Aphex Aural Exciter Type III Model 250を購入
Aphex SystemsのAural Exciter Type III Model 250を買った。1万6550円+送料1200円。
届いてどうやってチェックしようか考えたが、とりあえず、パソコン→System-1m→C-3021→Aural Exciter→Eclipse→dbx Quantum→MR-2000Sと接続し、C-3021とEclipseとQUANTUMはスルーで、音楽を流してみた。Aural Exciterをオフにしたものと、オンにしたものを以下に示す。
Endless Drive with Aural Exciter Process "OUT"
「20180703a_EndlessDriveWithNoAX.mp3」をダウンロード
スルーにする方法は、基本的には、中央の「PROCESS」ボタンを「OUT」にすればよいのだろうと思う。それとは別に、チャンネルごとに「Ax」というボタンがあり、それによってAural Excitement processをオンオフできる。今回は、元々44.1kHz WAVであったものを、PlayPcmWinからSystem-1mに通すために96kHz16ビットにしている。録音する時は96kHz24ビットで、それを48kHzのMP3にコンバートしている。ピークを単純にノーマライズしたため、このMP3ファイルと、次のMP3ファイルで、若干音量差があるかもしれない。
Endless Drive with Aural Exciter Process "IN"
「20180703b_EndlessDriveWithAX.mp3」をダウンロード
こちらは、「PROCESS」ボタンを「IN」にしたもの。つまみは、「NR THRESHOLD」だけ、黄色と緑のLEDが交互に点滅するように合わせているが、ほかのつまみはセンター。Axボタンはオン、SPR(Spectral Phase Refractor)ボタンはオフにしている。SPRは、今回のソースには合わないと感じた。
B3031A/BM14Sで聴きながら操作していると、エフェクトの有無でけっこう違う。上に「シャキ」が上乗せされるのだが、そのかかりかたが、単なるフィルターでなく、ダイナミクスに反応するものであるところが、Aphex Aural Exciterの持ち味なのかも、と思う。
ただ、録音してMP3にすると、差があまりないようにも思う。難しいところだ。
Aphex Aural Exciterは、1980~1990年代に一世を風靡したエフェクトで、他社からも似たようなものが色々と出た。ただ、「エキサイター」と名乗るのは商標侵害の恐れがあり、「エンハンサー」という言い方が多かった。
手持ちのものだと、ヤマハEX5にはAural Exciterが入っている。けっこう使った。なよっとしたPCM波形が少し生き返る感じがあった。アウトボードとしては、X-594があり、ボスのEH-50が押し入れのどこかにあると思われる。X-594とEH-50はアンバランス入出力で、バランス入出力のものが欲しいという気持ちはあった。また、どうせ買うならAural Exciterかな、という気持ちもあり、今回の購入に至った。
タンスの肥やしになる可能性もある。でも、一度は使ってみたいエフェクターだった。
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