
メインで使っているWindowsパソコンをWindows 11にした。Windows 11に対応できるかをチェックツールで調べ、TPM 2.0とかセキュアブートとかの課題はクリアしておいたのだが、オーディオインタフェースが動くかどうか不安で、ローランドの発表があるまで、Windows 11への更新は待とうと思っていた。しかし、Windows Updateの画面で「更新できますよ」と提示され、つい、やってしまった。
いつ更新しようかと考えるのが面倒なんだよね。更新に付いていかないという選択肢は、基本的にはないわけだし。
一番気になっていたローランドのSuper UA(UA-S10)は、とりあえず、動いているようである。下は「UA-S10 Control Panel」。

Windowsのコントロールパネルの中にある「UA-S10」アプレットも、下の図のように開いた。

現在つないでいる他の音楽関連周辺機器はローランドMX-1、コルグVox Continental、Mark Of The Unicorn(MOTU)のMidi Timepiece AV(MTPAV)、ヤマハMOTIF-RACK XSで、それらの電源を入れると、デバイスマネージャーは下の図のようになった。

なんとか大丈夫そうで、ほっとした。
Microsoft Windowsの何が好きか。過去のソフトと周辺機器との互換性を、アップルより重視しているところだ。周辺機器とソフトが動かなくなるのは、本当に痛いのだ。いつであっても。
オーディオインタフェースは、このWindows機では、リスニング(主にfoobar2000)とマスタリング(Sound Forge)をUA-S10で行い、主にCakewalkでシンセを弾いたり音をミックスしたりするのはMX-1にしている。UA-S10の出力は、サラウンド再生を可能にするために、6チャンネル分をすべてFM-186に送ってしまっており、マスターレコーダーMR-2000Sに回すのが難しい。MX-1はデジタル出力をdbx Quantum→MR-2000Sに送るだけで済む。ちなみに、MacBookはRME AudioのFireface 800を使っている。
Windows 11になって良いところは特にないのだけれど、約5年後にWindows 10のサポートが切れた後にも使い続けられるであろうから、まあそれがメリットと言えるだろう。
厄介な点はいくつかある。一つは、ポップアップメニューが簡略化され、機能によっては、「その他のオプションを表示」を選んで旧ポップアップメニューを呼び出してから選ばなければならなくなったことだ。エクスプローラーでは、切り取り、コピー、貼り付けがそうなってしまった、と思ったが、実はそれはアイコンとして表示されていた。やれやれ。
「ペイント」は、従来はWindowsフォルターに「mspaint.exe」として存在していたのだが、Windows 11ではストアアプリになってしまったようで、更新のたびにEXEファイルの場所が変わる。ショートカットを作っても、それが突然無効になったりする。EXEファイルの場所を探すのも面倒で、タスクマネージャーの詳細画面で探すくらいしか、今の私は思い付かない。面倒な変更をしてくれたよな、と思う。
Hyper-V仮想マシンの構成バージョンが9から10に上がったのも、手間はかかるが、それによって得られることが何かわからず、「あー面倒くさい」と思いながらバージョンアップをしている。
ま、Windowsはバージョン2.11以来のお付き合いだし、これからも付き合っていくと思うので、まあ、よろしく頼みます。
H2