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カテゴリー「Ensoniq」の18件の記事

2022/08/08

Sonicware LIVEN XFMなどで「LIVEN XFMがやってきた」

20220808b_livenxfmcomes

LIVEN XFMのエレピとEnsoniq TS-12のドラムスで1曲。

LIVEN XFM Comes!

夕食後にLIVEN XFMを弾いて1曲。本体の鍵盤で一定のベロシティで弾いた方が良いような気がして、TS-12でベロシティを一定にして弾いた。TS-12にはそういう機能があるんだよね。大したもんだ。カットオフのコントロールチェンジは後で追加した。ドラムスはTS-12の「STRAIGHT-GM」のエフェクトを切ったもの。打ち込んだ後でRoland MX-1のディレイを8分音符でかけた。全体にEventide Eclipseの「Reverb 8」を薄くかけた。

Cakewalkで作った簡易な譜面を下に示す。左手は「ド」だけです。

ダウンロード - 20220808a_livenxfmcomes.pdf

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2022/06/28

Roland TB-3とEnsoniq TS-12で「定期考査」

20220628b_rolandtb3_ensoniqts12

机左側のセットでは、ローランドW-30をしまったので、TS-12の上の段にスペースができた。そこに何を出そうか考えていたのだが、何となく、TB-3を出してきた。

Regular Exams

TB-3のサウンド「b02」はエフェクトが深くかかっている。1993年にローランドSC-33でDTMをやっていたころ、ベースはリバーブをかけてはいけないな、と思っていた。その固定観念を払拭すべく、エフェクトたっぷりのTB-3の音をTS-12で弾いて(MIDIチャンネルは2)、そのデータをCakewalkに録音した。ベースだけではさびしいため、TS-12の「R3-8 ZEP-KIT」で伴奏を付けた。TS-12にはMX-1でディレイをかけ、さらにトータルでEventide Eclipseの「Chorustaps」を少しかけた。大音響で踊っていただけると嬉しい。

このところ、曲を作る気力がなかった。子供の勉強を見ていて、時間も元気もない。もうすぐ期末テスト。

H2

2022/06/16

Roland S-760のFDからパソコンへ音を移す

20220616a_awavestudioreadrolandfloppy

昨日の記事で、Roland W-30のHDDに相当するMOから、Roland S-760に音を読み込んで、フロッピー・ディスク(FD)に保存した。今朝起きて、そのFDの中身をパソコンで読めるのではないかと思い、やってみた。Awave Studio v10.4で、上図のように読み込めた。

インストゥルメントをEFEファイルに保存し、それをimgファイルに変換して、USBメモリーにコピーし、Ensoniq TS-12で読み込んだところ、音が出た。ディレイをかけてSAMPLE-EDITファイルに保存した。その後の音色選択画面が下の写真だ。

20220616b_ensoniqts12soundsdisplay

音はこんな感じ。

Ensoniq TS-12 "P15PPG-VX"

ループ崩れのプチプチ音が混じる。元音からずれるとそれがさらに目立つ。でも、昔の雰囲気は味わえる。

これまでの実験で、W-30で読み込める音(S-50/S-550/W-30など向け)は、S-760へ移すことができ、パソコンへ移せる可能性があることがわかった。面白いが、手間と時間はかかる。

昔の音に惹かれることがあるのは、なぜでしょうね。

H2

2022/06/09

Ensoniq TS-12の日本語マニュアル到着

20220609c_ensoniqts12japanesemanual

先日購入したエンソニックTS-12の日本語マニュアルが届いた。前オーナーさんが、出てきたからと送ってくださった。大感謝である。

古いシンセを買う場合、買う前にマニュアルのPDFをインターネットで探すようにしている。それを読んで、買うかどうかを考えるわけだ。日本メーカーのものは日本語マニュアルをダウンロードできることが多いが、海外メーカーのものは、英文マニュアルしか入手できないことも多い。シンセのマニュアルであれば、英語だからといって全く読めないわけではないが、ざっと通読するには日本語の方がはるかに楽だ。

今回入手した日本語マニュアルはVersion 2.0のものである。インターネットで入手した英語版はVersion 3.0だった。その違いがわかるという意味で、貴重な資料とも言えそうだ。通読して、どこに何が書いてあるかを頭に入れたいと思っている。

TS-12が壊れなければ、だれかに譲る日も来るかもしれない。その時、次のオーナーに日本語マニュアルを渡せたら嬉しい。

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2022/06/04

Ensoniq TS-12で自分の音を作る(m4aファイル5点、Syxファイル6点)

