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カテゴリー「Fazioli」の2件の記事

2019/05/08

KORG M3-Mで「The Ultimate Piano Collection」を試す

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昨日から、KORG M3-M Expandedで、EAST WESTのAKAI用CD-ROM「The Ultimate Piano Collection」を読んでみている。まずは音をお一つ。

Fazioli F228 64MB (Loud 32MB and Soft 32MB)

Fazioliのラウド32MBとソフト32MBを読み込み、ベロシティで呼び出すサンプルを切り替えている。M3の場合、1プログラムでベロシティスプリットができる。オーバーラップもできるようだが、今回は試していない。M3→Alesis AI-1→dbx QUANTUM→KORG MR-2000Sという接続でデジタル録音している。でも、ディケイ時にノイズが少し混ざる。どこで生じているのだろうか。

あと、録音しようとして、低域があり過ぎるのに驚いた。QUANTUMのイコライザーで、111Hzからのシェルビングで、マイナス11dB削った。ソング作成時には、ペダルのデータをクォンタイズするとめちゃくちゃになってしまうので、クォンタイズなしで録音し、ノートだけにクォンタイズをかけた。

録音してはいないが、FazioliのF228は、ラウドソフトの64MB以外に、ペダル32MBも試した。Bösendorfer 225はラウド32MBのみ。64MBとかペダルとかはない。Steinway Dは64MBとペダル32MB。Steinway Cはラウド32MBとペダル32MB。

M3はAKAIのプログラムをコンバートしてM3のプログラムを作ってくれて便利であるが、それで満足できるというものでもない。フィルターが4ポールに設定されるので2ポールに切り替え、フィルターを絞ってベロシティによる表情が付くようにし、リバーブ(今回はルームを返し30で入れるのを基本とした)をかけ、音量が小さい時はドライブパラメータを加える、といった加工をした。ベロシティでドライブパラメータを増やすのも、効果があるようだ。

M3のピアノに比べて素朴で弾きやすい。難点は、ロードに時間がかかることだ。変換後の64MBの音をUSBメモリーから読み込むのに2分程度かかる感じである。AKAIのCD-ROMから読み込むより、変換後のものをUSBメモリーから読み込む方が時間がかかるような気がする。うーむ。

H2

2017/10/04

ファツィオリ(Fazioli)F278を試弾

ファツィオリジャパンが豊洲センターシビックホールで開催した試弾会に参加してきた。ファツィオリはこれまで触ったことがなく、ファツィオリのサンプルをシンセで弾くたびに、一度は触れてみたいと思ってきた。その機会を与えてくれたファツィオリジャパンの方々に感謝したい。

20171004a_faziolif278

豊洲シビックセンターホールにあるのは、ファツィオリのF278である。一番でかいF308ではないが、まあ、通常の長さのフルコンである。サイドにある「FAZIOLI」ロゴが美しい。豊洲シビックセンターホールはステージ背面がガラス貼りになっており、客席から写真を撮ると逆光になる。上の写真だと、鍵盤上のロゴは光って見えない。ピアノの正面から撮影したのが下の写真だ。

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私の足がロゴ部分に映り込んでしまっている。お許しいただきたい。F278があまりに美しいので、写真をもう1枚。

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ちなみに、この椅子(ピアノベンチ)は、回さずに高さを調整できる優れものである。椅子だったら、頑張れば買えるかな?

シンセやバイクも美しいし、ピアノも美しい。ファツィオリを家に置けたら幸せだろうなあ。

とはいうものの、試弾会に行く前に、自分がファツィオリを買うかどうかを考えた。これは難しい。

第1に高い。ファツィオリは、工房開設が1978年、会社設立と初の製品発表が1981年という新しいピアノメーカーで、中古がほとんど存在しない。また、最高級ピアノメーカーで、グランドピアノしか作っていない。グランドの一番小さいF156のSLP(Suggested List Price)は12万8000ドルで(参考にしたのはこちら)、1ドル110円で計算すると1408万円である。ヤマハやカワイもずいぶん値上げしたけれど、それでも、ファツィオリはその上の価格だと言える。

第2に、ピアノを持っていない状態でピアノを買うのに比べ、ピアノを持っている状態でピアノを買うのは、かなり難しい。グランド1台、アップライト1台がある状況で、これ以上増やすのはしんどい。調律料金だってかかる。それでは今あるピアノを手放すかというと、これも難しい。何しろ、思い出ができてしまっている。私だけではなく、家族がそれぞれに持つ思い出もある。シンセは多くの場合、手放すと「あれはよかったよなー」と思うものである。ピアノも、そう思うに違いない。思い出はいつも美化されるからだ。

こんな風に考えると、ピアノを買い足す、もしくは買い替えるのは、かなり難しいと思う。

買う気がないのに試弾に行くのは申し訳ないのだが、今回は、「試弾会」というイベントだったので、許容してもらえるかなー、と思って行ってきた。

さて、試弾した感想はどうだったか。結論から言うと、ホールの音に影響されて、ピアノを評価できなかった。

普段、カワイRX-A(奥行197cm)は6畳の洋室で弾いているし、スタインウェイのD-274、ベーゼンドルファーの280および290を弾いたのはスタジオだったし、ベヒシュタインD-282を弾いたのは汐留のベヒシュタインサロン(80席)だったんだけど、傾斜のない部屋風のところだし、ということで、今回の豊洲センターシビックホール(300席)は勝手が違い過ぎた。ピアノを弾いても、ピアノの音が客席に吸い込まれて、弾いている人間にはあまり聴こえないのである。

もちろん、いいホールというのはそういうものだ。お客様に音を聴かせるのがホールであるからだ。また、ホールで輝くピアノというのは、お客様にいい音を聴かせることができるピアノだ。ということで、ホールにもピアノにもまったく悪いところはないのだが、私は戸惑ってしまった。

自分が出す音があまり聴こえないので、ついつい叩き過ぎた。ハンディカムで録画していたので、それを後で視聴したところ、音が割れるほどに鳴っている。自分が出していたと思う音と、実際に出ていた音は、かなり違ったのではないかと思う。

タッチに関しては、これまで触ったピアノとは異なる気がした。沈み込みの最初が軽く、それがどこかで重くなる感じ。直線的にすっと落ちるのではなく、カーブがある感じ。

まあありていに言うと、スタインウェイ、ベーゼンドルファー、ベヒシュタインのフルコンなら、状態が悪いものを除けば、どれもすごいですよ。ファツィオリもそのレベル。あとは好みかなあ、と思う。私はヤマハとカワイのフルコンは弾いたことがないけれど、それも、同じようなレベルではないかと想像している。

キラキラしたスタインウェイ、木の音がするベーゼンドルファー、澄んだ音がするベヒシュタイン。ファツィオリはどうだろう、スタインウェイとは別種の輝き、もしくはパワー、かもしれない。

あと、フルコンの長さをさらに伸ばすチャレンジは、私は意味があると思う。290 Imperialは、確かに長さを感じるものだったから。Fazioli F308は、もっとすごいのではないだろうか。

今自宅にあるRX-Aは驚くようなパワーがあり、これを超えるのはフルコンしかないだろうな、と思っている。フルコン、欲しいけど、うーむ。

H2

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