220602b_awavestudiofoundakaicd

読み込んだインストゥルメントの例が下の画面だ。

20220602c_awavestudioloadedakaiinstrumen

インストゥルメントを右クリックして保存する際にEFEを選べる。そのEFEファイルをIMGファイル化してUSBメモリーに入れ、TS-12で読み込んでみた。

20220602d_ensoniqts12loadsbrightstr

これで一応鳴る。

BRIGHT STR1(TS-12)

「AKAI S1100 CD ROM」(その画像がある記事はこちら)の最初にある「SH1101 Synth Strings」に含まれるインストゥルメント。AKAI上でなされていた音色の調整が消滅し、サンプルがもろに鳴っている状態である。これはこれでいにしえのストリングスマシンみたいで面白いが、使いやすいとは言えそうにない。

BRIGHT STR1 with some edit(TS-12)

Envelope 3をいじってアタックを遅くし(うまくできていないけれど)、フィルター1を絞って丸くし、「27 HALL REVERB 1」をかけた。

以上のような経緯で、AKAI CD-ROMの音をTS-12で鳴らすことができることはわかった。ただ問題なのは、TS-12で施した調整を保存する術がないことだ。サンプルを読み込んでその場でエディットして使うしかない。おまけに、その状況で「Output」ボタンを押すとハングして再起動に追い込まれる。

EnsoniqのCD-ROMを少し持っているのでその音を鳴らすのにTS-12を使おうかと思ったが、良質なものの多くはTS-12の6MBのROMに移植されているような気もする。また、調整したものを保存できないのは辛い。どうしたものか。

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(2022/06/03追記)

調整した結果を保存する方法があった。次の記事を参照していただきたい。

2021/05/28

Roland INTEGRA-7、Akai S3200XL、S6000を配線して起動

20210528a_akais3200xls6000withyamahamont

机右手のYamaha MONTAGE6を中心としたセットで、ローランドINTEGRA-7、アカイS3200XL、S6000を使えるようにした。とりあえず、今並んでいるものを使えるようにしようということだ。

裏面はこんな感じ。

20210528b_cables

窓ぎりぎりに機材を置いているため、裏の配線は、窓を開けてベランダに出て行う必要がある。虫が入ってくるかもしれないがやむをえない。ケーブルの配線をしていると、自分は一体何のためにこんなことをしているのだろうかと思うが、でも、つながって動く様子にわくわくしている自分もいる。

音を出して、やっぱりアフタータッチ付きの鍵盤はいいなぁ、と思った。

STRING PAD

アカイのCD-ROM 1XLに入っている音の一つ。アフタータッチでフィルターの開閉を制御できる。自宅録音をする際にこんな演奏をするかというとしないけれど、でも、ライブだとこけおどしとして良いかも、と思う。

1983年にDX7が出てきたころは、アフタータッチを使っていた人は、今より多かったと思う。その名残で、昔に作られた音はアフタータッチによる音色変化が込められているものが少なくない。アフタータッチ付きの鍵盤で弾けば気付くこともあるが、アフタータッチなしの鍵盤だと、気付かないことが多いだろう。

INTEGRA-7は、ローランドがBig Sur用のドライバーを出してくれていて、それが問題なく動いた。INTEGRA-7 Sound Editor(ダウンロードはこちら)もBig Sur対応になっていて、問題なく動いているようだ。ありがとうございます。

INTEGRA-7の音も、アフタータッチで変化するものがけっこうあるんだよね。

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2021/05/23

SCSIドライブがかつてない多さ

20210523a_scsidrives

このところサンプラーを出してきていて、それに伴い、SCSIドライブの配置がかつてない多さになってきた。

上の写真は、上の光磁気(MO)ディスクドライブとその下のCDドライブがアカイS3200XL用で、一番下のCDドライブがアカイS6000用である。これ以外にローランドW-30用に、ハードディスクドライブ(HDD)1台とMOドライブ1台が出てきている。外付けだけで5台。内蔵は、S3200XLにはSCSI2SDがあり、S6000にはHDDとメモリーカードリーダーが入っている。

サンプラーではない「シンセサイザー」を並べることもあれば、サンプラーを並べることもある。サンプラーは概して音の編集はやりにくいのだが、他の人が一生懸命作った音色を鑑賞する楽しみが大きい。買ってしまいこんでいるCD-ROMもたくさんある。あれを使いたくなったり、これを使いたくなったりするので、年中配置変更をしている。

