2023年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

カテゴリー

カテゴリー「Clavia Nord」の117件の記事

2023/09/24

Clavia Nord Rack弾き比べ

20230924a_clavianordrack2x_3

机右側のMacBookを中心としたセットに、卓上用ラックスタンドを置いて、Nord Rackを積んでみた。

先日から、Nord Lead A1、4Rと来て、Nord Rack初代を出し、それを片付けてRack 3を出し、続いてRack 2Xを出した。上写真の2台は、ヤマハMONTAGEからMIDIケーブルを引き、Nord Rackの出力をMONTAGEに入れるシンプルな配線で、電源ケーブルもどちらか一方に挿す形なので、同時に2台を弾くことはできない。

3は、2021年にメンテに出した(記事はこちら)だけあって、特に問題なし。MONTAGEから出すアフタータッチの信号と相性がよく、MONTAGEの鍵盤の素晴らしさを見直した。

2Xは、最初はまともな音が出なくて困った。つまみかボタンのどこかが無用な制御信号を発し続けていたのが原因のようで、つまみぐりぐり、ボタンぱちぱちを繰り返したら、何とかなった。やっぱり、経年劣化は拒めないのだなぁ。

Nord Rack 2Xの音を一つ。

Nord Rack 2X "Preset 0_4 Dark Stereo Pad"

Nord Rack 2Xのプリセット、バンク0プログラム4「Dark Stereo Pad」独奏。MONTAGEの側でバリエーションエフェクト「Tempo Delay Mono」をセンドリターンでかけた。最後の伸ばしでは、サスティンペダルを踏んでモジュレーションホイールを上下させた。ちょっとエフェクトをかけるだけで、音の印象は変わるものだ。

Nord Lead A1はボリュームペダルの設定音量が、音色を変えても保持される。4Rでは、cc#7で設定した音量が音色を変えても保持される。でも、3と2Xでは、cc#7で設定した音量は、音色を変えるとリセットされて最大音量になる。

4R、この点だけでも素敵かも。ライブでもいいかも、とは思うが、自分が今後ライブをするとも思えないし、するとしても、音源ユニットを持っていくとも思えない…。

H2

2023/09/20

Clavia Nord Lead 4で自分の最初の8音色(m4aファイル、バンドルファイル)

20230920a_nordlead4_myprograms

Nord Lead 4Rで、自分で作った音色が一つもないことに気付き、少しは作ってみるか、と上図の8音色を作った。

Nord Lead 4 "Saw1 HH"

鋸歯状波を1個使ったリード。NL4のディレイはモノしかない。これはこれで潔いし、モノディレイは嫌いではない。でも、A1には「PING PONG」というボタンがあるんだよね。

Nord Lead 4 "SawPhaseStr HH"

NL4にはコーラスとかアンサンブルとかがない(A1にはある)。ここでは、FXのCOMBにLFO2で三角波のモジュレーションをかけて、フェイザー風にしてみた。オシレーターは1個だけだし、ユニゾンも使っていない。このフェイザーについては、他のシンセやエフェクターではやりにくいことができそうで、これはこれで個性的で良いと思う。

Nord Lead 4 "Square1 HH"

最初の「Saw1」の波形を方形波にしただけのもの。カットオフとレゾナンスの再調整も、しなかったような気がする。普通にきれいな音で、うれしい。

Nord Lead 4 "SqrLegGlide HH"

フルタイムでポルタメントがかかる「MONO」になっていると誤解して弾いていて、実は「LEGATO」になっていてフィンガードポルタメントだったのだった。「あれ?」と思ったが、まあ、よしとする。クラビアって、ポリフォニックのポルタメントって実装しないんだよね。どうしてだろう?

Nord Lead 4 "PwmPanStr HH"

三角波PWM(Pulse Width Modulation)でストリングスを作ろうとして、それだけでは物足りなかったのでオートパンをかけた。メイン機のスピーカー(Genelec 1031Aなど)で聴くとかなり不自然な揺れで、音量上げをしたらさらに不自然になった。シンセ側のスピーカー(Genelec 1029A)で聴くと問題ない。うーむ。PWM自体はきれいだと思う。あと、リバーブは長さが中間の「STAGE」なのだが、これもけっこう長いんだなぁ、と今思った。

Nord Lead 4 "SawBrass HH"

カットオフ周波数をエンベロープで大きく振って作る、いつものブラス(金管)。ビブラートは「DLYVIB1」でかけた。遅れは2段階から1個を選べるだけで、これは短い方。レイトとデプスは「SOUND」メニューで調整できる。

Nord Lead 4 "FmStrings HH"

