Dreadbox「Typhon」を購入
Dreadboxのモノフォニック・シンセサイザー・モジュール「Typhon」を購入した。4万6000円(送料含む)。
Dreadboxのシンセはこれまで買ったことがなく、買うならTyphonがいいなぁ、と思っていた。Typhonはアナログのモノフォニック・シンセサイザーであるが、コントロール電圧(Control Voltage)はたぶんデジタルで、後段にはSinevibesのデジタルエフェクターが入っている。モノフォニックのアナログ入力があるので、1イン2アウト(ステレオ)のエフェクターとしても使えるだろう。
Sinevibesは、KORG prologue用のプラグインを出していて、ほしいなぁ、でも高いなぁ、と思っていた。ハードウエアで入手できるなら、その方がいいかなと思った。
TyphonはUSBからの電源供給を受けて動作する。パソコンのディスプレイにUSBハブが入っているので、まずはそこに接続してみた。
ファームウエアのバージョンは「4.1」だった。
前のオーナーが最新のものにしてくれていた。助かる。
USB MIDIでノートデータを送って弾いてみた。鳴ることは鳴るが、無音時のフロアノイズが気になった。USB用のACアダプターから給電し、ノートデータをMIDIで送ってみたところ、こちらの方がノイズは抑えられるようだ。
バージョン4.1では、USBでオーディオを送れる。ただ、遅れるのはTyphon→パソコンの1方向だけで、パソコンのオーディオ出力装置としてTyphonを使うことはできない。
TyphonはパソコンのUSBから電源を取った場合フロアノイズが大きいので、それを解決するために、Typhonからパソコンへ音声を送れるようにしたのだろう。
Sound ForgeでTyphonの出力を録音してみようということで、Sound Forgeの設定を下図のようにした。
「Windows Classic Wave Driver」を選び、「Record」のチャンネル1と2をTyphonにした様子である。
この経路を使って、Typhonの音を録音したのが下の録音だ。
Dreadbox Typhon "ATHENA"
Typhonの音色メモリーは256あり、その一番最初に入っている「ATHENA」を選んで再生ボタンを押した。2回目が終わったタイミングでストップした。その後も、長ーいリバーブの尾がある。Sinevibesらしさが感じられる派手なリバーブだ、と思う。まあ、まだほとんど弾いていないのだけれども。
パソコンにUSB接続すると、プリセット管理ソフトを使える。
バージョン1のファクトリープログラムとバージョン3のファクトリープログラムが含まれているのはよいけれども、256音色すべての送受信しかできないのが、少々残念である。1音色でも送受信できるように、MIDI接続で使えるようにしてくれると嬉しい。
USBオーディオは、パソコン→Typhonの方向でも、利用できるようにしてくれるといいのになぁ。
H2