KORG KRONOSで「なぜ空は青いの?」
コルグKRONOS(2011)にUSB接続のDVDドライブを接続した。バッファローの「DVSM-PN58U2V-BK」という品である。ACアダプターは他社のものを適当に接続して動かしている。
アカイのCD-ROMを読んでみるか、とケースから出そうとして中身がない、ということがあり、どこかの機械に入っているはずだと探し、4番目に探したところにあった。押し入れの中のCD-ROMドライブとかTRITON STUDIOとか、出してきて電源を接続してみないとわからないものが多く、時間を無駄にした。
今日読んだCD-ROMは下の写真の「Steinway Grand Piano」である。
プロサンプルズシリーズは、昔販売されていたCD-ROMを、AIFF、AKAI、EXS24、HALION、WAV対応に焼き直したものだが、ダイジェストになっていたりして、以前販売されていたものと全く同じではない。
「Vol. 18 Steinway Grand Piano from Ultimate Piano」は、Ultimate Pianoからスタインウェイを抜き出したもので、32MB、64MB、128MB、256MBの4種類がある。容量が大きいものでも、ベロシティによるスイッチはされていない。
アカイのサンプラーは、S5000/6000でメモリーが最大256MBになったが、それ以前は最大32MBであった。昨日紹介した64MB版は、サンプラーを2台使うことを想定していた。昔は、複数台のアカイのサンプラーを並べて使う人も少なくなかったらしい。そりゃ、アカイがもうかるわけだ。もっとも、その後複数台を使う必要がなくなり、がくっと売上が落ちたわけだが。
Ultimate Pianoは、AKAI版、E-mu版、そして上の写真のプロサンプルズ18を持っている。AKAI版は64MBまで(ペダルトーンを読み込めば96MB)。E-mu版は128MBまで。そしてプロサンプルズ版は2002年と新しいだけあって、最大256MBである。
S6000で256MB版を読み込んだこともあったが、ハードディスクに保存しても、それでも読み込みに相当な時間がかかる。その時間を使ってまで使いたいものだろうか、ということで、実用にはしていなかった。
KRONOSなら、起動時に256MB版を自動ロードして使うこともできるのではないか、と考えた。マルチサンプルを自分で作る必要があって少しびびったが、1鍵盤ごとにサンプルがきれいに並んでいて、思ったよりは短時間の作業で済んだ。
ではその音を。
Why Sky Is Blue?
「Steinway Grand Piano」256MB版をKORG KRONOSで鳴らしたもの。内部でも外部でも残響系のエフェクトはかけていない。音があまり回っていないし揺れてもいないが、それは後で付加できる。シンプルな、ストレートな音が好ましい。この演奏は、KRONOSのシーケンサーにメトロノームなしで手弾きして無修正。ただ、何回か失敗した。
この曲は、私が書いた2番目のピアノ曲である。1番目はシーケンサーで打ち込んで作り、自分では弾けるかどうか試したことがない。いつかやりたいとは思っているが、譜面もないんだよな。
2番目の曲である「Why Sky Is Blue?」は、自分が弾けるように、とにかく簡単なものを作ろうとした。譜面が見つかったので公表する。
書いたのは1998年3月であるらしい。それから20年余を経過しているが、やってることは変わっていない。進歩がないと嘆くべきか、根性があると褒めるべきか。
H2