20220604a_ensoniqts12myfirstprograms

エンソニックTS-12で自分の音をいくつか作った。イニシャル音色の作り方がわからなかったので、プリセットバンク2(2~4)の最後にある「REMEMBER-ME」をベースにした。ボイスが1個しか使われておらず、比較的単純だと思ったからだ。

簡単な音色を作ることで、操作に慣れようという狙いだ。最初は戸惑うことが多いが、慣れるにしたがって、それなりに作りやすいかもと思うようになった。

Saw1

「SAW-WAVE1」を一つ出し、エンベロープ、フィルター、リバーブを調整したもの。リバーブは「27 HALL REVERB 1」。演奏時にエクスプレッションペダルで音量を調整しようとして失敗した。

Square1

波形を「SQUARE-WV」にし、モノ(MINIMODE)にした。いわゆる「シングルトリガー」にするにはこれを選択するとよいようだ。ポルタメント(グライド)タイムは「1」で最小だが、それでもはっきりポルタメントがかかっているとわかる。フィンガードポルタメントになっている。エフェクトは「41 STEREO DELAY + DELAY」で、FX1のミックスが10、FX2のミックスはゼロ。ディレイ1のREGEN(たぶんフィードバック)は「15」、TIME LとTIME Rはどちらも「0250」にして、モノディレイとした。この録音ではモジュレーションホイールでビブラートをかけた。

SawDetuneSt

 「SAW-WAVE1」を2個用意し、デチューンをマイナス3とプラス3に振った。パンは左右に最大に振った。ビブラートは片方だけにかけ、それをモジュレーションホイールでかけると気持ちがよいのだが、今回はアフタータッチでかけたため、今一つである。TS-12のアフタータッチは、私にはとっては使いにくい。

SawBrass

 「SAW-WAVE1」を1個出して作ったブラス。フィルター1を3ポールローパス、フィルター2を1ポールローパスにして合わせて4ポールローパスとした。エンベロープ2でフィルターのカットオフを揺らしたが、効きはかんばしくない。こういう時は、レゾナンスがあったらよかったのにね、と思う。

GndPiano

「GND-PIANO」という波形を1個出したもの。エンベロープでディケイを作る必要があり、それが難しい。M1ピアノを思い出させる、90年代っぽいピアノだ。1994年発売の製品としては、かなりの出来であると思う。今回のプログラムはシンプルなものだが、プリセットにはもっとうまく仕上げられたピアノが複数ある。

以上5音色と、音が出ないようにした「NoSound」のシステムエクスクルーシブを下に示す。

ダウンロード - 20220604a_ensoniqts12myprograms.zip

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2022/06/03

Ensoniq TS-12:外部サンプル再生設定を保存する方法があった

昨日の記事で、「以上のような経緯で、AKAI CD-ROMの音をTS-12で鳴らすことができることはわかった。ただ問題なのは、TS-12で施した調整を保存する術がないことだ」と書いたが、TS-12のマニュアルを読み返し、「SAMPLE-EDITS」というファイルで調整を保存できることがわかった。手順が面倒である。

(1)波形ディスクから外部サンプルを読み込む。

(2)通常ディスクに差し替える。

(3)通常ディスクにSAMPLE-EDITSファイルを保存する。

20220603a_ensoniqts12savesampleedits

これで保存はできた。次は読み込みである。

(1)通常ディスクからSAMPLE-EDITSファイルを読み込む。

20220603b_ensoniqts12loadsampleedits

(2)「INSERT SAMPLED-SOUND DISK ~ AND LOAD FILE ~」という表示が出るので、波形ディスクに差し替えて、OKボタンを押す。

(3)「USE BANK BUTTONS TO SELECT LOCATION」という表示が出るので、ロード先のバンクボタンを押す。

これで、Soundsボタンを押してモードを切り替えて、先ほど指定したバンクボタンを選び、音色名の下のボタンを押せば、弾けるはずである。

波形ディスクは一切書き込みはできないので、通常ディスクに情報を保存する、ということであろう。

では、AKAIのS1100 CD-ROMから読み込んだ「BRIGHT STR 1」をもう一度。

Ensoniq TS-12 "BRIGHTSTR1B"

TS-12の側で、フィルター1のカットオフを94に絞り、エンベロープ3でアタックとリリースを長くして、「27 HALL REVERB 1」をかけた。モジュレーションホイールとアフタータッチ(プレッシャー)でわずかにビブラートがかかるようにした。パソコンに取り込んでから、低域をカット気味にして音量上げをした。

