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カテゴリー「Pharmasonic」の10件の記事

2023/08/23

Minitaur+SYS-100 VCO+DEMORA

20230823b_minitaur_sys100vco_demora

TipTop AudioのHappy Ending KitにはMoog Minitaurのユーロラック改を入れっぱなしにしている。何かに入れないと使えないし、USB端子を使うにはこのフレームが適しているからだ。その右にPharmasonic SYS-100 VCOとRoland DEMORAを入れてみた。Kenton Pro Solo Mk2からCV/GATEを送って鳴らしたのが下の録音だ。

Mnitaur + SYS-100 VCO + DEMORA

KORG MR-2000Sを回して手弾き1発。DEMORAはかなり強力なディレイで、WIDTHつまみを回すと左右に思い切り飛ぶ。ディレイとして使うだけなら操作は簡単だ。Minitaurはコンパクトで楽しいシンセだが発音の上限が難点で、それを解決しようというと、オシレーターを外部に用意しなければならない。DEMORAをオシレーターにしたこともあったが、アナログ感という点では、SYS-100 VCOの方が楽しい。

今回、DEMORAから先はフルデジタルで接続したのだが、DEMORAからMX-1の時点で左チャンネルにオフセットが出てしまった。パソコンに取り込んでから補正したけれど、こういうの、何とかならないものですかねぇ。

H2

Pharmasonic「SYS-100 VCO」を購入

20230823a_pharmasonicsys100vco

PharmasonicのSYS-100 VCOを買った。8000円(送料含む)。

先日Pharmasonic 102をばらすために単体パネルを購入し(記事はこちら)、スパナを買ってやってみた(記事はこちら)のだが、VCOとS&Hはパネルの形状が合わず、単体化できなかった。それがけっこう悔しかったし、SYS-100 VCOが少し安くなっていたので購入した。

上の写真では、84hpのケースに、VCOと101を入れている。他にμZeusのパネルも入っているので、ほぼ満杯である。84hpで101に何か足すなら、エンベロープジェネレーターの方が使いやすいかな、と思いつつ、2VCOユニゾンの音を出してみた。

2Saw Bass

鋸歯状波を2個重ねてデチューンし、リードを弾いてもぴんと来なかったのだが、ベースを弾いたら高校時代にタイムスリップした。当時はヤマハCS40Mで、シンセの弾き方がまったくわからず、音色を切り替えてもどれも同じような音だった。それでも、2つのオシレーターをユニゾンしてこのフレーズを弾くのが嬉しかったことはよく覚えている。エレクトーンD30ではデチューンはできなかったと思うので、やっぱり、シンセを買って嬉しかったんだろうなぁ。今回はVCAにゲート信号を与えているので音頭にクリックが出ている。リリースはぶち切りだ。でも、これはこれで、ワイルドでいいかもと思ったので、EGは使わなかった。

SYS-100は、昔の回路図をベースとしているだけあって、昔の風合いがある。好き。

H2

2023/07/10

エイトの「六角棒スパナ1.5mm」を購入

20230710i_hexwrench1_5mm

ホームセンターに行って、エイト の「六角棒スパナ1.5mm」を購入した。228円。

急きょ買いに行ったのは、Pharmasonic SYS-100 102をバラバラに組み直すにあたり、丸いツマミのネジを緩めるのに手持ちのレンチでは太くて入らなかったからだ(カクカクしたつまみはマイナスドライバーで緩められる)。うまく入らなかったレンチを持ってホームセンターに行き、それが2mmのものであるらしいとわかった。それより細いものは1.5mmか、またはインチものになる。とりあえず、1.5mmを買ってきた。

で、組み直した様子が下の写真だ。

20230710j_pharmasonicsys100modules

102は全9モジュールだが、VCOとS&Hは、穴が合致しないので、あきらめた。自分で穴を開けようかとも思ったが、板がガラスエポキシっぽい気がして、手持ちの金属用のドリルでうまく穴を開けられる気がしない。とりあえずここは、あきらめる。

