機材をやりくりしてアンバランスの長いケーブルをやめる
久々にWindowsパソコンで5.1chの再生を試みた。foovar2000とUA-S10の設定はまあ何とかなって音が出たのだが、サラウンドのBehringer B3031Aから「サー」というノイズが出ているのがどうにも気になり始めた。
そもそも、UA-S10はかろうじて6チャンネルの出力を持つのだが、その際はLINE OUT A、LINE OUT B、PHONESという3ペアの出力をすべて使わなければならない。PHONESはアンバランス出力である。そのアンバランス出力を、長いケーブルでサラウンドのB3031Aへ引っ張っており、その途中でノイズが入っている気がしてきた。
センターのGenelec 1029AとLFEのDynaudio BM14Sは距離が短いのでそちらをアンバランス接続にしようかと考えた。1029Aはできるが、BM14Sは入力端子がXLRなので、PHONESからそこへ接続するとなると、ケーブルを作らなければならない(おそらく)。それも面倒なので、他に何か方策がないか考えた。
で、やってみたのは、ダイレクトボックスとマイクプリアンプを使ってアンバランスケーブルを少しでも短くしよう、という試みである。
UA-S10のPHONES出力からTRS→TS×2のケーブル(インサーションケーブル)で出す。なるべく短いものを選んだが、1mくらいはある。
それをBehringerの「ULTRA-DI DI20」に入れる。
DI20からはバランスのマイクケーブルで出す。それをARTのマイクプリアンプ「DPSII」で受ける。
DPSIIの出力をB3031Aにつなぐ。ここもバランスだ。
最初はUA-S10コントロールパネルの音量調整をすべてマイナス30dBにしたが、それだとやはりサラウンドのB3031Aからのノイズが気になる。PHONES出力をマイナス10dBにして(20dB上げて)その分DPSIIでゲインを落としたら、ノイズがまあまあのレベルになった。
今、サラウンドソースのリスニングをしながらこの記事を書いている。これでうまくいくといいなぁ。
将来はFM-186を使ってサラウンド接続をすることも考えている。そうすればFM-186にOppo BDP-103を接続してディスクを楽に聴けるようになる。ただ、それをやるとなると、AVアンプVSA-919AHを今の一等地から動かす必要があるかもしれない。うーむ。
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