これで、波形ディスク(多分1600KB)に収まる大きさのインストゥルメントであれば、TS-12に持っていって鳴らし、調整した結果を保存できることがわかった。マルチティンバーにできるかどうかはわからないが、そこまで追求しなくてもよいだろう。

EnsoniqのCD-ROMに入っているデータは、他社のサンプラーで鳴らした場合、「これが制作者の意図した音なのだろうか?」と悩みつつオーディションする必要があった。元に近い音で聞けるという意味で、TS-12は大切な存在だ。

ただ、Outputボタンを押すとハングアップするという挙動は相変わらずだ。

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2022/06/02

Ensoniq TS-12でAkai CDを鳴らす

朝からまたエンソニックTS-12をいじっている。

最初にやろうと思ったのは、音色保存用のIMGファイル作成だ。Windows XP機のOmniFlopで、TS-12でフォーマットしてプログラムを1個だけ保存したフロッピー・ディスク(FD)を読み込んでIMGファイルを作った。

20220602a_omniflopreaddisk

IMGファイルをTS-12のGoTekドライブに入れ、そこから音色を読み込めることを確かめた。フォーマットもできた。そのIMGファイルをコピーして5個ファイルを作り、WORKディレクトリに入れておいた。ただ、ここに自分で作った音色を保存するかというと、しないかもしれない。SYSXでパソコンに転送した方が管理がしやすい気がするからだ。

続いて、手持ちのTSDファイルをIMGファイル化したものをTS-12で読み込み、プログラム、プリセット、シーケンスのSYSXをパソコンに送信して保存した。SYSXを送って中身を書き換える方が楽ではないかと思うからだ。プログラムやシーケンスを時々聞きながら作業をしたが、けっこう良い音のように思った。

次に、手持ちのEFEファイルをIMGファイル化してUSBメモリーに入れ、TS-12で読み込んでみた。全部試したみたわけではないが、まあまあ読めそうである。GHKファイルをIMGファイル化したものはロードできなかった。

さらに、Awave StudioでAKAI CDを読み込んでみた。

20220602b_awavestudiofoundakaicd

読み込んだインストゥルメントの例が下の画面だ。

20220602c_awavestudioloadedakaiinstrumen

インストゥルメントを右クリックして保存する際にEFEを選べる。そのEFEファイルをIMGファイル化してUSBメモリーに入れ、TS-12で読み込んでみた。

20220602d_ensoniqts12loadsbrightstr

これで一応鳴る。

BRIGHT STR1(TS-12)

「AKAI S1100 CD ROM」(その画像がある記事はこちら)の最初にある「SH1101 Synth Strings」に含まれるインストゥルメント。AKAI上でなされていた音色の調整が消滅し、サンプルがもろに鳴っている状態である。これはこれでいにしえのストリングスマシンみたいで面白いが、使いやすいとは言えそうにない。

BRIGHT STR1 with some edit(TS-12)

Envelope 3をいじってアタックを遅くし(うまくできていないけれど)、フィルター1を絞って丸くし、「27 HALL REVERB 1」をかけた。

以上のような経緯で、AKAI CD-ROMの音をTS-12で鳴らすことができることはわかった。ただ問題なのは、TS-12で施した調整を保存する術がないことだ。サンプルを読み込んでその場でエディットして使うしかない。おまけに、その状況で「Output」ボタンを押すとハングして再起動に追い込まれる。

EnsoniqのCD-ROMを少し持っているのでその音を鳴らすのにTS-12を使おうかと思ったが、良質なものの多くはTS-12の6MBのROMに移植されているような気もする。また、調整したものを保存できないのは辛い。どうしたものか。

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(2022/06/03追記)

調整した結果を保存する方法があった。次の記事を参照していただきたい。

2022/06/01

GoTek USB Floppy EmulatorをEnsoniq TS-12に装着

20220601a_gotekusbfloppyemulator

GoTekのUSB Floppy Emulatorを購入した。売主がロータリーエンコーダー、ディスプレイを装着し、FlashFloppyの3.31を入れてくれたもので、価格は7800円(送料込み)。

