Ensoniq TS-12の上にDexibell VIVO SX7を置く
エンソニックTS-12を机左側のメイン鍵盤にしているのだが、いかんせん、ピアノの音は昔のものである。ヤマハMOTIF-RACK XSがあるからそれで、と思ってきたが、手を伸ばして音色を変えるのは難しく、リモコンソフトを起動するのも面倒だったりして、満足できる状況とは言えなかった。
そんなわけで、DexibellのVIVO SX7を出してきて、TS-12の上面右端に置いた。大きさはほぼぴったりである。
音はこんな感じ。
VIVO Grand
1番最初に出てくるピアノ。リバーブを切り、イコライザーで低域を少しカットした。左手でオクターブの交互連打をしようとしたが、うまくいかなかった。お恥ずかしい。
VIVO SX7にデジタル出力はないが、XLR端子のバランス出力はある。今回は、バランス出力からEventide Eclipseに送り、そこからdbx Quantum→MR-2000Sはデジタル接続。ノイズはまあまあ抑えられた。
VIVO SX7には、ダンパーペダルとエクスプレッションペダルの端子がある。ダンパーペダル端子にローランドDP-10,エクスプレッションペダル端子にローランドEV-5(のOEM供給品)を接続した。MIDIデータをパソコンに送ってくれなくて焦ったが、設定したら出てきた。
下の図は、ダンパーペダルをゆっくり踏み込み、すっと戻した時のデータである。
まあまあきれいに出たと思う。最初は、DP-10のスイッチの設定を誤っていてもっと飛び飛びだったが、ちゃんと設定したらまともになった。
VIVO SX7は約2GBの波形メモリーを持ち、そこに波形をセットして利用する。今は標準設定にしていて、ピアノはたぶん「EXP_German_Grand.dxs」という約275MBのファイルで提供されているものだと思う。VIVO SX7のピアノは他にもいくつかあり、サイズの大きいものもあるので、試してみてもよいかもしれない。
これまで、我が家で良いピアノ音が出る機材というと、Nord Stage 3 HP76、Nord Stage EX HA76、MONTAGE 6がトップだなと思っていて、VIVO SX7はそれに一歩譲るかなと思っていた。でも、TS-12で弾くと、そんなに遜色ないかもしれないという気持ちになってきた。しばらく弾いてみようか。
DexibellのWebサイトを見に行って、VIVO SX7の後継「VIVO SX8」が出ていることに気付いた。CPUパワーを増し、波形メモリーの容量が2倍の4GBになったらしい。日本で販売されるのかしら?
H2