S&Hはそんなに必要としないけれど、VCOを使えないのは残念だ。

それでも、101の拡張として真っ先に欲しいADSR(EG)、DEMORAの伴侶として真っ先に欲しいLFOは得られたから、とりあえずよしとする。

H2

Pharmasonic SYS-100のパネルを9種購入

20230710h_pharmasonicsys100panels

Pharmasonic SYS-100のパネルを9種類、各1枚購入した。1万395円(税、送料込み)。

SYS-100の101を1枚、102を2枚、衝動買いしてしまったわけだが、それらすべてをケースに入れるとなると、手持ちの最も大きいケースを出してこなければならず、ばらそうかと考えた。30%オフのセールが開催されていたので、「今だ!」と買ってしまった。

届いてちょっとげんなりしたのは、102の各モジュールと、独立したモジュールの内容が、一致していないことに気付いたからだ。

102のVCOにはスライドスイッチがあるが、単体のパネルにはその穴がない。102のサンプル&ホールドにはトグルスイッチがあるが、単体のパネルにはその穴がない。げげっ、という感じである。自分で穴を開けるしかないだろうが、うまくできるとは思えない…。

うーむ。色々なところに、落とし穴はあるものだ。

H2

2023/06/11

Moog Minitaurに音声信号を入れてSIRIN気分を味わう

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Moog Minitaurがせこいと思うのは、高音が出ないように作られていることだ。限定販売の「SIRIN」ではその制限が取り払われた。SIRINを買いそびれたことを残念に思っているが、まあそこは仕方がないので、MinitaurにPharmasonic SYS-100 VCOの信号を入れてみた。

Nord Stage 3のMIDIデータをKentonのPro Solo mk2に送り、CVをSYS-100 VCOとMinitaurに送る。GATEをMinitaurに送る。SYS-100 VCOの出力をMinitaurに送る。パッチケーブルは5本で済む。

音はこんな感じ。

SYS-100 VCO to Minitaur

VCOの波形は方形波。低域が出過ぎる気がしたので、Minitaurのレゾナンスを最大値にした。VCFにLFOを大きくかけるとSIRIN風になるのだが、今回は少々控えめ。リバーブはLexicon PCM 91の「P1 0.1 Medium Room」。手弾きでタイミングが不ぞろいなのを聞くと、つくづく自分は下手だなと思う。シーケンサーのクォンタイズ機能というものがなかったら、私はとても録音をする気になれないだろう。

SIRINは欲しかったなぁ、とは思うが、でも、SIRINもいろいろと制限がきついシンセであるので、外から音声信号を入れることによるメリットの方を見て、よしと思うべきだろう。SYS-100 VCOだけでも、パルス幅を変えられるし、三角波も選べる。ミキサーやLFOを追加すれば、また別のことができる。

H2

2023/05/27

Pharmasonic SYS-100 101 VCOの裏側をいじる

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Pharmasonic SYS-100 VCOの裏にある「VR201」(WIDTH)を回して、チューニングをしようと試みた。Roland BITRAZERを出してきてMIDI→CV/Gateのパッチにし、そこから出したCVをVCOに入れた。KentonのPro Soloだと調整が効くので、かえって厄介だと思ったからだ。周波数カウンターはないので、唸りを聞いて合わせようとした。Nord Stage 3と一緒に鳴らしたり、もう一つあるVCOと一緒に鳴らしたりした。

可変抵抗器を回すために、工具箱からトリマーを出してきた。

20230527b_trimmer

VR202(FREQ)も回したりして、あれこれやったが、VR201は右にほぼ回し切った状態にするしかないようである。自分で調整する前と比べて、特によくなったという気はしない。

音を一つ。

Left=Pharmasonic SYS-100 VCO/Right=Clavia Nord Stage 3

左がSYS-100 VCOの三角波(出しっ放し)、右がNord Stage 3の三角波(鍵盤を下げると発音)。鍵盤中央のC3でほぼ合うようにして、そこから上へG6まで弾き、C3に戻って下へE0まで弾いた。上はC5くらいまではまあまあ耐えられるが、そこからSYS-100 VCOは垂れ下がるようになり、C6になると使うのが厳しい。下はE0くらいまで、何とか許容範囲であると思う。