オシレータ1と2を正弦波にし、「FM1」で周波数変調(Frequency Modulation)をかけた。周波数は同じ。「FINE TUNE」つまみを使うとモジュレーターの周波数にデチューンをかけることができ、DX7懐かしの揺れを作れる。ただ今回は使っていない。オートパンで左右に少し振った。リバーブは一番長い「HALL」。

Nord Lead 4 "SSyncPad HH"

FMの次はオシレーターシンクでしょう、と思ったのだが、おなじみの「ギュイーン」もあまり面白くないかなぁ、と思って、パッドを作ってみた。「LFO1」と「MOD ENV」を「OSCMOD」にかけ、「LFO2」をパンにかけて、うねりを作った。シンクは2種あるが、今回使ったのはソフトシンク(S-SYNC)。

以上8音色(プログラム)を含むバンドルファイルを下に示す。

ダウンロード - 20230920a_hideoharada.nl4sbundle

シンセは、使いやすい場所に置くというのがとても大事だなぁ、と思う。無理のある姿勢だと音を作れない。

Nord Lead 4は、意欲作ではあるが、完成度は今一つである。コーラスとかアンサンブルとかステレオディレイとかパンの設定とか、A1にはあるのに、4にはないもんね(パンはcc#10でできるけれど、記憶してくれるんだろうか?)。一方で、NL4にしか実装されなかった変態機能というのもいくつかある。コードメモリーとかインパルスモーフとか、だ。

2オシレーター、3LFO(ビブラート専用LFOを含めると)、3エンベロープジェネレーターで色々なモジュレーションができるのは、NL4の特徴だろう。NL3と少し違う「変調天国」であるとは思う。クロック同期もあるしね。

H2

2023/09/19

Clavia Nord Lead 4Rのインパルスモーフを試す

20230919a_clavianordlead4r

このところ、第3のセットでNord Lead A1を弾いていて、Nord Lead 4Rを弾きたくなり、メイン机の第1セット、左手キーボードスタンドの2階に出してきた。

Nord Lead 4には「インパルスモーフ」という機能がある。上の写真だと左下隅に「IMPULSE MORPH 1-7」という3つのボタンがある。それを押すと音が変わるというものだ。Nord Lead、Nord Stageなどが備えるモーフ機能は、通常はモジュレーションホイールやベロシティのような、連続可変のデータに反応して音を変える。インパルスモーフは、ボタンで非連続に音を変えるものだ。Nord Lead 4の新機能の一つで、作り手側はけっこう推していた気がするが、私は使ったことがなかった。

Nord Lead 4自体、あんまり触っていなかったようで、自分が作った音色のデータが一つもなかったので驚いた。とりあえず4つ作ったが、それはまた後日。

上の写真では、「1.18」とプログラム番号が表示されている。Nord Lead 4とA1は、音色名表示機能はないが、内部には音色名が入っているようで、Nord Sound Mangerを見るとわかる。

20230919b_nordsoundmanagershowingnordlea

バンク1の18は「Vocal Arpy AD」だ。

それを簡単に演奏した音を、インパルスモーフなし、インパルスモーフありの2種作った。

下の図はCakewalkのトラック・ビューだ。

20230919c_note_impulse

トラック1にアルペジオを呼ぶノート情報を録音し、トラック2にインパルスモーフのコントロールチェンジをオーバーダビングした。最初はインパルスモーフなしで、次にインパルスモーフの1、次に2、最後に3をトリガーした。インパルスモーフの何番を押したかでコントロールチェンジの値が変わるので、上の図ではそれが棒状に表示されている。トラック2をミュートして再生すればインパルスモーフなしになるし、ミュートを解除すればインパルスモーフあり、になる。

Nord Lead 4 "Vocal Arpy AD" WITHOUT Impulse Morph

こちらはインパルスモーフ無しのバージョン。まあこれはこれできれいなのだが、もう少し変化があると楽しいかな、という風情だ。

Nord Lead 4 "Vocal Arpy AD" WITH Impulse Morphs

こちらはインパルスモーフ有り。Nord Lead 4Rのボタンを叩いてインパルスモーフのコントロールチェンジを出し、それをCakewalkに録音した。そのコントロールチェンジのイベントは、16分音符でクォンタイズした。途中はわかりにくいかもしれないが、少し変化が付いている。最後の音を伸ばすところは、わかりやすいかと思う。

Nord Leadはそれなりにコレクションしてきたのだが、あまり学んでいない。これから学ぼう。

H2

2023/09/15

Clavia Nord Lead A1を出してきた

20230915a_clavianordleada1

書斎とは別の部屋に臨時に作った第3セットに、Nord Lead A1を出してきた。Waldorf Blofeld Keyboardに比べると、アフタータッチがないのは劣るけれども、DTM音源を使う場合にはアフタータッチはあまり必要とも言えない。A1だとボリュームペダルを使えるので、そちらの方がよいかもしれないと考えた。