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2021/05/22

Akai S3200XLでRolandとE-muのCD-ROMを読む

アカイS3200XLで、ローランドとE-mu SystemsのCD-ROMを読めるかどうかを試してみた。

LOADボタンを押してSCSIボタン(F5)を押すと、SCSIデイバスの選択画面になる。

20210522b_akais3200xlscsidrivecontrolscr

ここで、右下に「Rlnd」と出ているのがローランド、「EIII」と出ているのがE-muのE3フォーマットのCD-ROMを読み込むためのボタンだ。

ドライブにローランドの「L-CDP04 Orchestral Winds. Vol.1」を入れて「Rlnd」ボタンを押すと、下の写真のように中身が表示された。

20210522c_akais3200xldisplaysrolandcdrom

ボリューム全体を読み込むこともできるし、右に表示された音色を選んで読み込むこともできる。

音はこんな感じ。

Roland L-CDP-04 "Jazz Flt 1c" Played By Akai S3200XL

リバーブがなくても楽しいということは、いい音だということだろう。一部、cc#1でモジュレーションを付加した。ピッチベンドは使おうと思っていたのだが、使いそこねた。

E-muのE3用のCD-ROMも読んでみた。

Emulator Standards Volume One "ARCOSTRINGSL"

これもリバーブなし。E-mu Systems、さすがだなぁ。

以前、S6000でも同様の実験をしたことがある。読めないわけではなかったが、時間がひどく長くかかり、結果は今一つであったような記憶がある。S3200XLの方が少し良いかもしれない。

ただ、読めるか読めないかは、1枚1枚どきどきしながら試すことになるだろう。E4用のCD-ROMを1枚試したが、それは読み込めなかった。

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Akai CD-ROM Sound Library Volume 1 XLをS3200XLで読み込む

2021522a_akaicdromsoundlibraryvolume1xl

アカイS3200XLで「AKAI CD-ROM SOUND LIBRARY Volume 1 XL」を読み込み、MO(光磁気)ディスクに保存する、という作業をした。

感動的したのは、音を読み込むとエフェクトの設定がなされることだ。「with EB16 parameters」と書かれているように、エフェクトの設定ファイルが入っており、S3200XLで読み込むとその設定が反映される。

S5000/6000で読み込んだ場合には、エフェクトのパラメーターが読み込まれない。S6000でこのCD-ROMの音を聞いてもあまり感興を覚えなかったが、S3200XLで読み込むと大違いである。

3047EL-GUT G "EL-GUT GT-CH"

CD-ROM Sound Library Volume 1 XLのパーティションFの5番目にある「EL-GUT GUITAR」ボリュームにある「EL-GUT GT-CH」という音色。上の「3047EL-GUT G」というのは、機械で読み込むと見えるボリューム名である。「16 CLEAR CHORUS」がかかっていて、コーラスですよー、という音色に仕上がっている。

S6000でサンプリングCD-ROMの音色を読み込むと、エフェクトの設定がされることはあまりない。S5000/6000用のマルチを読み込めばできるはずなのだが、積極的に使った音色に感心した記憶があまりない。ということで、S3200XLでのVolume 1 XL読み込みに感動し、ボリュームを一つひとつ読み込んでMOに保存した。

S3200XLでCD-ROMを読み込むのに、これまでは、microSDカードにISOファイルを転送したものをSCSI2SD v5.5で読んでいたのだが、途中までしか読み込めないことが判明した。長いケーブルを探してくるなどのやりくりをして、S3200XLにCD-ROMドライブとMOドライブを接続し、オリジナルCD-ROMから読み込んだら最後まで読めた。

今回は、すべての音色を弾いてみたわけではないので、これから少しずつ弾いてみようかと思っている。いい練習になるかもしれぬ。

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2021/05/20

Akai S3200XLを試して半日の感想

20210520c_akais3200xl

アカイS3200XLを半日触っての感想。すごいところもあれば、そうでないところもある。

すごいと思うのは音の良さ。アカイの代表機種だけあって、CD-ROMから音を読み込んだ時に、作り手の意図に添った音が鳴る。S6000でロードした音はやはり正しくなかった、最初に買ったサンプラーがSampleCell PC(ISA)で次がS6000であった俺は愚かであった、と反省している。S3000か3200か3200XLあたりを選ぶべきだったかもしれぬ。

すごくないと思うのはディスク。ハードディスクは最大510MBで、パーティションの大きさは最大60MBである。当時としては途方もない大きさだったのかもしれないけれど、今となっては邪魔な制限に思える。

S5000/6000はディスクがMS-DOS互換のFAT(File Allocation Table)になったので、MS-DOS/Windowsとのデータ交換が楽で、ディスク容量の制限もきつくない。我が家のS6000に入っているハードディスクドライブ(HDD)は320GBだ。その大きさをフラットに使える。

我が家のS3200XLにはSCSI2SD v6が入っていて、それをどのように使うか悩んだが、結局、IDゼロを光磁気(MO)ディスクドライブ、ID1をCD-ROMモードにしたSCSI2SD v5.5、ID2~5と7をSCSI2SD v6、ID6をホストとして、SCSI2SD v6のメモリーカードは、5個の500MB HDDとして使うことにした。5個の500MB HDDをフォーマットしてブロック検査をすると、かなりの時間がかかる。今はその終了を待っている。