ここから先は、Pro SoloのSCALEパラメーターで垂れ下がりを抑制することも考えられるが、そこまでやるかというと、うーむ。

H2

2023/05/26

Pharmasonic SYS-100の101と102を並べる

20230525b_pharmasonicsys100_101_102

Tiptop AudioのHappy Ending Kitのフレーム(Z-Ears Rack)を出してきて、Synthrotekのケースの手前に置いてみた。Z-EarsにPharmasonic SYS-100の101を、Synthrotekのケースに102とmicroZEUSを入れた。

101と102は64HPで、84HPのケースであれば、その横にDEMORAを入れられるかと思ったが、入らなかった。ローランドのWebサイトを確認したところ、DEMORAは21HPであるという。そりゃ入らないわけだ。

Z-Earsはさほど強度があるものではないので、101や102のような大きなパネルを入れた方が、剛性は稼げるような気がする。

101と102を組み合わせて鳴らした例を一つ。

Pharmasonic SYS-100 LR Detuned Saws

鋸歯状波をフィルターとアンプに通したものを2系統用意し、それぞれを左右に振った。デチューンは、意図したものではあるけれども、ある音でぴったりに合わせても1オクターブ上になるとそれなりにずれ、2オクターブ上になるとかなりずれ、3オクターブ上になると聞き苦しいほどにずれる。調整しなければならないかと思うと、目まいがする。

ローランドSYSTEM 100のサービスマニュアル(英語)には、VR201(WIDTH)を回して、キーF1、F2、F3、F4を押した時に2倍の周波数になるように調整してね、と書いてある。自分にそれができるか自信はないが、検討する。

H2

2023/05/22

Pharmasonic SYS-100 101にアルミ箔とボール紙を挿入

20230522a_cardboardwithaluminumfoil

昨日、Pharmasonic SYS-100 101のLFOからVCOへの干渉が問題で、LFOの電源を切った、という記事を書いた(リンクはこちら)。そこに、電磁干渉を防止する何らかの物理的な工作物を入れたら少しは違うかも、ということで、ボール紙を切り、アルミ箔をセロハンテープで貼り付けた、上の写真のものを用意した。

101のLFOとVCOの間に挿入した写真が下だ。

20230522b_pharmasonicsys100_101withcardb

すっと挿し込めたかというとそんなことはない。LFO基板とVCO基板の間にすき間がなく、LFO基板をパネルからいったん外し、ボール紙を挿入して、LFO基板を付け直す必要があった。

LFO基板を外すのも、私のような人間だと緊張する作業だ。細いマイナスドライバーでFREQつまみを外し、工具箱から持ってきたソケットレンチでナットを外す。ワッシャーもなくさないようにしなければならない。ジャックのナットもソケットレンチで外そうとしたが、ジャックの間隔が狭く、中央のジャックはソケットレンチが入らないので、小型のラジオペンチを使った。パネルに傷を付けたくないと思うと、ハラハラする。

101を箱に入れてVCOの鋸歯状波(SAW)出力を聞いてみた。

Pharmasonic SYS-100 101 Saw with LFO FREQ Changing

LFOのFREQつまみを左に振り切ってLFOの周波数を最低にした状態で始め、FREQつまみを上げて、下げて、というところまでを録音した。途中から音が震えることをわかっていただけるだろう。ちなみに、フィルターを絞って基音に近くすると、もっと震えを感じられる。

つまり、アルミ箔とボール紙を入れた程度では、LFOからVCOへの干渉を根絶することはできない。でも、わずかではあるが、軽減したと言えなくもない。LFOのFREQを左に振り切った状態ならば、許容できるかもしれない。当面これで。