昔に作った音色データを引っ張り出し、今回作った3音色と一緒にしたのが下の図だ。

20230915b_nordleada1_16programs

まだこれしか作っていないのか、と言われるとその通りであるのだが、弾いてみると、おー、以前の私はこんな音を作っていたのか、と思えて楽しい。

今回作った中から一つ。

Nord Lead A1 "SqrMonoGlide HH"

今回は、Cakewalkのオーディオトラックを録音状態にして、メトロノームはミュートして、テンポフリーで弾いた。今回はプラグインを使った音量上げをしなかった。十分過ぎるほど大きかったからだ。ピークがあまり出ていなくて、ノーマライズだけで大きくなったのかもしれない。こうして聞くと、豊かさと鋭さがあって、A1は良いシンセだと思う。

Nord Lead A1は、けっこうパラメーターが絞られているのだが、そこも良さである。ぐいぐい音を変えていける。

上図16音色分のデータを下に示す。

ダウンロード - hhprograms20230915a.nlasbundle

H2

2023/09/05

Clavia Nord Stage 3で「熱すぎる夏」

20230905a_toohotsummermemo

昨晩、ローランドMX-1からヤマハSPX2000へセンドリターンする接続をして、それをテストしていて書いたのが上の譜面だ。機器を出してきて接続してうんぬんかんぬん、というのが、私の場合には良い刺激なのだろうと思う。

A-A-B-A形式のピアノソロで、調はいつものC始まり、Am終わりである。ほんともう、字数が決まった俳句のようなもので、何でいつもこうなのかとは思う。でも、帰る場所、スタートする場所があるのは、いいことかもしれない。

Too Hot Summer

Nord Stage 3「Royal Grand 3D」独奏。内蔵エフェクトは、音を録音する段階になってイコライザーだけ入れた。外部でかけたのは、ヤマハSPX2000「C8 STEREO ECHO」とLexicon PCM 91「P0 0.0 Deep Blue」。Genelec 1031A+Dynaudio BM14Sでミックスした時にはこのくらいの中低域でよいだろうと思ったのだが、Fostex G850で聴くと中低域が足りない。先日、BM14Sが鳴っていないのではないかと疑った時に音量つまみを上げ過ぎたのかもしれない。やれやれ。

128kbpsでm4aを作っても4メガバイトを超えたようだったので、114kbpsを試し、120kbpsを試して、最後に120kbpsを残した。音に荒れがあるような気がするが、致し方ない。4分を超えてしまったのだ。

Nord Stage 3からFireface 800に直接つないだら、フロアノイズが気になった。MX-1を介してつないだ方がマシだった。アンバランスのケーブルは、ちょっと長くしただけでもノイズが乗るということだろうか。

H2

2023/05/09

Clavia Nord Stage 3で「Blue Swede 2」

20230509a_blueswede2memo

久々にNord Stage 3の電源を入れ、そこに選択されていた「Blue Swede」を弾き始めて1曲。

Blue Swede 2

メトロノームなしでMIDI録音。1度で弾いて修正はしなかった。もともとかかっていた内蔵リバーブは取り、内蔵のディレイをかけた。Roland MX-1のチャンネルEQで高域を削った。dbx Quantumでイコライザーとコンプレッサーをかけ、パソコンに取り込んでからさらにOzone 9で音量を上げた。コンプレッサーのアタックタイムを長くしたためか、ピークが抑えられておらず、あまり音量が上がらなかった。

「ツーン」といった感じの音が聞こえる。音量上げをすると出てくるのだが、元のピアノにもそれがなかったとは言い切れない。雑音も音のうち。

H2

2023/05/02

Clavia Nord Stage 3で「Blue Swede」

20230502a_blueswedememo

Nord Stage 3で音色オーディションをしていて、「K:41 Blue Swede」で止まった。その時弾いていたフレーズを採譜し、録音した。

Blue Swede

Nord Piano Libraryの「BlueSwede Upright」(説明ページはこちら)独奏。CakewalkにMIDI録音したが、メトロノームなしのフリーテンポで、最初から最後まで一気に弾いて無修正。t.c.electronic Reverb4000「045 WoodHall<M5k>」をかけた。dbx QuantumとOzone 9で音量上げをした。Nord Stage 3の出力はアナログなのでフルデジタルの経路ではないが、ノイズは抑えられたと思う。