到着するまでの間にUSBメモリーを用意した。FF.CFGには

host = ensoniq
interface = ibmpc-hdout

と記述。インターネットで入手したTSDファイル9点をimgファイルに変換して入れておいた。

Ensoniq TS-12に内蔵した様子が下の写真だ。

20220601b_gotekusbfloppyemulatorinensoni

TS-12は奥まったところにFDDのベイがあるのでつまみが回しにくいが、回せないということはない。ファイルのロードをしてみたが、今のところ、うまくできているように思う。

TSD-1000のプログラム、プリセット、シーケンスを読み込み、デモソングを再生してみた。最初にある「$SONG-00」は中身がないようで、その次にあったのが「BASSMAN」だ。

"BASSMAN" from Ensoniq TSD-1000 "Timbral Magic"

TSD-1000は「Timbral Magic」と呼ばれるFDであったようだ。デモ曲は12曲あり、その最初にあったのがこれだ。どの曲も短いが、音の生き生きとしていて感心した。ただ、低域が多過ぎると感じたので、今回のm4aファイルでは、低域をかなりカットしてからレベル上げをした。

TS-12は音の鮮度が良いように感じる。音が良くなるようにがんばって作ったのだろう。基板を見ると、電子部品の導電線が基板の表から裏に貫通する「スルーホール」になっている。下の写真はアナログボードだが、メインボードもスルーホールだ。

20220601c_ensoniqtsanalogboard

TS-10は1993年発売、TS-12は1994年発売。TS-12に入っていたFDDは表面実装基板であったから、コンピューター業界では表面実装が一般的になっていたのだろうが、シンセサイザー業界では、まだスルーホールが一般的だったろう。

米Studio ElectronicsはBoomstarを作るにあたり、「スルーホールの方が音がいい」と主張していた。TS-12の音を好ましいものに感じる理由の一つは、スルーホール実装であることかもしれない。

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2022/05/31

Roland S-760とEnsoniq TS-12のためにOmniFlopを使う

20220531a_rolands760version2_24

今日は朝から、ローランドS-760とエンソニックTS-12に取り組んでいた。活躍したのがOmniFlopである。

S-760は前オーナーがバージョン2.23のフロッピー・ディスク(FD)を付けてくれたのでとりあえずそれで使っていたのだが、最終バージョンと呼ばれるものは2.24で、それを使ってみたいと思っていた。インターネットに「S760224.OUT」というFDイメージがあり、これを「SDISKW.EXE」というプログラムでFDに転送できる、のだと思っていた。

ところがうまくいかない。SDISKWは「2DDを入れろ」と言ってくるし、2DDを入れれば「このファイルは大きくて入らない」と言ってくる。どうしろというのだ!と困った。

結局、OmniFlopをインストールし、Roland S形式でFDをフォーマットし、そこにS760224.OUTを転送した。そのFDでS-760を起動できた。MOをフォーマットして転送し、それで起動できるところまで確認した。よかった。ほっとした。

TS-12は、昨日、FDを入れてフォーマットを試み、失敗した。フォーマットができないということは、フロッピー・ディスク・ドライブ(FDD)が故障しているのか?と思い、手持ちのFDDの中で動くものを見付け出して換装しようか、まで考えた。

ところが、OmniFlopのフォーマットのメニューには「TS-12」があった。

20220531b_omniflopformatensoniqts12_1540

新品(アンフォーマテッド)のFDを入れてフォーマットした。

20220531c_omniflopformattingts12_1540kb

そのFDをTS-12に入れて読み書きできるか試したがダメ。でも、TS-12でフォーマットできるか試したら成功し、データ(プログラム1点)を保存できた。また、TSD-200.zipに入っていたTsd-200.edtというファイルをFD化し、そこからプログラム(サウンド)とプリセットを読み込むことができた。

20220531d_ensoniqts12loadsuserbnksv2

「USERBNKS-V2」というファイル名になっているので、より新しいファクトリー音色集であろう。

その最初のプログラム(サウンド)を弾いて録音した。

USERBNKS-V2 "GENESIS"

その後の音もいくつか試してみて思うのだが、TSシリーズの音はなかなか独特で、際立った良さを持つと褒めてもよいかもしれない。リバーブだらけ、になっていない。はっきりしていて生々しく、それでいてどことなくあたたかさがある。

USERBNKS-V2のプログラム(サウンド)とプリセットは、パソコンに転送してSYXファイルに保管した。

ダウンロード - 20220531a_ensoniqtsd200program_preset.zip

この後、PCMサンプルを含むFDを作って読み込ませることもした。3つある音色のうち最後の一つが読み込めなかったりしたので、作り方に問題があるのかもしれない。FDから読み込んだ波形を他のFDに保存しようとしたら、それはダメ、と拒否された。