S3200XLにMOドライブを入れるという手もなくはないが、ミスって壊したらいやだしなぁ。

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Akai S3200XLを購入

20210520a_akais3200xl

アカイのサンプラー「S3200XL」を購入した。5万7800円+送料1564円。

ローランドW-30、SP-700に続く、古いサンプラー第3弾である。これらはすべて同じ人から譲ってもらった。

S3200XLが5万7800円というのは少々高いとも思ったが、ディスプレイが更新されていること、記憶装置としてSCSI2SD v6が入っていることを考えると、それだけで2万~3万円程度の価値があると思った。それらを購入するだけでも決して安くはないし、内部に入れる手間もある。そう考えて、6万円弱を投じることにした。

2016年にS3200を買った(購入決断の記事到着の記事アナログ出力不調の記事)。画面が見づらく、アナログ出力にノイズが乗るという難物で、これをどうしたものかと考えていた。デジタル出力が生きているので捨てるには惜しいが、画面を更新するのも面倒である。悩んでいるより、S3200XLを買ってしまった方が早いかもしれないと考えた。

S3200XLが到着し開梱して配置し、TEST PROGRAMの音が出ること、フロッピーディスク(FD)から音を読み込んで発音できることを確かめたが、SCSI2SDの使い方がなかなかわからなかった。MO(光磁気)ディスクドライブから音を読み込んで発音できることも確かめた。SCSI2SDドライブをUSBでMacに接続してみたが、ユーティリティが起動はするものの、メニュー項目を選ぶことができず、使えなかった。Windowsに接続してユーティリティを動かし、こちらで最初のデバイスのIDを5に設定し、容量を500MBにしたら、なんとかS3200XLで認識し、フォーマットができた。

SCSI2SDのバージョンがv6.3.2で、v6.4.6に更新しようとしたが、実はこれはとんだ勘違いで、v6.4.6は2021年基板向けで、私が持っているボードはそちらではないのであった。ファームウエアの更新は失敗したが、このあと認識しなくなり、顔面蒼白となった。

箱を開け、SCSIケーブルを外し(その意味があったかどうかは不明)、WindowsパソコンにUSBケーブルでつないでそこから給電したところ、なんとか認識し、設定をデフォルトに戻すことができた。

またフォーマットだ。

20210520b_akais3200xlformatingharddisk

上の画面のように、とりあえず、60MBのパーティションを9個作ってフォーマットした。上の画面は「marking bad hard blocks...」であり、たぶん、ブロック単位で読み書きをして使えるかどうかを確かめているのだろうと思う。かなり時間がかかる。

では音を一つ。

STRING SEC P + S SEC MARC

手持ちのMOの中にあったストリングスのマルカートを手弾きしたもの。たぶんノンエフェクト。不気味さがあり、サンプラーに多くの人が取り組んでいたころならではの素敵な音だと思う。

デジタル出力はフロアノイズがマイナス110dBくらい、アナログ出力(最初のペアしか試していないが)はマイナス90dBくらいだった。デジタルはまあこんなもんだろうが、アナログが優秀であると感じた。以前買ったS3200はフロッピーディスク・ライブ(FDD)がMOに交換されていてFDDがなかったが、今回はあるので、それも嬉しい。何より嬉しいのは、はっきりした画面である。これがあると使う気になる。

H2

2021/04/16

Roland W-30でAkai S6000を弾く

20210416a_rolandw30withakais6000_yamaham

机右側のローランドW-30を中心としたセットに、ヤマハの音源モジュールMOTIF-RACK XS、アカイのサンプラーS6000、t.c.electonicのエフェクターReverb 4000を追加した。W-30はこれまで、内蔵音源とMac内のソフトウエア音源を弾くのに使ったことはあったが、ハードウエア音源も少しは使いたいなぁ、と思ったからだ。

W-30の大きさは幅1014×奥行き301×高さ106mm。重さは9.8kg。61鍵のわりにはコンパクトで、現在のニーズにマッチしている(かもしれない)。鍵盤は、ベロシティの出にばらつきがあるように感じる。中央をC3とすると、C5の音量が少し大きいように思う。こうしたばらつきは、年数を経ると避けられないものではないか。できれば鍵盤は新しいものがいいなぁ、とは思う。

W-30の鍵盤で驚いたのは、連打ができることだ。例えば下のようなものだ。

Akai S6000 "Sc55Piano Piano 1" played by Roland W-30

右手の人差し指と中指で「ドドドドドドドドドドドドドドドドド」と弾いた。打楽器の打ち込みであっても、これをリアルタイムで入れる自信はないが、それでも、音色のオーディション時に、こんな風に弾くことがないとは言えない。W-30の鍵盤は跳ね返りがよい、と思う。

MOTIF-RACK XSを選んだのは、MacBookで遠隔操作ソフトが動くから。S6000を選んだのは、持ってきた12Uのラックの一番下にそれが鎮座していたから。どちらもデジタル接続で、弾いていない時のレベルメーターはマイナス112dBと表示している。

私のスタジオでは、アマチュアだからなのか、フロアノイズを抑えるのは難しい。デジタル接続はフロアノイズが少なくて、私は好きだ。

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