私が持っているシンセの中で優れたピアノ音を持っているものを挙げるとすれば、トップに来るのはClavia Nord Stage 3 HP76とYamaha MONTAGE 6である。これらはキーボードスタンドの1階席から外せないなぁ、と思う。

H2

2023/05/01

Clavia Nord Stage 3とKORG Kaoss Pad KP3+で「蝉の歌」

20230501f_korgkaosspadkp3plus

机左側キーボードスタンドの2階にコルグKaoss Pad KP3+を出してきた。ローランドMX-1のセンドリターンに何かエフェクターを入れたいというのはずっと思っているのだが、なかなかどれもレベルが合わなかったり、操作しやすい位置に置けなかったりして、決め手に欠けた。

KP3+はDJ用エフェクターで、入出力端子はRCAピンである。MX-1と、まあまあレベルが合っているのではないかと思った。でも、音量上げをしたら、やっぱりノイズが浮いてくる。うーむ。

Cicadas' Song

Nord Stage 3のプリセット「K:54 Supersoft Vocals」独奏。ただ、ここで鳴っているのは、かなりの部分、KP3+の「LFO.6 Infinite LFO HPF+」の音である。MX-1→KP3+という経路でMIDIの同期信号を送って遊んでいるうちに、これは録音しようかということになり、CakewalkにMIDI録音した。音符のクォンタイズはできそうになかったので、メトロノームは鳴らさず、KP3+が生成する「コツッ」というビートに合わせて手弾きし、後で修正はしなかった。譜面は書かなかった。

MX-1の「MASTERING」ボタンをオンにして音量を上げ、dbx Quantumでさらに音量を上げたら、ノイズが蝉の鳴き声に聞こえた。パソコンに取り込んでOzone 9で音量上げを試みたが、それでは不十分な気がして、アナログでTK Audio BC1-Sに回して音量を上げた。その後さらにOzone 9を使った。

H2

2023/04/26

Clavia Nord Stage 3で「校歌」

20230426b_schoolsongmemo

夕方に机に向かってフレーズが出てきたので書き留めた。

School Song

Nord Stage 3「Royal Pad PedalH」独奏。この音色はピアノとパッドのレイヤーであるが、パッドは出していないので、Royal Grand 3D XLがほぼ生で出ている。音色を探すのが面倒で、この音色で録音してしまうことが多い。t.c.electronic Reverb4000「001 Large Hall」をかけた。dbx Quantumで音量を上げ、パソコンに取り込んでからOzone 9で音量を上げるといういつものパターンだ。

この曲はどこかにある校歌ではなく、今回書いた。ただ、最初の3音、C-D-Eは某大学の校歌と同じだと思う。

今回はBメロがG7で始まっている。自分の曲で多用されているのはFなので、今回はちょっとがんばった。節の最後にAmを持ってくるのはやめて、Cで通した。校歌風にしたかったからだ。

後半でA-E-D-Cとメロディが8分音符で降りてくるところがあり、そこのコードがAm-Fである。これは、前の曲でも同じものがある。たぶん、私にとってはこれが「推し」なのだろう。

小中高大、そして会社に入ってからも、今思い出す当時の自分の姿はどうにも情けなく、恥ずかしい。そのため、同窓会っぽいものにはほとんど出席したことがない。なんか、納得できないんだよね。いろいろと、さ。

H2

2023/02/21

Claviaが「Nord Stage 4」を発表

20230221a_clavianordstage4_73

スウェーデンClavia DMI(Digital Musical Instruments)は2023年2月16日に、同社のフラッグシップ製品の新版「Nord Stage 4」を発表した。全力を尽くして開発しているのはわかるが、同社の製品開発の行き詰まりを感じさせるものとなった、と私は思う。

これまでのNord Stageでは、新製品が出るたびに、ピアノ音色用メモリーの増大が図られていた。Nord Stage(初代)は128MB、Nord Stage EXは256MB、Nord Stage 2は500MB、Nord Stage 2 EXは1GB、Nord Stage 3は2GBであった。Nord Stage 4は2GBで3と変わらず。増量を果たすことはできなかった。

シンセ音色用のメモリー(Nord Sample Library用のメモリー)は、Nord Stage 2と同EXが380MB、Nord Stage 3が480MB、Nord Stage 4が1GBである。こちらはNord Stage 4で倍増した。

Nord Stageの旧製品のユーザーが一番欲しているのは、ピアノ音色用メモリーの増大であると思う。Nord Piano Libraryのピアノは大変に魅力的なので、ユーザーは、最大容量のXL(Extra Large)で全音色をスタンバイさせたいと思うだろう。パチパチとボタンを押して好きなものを選べれば、それに優ることはないのだ。

