AKG K121 STUDIOのプラグを交換
机にヘッドホンハンガー(K&M 16090)を付けて、AKGのK121 STUDIOを吊るしている。どこかに引っ掛けて引っ張ったのか、それとも自然にそうなったのかはわからないが、プラグの根元の被覆が破け、中の細い3本の線がむき出しになった。布テープで覆ったのだが、しばらくしたら意味がなくなった。
時々、音が出ないという症状も出始めた。本当に音が出なくなってからでは、3本の線のどれがプラグのどの極(チップ、リング、スリーブ)に対応しているかを確かめられなくなる。観念して、交換することにした。
切断して、被覆を剥いて、銅線を露出させる。テスターを持ってきて抵抗値測定モードにし、プラグのどこと対応しているかを確かめる。
白がスリーブ、赤がリング、黄がチップであった。色から連想したものとは違っていた。白がスリーブ、黄がリング、赤がチップだと思ったんだが…。
で、家にあったプラグに交換した。あまりにごついプラグで、線が細過ぎだが、よしとする。
このヘッドホンは、某楽器店でFireface 800とSonarを買った時にポイントがたまり、それを使って購入した。そんなに買い物をしないから、ポイント使っちゃおうと思ったのだった。
会社勤めをしていたころは、自宅の机の前に座れるのは夜だけで、ヘッドホンをかけてシンセを弾くことが多かったが、会社勤めをやめてからは、明るいうちにスピーカーで鳴らすようになり、ヘッドホンの使用頻度が下がった。今では、シンセから音を出しているはずなのに次の機器に音が来ない際に、ヘッドホン端子で音の出を確認するくらいしか使っていない。夜は、なるべく早く寝ようとしている。
上の作業をするだけでも、小さいニッパー、ラジオペンチ、半田ごて、半田ごて置き、テスター、半田、老眼鏡などを用意しなければならない。ニッパー、ペンチ、半田ごて置き、テスターは、小学生の時にお小遣いを貯めて買ったものである(半田ごては壊れてしまった)。当時は工具も日本製で、けっこう高かった。それらを、数十年経った今でも使っているのだから、すごいなあと思う。
私ができるのはケーブルの半田付けくらいであるが、それでも、できてよかった。
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