ヤマハEX5はサンプラーとしても使えるのだけれど、TS-12はそれほどのものではないようだ。SYXでパッチを送り込んで使うのがよいのかもしれない。

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2022/05/30

Ensoniq TS-12を購入

20220530a_ensoniqts12

エンソニックのTS-12を購入した。3万9000円。

エンソニックは1990年代に多くの製品を出したメーカーであるのだが、我が家にあるのはSQ-Rだけであった。この会社は音源モジュールというものをあまりリリースしなかった。鍵盤付きの製品が多いのである。そのため買いにくかった。それでも、TSシリーズは、一度は弾いてみたいものだとは思っていた。

TS-10はポリフォニック・アフタータッチ付きの61鍵盤で重量は16.78kg。TS-12はチャンネル・アフタータッチ付きの76鍵盤で重量は24.9kgだ。ポリフォニック・アフタータッチの鍵盤はこれまで経験したことがないのでTS-10がいいなぁ、と思っていたが、手ごろな価格のものが目の前に現れることがない。TS-12が目の前に現れて、チャンネル・アフタータッチの方が動作が確実かなぁ、オクターブ上下ボタンがないから76鍵盤の方がいいかも、上面の左右に物を置けるかも、などと理由を付けて、結局買ってしまった。

買ってから、24.9kgという重量が心配になった。手持ちの電子鍵盤楽器の中では、カワイMP9500(32kg)に次ぐ重量である。ヤマハEX5(20kg)、Nord Stage EX 76(16.5kg)、コルグT2(15.5kg)、Nord Stage 3 76(12.5kg)より大変に重い。ちなみに、MP9500は一人では動かせない。TS-12を扱えるんだろうか、と心配になった。

今回のブツはフライトケースに入っており、この状態だと30kgを超えていそうである。一人で運ぶのはかなりきつい。2階に運ぶ際は、中身だけ出して妻と2人がかりで運んだ。

とりあえず電源を入れて、音が出ることを確かめてほっとしたが、中でカラカラ音がすることと、ピッチベンドホイールが右に傾いていることが気になり、ふたを開けることにした。床にマットレスを敷き、一人でなんとか開け閉めができた。

裏面がぱかっと外れるようになっているが、底面と背面のねじを盛大に外さなければならない。ホイールが付いているコントローラー部を外すには、FDDのネジを4本抜いて、FDDを引き抜き、その下に現れるネジ2本を外す必要がある。また、コントローラー部は裏面方向には出せないので、上面方向に引き抜く必要がある。

コントローラーは下の写真のようになっている。

20220530b_ensoniqts12controllers

ホイールの固定は1枚板なので、上から力をかければ右斜め下に沈んでしまう。とりあえず、ネジを締め直し、板に手で力を加えて、ある程度まっすぐにした。

下の写真は、FDDだ。ソニー製である。

20220530c_ensoniqts12_sonympf4201

FDDはまだ試していない。無事に動いてくれることを祈る。

メモリーモジュールも見えた。

20220530c_ensoniqts12simms

30ピンSIMMが2枚あるが、容量はまだわからない。

バックアップバッテリーはソケットではなかった。

20220530d_ensoniqts12_battery

いつ切れるのかなぁ。心配だなぁ。

そうそう、中には100円玉とゲーム用のコインが入っていた。

TS-12が大したもんだと思ったのは、蛍光表示管のディスプレイである。

20220530e_ensoniqts12display

1990年代の私は、どうしてこんな情報量の少ない、時代遅れの表示装置を使うのだろうかと思っていた。それはとんでもない間違いであった。老眼になるとこの字の大きさは好ましい。1990年代のシンセの多くはバックライト付き液晶ディスプレイを採用し、その多くは視認性に問題を抱えている。それに比べて、TS-12の蛍光表示管のなんて美しいこと。

音をお一つ。

DIGIWARMTH

TS-12では、「Sounds」が一つの音色で、それを組み合わせたものが「Presets」であるようだ。Presetsの最初にあるU0-0の1が、この「DIGIWARMTH」である。デジタルだけどウォームだよ、という作り手の気持ちを感じる。

ペダル類は、コルグの2極ペダル(型番はDS-1?)でサスティン(cc#64)が制御でき、ローランドEV-5でボリューム(cc#7)を制御できている。マスターキーボードとして使えるかどうか、しばらく試してみたい。

H2

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