でも、Nord Stage 4はこれまでと変わらず2GBなのね、というのが、がっかりなポイントだ。

パソコンの場合、32ビットCPUで扱えるメモリー空間は最大4GBで、それを超える物理メモリーを活用するために、64ビット化が進められた。シンセサイザーのCPUは今でも32ビットであろう。そのため、4GB程度が限界となっていることは理解できる。

他社を見ると、コルグのKRONOSは物理メモリー約3GBに加えて仮想記憶機構を使うことで、音色メモリーの容量を増やしている。ヤマハのMONTAGEは、カスタムLSIを使って外部フラッシュメモリーへのアクセス速度を上げることで音色メモリーを増やしている。プリセット5GB相当(16ビットリニア換算)、ユーザー1.75GBと公表している。

ということで、Nord Stage 4は、音色メモリーを2GB+1GBまで増やしたけれども、それは、ユーザーの願望にこたえるものとは言い難い、と私は思う。

Nord Stage 4で、いいな、と思える点もある。鍵盤をトリプルセンサー(3センサー)にしたことは、もしかしたらいいかもしれない。レイヤー間の音量バランスを取りやすくしたことも、まあ、悪くはないと思う。オルガンにベースモードを追加したのも良い工夫だ(C1を持っているが、ベースの音がとてもよかった)。ドローバーとLEDバーを並列配置したことも、悪くない工夫だ。Nord Triple Padal 2とNord Single Pedal 2も、これまでより安価になるなら歓迎だ。

一方で、これは改悪では?と思うこともある。

シンセセクションにつまみが少ない。例えば、Nord Stage 3では「MOD ENV」「AMP ENV」のアタック、ディケイ、リリースつまみがあるのだが、これが消滅している。Nord Stageらしくないと思う。

73鍵という設定も今ひとつである。76より73の方が良いという人がいるのだろうか?

クラビア、元気ないよなー。

H2

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

Abelton Access Music Acon Digital Adam Szabo Akai AKG Alesis Analog Mania Aphex Apisonic Labs Apple Applied Acoustics Systems AQ Interactive Archiss Art Art Nouveau Arturia ASUSTeK Computer Audio-Technica Audiothingies audiowerkstatt Auratone Avantone Pro BandLab Bastl Instruments Behringer BenQ Bleass Buffalo Cakewalk Canare Casio CFA-Sound Cherry Audio Classic Pro Clavia Nord Daichi Laboratory Daiso Dave Smith Instruments/Sequential dbx Dell Dexed Dexibell DirtBoxSynth DISTRHO Doepfer Dreadbox Dreamhound Studios Dynaudio E-mu East West Ego Systems Elecom Elektron Ensoniq Epson Erica Synths EVE Audio Eventide Excel Sound Fazioli Fender Ferrofish Fostex Fujitsu Full Bucket Music Gakken Garritan Genelec GoTek Green House Guyatone Hammond/Suzuki HammondEggsMusic Hermann Seib Hikari Instruments Honda Hosa Technology HxC2001 IK Multimedia InterM iodata iZotope K&M K-Sounds Kawai Keith McMillen Instruments Kenton Kikutani Klevgrand Korg KTM Kurzweil Lexicon Logicool Logitec Lucid Luxman Mackie Mark Of The Unicorn MASS-Kobo monome Moog Morson Japan Motul Mutable Instruments Newfangled Audio Novation Oberheim/Marion Systems Onkyo OnStageStands Open MIDI Project Panasonic Peavey PFU Pharmasonic Philips Pioneer Plogue Ploytec Plugin Boutique Polyphone Premier Sound Factory ProCable Prosonus Radikal Technologies Realtek Semiconductor Reason Studio Red Sound Reon rgcAudio RME Audio Roger Linn Design Roland/BOSS Roll-log Sounds Rybo SanDisk Sanwa Supply Sonic Foundry Sonicware Sony Sound Quest SoundCloud Soundsphere Staedtler Steinberg Stone Voices Strymon Studio Electronics Studiologic SubtleSoft Surge Suzuki Synthogy Synthrotek tc electronic Teac/TASCAM Tiptop Audio TK Audio TL Audio Topten Software TP-Link ULTIMATE Urei UVI VCV Rack Viborg Audio Vocaloid Voce Volcano Mobile VoltKitchen Group Waldorf Yamaha YEData Zoom お知らせ アメリカン電機 エフェクター オーディオ サンプリングCD スター電器製造 パソコン・インターネット ピアノ 嘘なし減量法 日記・コラム・つぶやき 書籍・雑誌 機材その他

「シンセな日々」検索








ウェブページ