渡辺貞夫の「HOW'S EVERYTHING」を買った。SACD版。2861円。その他にもSACDを3枚買った。冨田勲の「月の光」(2547円)、「惑星」(2339円)、AquaPlusの「LEGEND OF ACOUSTICS」(2606円)。SACDは手に入らなくなると高騰するケースが散見されるため、新品で買えるものは買っておこうか、という気持ちである。
HOW'S EVERYTHINGは、高校のころにレコードとカセットテープで聴いていた音楽を今購入するということで、なんというか、遠いところまで来たなー、感がある。なんか泣ける。音がいいか悪いかというと、CDよりも昔のレコードに近い音がするような気はするのだけれど、それがいいか悪いかというと、うーむ、といった感じ。
うちのSACDのプレーヤーはアナログ5.1chでAVアンプに接続されていて、これだと、サラウンドの設定は何もできず、2ch音源だとサブウーハーに信号が行くこともないようで、トーンコントロールとかラウドネスとかも、あることはあるんだろうけど使いにくくていじっていないので、昔聴いていたころのようなチューニングもできず。スピーカーを切り替えることもできない。そのプレーヤーはHDMI接続もされているので、CD/DVDはサラウンドができるんだけど、SACDだとHDMIに信号がいかない。プレーヤーが違えば変わるのかなあ。まあ、安物だしなー。
SACDを聴いてみるのは、ハイレゾ入門として、けっこう勉強になる気がする。いいと思うものがあり、そうでもないと思うものがあり、その違いを考えて、そんな中で、自分がほしい音を探していけるんじゃないかと思う。
これまで聴いた中で気に入っているのは、宮本笑里「tears」、Miles Davis「Someday The Prince Will Come」など。冨田勲「展覧会の絵」も、アナログシンセとは思えない音のバリエーションに圧倒される。今、これだけの手間かけて音を作るのは困難だよなー、と思う。
我が家のAVアンプにつながっているスピーカーは、スピーカーAがNS-10M(LR)、YST-SW800(サブウーハー)、NS-M125(センター)、TANNOY mercury mx3(サラウンド)で、スピーカーBがAuratone 5Cである。旧式の安物のオンパレードで、NS-10Mと5Cは新品で買ったけれど、あとは中古とかもらいものとかで、何使ってるんだろう感がある。
でも、NS-10Mと5Cがやめられないんだよな。時々別の新しいものにしてみたくなるのだけれど、外すと、これが懐かしくなるような気がする。もちろん、手放す気はないので、懐かしくなったら元に戻せばいいんだけど。
スピーカーを変えるというのはけっこう勇気がいる。作業効率を考えると、スピーカーより、ディスプレイを40型とかにしちゃう方がいいような気もしている。現在は24型4Kで、40型だと原寸で使えるだろうな、とも思うのだ。そうなると、NS-10Mを置く場所を捻出するのさえ、簡単ではない。
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