LFOのパネルだけ購入して、そちらに基板を移設する方法も考えられる。ただ、そうすると、101のLFO部分が無駄なスペースになってしまう。どうしたものだろうか。

せっかく材料と工具を用意したので、102も同様の処置をした。

20230522c_pharmasonicsys100_102withcardb

102はまだ一度も電源を入れていない。

H2

2023/05/21

Pharmasonic「SYS-100 101」のLFOからVCOへの干渉

20230521a_pharmasonicsys100_101_rolandsy

Pharmasonic SYS-100 101は素敵なシンセである。ほれ込んだあまりに、102も買ってしまった。4万円+送料880円。ただ、102の方はまだ動かしていない。101と102の両方を並べるとなると、我が家にある最も大きいユーロラックケースを出してくるか、それとも他の方法を考えるか、決心がつかずにいるからだ。

現在は、机左側のキーボードスタンドの2階に101があり、その手前にローランドSystem-1m、1階にはNord Stage 3を置いている。101の横にはKenton ElectronicsのPro Solo Mk2を置き、そこから101とSystem-1mにCV/Gateを送っている。

System-1mは、これまでCV/Gateで発音させたことはほとんどなくて、やり方がわからなくて困った。特に困ったのは、音色メモリー中のパッチを呼び出すとCV/Gate端子が点滅し、ケーブルを挿し直さないとCV/Gateが使えないということだった。回避策は、音色メモリーから音色を呼び出さないことだ。つまみで音を作ればよいのだ。

もう一つ困ったのは、System-1mにSYSTEM-100をプラグアウトした状態でそちらに切り替え、MEMORY表示が「n」になった状態で、SYSTEM-100の音が出ない、ということだった。これの対策は、MIXERのOSC1を上げてオシレーター1を出し、PIOTCHのRを上げてエンベロープジェネレーターからVCAへの信号を送る、ということである。System-1mのコントローラーとSYSTEM-100の対応を理解していないとこういうところでつまづく。System-1mのMIDI信号をソフトウエアのSYSTEM-100に送って、どこが動くかを確認して学んだ。

System-1mをCV/Gateで弾こうと思ったのはPharmasonic 101が来たのがきっかけだから、その点だけでも、101は私に学びをもたらしてくれたと思う。

101とSystem-1mのSYSTEM-100を弾き比べると、とってもよく似ている。お手本にしたシンセが同じだからであろう。特に、オシレーターの出力音は区別がつかないほど似ている。フィルターは、特性は似ているけれど、つまみの重さだったり角度だったりが違うので、101とSystem-1mのSYSTEM-100では、操作した時の風合いは異なる。ただ、同じものを作ろうとがんばればほぼ同じ音が出る。

SYSTEM-1mのエンベロープジェネレーターの出力を101に入れる、というのをやってみたが、ピーク電圧が高いようでばきばきした音がする。101のエンベロープジェネレーターを入れた場合と同じにはならない。どちらがよいかというと、まあ一長一短かもしれない。アッテネーターを入れるという手があるのかもしれないが、今のところ、こうすれば同じになるという解は見い出せていない。

いろいろ試していて気付いたのが、101のLFOの信号が右隣のVCOに干渉して、VCOの出力音にノイズが混じることである。LFOから何もパッチしていない状態でFREQつまみを変化させると、VCOの音の揺れが変化するから、間違いないだろう。

音に何らかの変調をかけていれば気にならないレベルだが、変調を何もしていない「ポー」という音を出すと気になる。これは、101のとても残念な部分だ。

対策の一つは、LFOのFREQを左に振り切って、干渉波の影響の頻度を下げることだ。それでも、微妙に影響が感じられるので、LFOの電源コードを外してLFOの電源を切ってみた。当たり前だが、影響はなくなった。LFOの電源を少し遠いところから取るというのもやってみたが、こちらは意味がないようだった。

LFOの電源を外して録音した例を下に示す。

Pharmasonic SYS-100 101 "Pulse Lead"

101のみでSQU(パルス波)のリードを作り、Roland MX-1のディレイ7(Hall)を深くかけた。手弾きで演奏し、最初はcc#1によるビブラートなしで、途中から使った。cc#1が作用するのはPro Solo Mk2内のLFOの出力量である。昨晩最後に弾いていた音をそのまま使った。中低域の豊かさが私には好ましく感じられる。cc#1を送っていない状態でまっすぐに音が伸びていることも、わかっていただけるのではないだろうか。

