Alesis Q49を購入
AlesisのUSB/MIDIキーボード「Q49」を買った。送料込みで2800円。
見た第一印象は、鍵盤がひどく黄ばんでいる、であった。でもまあ、それを気にしていたら日の当たる部屋には暮らせない。
Windowsに接続してみた。マイクロソフトのドライバーで動作する。MMEもUWPも大丈夫。コルグとローランドの製品は独自のドライバーを必要とするものが多く、それはそれで理由があってしていることだとは思う。でも、楽に使える、長く使えるという点では、OS内蔵のドライバーを使ってくれる方がいいなぁ、と思う。まあ、OSの仕様がいつ変わるかわからないのも事実ではあるが。
MacBookにも接続してみた。こちらもOSが持つドライバーで動く。特に問題はなさそうだ。
白鍵10個の幅は233mm~234mmくらいで、KORG K49と同じ。ピアノ鍵の一般的なサイズだ。白鍵の見えている部分の奥行きは132mmくらいと少々短いが、隠れている部分にもキーがあるのか、奥の方も押しやすい。
サスティンペダルは、ヤマハFC4では逆だった。コルグDS-1Hは大丈夫だった。Q49のマニュアルには「ノーマルオープンのタイプが使用できます」と記されている。製品によっては、電源投入時にチェックして極性を決めるものもあるが、電源を入れた後に挿してもよいという面では、極性固定の良さもある。
Q49の大きさは幅815×奥行き187×高さ60mmだ。これまで使っていたKORG K49は幅818×奥行き221×高さ69mmだ。微妙な差であるが、狭い机の上に置くので、Q49の方がコンパクトに感じられる。奥行きが34mm短く、高さが9mm小さいだけでも、奥に置いたパソコン用のキーボードを操作しやすい。
K49はホイールの径が小さく、ピッチベンドホイールはバネが強過ぎるし、モジュレーションホイールはねっとりと重い。Q49のホイールの方がまともである。
ホイールの上方には縦方向の「DATA ENTRY」スライダーがあり、ここにいくつかの機能を割り当てられる。ベロシティを割り当てると、スライダーを下端にした時に最もワイドなベロシティを出し、上端にした時に最大値(127)固定になる。気が利いている。ベロシティに設定する場合はMIDI/SELECTボタンを押して点灯させ、VELOCITYと書かれたF2キーを押して、ENTERと書かれた右端のC5キーを押せばよい。
刻印されていないし、マニュアルにも掲載されていないのだが、ネットの情報で、E2キーを押すとスライダーでアフタータッチを出力できると書いてあった。やってみたらできた。面白い。
一つ気を付けないといけないのが、何らかの設定を変えると、その後にバンクセレクトとプログラムチェンジを吐くことだ。それらを受信する音源だと、音色選択が変わってしまう。
Q49、なかなか良い製品であると思う。
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