monome norns ”FM7”で「nornsがやってくる」
monome norns scriptを使ってみている。MIDI対応のスクリプト「FM7」をインストールし、USB端子に接続したArturia KEYSTEP 37とRoland UM-ONE mk2で弾くことができた。パソコンにRoland UM-2Gをつなぎ、nornsにUM-ONE mk2をつなぎ、UM-ONE mk2のMIDI端子をUM-2Gに挿した。これで、双方向のMIDI通信が可能になり、パソコン上のシーケンサーでnornsを弾ける。
FM7のメイン画面は下図のようなものだ。
左側のマトリクスは、6個あるFMオペレーターの相互変調ではないか、と思う。この初期状態だと相互変調がなくてサイン波っぽい。K2(SW2)を押すと左側のマトリクスに適当な変調が入る。
それによって音が変わる。K2を押し続けるだけでいろいろな音を弾ける。EDITメニューではより多くのパラメーターを変えられるが、それについては研究不足。
とりあえず、初期状態の音を弾いて1曲。
norns comes!
nornsのスクリプトFM7の初期トーン独奏。うまい人なら同じものを両手で弾けるかもしれないけれど、私の場合は、まず分散和音をCakewalkにMIDI入力し、高域のロングトーンをオーバーダビングした。音は、nornsの内蔵リバーブを少し深くしただけで、FM7そのもののエディットはしなかった。外部でリバーブ等はかけなかった。dbx QuantumとOzone 9でイコライジングとレベル上げはした。
nornsの出力はちょっとノイジーで、dbx Quantumでゲートをかけた。歪みっぽく感じる部分もあるが、D/Aの質のせいかどうかはわからない。
あるシンセの音というのは、そのシンセのエフェクトの音である、ということが時々ある。nornsはスクリプトによって別のシンセになるが、リバーブはnornsが持っているものをスクリプトがそのまま使う場合が多いようで、nornsの特徴的な音というのは、nornsのリバーブの音と言えるような気もする。
nornsのリバーブは決して高級でもリアルでもないと思うが、高級でリアルなリバーブがいつも良いかというとそんなことはない。
私が最初に手に入れた(親に買ってもらった)電子楽器はヤマハのエレクトーンD-30で、今回のnornsの音は、D-30のフルートとスプリングリバーブを思い出させる。
こういう音が好きなわけですよ。
H2