LFOとVCOの間に、アルミホイルを巻いたボール紙を入れてみたら、干渉が減るかなぁ。

H2

2023/05/16

Pharmasonic「SYS-100 101」を購入

20230514a_pharmasonic101

PharmasonicのSYS-100 101を購入した。4万円+送料880円。

PharmasonicのWebサイトを見ると、7万4900円(税抜き)で販売中らしい。

Pharmasonic SYS-100は、ローランドSYSTEM-100の回路図に基づいて作られた製品で、単体モジュールのほかに、「基本ユニット101」を模した「101」と「エクスパンダー102」を模した「102」がある。ローランドの基本ユニット101はキーボード付きだが、Pharmasonicの101はキーボードはない。Pharmasonicの101と102の違いは、左から2番目のブロックが、101は「PORTAMENTO/GLIDE」で、102は「SAMPLE&HOLD」であることだけだ。

PharmasonicのSYS-100はドキュメントがない。SYSTEM-100のドキュメントを探してね、ということなのだろう。ローランドのWebサイトには日本語のオーナーズマニュアルのPDFがある(基本ユニット101はこちら) 。海外のWebサイトを探すと、英語のサービスマニュアルもある。

ローランド本家はSYSTEM-100をソフトウエアシンセサイザーとして復刻した「SYSTEM-100 Software Synthesizer」を販売している。Webサイトはこちら。私は2018年にこれを購入した(購入記事はこちら)。

ローランドのWebサイトによると、SYSTEM-100の発売は1975年であったという。それまでのローランドのシンセサイザーはSHシリーズで、パッチングが可能なモジュラーシンセサイザー(パッチしなくても使えるからセミモジュラーと呼ぶべきかもしれない)は、SYSTEM-100が最初のものであった。

私が小学校の時に買ったシンセサイザーの本や、楽器店でもらったローランドの製品カタログにはSYSTEM-100がなんとなく掲載されており(最先端の製品ではなかったと思う)、私にとってSYSTEM-100は、少年期の憧れの存在である。その復刻版であるならば、欲しいなぁ、と思ってPharmasonicの101を買った。

音を一つ。

Pharmasonic 101 "Square Lead"

矩形波の出力を使い、PWMつまみを左に回し切って方形波にして作ったリード。Kenton ElectronicsのPro Solo mk2でCVとゲートを与えた。オシレーターの出力はフィルター、アンプに回し、アンプはADSRで制御した。フィルターにはCVを入れて、キーボードトラッキングを調整した。ビブラートはcc#1を送ってPro Solo mk2でかけた。ディレイはRoland MX-1の「2:Pan Delay」である。

ピアノやエレクトーンのようなポリフォニックの鍵盤楽器を弾いてきて、前の音と後の音を少し重ねることでノイズを出すことが習慣になっていた私は、モノフォニックのシンセを、切って弾くのが苦手である。モノシンセは、切って弾かないとおかしな音になるものと、切って弾かなくてもそれなりに鳴るものがあり、この101は前者であると思う。なかなかうまく弾けず、上の録音でも、上のミ(E)がよじれたところがある。練習しなければ…。

方形波のリードを弾いていて、Nord Stage 3でも同様の音を作って弾き比べてみた。同じと言えば同じだし、違うと言えば違う。101の音は歪んだりよじれたり忙しいが、そこがどうしようもなく魅力的だ。

ローランドの基本ユニット101はセミモジュラーだが、Pharmasonic 101はフルモジュラーである。すべてパッチしなければならない。けっこうこれが大変だ。ポルタメントをかけようとして、TRIG端子にゲートを入れなければ動かない、というのがなかなかわからなかった。

ユーロラックモジュラーはシグナルのレベルが高いものが多いが、Pharmasonic 101は通常のラインレベルのようだ。いいのか悪いのか、これは微妙である。

ここまでの印象としては、Pharmasonic 101は素晴らしいと思っている。Studio Electronics Boomstarのようなモダンなアナログモノシンセではない。クラシカルな点が素晴らしい。白いパネルは美しいし、ノブと端子の配置も適切だ。

どのように箱詰めして、どのように使うか、考えなければなるまい。

H2

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