Akai S6000でEnsoniqのCD-ROMを使う
エンソニックのCD-ROMは3枚持っているのだが、エンソニックのサンプラーは持っていない。E-muのE5000 UltraでエンソニックのCD-ROMを読むというのは以前の記事でいくつか書いた(E-MU E5000 UltraでEnsoniq CDR-3を試す(ピアノなど12音色))。今セッティングしているコルグM3でできるかなぁ、とやってみた。
Windowsパソコンで動くソフトウエア「Awave Studio」はエンソニックのCD-ROMを読める。下の画面は「ORCH STRNGS 1」を選択した様子で、下の「Read!」ボタンを押すと読み込んでくれる。
5つのサンプルで構成されていることがわかる。名前がちゃんと付けられていないのが、手抜きを感じさせる。
この画面で注目してほしいのは、サンプリング周波数が39063Hzであることだ。おそらくこれが原因であると思うのだが、コルグM3ではループが壊れ、ブツブツ言って使えそうにない感じであった。自分でループを設定する根性はない。
アカイS5000/6000フォーマットで書き出して、S6000で試してみた。
S6000の場合は、一番上の写真にもあるように、39063Hzをそのまま扱えているようだ。ループも、完璧であるとは言わないが、使えないほど壊れはしなかった。プログラムを少しいじったのが下の音である。
Ensoniq CDR-1 ORCH STRNGS 1 in Akai S6000
Ensoniq CDR-1「EPS Library Archive」に収録されている「ORCH STRNGS 1」を、Awave Studioでakpフォーマットに変換し、S6000で読み込んで、プログラムに手を加えて鳴らした。アタックを遅く、リリースを長く、カットオフを少し絞った。ノンエフェクト。ビブラート関連の設定も一応したが、あまりうまくかからないので録音では使っていない。
エンソニックのシンセが欲しいなぁ、と思うこともあるのだが、サンプルを持ってくるだけで、少しはその雰囲気が味わえるかも。
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