Sonicware LIVEN 8bit warpsを購入
Sonicware「LIVEN 8bit warps」を購入した。1万8000円(送料含む)。
LIVEN 8bit warpsは、LIVENシリーズの最初の製品である。8ビットの波形メモリー方式で、6音ポリフォニック。その後に出たLIVEN XFMはFM音源の4マルチティンバー、LIVEN BASS&BEATSはドラム+シンセ1パートであったが、8bit warpsはモノティンバーで、その代わりといっては何だが、4トラック(内部音源から録音する3トラックと、外部から録音する1トラック)のルーパーが付いている。
2023年夏(たぶん)にバージョン3が出て、それに合わせてドラムサウンド29種のシステムエクスクルーシブ・ファイルが配布された。今回入手して、OSを3.0.76に更新した。最も信頼がおけると思われる、Fireface 800とMIDI-OXを用いた。その後、ドラムサウンド29種を一つひとつ送信してM100~M128に保存し、MIDIでバックアップを取った。バックアップ・ファイルは「1,487,274 バイト」になるはずで、そうならなかったらMIDIバルク通信のエラーである。
大丈夫ではなかろうか、と思う。
ドラムサウンドを使った例を一つ。
LIVEN 8bit warps Drums Example
追加されたドラム音の中から「KICK1」「SNARE1」「HAT1」を選び、キック1を4つ打ちにした1小節パターンを作ってルーパーのトラック1に録音し、スネアを2と4に入れたパターンを作ってトラック2に録音し、ハットを入れたパターンを作ってトラック3に録音し、その3トラックを同時に再生し、つまみで音量バランスを変えながらコルグMR-2000Sに録音した。最後のキックの音に終わり感を出すため、そこだけは取り込んだ後にリバーブをかけた。
LIVEN 8bit warpsはシングルティンバーのモジュールなので、ドラムトラックを作るのに向いているわけではない、と思う。でも、やろうと思えば、いろいろな方法が考えられるだろう。
「サウンドロック」を使う方法を知りたくて、英語の動画を観た。PRM LOCKをオレンジ色に点灯させればよい、らしい。その例がこちら。
LIVEN 8bit warps Sound Lock Example
キックの4つ打ちの裏に、スネアらしきものを入れてみた。これはルーパーを使っておらず、パターンを再生しているだけである。面白い。
ソニックウェアのシンセは、いずれも、個性豊かというか、クセがあると感じる。そこが面白く、触っていると時の経つのを忘れる。大したものだ。
H2